【AFLOAT D’L ジャッキーが教える】 シアーライトで上品きれいなベージュカラー #1
近年人気が高まり、取り入れたいという人が増えているハイライト。「してみたいけど、派手になり過ぎるのはちょっと…」という人におすすめなのが、AFLOAT D’Lヘアクリエーターのジャッキーさんが提案する『シアーライト』です。今回はジャッキーさんへのインタビューとジャッキーさん流カラーのポイントを伺いました。
——ジャッキーさんがカラーで一番意識していることは?
お客様の髪の状態、髪質をきちんと見極め、現状の髪色を理解することです。アンダーの色を理解することで、希望しているカラーを実現するためにどのくらいの色をのせるか、時間が経ったらどんな風に退色するかがわかります。キレイに染めるのは当たり前なので、お客様に色の配合などの難しいことは伝えませんが、色が抜けた場合の理由は考えて伝えるようにしています。
——スタイル提案でのこだわりやマイルールなどがあれば教えてください。
お客様から見て美容師の差を感じるポイントは、“説明”と“施術の丁寧さ”だと思います。だから、説明のときには美容師にしかわからない難しいことは伝えず、お客様が考えていることと実際の施術の違いがあれば説明するくらいがいいと思っています。“施術の丁寧さ”は、例えばカラーリングのときの刷毛のタッチが雑だったり、鏡に映ったホイルだらけの頭がぐちゃぐちゃだったり…。きっと一番お客様に伝わるところだと思うので、そういう細かい部分まで丁寧にすることを大切にしていきたいです。
ジャッキーさんが考える「シアーライト」のいいところ
1 透明感が出て自然な明るい髪色に
髪全体に細かくハイライトを入れることで、明るい部分がなじんで透け感が生まれ、自然とトーンアップします。
2 時間が経っても赤みが出にくい
日本人の髪質は、カラーから日数が経ち退色すると、赤み、オレンジっぽさが出やすいもの。シアーライトは、細かいブリーチでベースを作るので退色しても赤みが抑えられます。
3 髪が伸びても気にならない
根元をはずして細かくウィービングするため、髪が伸びてきても境目が目立ちません。次回のカラーも問題なくできるので、伸ばし途中でも楽しめます。
ジャッキーさん流カラーのポイント
カラーリング前のハイライトは、チップを細かく取ってウィービングしてベースより明るい部分をつくる。根元と毛先は少なめに、中間は多めにブリーチ剤を塗ることで、動きの出る部分が明るくなりキレイな透け感が生まれるそう。カラーリングは、その人の元の髪色に合わせて調整を。ハイライトの上から黄みや赤みをかくす効果のあるアッシュ系カラーを重ねることで、上品な透け感のある今っぽいベージュカラーに。
次回はハイライトでも品のある髪色になれる、トレンドカラーと合わせたカラーリングを伝授していただきます。
取材・文:山本二季
撮影:奥村亮介
ヘア・メイク:ジャッキー(AFLOAT D’L)
モデル:古谷明美
Profile
ジャッキーさん
AFLOAT D’L ヘアクリエーター
1978年生まれ。香川県出身。高松で塗装業を経験後、香川理容美容専門学校を経て美容師に。高松で3年のサロンワークを経て、30歳で「AFLOAT」に入社。多くのヘアコンテストに受賞し、現在はAFLOATデザインチームでトレンドを発信中。豊富な薬剤の知識をいかしたカラーリング、頭のかたちに合わせた理論的なカットに定評あり。ハンドブローでも収まる再現性の高いショート、ボブを得意とする。
Salon Data
AFLOAT D’L(アフロート ディル)
住所:東京都港区南青山5-6-26 青山246ビル 4F
東京メトロ表参道駅 B3番出口より徒歩1分
電話:03-5778-0386
営業時間:火~金/12:30~21:30、土・祝/10:00~19:00、日/10:00~18:00
定休日:月曜日、第1・3火曜日(月曜日が祝日の場合は営業)
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インスタグラム:https://www.instagram.com/yanagihara91