美容部員のメイクで心がけることとは?NGメイクと面接時のメイクや身だしなみのポイントも紹介
スキンケアやメイクのプロである美容部員。ブランドによって、働いている人の印象が異なるのが特徴です。なぜ異なるかというと、そこで働く美容部員はブランドの顔として、ブランドイメージを象徴するメイクをしているからです。
この記事では、美容部員のメイクについて紹介します。これから美容部員を目指す人に役立つ、メイクで心がけるべきことやNGメイク、面接時のメイクや身だしなみのポイントをお伝えしますので、参考にしてください。
美容部員はブランドの顔!メイクで心がけるべきこととは?
冒頭でも触れましたが、美容部員はまさにブランドの顔です。つまり、美容部員のメイク次第で各化粧品ブランドの売れ行きも左右される、ということになります。
化粧品ブランドは国内企業だけでなく外資系企業も合わせると非常に数が多く、その特徴も様々です。各ブランドの美容部員のメイクを見てみれば、その違いがよく分かるでしょう。
ブランドを背負って立つ美容部員は、メイクでどんなことを心がけたらよいのでしょうか?
自社製品を使用してお手本に
お客様の購買意欲を高める為には、自社製品を使用することが大切です。
自社商品を上手に活用し美しくメイクすることができれば、お客様からの印象も良くなり、より説得力も増し、結果的に購入に結びつけることができます。
つまり、美容部員の顔は自社製品の宣伝広告のようなもので、常にお客様にとって、お手本となる必要があるのです。
清潔感を意識する
美容部員の仕事は接客業なので、清潔感が大切です。たとえ濃いメイクのイメージがあるブランドであっても、清潔感は欠かせないのでナチュラルメイクを心がけましょう。
すべてのパーツを主張している濃いメイクや、メイク崩れ・肌荒れなどは清潔感を損なってしまうため注意が必要です。日ごろからスキンケアをていねいに行い、肌の調子を整えておきましょう。
崩れにくいベースメイクをする
清潔感を保つためにもベースメイクに注力し、長時間経っても崩れにくいメイクをしましょう。
朝の洗顔後にしっかりと保湿をしてから、少し時間を置いてメイクをすることで肌になじみやすくなります。
ベースメイクは下地を塗り、スポンジやパフを使ってリキッドファンデーションを重ねてから、皮脂の多い鼻周りやおでこを重点的にフェイスパウダーをすると崩れにくいです。
肌の色にあったコンシーラーやベースカラーを使って厚塗り感をおさえたり、ハイライトを使ってナチュラルなツヤ感を出したりするのもおすすめです。
トレンドを取り入れ華やかさも演出する
美容部員はお客様のお手本でもあるため、新作の商品を使ったりメイクのトレンドをおさえたりすることも大切です。
目元は使用するアイテムによって華やかさを演出しやすいので、ブランドイメージに合うアイシャドウやマスカラ、アイラインを使って目力を出しましょう。
チークやリップで血色をよくする
健康的な印象を与えられるような肌の明るさを演出するため、チークやリップを活用して血色感を出しましょう。チークは顔に立体感を持たせることもできます。
ブランドによって使用するカラーが決められていることもあるので、ブランドイメージに合うカラーを選びましょう。
メイクだけでなく髪型やネイルにも気を配ろう
美容部員はお団子ヘアや夜会巻きをしていることが多いように、やはり接客業ですから、髪型はしっかりと毛先まで固め、不衛生な印象を与えないことが大切です。
髪色についても先ほどのメイクと同様で、ブランドイメージに合っているかが重要です。各ブランドで基準は異なるため、実際に接客をしている美容部員を参考にするとよいでしょう。
ただし、同じブランドでも働く場所によって規則が異なる場合もあるため、注意が必要です。
美容部員のNGメイクとは?
ここまで紹介した美容部員のメイクのポイントを踏まえて、ここからは美容部員のNGメイクを紹介します。
派手すぎる濃いメイク
すべてのパーツにいろいろなアイテムを重ねると、派手すぎる濃いメイクになってしまいやすいです。先ほどお伝えした清潔感にも関連しますが、派手すぎる濃いメイクは、お客様に品のない印象や不潔な印象を与えてしまう可能性があります。
濃い目ながら清潔感のあるメイクをしたい場合は、あくまでもナチュラルメイクをベースにして、主張したいパーツやポイントをおさえてメリハリをつけることが大切です。
手抜きメイク・ノーメイク
手抜きのメイクやノーメイクも、美容部員としてはNGです。ノーメイクは就業規則でNGとしているブランドも存在するほど、美容部員のメイクは重視されています。
ブランドの顔であることを忘れず、朝のメイク時間はしっかり確保して、ていねいにメイクを行いましょう。
ブランドイメージに合っていないメイク
これまでもお伝えしたように、美容部員のメイクはブランドイメージに合っているかが重要です。メイクが好きだからといって、ブランドイメージに合わないような自己主張の強いメイクはNG。
お店の商品の売り上げにも影響が出てしまうため、自社製品を使って、ブランドの方針に沿ったメイクをしましょう。
美容部員に必要なスキル
美容部員の仕事をするうえで、スキンケアやメイクの知識はもちろん、自社製品の知識も求められます。また、タッチアップを行って商品の提案をすることから、スキンケアやメイクの技術や接客のスキルも必要です。
必要なスキルについては、以下の記事で詳しく紹介していますのであわせてごご覧ください。
資格なしでも美容部員になれる!必要なスキルと就職で有利なおすすめの資格を紹介
メイクが得意じゃない人でも美容部員になれる?
美容部員のメイクでお客様の印象が変わると言いましたが、実際にすべての方が初めから飛びぬけたメイクの技術を持っていたわけではありません。
では、メイク初心者の方々はどうやってメイク技術を習得したのでしょうか?
新人研修で学ぶことが多い
美容部員を志す方は、美容部員がどうやってメイク技術を習得するのか、研修があるのかなど気になることでしょう。
一般的には入社後の新人研修において、接客接遇をはじめ、フェイシャル・スキンケア・メイクアップについて学びます。
研修期間はブランドごとに異なりますが、知識と技術を習得するのに最低でも1か月は必要です。
そのため、最初からずば抜けたメイクの才能が無くても大丈夫なので安心してください。
しかし、未経験で志す方は少しでも基礎を学んでおかないと後々苦労するので注意が必要です。
採用試験・面接のメイクや身だしなみのポイントは?
最初は、メイク技術があまり無くても大丈夫とお伝えしましたが、採用面接ではある程度メイクに力を入れる必要があります。
メイクにまだ自信が持てないという方もポイントを抑えてメイクをすることで、自信を持って採用試験に臨むことができます。
では、採用試験ではどのようなところに注意してメイクをしたら良いのでしょうか?
ブランドイメージに合わせたメイクを心がけよう
まず、おさえておきたいのはブランドイメージに合わせたメイクを心がけるという点です。なぜなら、ブランドカラーにその人が合うかどうかを非常に重視している採用試験だからです。
ブランド側としては、自社の商品をより魅力的に魅せてくれる人を採用したいと思っています。
既に受ける企業が決まっている人は百貨店に出向くなどして、そのブランドイメージに合うメイクを研究しておくと採用にグッと近づくでしょう。
そのなかでも、受けるブランドが複数あるという方もいると思います。
そんな方にとっては、各ブランドの企業研究まで手が回らないかもしれませんので、ここからは国内企業、外資系企業に分け、ベターな面接メイクをご紹介します。
国内系企業向けのメイク
国内系企業、ブランドを受験予定であれば、清潔感のあるナチュラルメイクを徹底します。
特に、アイメイク・チーク・リップなどは派手になりがちですが、色味は抑えるようにしましょう。
外資系企業向けのメイク
一方、外資系企業のブランドを受験予定であれば、上品で華やかな印象になるよう意識します。
特にアイメイクをしっかりと、濃くハッキリとした色味のものにし、全体的にメリハリをつけましょう。
暗めのトーンで崩れない髪型にしよう
面接では肩につく長さの髪は、しっかりと束ねるかまとめるようにしましょう。
また、お辞儀をしたときに髪をピンでとめたり、ワックスで固めたりしておくと髪型が崩れないので、印象が全然違います。髪色も、黒に近い暗めのトーンがいいです。
爪をきれいに整えておこう
美容部員は単なる接客業ではなく、お客様の肌に直接触れるので、長い爪やストーンなど装飾が付いたネイルは向いていません。
よって、原則NGであることがほとんどですが、ブランドや色によってはOKであったり、自社で出しているものであればOKであったりするので、どうしてもしたい場合には美容部員の方の手元を見て判断するのが良いかもしれません。
もし塗る場合は、ピンクやベージュなどのオフィスOKとされるマニュキュアをつけるか、トップコートだけ塗るのはいいでしょう。
ブランドイメージに合うスーツを着用しよう
一般的に、ファッション業界の面接試験でスーツを着るのはタブーとされていますが、美容部員は店頭で接客するのに相応しい服装かどうかが問われるため、むしろスーツが無難です。
国内系企業や国内ブランドを受験するのであれば、シンプルな紺や黒、グレーなどのスーツが好印象を与えます。外資系企業や海外ブランドであれば、もう少し個性があるスーツを着用してもいいでしょう。
外資系企業や海外ブランドのうち比較的高価な化粧品を取り扱うハイブランドを受験するようであれば、少し面接服にもお金をかけたほうがよりブランドイメージに合うため、好印象を持たれるでしょう。
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ブランドイメージに合ったメイクで美容部員として活躍しよう
美容部員=メイクが濃いわけではなく、ブランドイメージに合ったメイクをすることが求められます。また、接客業であるため濃い目のメイクをイメージするブランドであっても、清潔感を意識したメイクにすることが大切です。
ベースメイクに注力し崩れにくくするほか、主張したいポイントをおさえてメリハリをつけたり、チークやリップを活用して血色感を出したりすると、清潔感のあるメイクに仕上がります。
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