いろんな資格を持っていると仕事の幅が広がるんだという期待が膨らみました! 日本医学柔整鍼灸専門学校
今回は銀座にあるナチュラルタイム治療院にお邪魔しました。
ここが聞きたい!『現状に至るまでのこと』
――今のお仕事に就こうと決めた理由を教えていただけますか?
私の実家はお寺で、心と身体のバランスについて考える機会が多く、その両方をケアしたいと思いました。
8年間、専門学校に通い鍼灸あん摩マッサージ師とその教員資格、柔道整復師の資格を取得しました。
――私の通う学校は午前中で終わることが多いのですが、いかがでしたか?
同じでしたよ。
なので、午後はスポーツジムなどでバイトをしました。
まだ資格はなく施術はできなかったのですが、先輩の姿や患者さんの声を見聞きするだけでも勉強になりました。
教科書よりも、現場での経験は自分の心にダイレクトに届きやすいんです。
――授業の中で、実は東洋医学が苦手なんです。
私も最初は苦手でした(笑)。
目に見えない部分が多いですからね。
でも西洋医学の検査で分かりにくいとき、東洋医学はとても役に立ちます。
東洋医学と西洋医学の融合が、患者さんに良い影響を与えると言ってくださるお医者さんもいらっしゃいます。
これから東洋医学はより大切になるでしょう。
ここが聞きたい!『鍼灸院で働く意味について』
――この治療院で働いてよかった、うれしかったことはありますか?
患者さんの中には悩みのある方、迷っている方もいます。
ナチュラルタイムではただマッサージするだけでなく心の部分を大切にしています。
渡辺総院長がそのような考えを持っていて、まさに私の思いと合致しました。
施術、講習会、出版の打ち合わせなどで周りの人を大切にする幸せにするという総院長の生きる姿勢を間近で見られたことです。
――しっかり鍼を打たせてもらう環境に行きたいと思っているんです。
自分がやりたいことを優先して決めるより、治療院の中にこの人を尊敬できる。
この方から学ばせていただこう。と思える。
憧れる人がいる場所が良いと思います。
ナチュラルタイム総院長渡辺先生は、社会状況も把握し、その上で患者さんの生活環境も理解して、心と身体を総合的に診て鍼を行います。
ただ鍼を打たせてくれる職場ではなく、憧れる人がいる場所、心を大切にした鍼を学べる場所が良いと思いますよ。
ここが聞きたい『仕事に取り組む姿勢とは』
――忙しいイメージがありますが、プライベートの時間はありますか?
ナチュラルタイムは週休2日で、土日は僧侶、平日は施術をしています。
世間では休日のために我慢して働く人もいますが、いつかは苦しくなる。
仕事を楽しむ人ほど、プライベートの時間も充実しているものです。
――仕事にハマり込んでしまうというということではないんですね。
ナチュラルタイムの雰囲気かもしれませんね。
それに、患者さんを心身ともに支えたい僕にとって、仕事は「自分の役目」です。
流れ作業のように考えていると、それが患者さんにも伝わるものです。
楽しく施術するから、患者さんもいらっしゃってくださるのだと思います。
――仕事で勉強や経験が役に立ったと感じたことはありますか?
患者さんが看護師さんだったときのこと。
その方が担当する患者さんが少し重い病で余命も限られていました。
病名は話されませんでしたが、私は症状から推測して病名を理解し、お話ができ、悩みまで話していただきました。
その悩みが解決に向かっているとの連絡もありました。
100の勉強のうち、現場で役立つのは1つか2つかもしれませんが、それがものすごい効果を発揮する。
人を救うために大切な知識です。
レポートを終えてみて…
岡崎ちなみさん
永井先生が、私と同じように東洋医学の勉強が最初は大変だったとお聞きして、嬉しかったです。
また、いろんな資格を持っていると仕事の幅が広がるんだという期待が膨らみました。
市川真弓さん
永井先生がお坊さんをされながら鍼灸もしているということで、心の部分についてとても勉強になりました。
お話を聞いているだけで、仕事をしていくイメージができました。
School Data
日本医学柔整鍼灸専門学校
柔道整復師、鍼灸師育成の専門学校です。企業と連携した実践的な専門課程が、日本で初めて文部科学大臣に「職業実践専門課程」と認定されました。
お話をお伺いしたのは…
銀座ナチュラルタイム治療院:永井政道さん
出身地:群馬県
血液型:B型
趣味:野球観戦、映画鑑賞、旅行
柔道整復師・鍼灸師であると同時に、僧侶の肩書きを持つ。
Salon Data
銀座ナチュラルタイム治療院
銀座にある、経絡リンパマッサージ治療と鍼灸治療の専門治療院です。患者様の抱えているさまざまな不調をリセットして体の内側から健康で元気な状態に導きます。