エステの面接でよく聞かれる5つの質問とは?よく見られているポイントも紹介

エステティシャンになる方法として最も一般的なのが、エステサロンへの就職です。そして就職のために、避けては通れないのが「面接」でしょう。

この記事では、エステティシャンの面接でよく聞かれる質問と答える際のポイント、さらに面接官がどのようなポイントをチェックしているのかを紹介します。

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エステティシャンの面接でよく聞かれる質問を紹介

エステティシャンになるという夢を実現させるには、まずは面接をクリアする必要があります。そのためには、どんなことを聞かれるのかなどを想定し、ハキハキと答えられるようにしておくことが大切です。

エステサロンの面接でよく聞かれる質問のポイントと、回答例を紹介しますので、参考にしてください。

1. どうしてうちのサロンを選んだのですか?

数多くあるエステサロンの中で、どうしてこのサロンを選んだのかということは、サロン側が是非知りたいことです。「なんとなく選んだ」「家から近いから」という理由では、サロン側から見て魅力のある人材とはいえません。

このサロンでなければならないと感じた理由や、具体的にどこに魅力を感じたのかを語り、熱意を伝えましょう。

【回答例】
・〇〇という企業理念に惹かれたから
・サロンで取り入れている技術や商材に魅力を感じたから
・実際にサロンを利用した際、技術や接客に感動したから
・自分のスキルを活かせる環境だと感じたから など

とはいえ、具体的にどう言葉にすれば熱意が伝わるのか、悩む方も多いかもしれません。そこで、実際に面接を通過し、現在活躍されている方の「リアルな回答例」を紹介します。

面接で志望動機を聞かれた際の回答について、アニムス・ア・ラ・モード(animus a la mode)の松田楓さんはこのように語っています。

「お客様に密に寄り添う接客業に就きたいこと、それがアニムスを見学した際に叶いそうだと感じたこと。それと入社1年目でも入店からクローズまで自分ひとりで対応できるところが他社にはない魅力だと思うと答えました。」

松田さんのように自分の目指す働き方と志望先の理念や環境が一致していることをアピールすることは、志望動機としてとても説得力があります。

松田さんのインタビューの全文は、下記の記事で読めるので、面接対策の参考にしてみてください。

引用元
ここに入れたら嬉しいな。ワクワクしながら面接を終えました エステティシャン松田楓さん#1

2. エステティシャンになろうとしたのはなぜですか?

エステ業界以外からの転職や新卒での面接で、聞かれることが多い内容です。エステティシャンの仕事に対するイメージの解像度や、エステに対する想いなどを知ることが目的と考えられます。

エステティシャンになりたいと思ったきっかけや情熱を伝えることが大切です。

【回答例】
・自身がサロンに通い、肌や心の悩みが解消された経験があるから
・お客様に寄り添い、キレイになるお手伝いができることにやりがいを感じるから  など

「なぜ他の美容関係の職業ではなく、エステティシャンなのか」が明確に伝えられるように準備しておきましょう。

3. 将来はどんなエステティシャンになりたいですか?

エステティシャンとして目指す夢や目標のことだけでなく、そのサロンに入ったあとにどういう風に働きたいかといった、具体的なことを聞き出すのが目的です。

「とくにありません」と答えてしまうと、成長意欲がないと見なされてしまうかもしれません。 「どういう風に働きたいか」「どう貢献したいか」という入社後の具体的な目標を伝えることで、面接官もその人材をどう活かすのかというイメージがしやすいでしょう。

【回答例】
・お客様と継続した信頼関係を築けるエステティシャンになりたい
・店長やマネージャーとして、サロンの運営に貢献できるようになりたい
・講師やトレーナーとして、エステティシャンを育てる側になりたい など

目標を伝える際は、「そのために、まずは御社で〇〇の技術を学びたいです」など、そのサロンでどう成長したいかもあわせて伝えると、さらに熱意と具体性が伝わるでしょう。

4.美容や化粧品のこだわりはありますか?

美容に興味がないエステティシャンが、お客様を美しくすることに情熱を注ぐことはできないため、美容への感心の高さをはかるのが目的の質問です。

また、エステサロンでは自社製品の化粧品を販売していることも多いため、化粧品を選ぶ基準やどれくらいの知識をもっているかを知っておきたい、という意図も含まれています。

【回答例】
・スキンケアだけでなく、食事や睡眠といった「内側からのケア」も心がけている
・自分に合ったケア方法やルーティンをみつけ、毎日続けている
・化粧品を選ぶ際の自分なりの基準を持っている
・美容に関する情報を積極的に収集し、試すことを楽しんでいる など

応募先のサロンで扱う商品を試した具体的な経験や、自身のこだわりと一致する部分があれば関連付けて伝えましょう。「企業研究の深さ」と同時に、「商材の知識習得やお客様への提案に意欲的に取り組んでくれそう」というイメージにつながります。

5. 前の職業を辞めた理由はなんですか?|転職の場合

前職を辞めた理由は、転職活動において必ず聞かれる質問と言って差し支えないでしょう。 採用側は退職理由を聞くことで、「同じ理由でまた辞めてしまわないか」「不満を他人のせいにしないか」など、定着性やストレスへの向き合い方を知りたいと考えています。

たとえ事実であっても、前の職場への不満をそのまま口にすることは控え、前向きな言葉に変換して伝えましょう。

【同じ業界で転職する際の回答例】
・エステティシャンとしてスキルアップしたい
・施術以外のサロン運営の部分にも携わりたい など

【ほかの業界から転職する際の回答例】
・前職で培ったスキル(コミュニケーションスキルなど)をより活かせる環境だと思ったから
・以前から関心のあった「美容」の分野で働くことを諦められなかったから など

辞めた理由と志望動機がリンクしていると、説得力が増します。たとえば、退職理由が「スキルアップしたい」だった場合、「だから、新しい技術を積極的に取り入れている御社に魅力を感じました」という志望動機だと一貫性があります。

面接で聞かれる一般的な質問

ここまでは、エステティシャンとして聞かれることが多い内容を紹介しました。次に、エステサロン以外の面接でも質問されることが多い、一般的な質問の内容と回答のポイントを紹介します。

性格や人柄についての質問

性格や人柄を本人の口から聞くのは、自己認知力をはかる目的や自覚している強みなどを知るためです。よく聞かれる性格や人柄についての質問には、以下のようなものがあります。

・自分を一言で表すと、どんな性格ですか?
・周りからどんな人だと言われることが多いですか?
・あなたの長所と短所を教えてください
・あなたの強みはなんだと思いますか?
・あなたの弱みはどんなところだと思いますか?

過度に自己アピールをする必要はありませんが、ネガティブな内容ばかりにならないよう気をつける必要があります。面接を受ける前に、一度自分自身の性格を客観的に見つめなおして自己分析したり、家族や友達に自分の特徴や印象を聞いたりしておくといいでしょう。

これまでの経験についての質問

面接でこれまでの経験について聞く理由は、何かをやり遂げた経験をもっているか、困難に立ち向かえる人物か、自身の経験を人に伝える能力があるかなどを知るためです。質問の例としては、以下のようなものがあります。

・学生時代に何か頑張ったことを教えてください
・アルバイトではどんな経験をしましたか?
・困ったときや失敗したときは、どう対処しますか?
・成功体験があれば教えてください
・人生で失敗したと思うエピソードがあれば教えてください

ストレス耐性や困難に対処する適応力、諦めずにやり遂げる能力があるかを見られます。結果だけでなく、取り組んだ課程や意欲をアピールすることが大切です。問題解決にどう取り組んだかや周りと協力して困難を乗り越えたエピソードなどを伝えましょう。

企業や仕事についての質問

企業理念や実績など、企業に対する解像度を知ることで、企業に対する関心度の高さを知ることができます。また、入社後の具体的な働き方やビジョンを聞くことで、ミスマッチを防ぎ、入社後の活躍への意欲などをはかることが目的です。

・当社の強みはなんだと思いますか?
・入社してから実現したいことを教えてください
・仕事のやりがいはなんですか?
・入社してから10年後、どうなっていると思いますか?
・キャリアプランを教えてください

企業情報をホームページなどで流し見するだけでは、表面的なことしかわからないかもしれません。面接で突っ込まれたときに、浅い知識しかない場合、企業に対する感心が薄いと判断されることもありえます。企業研究をしっかりしておくことで、意欲や熱意を伝えることができるでしょう。

また、入社してからのビジョンやキャリアプランについてもしっかり考えておくのがおすすめです。

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面接の時に見られているポイントとは?

面接ではさまざまな質問をされますが、もちろんそれぞれに意味があります。サロン側が求める人材かどうかを見極め、長く働いてくれる人か働く意欲は充分にあるか、最低限の常識が身についているかなどが見られているポイントです。

サロンがどんなところを見ているのかを確認しておきましょう。

関連記事
エステティシャンの面接で落ちる人の特徴とは?面接に受かるポイントや当日の流れ・よくある質問をまとめて解説

サロンのコンセプトや雰囲気に合うかどうか

サロンがまずチェックしているポイントのひとつは、サロンに合う人材かどうかです。サロンのコンセプトや雰囲気に合っているか、職場で他のスタッフと良好な関係を築くことができるか、サロンの一員として違和感なく業務をこなせるかなどが見られています。

サロンに応募する前に、自分自身がサロンの雰囲気や求める人物像にマッチするかを調べておくことが大切です。自身とサロンの雰囲気が合いそうだと感じたら、サロンのコンセプトに合った、自分の魅力や強みを精一杯伝えましょう。

自社への関心や入社意欲が高いかどうか

内定を出したあとに辞退されることは、サロン側が避けたいことのひとつです。そのため、入社後に長く働いてくれる人かを見極めたいと思っています。

サロンに対する関心の高さや入社意欲があるかなどを知るために、さまざまな質問をされるはずです。

質問にはできるだけ熱意をもって答え、そのサロンで働きたいと思ったきっかけや入社後の働き方を具体的に話しましょう。さらに、企業理念や経営方針などについて話したり、共感したポイントなどをあげたりすると、より熱意が伝わります。

マナーや身だしなみはきちんとしているかどうか

マナーや身だしなみには、とくに気を配る必要があります。エステティシャンは接客もメインの仕事のひとつなので、清潔感やマナーがしっかりしているかは重要なポイントです。

表情や立ち居振る舞い、言葉遣いや話し方にくわえ、服装やメイク、髪形や手先なども見られていることを意識して、整えておくことが大切。一度、全身を鏡やビデオで確認して、客観的に見てみるといいでしょう。

エステティシャンの面接にふさわしい身だしなみについては、次で詳しく解説します。

エステティシャンの面接にふさわしい身だしなみのポイント

面接での質問に対する準備をしっかりおこなったうえで、エステティシャンとしてふさわしい身だしなみについて知っておきましょう。

エステサロンの面接に着ていく服装や髪形、メイクのポイントを紹介します。

清潔感のある服装

まず、服装はスーツがベターです。とくに指定がない場合は、黒やグレーのリクルートスーツ、ドレスコードがない場合は、ビジネスシーンにふさわしい清潔な服装を心がけます。

私服で、となっていた場合でも、派手な色合いやカジュアルな服装は避け、セットアップやスーツを選びましょう。また、服装と同じくらい重要なのが、清潔感です。服のシワや汚れ、ペットの毛や埃などがついていないかをチェックしておきます。

ストッキングが伝線しているとだらしない印象を与えてしまうので、もしもに備えて予備を持っておくといいかもしれません。

サロンの雰囲気や服装に合わせたメイク

メイクは、サロンの雰囲気や面接の服装に合わせておくと、違和感がありません。派手すぎるポイントメイクや、反対にノーメイクなどは、TPOをわきまえない人という印象を与えてしまうため、注意しましょう。

エステティシャンは、肌の美しさがアピールポイントになるので、肌がきれいに見えるナチュラルメイクを心がけるのがおすすめです。

エステティシャンのメイクについては、以下の記事も参考にしてください。
エステティシャンに求められるメイクとは?基本のベースメイクやサロンに合わせたメイクのポイントを紹介

ヘアスタイルも清潔感や落ち着いた印象を意識しよう

エステティシャンは清潔感が第一なので、サロンで働く際は髪をまとめ、邪魔にならないようにする必要があります。そのため、サロンコンセプトに合わせて、すっきりとした髪形にまとめるのがおすすめです。

髪の色はあまり派手な色は避けた方が無難ですが、必ずしも黒髪でなければならないわけではありません。パサついていたり、髪が伸びて根元だけが黒かったりすると、不潔でだらしない印象を与えてしまいます。ヘアスタイルだけでなく、髪の色やツヤにも気を配りましょう。

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しっかりと面接の対策をしてエステティシャンを目指そう

エステティシャンの面接では、エステティシャンならではの質問だけでなく、一般的な企業での面接で聞かれる質問にも答えられるように準備しておくのがおすすめです。

事前にサロン情報や企業についてしっかりと下調べをし、サロンコンセプトや理念にマッチする自分自身の強みをしっかりとアピールしましょう。

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