セラピストとして海外で通用するようになるには?学ぶのにおすすめの国と海外で働くための方法

セラピストとして、スキルアップやキャリアアップを目指している人のなかには、海外での活躍を視野に入れている人もいるのではないでしょうか。

お客様の心や体に癒しを与えるセラピストの需要は世界共通であり、海外だからこそ学べることも。

そこでこの記事では、海外で通用するセラピストになるための方法とあわせて、海外で学ぶのにおすすめの国や海外で学ぶメリット、海外で働く方法などをお伝えします。

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海外で通用するセラピストになるには?

海外で通用するセラピストになるには、日本で実力をつけてから海外勤務を目指す方法や、海外留学して現地で資格取得をし、勤務先を探す方法があります。

日本ではセラピストになるための必須資格はありませんが、国を跨げば「セラピー=医療行為」としているところもあり、資格を必要とされることが多いです。

また、海外では日本よりも資格が重視される傾向にあるため、無資格・未経験のままではトレーニングを受けることも難しく、現地でいきなり活躍することは現実的ではありません。

セラピストに国際資格はある?

セラピストの国際資格は多数あり、取得方法や難易度は異なります。認定機関によっては複数の資格を認定しているところも。上位資格であればあるほど、世界で通用するセラピストになれるでしょう。

まずは、自分がどのような施術を学びたいかを考えて選ぶことが大切です。

ここからは、セラピストの代表的な国際資格認定機関について紹介します。

セラピストの国際資格を認定している国と機関

国名 認定機関 概要
イギリス IFA 世界ではじめてできたアロマセラピスト専門の資格を取得できる
IFPA アロマセラピストの高度専門資格を取得できる
iTEC セラピストやエステティシャンのほか、スポーツや教育など9つの分野の資格が取得できる

※現在はVCTCと統合され、イギリス国内外の資格

VCTC セラピストやエステティシャン向けの資格のほか、ヘア・理容・美容・ホスピタリティなどの分野の資格が取得できる

※iTECと統合されてから、イギリス国内の資格に位置づけられている

C&G セラピスト以外にも約400種類の資格を取得できる
スイス CIDESCO

※発足はベルギー

エステティシャンの資格を取得できる

エステティシャンの資格取得者のみアロマセラピストの受験資格が得られる

 

引用元
IFA
International Federation of Professional Aromatherapists
ITEC
VTCT
City & Guilds
CIDESCO-NIPPON

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セラピストが海外で学ぶメリット

セラピストになるためには、日本国内で学ぶこともできますが、海外留学をするという選択肢もあります。ここでは、セラピストが海外留学をするメリットについて見ていきましょう。

1. 本場で学べてスキルアップができる

「アロマテラピー」はイギリスでの歴史が長く、「アーユルヴェーダ」はインドとスリランカが発祥の地、「オイルマッサージ」といえはバリが有名です。

日本国内にも素晴らしいスクールはたくさんありますが、本場のほうが研究も盛んにおこなわれているので、日本で学べない知識や技術を習得できます。

2. 日本にないセラピーを学ぶことができる

現地はセラピーの研究も盛んなので、日本にはまだ普及していないようなセラピーを学ぶ機会を得られることもあります。現地で学んだスキルを持って日本で活動すれば、その道の第一人者となれるでしょう。

3. 国際資格取得でキャリアアップも望める|転職・独立

日本で取得した資格は海外ではそれほど認められていませんが、本場の国家資格は世界でも通用するため、セラピストとしてのキャリアアップが期待できます。

国際的な資格があれば転職の際に有利になりやすく、独立開業するときも新規の顧客を集客しやすくなるでしょう。

4. 英語もブラッシュアップできる

セラピストはお客様に癒やしの時間を提供するのも大きな目的のひとつであるため、コミュニケーション力も大切な能力の一つです。

英語の勉強は日本でもできますが、セラピストが使う英語には専門用語が必要となるので、一般的な英会話スクールでは仕事をこなすために十分な英語力は学べません。

海外でセラピストとして実践を積めば、語学力をブラッシュアップできるだけでなく施術に即した単語や用語をを習得できます。

海外で働きたいセラピストにおすすめの留学先

ここからは、海外で働きたいセラピストにおすすめの留学先を紹介します。施術ごとに適した場所をお伝えしますので、自分に合った留学先を考えましょう。

イギリス

アロマセラピーを学ぶなら本場イギリスがおすすめです。日本で取り入れられているリフレクソロジーもイギリス由来なので、リフレクソロジストを目指す人にも向いているでしょう。

タイ

タイといえばタイ古式マッサージが有名です。身体のあらゆる部位にアプローチして、自然治癒力や免疫力の向上に役立つマッサージを学ぶことができます。

インド

オイルマッサージやヘッドマッサージ、ヨガなど、医学的アプローチができるセラピーを学びたい人にはインドがおすすめです。ほかの国とは違った、インドならではのスキルを習得できます。

ハワイ

ロミロミを学ぶならハワイがおすすめです。ロミロミは、アロマオイルを使ったハワイの伝統的なマッサージで、全身にエネルギーを送り込む施術です。イギリス式とは違った施術方法を学べます。

留学先を見つけるにはエージェントを活用しよう

セラピーの種類は幅広く、留学先もさまざま。ひとつのエージェントですべての留学先の情報を提供することはできないので、自分に合った留学プランを見つけるためにはさまざまなエージェント探しも大切です。

また、同じ留学先でもエージェントによって費用に含まれるものや代行手数料、換算レートが異なるので、費用を安く抑えるためにもエージェントは1社に決めず複数のエージェントに相談することをおすすめします。

海外で働くためにはどうすればいいの?

スキルアップして国際資格を取得できたら、海外で仕事に就くことでさらなるキャリアアップが望めます。ここでは、海外で働くための方法をご紹介します。

海外勤務ありの求人情報を探してみよう

求人情報サイトは、希望の条件に合った求人に絞って検索できるのが特徴です。サイトによっては「海外勤務あり」という条件が設けられていることもあります。

該当する求人のほとんどが日本企業の海外支社であるため、現地に行っても日本人スタッフからサポートが得られるでしょう。

自分好みの求人を見つけるには、求人数の豊富さや自分の条件に合う選択肢が用意されていることが鍵。その際ぜひ利用してみてほしいのが「リジョブ」です。

リジョブは求人数が多いことはもちろん、指定できる条件も豊富で、海外研修があるサロンや施術メニューなどに絞り込んで探すことができます。

現地で就職先を探すならエージェントや派遣を活用しよう

日本の会社の海外支店で働くほかに、現地の会社で仕事を見つける方法もあります。現地で仕事を見つけるときは、日本人を対象とした人材派遣・紹介するエージェントに登録するのがおすすめです。

ここでは、現地で働くときに必要なビザ、生活面での注意点についてご紹介します。

イギリスで働きたい場合

年齢は18歳~30歳に限られていますがワーキングホリデービザ「Tier 5(Youth Mobility Scheme/YMS)」で最長2年間働くことができます。イギリスでセラピストの仕事を探す場合には、イギリスの国家資格を取得しておいたほうがよいでしょう。

生活面では、詐欺、置き引きなどの犯罪のほか、住んでいたところのデポジットが返金されないなどのトラブルに遭う可能性があるので注意してください。

関連サイト
日本ワーキング・ホリデー協会|【2024年版】イギリスのワーキングホリデービザ情報(YMS2024)

アメリカで働きたい場合

アメリカでセラピストとして働くためには国家資格が必要です。また、州ごとにルールが異なるため、その州でのライセンスを取得して就労ビザを取らなければなりません。

たとえばハワイなら、ハワイ州公認のマッサージスクールで資格を取得し、就労ビザや市民権などを得る必要があります。

なお、アメリカはワーキングホリデー協定国ではないので、ワーキングホリデービザは取得できません。「OPT(Optional Practical Training)」であれば、アメリカで学んだ知識を活かして1年間働くことができます。

ビザを申請できる条件は、4年制大学または2年制コミュニティカレッジを卒業、もしくは教育機関で9カ月以上のコースを受講することが必要です。

生活面については、アメリカは日本と比べて地域によって治安が異なるので、勤務地は慎重に選ぶことが重要です。また、女性を狙った犯罪も多いので夜道をひとりで歩いたり、知らない人に出された飲み物を安易に飲んだりすることは避けましょう。

関連サイト
U.S. EMBASSY & CONSULATES IN JAPAN|U.S. VISA SERVICES

オーストラリアで働きたい場合

イギリス同様、18~30歳までの人に限られますが、オーストラリアでもワーキングホリデービザで最長3年セラピストとして働くことができます。現地で仕事を見つけるためには、オーストラリア政府が認定するディプロマを取得しておいたほうが有利です。

オーストラリアの治安は比較的よいですが、強盗や性犯罪に巻き込まれてしまうケースもあります。また、オーストラリアは自然豊かなところなので、海洋生物や害虫に注意が必要です。

関連サイト
日本ワーキング・ホリデー協会|【2024年版】サポート満足度 No.1 オーストラリアのワーホリについて

セラピストとして学びたいことから行き先を決めて情報を集めよう

海外で通用するセラピストになるためには、日本で力をつけてから日本企業の海外支店での勤務を目指すか、現地の資格や国際資格を取得して勤務先を探す方法があります。

海外では未経験で活躍することは難しく、日本以上に資格が重視される傾向にあるため、海外留学も選択肢に入れるのがおすすめです。

海外留学はスキルアップやキャリアアップにもつながるほか、日本ではまだ普及していないセラピーに出会える可能性も。自分が海外でどんなことを学びたいのかを考えてから行先を決め、情報を集めましょう。

また、求人サイト「リジョブ」にはセラピストの求人を豊富に掲載しています。海外研修があるサロンの求人もあるので、ぜひ一度チェックしてみてください。

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