エステティシャンの面接でよく聞かれる質問とは?面接のときに見られているポイントや身だしなみについても紹介

エステティシャンになるためには、エステサロンに就職をするのがもっともポピュラーな方法です。就職をするためには、面接を受けて採用される必要があります。

面接と聞くと、それだけで緊張してしまうという方もいるかもしれませんが、しっかりと準備をして対策をすれば、不安になる必要はありません。

そこで、面接でよく聞かれる質問や回答の例文、面接で見られているポイントや身だしなみについても詳しく紹介しますので、エステティシャンの面接の準備に役立ててください。

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エステティシャンの面接でよく聞かれる質問を紹介

エステティシャンになるという夢を実現させるには、まずは面接をクリアする必要があります。そのためには、どんなことを聞かれるのかなどを想定し、ハキハキと答えられるようにしておくことが大切です。

エステサロンの面接でよく聞かれる質問のポイントと、例文を紹介しますので、参考にしてください。

1.どうしてうちのサロンを選んだのですか?

数多くあるエステサロンの中で、どうしてこのサロンを選んだのかということは、サロン側が是非知りたいことです。「なんとなく選んだ」「家から近いから」という理由では、サロン側から見て魅力のある人材とはいえません。

このサロンでなければならないと感じた理由やサロンの魅力を語り、熱意を伝えましょう。

<回答例>
御社の基本理念に掲げられている「美容と健康を通じて社会貢献する」という言葉に強く惹かれたからです。私は、肌の悩みを抱える方が美しくなる手助けをし、ひとりでも多くの方に笑顔になっていただきたいと、エステティシャンを目指しました。

そのため、御社の理念に共感し、同じ目標をもった仲間と一緒に働きたいと思い、こちらのサロンに応募させていただきました。

2.エステティシャンになろうとしたのはなぜですか?

エステ業界以外からの転職や新卒での面接で、聞かれることが多い内容です。エステティシャンの仕事に対するイメージの解像度や、エステに対する想いなどを知ることが目的と考えられます。

エステティシャンになりたいと思ったきっかけや情熱を伝えることが大切です。

<回答例>
私は学生時代から、人を笑顔にできる美容に強い興味をもっていました。そのため、お客様に寄り添い、キレイになるお手伝いができるエステティシャンになることを決め、〇〇専門学校で美容の知識やエステの技術を学びました。

エステティシャンとしての経験はありませんが、専門学校で学んだ知識や技術をいかして、是非こちらのサロンで働きたいと思っています。

御社に入社させていただいた暁には、さらにレベルアップを目指して、知識と技術を学びながら、精一杯勤めさせていただきたいと思います。

3.将来はどんなエステティシャンになりたいですか?

エステティシャンとして目指す夢や目標のことだけでなく、そのサロンに入ったあとにどういう風に働きたいかといった、具体的なことを聞き出すのが目的です。

講師やマネージャーなど、人をまとめたり教えたりする役職に就きたいなどの希望や、トップエステティシャンとして売上を伸ばし、知識や技術に磨きをかけたい、などの入社後の目標を伝えることで、面接官もその人材をどう活かすのかというイメージがしやすいでしょう。

<回答例>
エステティシャンとしての技術を磨き、いずれはエステティシャンを育成する講師になりたいと考えています。御社では、資格取得のサポート体制があると聞いています。資格取得の研修制度を活用して、スキルアップへの努力を続け、高みを目指していきたいと思います。

4.美容や化粧品のこだわりはありますか?

美容に興味がないエステティシャンが、お客様を美しくすることに情熱を注ぐことはできないため、美容への感心の高さをはかるのが目的の質問です。また、エステサロンでは自社製品の化粧品を販売していることも多いため、化粧品を選ぶ基準やどれくらいの知識をもっているかを知っておきたいというのも本音でしょう。

<回答例>
美容は、日々の習慣がもっとも大切だと思っています。そのため、食事のバランスに気をつけたり睡眠をしっかりとったりすることを心がけています。

化粧品を選ぶ際には、できるだけ自然素材を原料としたものを基準にしています。御社の〇〇という美容液は、敏感肌の私の肌にとても合っていて、〇〇を使うようになってから悩んでいた乾燥が気にならなくなりました。御社に入社した暁には、是非この美容液の使いごこちをお客様にお伝えしたいと思っています。

5.前の職業を辞めた理由はなんですか?|転職の場合

サロン側として、とても気になることのひとつです。エステサロンからの転職の場合、退職理由によっては自サロンと合わない人材である可能性があります。エステ業以外からの転職の場合は、サロン業務で役立つ内容があれば重宝されるかもしれません。

<回答例>
前職では、トータルエステサロンのエステティシャンとして、脱毛やボディエステなども担当していました。私の得意分野であるフェイシャルエステの知識をさらに深め、お客様に喜んでいただきたいと思い、転職を決意いたしました。

面接で聞かれる一般的な質問

ここまでは、エステティシャンとして聞かれることが多い内容を紹介しました。次に、エステサロン以外の面接でも質問されることが多い、一般的な質問の内容と回答のポイントを紹介します。

性格や人柄についての質問

性格や人柄を本人の口から聞くのは、自己認知力をはかる目的や自覚している強みなどを知るためです。よく聞かれる性格や人柄についての質問には、以下のようなものがあります。

・自分を一言で表すと、どんな性格ですか?
・周りからどんな人だと言われることが多いですか?
・あなたの長所と短所を教えてください
・あなたの強みはなんだと思いますか?
・あなたの弱みはどんなところだと思いますか?

過度に自己アピールをする必要はありませんが、ネガティブな内容ばかりにならないよう気をつける必要があります。面接を受ける前に、一度自分自身の性格を客観的に見つめなおして自己分析したり、家族や友達に自分の特徴や印象を聞いておくといいでしょう。

これまでの経験についての質問

面接でこれまでの経験について聞く理由は、何かをやり遂げた経験をもっているか、困難に立ち向かえる人物か、自身の経験を人に伝える能力があるかなどを知るためです。質問の例としては、以下のようなものがあります。

・学生時代に何か頑張ったことを教えてください
・アルバイトではどんな経験をしましたか?
・困ったときや失敗したときは、どう対処しますか?
・成功体験があれば教えてください
・人生で失敗したと思うエピソードがあれば教えてください

ストレス耐性や困難に対処する適応力、諦めずにやり遂げる能力があるかを見られます。結果だけでなく、取り組んだ課程や意欲をアピールすることが大切です。問題解決にどう取り組んだかや周りと協力して困難を乗り越えたエピソードなどを伝えましょう。

企業や仕事についての質問

企業理念や実績など、企業に対する解像度を知ることで、企業に対する関心度の高さを知ることができます。また、入社後の具体的な働き方やビジョンを聞くことで、ミスマッチを防ぎ、入社後の活躍への意欲などをはかることが目的です。

・当社の強みはなんだと思いますか?
・入社してから実現したいことを教えてください
・仕事のやりがいはなんですか?
・入社してから10年後、どうなっていると思いますか?
・キャリアプランを教えてください

企業情報をホームページなどで流し見するだけでは、表面的なことしかわからないかもしれません。面接で突っ込まれたときに、浅い知識しかない場合、企業に対する感心が薄いと判断されることもありえます。企業研究をしっかりしておくことで、意欲や熱意を伝えることができるでしょう。

また、入社してからのビジョンやキャリアプランについてもしっかり考えておくのがおすすめです。

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面接の時に見られているポイントとは?

面接ではさまざまな質問をされますが、もちろんそれぞれに意味があります。サロン側が求める人材かどうかを見極め、長く働いてくれる人か働く意欲は充分にあるか、最低限の常識が身についているかなどが見られているポイントです。

サロンがどんなところを見ているのかを確認しておきましょう。

サロンのコンセプトや雰囲気に合うかどうか

サロンがまずチェックしているポイントのひとつは、サロンに合う人材かどうかです。サロンのコンセプトや雰囲気に合っているか、職場で他のスタッフと良好な関係を築くことができるか、サロンの一員として違和感なく業務をこなせるかなどが見られています。

サロンに応募する前に、自分自身がサロンの雰囲気や求める人物像にマッチするかを調べておくことが大切です。自身とサロンの雰囲気が合いそうだと感じたら、サロンのコンセプトに合った、自分の魅力や強みを精一杯伝えましょう。

自社への関心や入社意欲が高いかどうか

内定を出したあとに辞退されることは、サロン側が避けたいことのひとつです。そのため、入社後に長く働いてくれる人かを見極めたいと思っています。

サロンに対する関心の高さや入社意欲があるかなどを知るために、さまざまな質問をされるはずです。

質問にはできるだけ熱意をもって答え、そのサロンで働きたいと思ったきっかけや入社後の働き方を具体的に話しましょう。さらに、企業理念や経営方針などについて話したり、共感したポイントなどをあげると、より熱意が伝わります。

マナーや身だしなみはきちんとしているかどうか

マナーや身だしなみには、特に気を配る必要があります。エステティシャンは接客もメインの仕事のひとつなので、清潔感やマナーがしっかりしているかは重要なポイントです。

表情や立ち居振る舞い、言葉遣いや話し方にくわえ、服装やメイク、髪形や手先なども見られていることを意識して、整えておくことが大切。一度、全身を鏡やビデオで確認して、客観的に見てみるといいでしょう。

エステティシャンの面接にふさわしい身だしなみについては、次で詳しく解説します。

エステティシャンの面接にふさわしい身だしなみのポイント

面接での質問に対する準備をしっかりおこなったうえで、エステティシャンとしてふさわしい身だしなみについて知っておきましょう。

エステサロンの面接に着ていく服装や髪形、メイクのポイントを紹介します。

清潔感のある服装

まず、服装はスーツがベターです。特に指定がない場合は、黒やグレーのリクルートスーツ、ドレスコードがない場合は、ビジネスシーンにふさわしい清潔な服装を心がけます。

私服で、となっていた場合でも、派手な色合いやカジュアルな服装は避け、セットアップやスーツを選びましょう。また、服装と同じくらい重要なのが、清潔感です。服のシワや汚れ、ペットの毛や埃などがついていないかをチェックしておきます。

ストッキングが伝線しているとだらしない印象を与えてしまうので、もしもに備えて予備を持っておくといいかもしれません。

サロンの雰囲気や服装に合わせたメイク

メイクは、サロンの雰囲気や面接の服装に合わせておくと、違和感がありません。派手すぎるポイントメイクや、反対にノーメイクなどは、TPOをわきまえない人という印象を与えてしまうため、注意しましょう。

エステティシャンは、肌の美しさがアピールポイントになるので、肌がきれいに見えるナチュラルメイクを心がけるのがおすすめです。

エステティシャンのメイクについては、以下の記事も参考にしてください。
エステティシャンに求められるメイクとは?基本のベースメイクやサロンに合わせたメイクのポイントを紹介

ヘアスタイルも清潔感や落ち着いた印象を意識しよう

エステティシャンは清潔感が第一なので、サロンで働く際は髪をまとめ、邪魔にならないようにする必要があります。そのため、サロンコンセプトに合わせて、すっきりとした髪形にまとめるのがおすすめです。

髪の色はあまり派手な色は避けた方が無難ですが、必ずしも黒髪でなければならないわけではありません。パサついていたり、髪が伸びて根元だけが黒かったりすると、不潔でだらしない印象を与えてしまいます。ヘアスタイルだけでなく、髪の色やツヤにも気を配りましょう。

しっかりと面接の対策をしてエステティシャンを目指そう

エステティシャンの面接では、エステティシャンならではの質問だけでなく、一般的な企業での面接で聞かれる質問にも答えられるように準備しておくのがおすすめです。また、面接に受かるためには質疑応答だけでなく、マナーや身だしなみにも気を配る必要があります。

事前にサロン情報や企業についてしっかりと下調べをし、サロンコンセプトや理念にマッチする自分自身の強みをしっかりとアピールすることが大切です。面接の対策もぬかりなく準備して、エステティシャンを目指しましょう。

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