美容師免許の取得は最短でどれくらい?他職種で働きながら取得が目指せるルートや求人の探し方も紹介
美容に関心がある人のなかには、美容師を目指している人もいることでしょう。今はほかの仕事をしているけど、夢を捨てきれないという人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、これから美容師を目指す人向けに、美容師免許を取得する最短ルートや、他職種で働きながら美容師免許を取得する方法などを紹介します。あわせて、求人の探し方についてもお伝えしますので、参考にしてください。
美容師になるには?
美容師になるためには、最初のステップとして美容師免許を取得する必要があります。その後、サロンなどに就職するのが一般的です。免許の取得方法やサロン就職について詳しく紹介します。
美容師国家試験に合格し免許申請を行う
美容師として施術をするためには、国家試験を受験することが必須です。国家試験に合格後免許申請を行うことで、美容師免許を取得することができます。
国家試験の結果が不合格だったり、免許申請を行わなかったりすると、美容師とは認められず、お客様に施術はできません。
国家試験に関しては、こちらの記事をご確認ください。
【2023年度最新版】美容師国家試験とは? 実施要項を紹介|合格後に必要な免許申請手続きとは
引用元
美容師法|e-Gov法令検索
美容師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
美容師免許取得後サロンなどに就職する
美容師免許を取得したあとは、サロンなどへ就職する人が多いです。就職先の選択肢は幅広く、チェーン展開をしているような大手サロンや個人サロン、ネイルやまつエクも行うトータルビューティサロンなどさまざま。
ほかにも、結婚式場やヘアメイク事務所で働く人もいます。
美容師資格取得までの最短ルートとは?
美容師国家試験を受験する条件として、美容師養成施設で美容師に必要な知識や技術を学び、卒業する必要があります。ここでは、養成校で必要な知識や技術を学んで免許を取得するまでの最短ルートについて見てみましょう。
都道府県知事指定の養成施設を卒業する|最短2年
都道府県知事指定の養成施設は、進学後最短2年で卒業できます。このルートが美容師免許取得の最短ルートです。
卒業する年の2月に実技試験・3月に筆記試験を受ける学生が多く、3月末に合格発表があるため、その後免許を申請。交付までにかかる期間は2~4週間です。
美容師養成施設には、2年制・3年制の専修学校・専門学校・短期大学などがあります。
引用元
美容師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
他職種で働きながら取得が目指せる!そのルートと取得までの期間
美容師養成施設のなかには、昼間課程以外に夜間課程や通信課程を設けているところもあり、日中ほかの仕事をしている人でも美容師免許の取得を目指すことができます。ここからは、そのルートと取得までの期間について紹介しますので、参考にしてください。
養成施設の夜間課程を卒業する|最短2年
現在仕事をしているなどの理由で、昼間課程のカリキュラムを受講することが難しいという人でも、夜間課程を卒業することで美容師国家試験の受験資格が得られます。このルートは昼間課程と同様に、最短2年で卒業できることが多いです。
学校によって違いがありますが、授業は18時~21時半頃まであるのが一般的。
昼間課程に比べて1日の授業時間は短いですが、土曜日に授業があったり長期休暇を短くしたりといった方法で、昼間課程と同じ内容が学べるようにカリキュラムが組まれているのが特徴です。
対面形式で学べて、昼間課程より学費も抑えられるというメリットがあります。
養成施設の通信課程を卒業する|最短3年
都道府県知事指定養成施設の通信課程を卒業して、美容師免許の取得を目指すルートもあります。この場合、卒業までには最短3年必要です。
自宅で学習し、レポートを提出するのがメインのカリキュラムで、定期的に行われるスクーリングに通って、技術を学んだり試験対策をしたりします。
自分のペースで学習できることや、昼間・夜間課程よりも学費が抑えられるのがメリットです。
通信課程に関する詳しい内容は以下の記事で紹介しています。
働きながら美容師免許を取得するには? 通信課程のメリットと注意点|おすすめの通信課程を紹介
美容師の平均収入
厚生労働省によると、美容師の平均年収は約330万円です。ハローワーク求人統計データでは、約25万円の平均月収となっています。
美容業界特化型求人サイト「リジョブ」の美容師の平均収入は以下の通りです。
アシスタント | 下限 | 上限 | 平均 |
正社員(月給) | 202,215円 | 265,489円 | 233,852円 |
アルバイト(時給) | 1,067円 | 1,338円 | 1,203円 |
業務委託(月給) | 266,556円 | 546,670円 | 406,613円 |
スタイリスト | 下限 | 上限 | 平均 |
正社員(月給) | 231,753円 | 410,359円 | 321,056円 |
アルバイト(時給) | 1,079円 | 1,285円 | 1,182円 |
業務委託(月給) | 269,562円 | 441,368円 | 355,465円 |
店長(候補) | 下限 | 上限 | 平均 |
正社員(月給) | 282,990円 | 613,346円 | 448,168円 |
アルバイト(時給) | 1,098円 | 1,600円 | 1,349円 |
業務委託(月給) | 293,596円 | 912,430円 | 603,013円 |
※2024年1月現在
経験年数や地域によって違いがあり、サロンによっても給与が異なるため、あくまでも目安として参考にしてください。
引用元
美容師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
美容師の求人の探し方
美容師として働くためには、自分に合った求人を探さなくてはなりません。ここでは美容師の求人の探し方をいくつか紹介します。
ハローワークを利用する
厚生労働省が運営するハローワークは、全国500カ所以上にある総合的雇用サービス機関です。はじめに、求人申し込み手続きを行うことで利用できます。
各地域の求人を自分で探したり、窓口で紹介してもらえたりするほか、就職や転職に関する相談をすることも可能。企業側は無償で掲載してもらえるため、求人情報の数が多いです。
オンライン自主応募が可能な求人には自分で応募ができますが、それ以外の求人に応募したい場合はハローワークに出向いて手続きする必要があります。ただし、土日祝日は閉まっていることが多いため注意が必要です。
就職・転職エージェントを活用する
民間の人材派遣会社が運営する就職・転職エージェントに登録し、担当のキャリアアドバイザーからサポートを受けながら、仕事先を見つけるという方法もあります。
サポートの内容は、希望条件や今後のキャリアの相談ができ、自分に合った求人を紹介してもらえるほか、応募手続きや面接の日程調整、必要書類の作成や面接対策などさまざまです。
エージェントによって、抱えている求人の領域やサポート内容には違いがあるため、美容師の求人を探すのであれば、美容業界に強いエージェントを探す必要があります。また、どんなサポートが受けられるかも、よく確認しましょう。
求人サイトから探す
求人サイトに登録し、求人を探す方法もあります。求人サイトには多くの種類があるため、美容師の求人を探すなら美容業界に特化したサイトで探すのが有効です。
自分のスマホやパソコンから、好きなタイミングで気軽に検索から応募までできます。掲載されている求人数も多く、そのなかから希望の収入や働き方などを絞り込めるため、自分に合った求人を見つけやすいのが特徴です。
ハローワークやエージェントのようなサポートは受けられませんが、自分のペースで就職・転職活動を進められます。
サイトによっては企業側からオファーがもらえることもあるため、仕事先の選択肢を増やすことができるでしょう。
サロンのホームページやSNSをチェックする
サロンによっては、ホームページやSNSに求人情報を載せていることもあります。働いてみたいサロンがあれば、一度チェックしてみるとよいでしょう。
未経験求人がたくさんあるのはリジョブ!
これから美容師免許の取得を目指す人や、未経験の人にはリジョブがおすすめです。リジョブには、未経験の求人がたくさんあります。ほかにもおすすめのポイントがあるので、ぜひご覧ください。
多様な条件で好みの求人が見つかりやすい
リジョブは検索条件が多様です。未経験のほかにも、新卒歓迎・年齢不問などのこだわり条件や、大手サロン・個人サロン・高級サロンといったサロンの規模、駅近・商業施設内・繁華街にあるなど、立地を指定することもできます。
また、セット面の数や客単価などを絞り込むことも可能です。
あらゆる条件の選択肢があることによって、より自分好みの求人が見つかりやすくなっています。
スマホ対応アプリでスカウトの見落としを防げる
リジョブはスマホ対応アプリもリリース中。アプリのプッシュ通知をオンにしておけば、求人を見ていない間にスカウトが届いても、見落としを防ぐことができます。
プッシュ通知では、応募先からのメッセージや面接の連絡などもお知らせ。応募先にはチャット形式でメッセージが送れるので、スムーズです。
美容師資格が活かせるその他の職種
美容師の資格は、その他の職種にも活かすことが可能です。
美容師資格が役立つ仕事として、以下のような職業があげられます。
・アイリスト
・ヘアメイクアップアーティスト
・ネイリスト
・エステティシャン
・美容部員 など
アイリストとヘアメイクアップアーティストは、どちらも美容師免許が必須の職種です。
ネイリストの方が美容師免許を取得すれば、ネイル以外にできる業務が増えるので、給与アップが期待できたり、美容室と併設したサロンで並行して業務をすることができます。
エステティシャンや美容部員も、美容に関する知識が欠かせない仕事。美容師ならではの深い知識が役立ちます。
美容師免許は最短2年で取得可能!資格を取得して自分に合った求人を見つけよう
美容師免許は、美容師養成施設で必要な知識や技術を学んだのち、美容師国家試験に合格・免許申請を行うことで取得可能。申請後は2~4週間で交付されます。美容養成施設入学から卒業までは最短2年です。
日中働いている人でも、夜間課程なら仕事の後に通うことができ、昼間課程と同じ内容を学んで最短2年で卒業できます。通信課程なら最短3年です。
免許を取ったばかりで未経験という方には、リジョブでの求人検索がおすすめ。美容師をはじめ、ネイリストやエステティシャンなど美容に関する求人を多数掲載しています。未経験求人も豊富です。
ぜひ一度、自分好みの求人がないかチェックしてみてください。
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