アイリストに向いていないかも?7つの特徴と不安を乗り越えるヒント

まつ毛パーマやまつエクの施術を行う「アイリスト」という仕事に、憧れを抱いている方もいるのではないでしょうか。 

この記事では、アイリストに向いていないかもしれない人の特徴を解説するとともに、「不器用だから…」と不安に感じている方でも、アイリストとして活躍するためのヒントを紹介します。ぜひ参考にしてください。

 ※「アイリスト」は有限会社ローヤル化研の登録商標です。まつエク施術の際に、商標許可なく「アイリスト」という表現を使用することは禁じられているため、ご注意ください。

引用元
ローヤル化研:企業の方へ

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アイリストに向いていない可能性のある7つの特徴

「自分はアイリストに向いていないのでは?」と心配になることもあるでしょう。 ここでは、アイリストに向いていないとされる特徴について解説します。

もし自分に当てはまる項目があっても、「向いていない」とすぐに諦めるのではなく、どうすれば乗り越えられるかを一緒に考えるきっかけにしてみましょう。

1. 集中力がない・続かない人 

アイリストは、まつエクを1本1本ていねいに装着するなど、長いときでは1時間以上もの間、細やかな作業を続けます。お客様のデリケートな目元で施術をするので、高い集中力と、それを維持する力も大切になります。

まずは短い時間からで大丈夫です。普段の生活の中で、15分だけ何かに没頭する時間を作るなど、集中する習慣を少しずつ身につけていくのも一つの方法です。

2. 向上心を持てない人

 アイリストは、お客様に喜んでいただくための技術職です。そのため、今の技術に満足せず、新しいデザインや知識を学び続ける向上心も、時には必要になります。

「練習」と気負わずに、まずは自分が好きなモデルやインフルエンサーのデザインを「真似してみたい」という気持ちから始めてみてはいかがでしょうか。

3. 同じ作業を続けることに苦痛を感じる人 

アイラッシュサロンでは、1日に何人ものお客様に対して、同じ流れで施術をおこなうことも少なくありません。 ですが、お客様の目の形やまつ毛の生え方は一人ひとり全く違います。

「同じ作業」ではなく「毎回違うお客様に合わせたオーダーメイドの施術」と捉えることで、仕事への見方が新鮮なものに変わるかもしれません。

4. 長時間同じ姿勢でいることが難しい人 

業務中はお客様の目元に顔を近づけて施術をすることが基本です。つねに座った状態で施術を行うため、どうしても肩や腰に負担がかかりがちです。

施術の合間に簡単なストレッチを取り入れたり、正しい姿勢をサポートするクッションを使ったりするだけでも、身体への負担はずいぶん和らぎますよ。

5. コミュニケーションを取ることが苦手な人 

どのような目元を希望しているのか、お客様の理想を聞き出すカウンセリングも大切な仕事です。 無理に雑談をしようとしなくても大丈夫。大切なのは、お客様の要望を正確に聞き出す「質問力」です。

「カールは強めと自然な感じ、どちらがお好みですか?」など、施術に関する的確な質問ができるようになれば、お客様は安心して任せてくれるでしょう。

6. アレルギーや手の震えなど、身体的な不安がある人 

アレルギーや手の震えといった、ご自身の体質について不安を感じている方もいるかもしれません。 グルー(接着剤)によるアレルギーが心配な方は、換気をこまめに行ったり、気化した成分の吸い込みを抑える高機能なマスクを着けたりと、工夫をしながら働いている先輩もいます。

また、手の震えについては、脇を締めて腕をしっかり固定したり、小指で支点を作ったりする正しいフォームを身につけることで、手元が安定することもあります。不安な点は、スクールやサロンの先生に相談してみるのも良いでしょう。

7. 衛生管理の意識が低い人 

これはアイリストとして働く上で、最も大切と言っても過言ではありません。お客様の安全と健康を守るため、使用する器具の消毒といった衛生管理を徹底する意識は不可欠です。

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では、どんな人がアイリストに向いているの?

ご自身の苦手なことに目を向けて、少し不安になった方もいるかもしれません。でも、ここからは視点を変えて、アイリストとして輝いている人の素敵な特徴を見ていきましょう。一つでも「これは私らしいかも」と思えるものがあれば、それは素晴らしい才能の証ですよ。

美容やファッションが好きな人

お客様と最新のトレンドについて話したり、その人に合ったデザインを提案したりする際に、あなたの「好き」という気持ちが大きな力になります。

地道な努力を続けられる人

華やかに見えますが、裏側ではコツコツとした練習が欠かせません。目標に向かって粘り強く努力できる人は、着実に成長し、お客様からの信頼を得ることができます。

探求心がある人

新しい技術や商材は次々と登場します。「もっと上手くなりたい」「新しいデザインを学びたい」という探求心は、あなたをより魅力的なアイリストにしてくれます。

集中力がある人

プラモデル作りや手芸、ネイルアートなど、何か一つのことに時間を忘れて没頭できる人は、アイリストの繊細な作業も楽しみながらこなせるでしょう。

細かい作業が好きな人

ミリ単位の作業も「楽しい」と感じられるなら、それは素晴らしい才能です。その丁寧な仕事が、お客様の感動に繋がります。

人と話すのが好きな人

施術中の会話はもちろん、お客様の悩みや理想をじっくりと聴き、想いを汲み取れることが大切です。お客様との会話を楽しめる人は、リピーターにも恵まれるでしょう。

誰かの喜ぶ顔を見るのが好きな人

施術後のお客様の「わぁ、きれい!」という笑顔が、何よりのやりがいになる仕事です。「人を喜ばせたい」という純粋な気持ちが、最高のモチベーションになります。

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不器用な人はアイリストになれない?成功への3つのポイント

「不器用だからアイリストは無理かも…」そんな不安を感じている方も、どうか心配しないでください。結論から言うと、不器用でもアイリストとして活躍することは十分に可能です。

実際に、ご自身を「不器用」だと言いながらも、練習を重ねてお客様から信頼されるトップアイリストになっている方はたくさんいます。大切なのは、生まれ持った器用さよりも、これから紹介する3つのポイントです。

① とにかく練習を重ねて「慣れる」こと 

アイリストの技術は、スポーツや楽器の演奏と同じかもしれません。最初は誰でも上手くできませんが、正しい手順で繰り返し練習すれば、身体が自然と動きを覚えていきます。その真面目な姿勢が、結果としてお客様からの信頼に繋がる「安全で正確な技術」を育むのです。

② 施術以外の「強み」を磨くこと 

お客様がサロンを選ぶ決め手は、技術力だけではありません。あなたの人柄や接客態度も、同じくらい大切な要素になります。

お客様の悩みに親身に寄り添うカウンセリング力や、居心地の良い空間を作る穏やかな言葉づかいは、技術面をカバーして余りある、あなただけの「強み」になるでしょう。

③ 自分に合った道具を見つけること 

プロのアイリストは、自分にとって最も扱いやすい道具(ツイーザーなど)をこだわって選びます。手の大きさや指の動かし方は人それぞれ。自分に合った道具を見つけるだけで、施術のしやすさが劇的に変わることもありますよ。

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アイリストを目指すには「美容師免許」が不可欠!

アイリストとしてお客様に施術をするためには、国家資格である美容師免許を取得する必要があります。これは、2008年に厚生労働省より、お客様の安全を守るために定められました。

美容師免許については、すでに別の仕事をしている人も、働きながらでも取得することができます。
美容師免許取得までの期間などについてはモアリジョブの記事でまとめているので、詳細を知りたい人はぜひこの機会にご覧ください。

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引用元
厚生労働省|まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について
厚生労働省|まつ毛エクステンションの危害

経験を積んだアイリストのキャリアパスとして、自分のサロンを持つ「独立・開業」も大きな選択肢の一つです。ここでは、独立のリアルと、そのために必要な準備について見ていきましょう。

アイリストとして独立・開業する夢も。どんな準備が必要?

どんな独立の形があるの?

独立と一言でいっても、その形は様々です。

・自宅サロン

自宅の一室を利用して開業するスタイル。家賃がかからず、初期費用を抑えやすいのが魅力です。

・間借りサロン

美容室やエステサロンの一角を借りて営業するスタイル。「面貸し」とも呼ばれます。

・テナントサロン

自分で物件を契約してサロンを構えるスタイル。内装など、理想のサロンを追求できますが、その分費用もかかります。

独立に必要なこと

自分のサロンを持つことは大きな夢ですが、技術力だけで成功するのは難しい世界です。施術スキルに加えて、以下のような準備が必要になります。

・集客、マーケティングの知識

SNSの活用や予約サイトの運用など、自分でお客様を集める力。

・経営の知識

売上管理や経費計算、確定申告といったお金の管理能力。

・開業資金

物件の契約金や内装費、広告費などの初期投資。小規模なテナントでも100万円以上かかることも珍しくありません。

すぐに独立するのは簡単ではありませんが、日々のサロンワークの中で「もし自分が経営者だったら?」という視点を持って仕事に取り組むことで、着実に夢に近づくことができますよ。

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アイリストの経験が活きる、他のキャリア

アイリストのキャリアは、サロンで経験を積むだけでなく、独立開業や講師など、多様な道へ広がっています。そして、万が一「この仕事は合わないかも」と感じたときにも、あなたの経験は決して無駄にはなりません。

美容師免許や、アイリストとして培った繊細な技術、そしてお客様の「美しくなりたい」という気持ちに寄り添った経験は、他の美容の仕事でも大きな力になります。

代替キャリア

仕事内容

アイブロウリスト

眉のスタイリングを専門に行う、今注目の仕事です。

ネイリスト

指先の美を追求し、お客様を笑顔にします。

エステティシャン

肌や身体の悩みに寄り添い、美しさを引き出します。

美容部員

化粧品の知識と提案力で、お客様の魅力を引き立てます。

美容師

免許を活かし、ヘアデザインの世界で活躍します。

「向いていないかも」と感じたとしても、それは新しい可能性を見つけるチャンスなのかもしれません。

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アイリストの仕事にやりがいを感じるシーン

お客様の目元を華やかに演出するのがプロのアイリストです。お客様に施術やサービスを提供することを通して、やりがいを見出せる機会も多いでしょう。やりがいを感じることができればモチベーションアップにもつながります。

・お客様が喜んでくれるとき・うれしい反応を実感できるとき
・結婚式など、お客様の一大イベントのお手伝いができたとき
・うれしい口コミをもらえたとき
・お客様がリピーターになってくれたとき
・職場でがんばりを認められたとき
・努力が収入に反映されたとき

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独立目指してスキルを磨こう!自分に合ったサロンを探すには?

アイリストとして成長したいなら、自分に合ったサロンを選ぶことが大切です。とくに、技術指導がていねいで学びやすい環境が整っているサロンを選ぶと、より早く成長できるでしょう。

就職・転職エージェントを利用する

美容業界に特化したエージェントは、あなたの希望に合うサロンを紹介してくれます。キャリアの相談に乗ってくれるのも心強いですね。

ただし、エージェントによっては新卒や第二新卒向けに特化しているところもあるので、事前に対象者の条件をチェックしておきましょう。

求人サイトで探す

美容業界に特化した求人サイトを活用するのも、とても良い方法です。アイリストの募集も多く、正社員からアルバイト、業務委託まで、ご自身のライフスタイルに合った働き方を探せます。

求人サイトの魅力は、気になるサロンの写真や働いているスタッフの声などを事前に確認できること。「思っていた職場と違った…」といった入社後のミスマッチを防ぎやすいのは、嬉しいポイントですよね。

さらに、「研修制度あり」や「独立支援制度あり」といった、あなたのこだわり条件で求人を絞り込めるのも便利なところです。サイトによって掲載されている求人も違うことがあるので、いくつか見比べてみることをおすすめします。

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採用担当者に想いを届けよう!履歴書・面接のヒント

さあ、いよいよ就職活動です。あなたの魅力や熱意をしっかりと伝えるための、ちょっとしたコツをご紹介します。

履歴書の書き方で大切なこと

基本的な書き方は一般の履歴書と同じですが、アイリストならではのポイントを意識すると、ぐっと印象が良くなります。

・証明写真

何よりも「清潔感」が大切です。サロンの雰囲気に合うような、明るく誠実な印象を与える髪型やメイクを心がけましょう。素敵な笑顔は、最高の武器になります。

・志望動機

「なぜアイリストになりたいのか」という情熱はもちろん、「なぜ、このサロンで働きたいのか」を自分の言葉で伝えることが重要です。サロンのホームページを見て、どんな点に惹かれたのかを具体的に書くと、熱意が伝わります。

・自己PR

美容師免許や接客業のアルバイト経験など、どんな些細なことでも、アイリストの仕事に繋がるあなたの強みになります。自信を持ってアピールしましょう。

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面接で好印象を与えるには?

アイリストの面接では、技術だけでなく、人柄や接客の姿勢も重視されます。事前に準備をしておくことで、安心して臨むことができます。

・身だしなみ

履歴書の写真と同じく、清潔感が第一です。サロンの雰囲気に合わせた服装を心がけ、爪の先まで意識できると、きめ細やかな仕事ができる人という印象を与えられます。

・明るい対応

たとえ上手に話せなくても、にこやかな表情とハキハキとした挨拶を心がけるだけで、コミュニケーション能力の高さが伝わります。「この人なら安心して任せられそう」と思ってもらうことがゴールです。

・やる気を伝える「逆質問」

面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれたら、それはチャンスです。「未経験なのですが、どのような研修制度がありますか?」や「一人前のアイリストになるために、入社前に勉強しておくべきことはありますか?」といった質問は、あなたのやる気を伝える最高の機会になりますよ。

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不器用でも大丈夫! 練習を積んでアイリストとして活躍しよう

「やっぱり自分は不器用だから…」その不安な気持ちは、決してマイナスではありません。

その気持ちがあるからこそ、誰よりも慎重に、丁寧に技術を学び、お客様の心に寄り添えるアイリストになれるはずです。あなたのその真摯な姿勢は、お客様にとって「この上ない安心感」という、かけがえのない価値になります。

大切なのは、完璧なスタートではなく「チャレンジしてみたい」という、その一歩です。お客様からの「ありがとう」が、あなたの最高の宝物になる日がきっと来ますよ。

アイリストを目指すなら、求人サイトのリジョブがおすすめです。リジョブはアイリストをはじめ、美容師やエステティシャンなど、美容業界に特化した求人サイト。研修制度が充実したサロンなど、あなたのこだわり合う求人を見つけやすいのが特徴です。ぜひリジョブを利用して、その大切な一歩を踏み出してくださいね。

アイリストに関するQ&A|よくある質問

この記事を読んで、まだ残っているかもしれない疑問や不安にQ&A形式でお答えします。

Q1. 本当に不器用でもアイリストになれますか?
A1. はい、なれます。大切なのは生まれつきの器用さよりも、丁寧な練習を続ける真摯な姿勢です。不器用だからこそ、お客様の不安な気持ちに寄り添えたり、一つ一つの作業を誰よりも丁寧に行えたり、という強みに変わります。

Q2. 美容師免許がないと絶対に働けませんか?
A2. はい、お客様の目元に触れて施術を行うには、法律で美容師免許が必須とされています。お客様の安全を守るための大切なルールです。ただし、受付やアシスタントとして働きながら、通信制で資格取得を目指す方もたくさんいますよ。

Q3. お給料はどのくらいですか?生活はできますか?
A3. 働くサロンやあなたの経験・スキルによって様々です。多くの場合、固定給に加えて、あなたの頑張り(指名や売上など)が歩合給としてプラスされます。スキルを磨いてお客様からの信頼を得ることで、しっかり収入をアップさせていくことが可能な、やりがいのあるお仕事です。

Q4. もし仕事が合わなかったら、と考えると不安です。
A4. ご安心ください。万が一アイリストの仕事が合わないと感じても、美容師免許や、アイリストとして培った繊細な技術やカウンセリングの経験は、決して無駄にはなりません。記事で紹介したように、アイブロウリストやネイリストなど、他の美容の仕事でそのスキルを大いに活かすことができます。

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