【例文あり】ジムインストラクターの志望動機は何を書く?書くときのポイントや応募に必要な準備も解説
どの職業の就職活動においても、志望動機は重要視される項目です。採用担当者は、応募者の人となりや仕事に対する考え方、自社への入社意欲の高さなどをあらゆる側面からチェックしています。
採用してもらうためにも、しっかりと志望動機の書き方についておさえておきたいもの。
そこでこの記事では、ジムインストラクターに焦点をあて、志望動機を書くときのポイントや、求人に応募した後に必要な準備などをお伝えします。
ジムインストラクターの志望動機を書く前にすべきこと
ジムインストラクターの志望動機は、書き始める前にいくつかすべきことがあります。応募先でなければならないという説得力を持たせるためにも、以下で紹介する内容についてしっかりと準備しましょう。
自己分析をする
自己分析は、その名の通り自分について分析し理解を深めることです。自己理解ができていることで、自己PRにも役立ちます。
自己分析では、これまでの自分の人生を振り返り、経験・スキル・強み・今後の目標を明確にすることが大切です。あわせて、ジムインストラクターを目指すきっかけとなったエピソードもはっきりとさせておきましょう。
志望先について調べる
業界のニーズや特徴とあわせて、志望先について調べておくことも重要です。ジムインストラクターの仕事内容をはじめ、志望先のコンセプト・特徴・求める人物像などの理解を深めると、その企業でなければならない具体的な理由を示しやすくなります。
志望動機は入社意欲の高さが判断されるものです。志望先についてよく知ったうえで共感したり魅力に感じたりしたことをまとめ、自己分析をもとに志望先と自分がマッチしている部分を明確にしておきましょう。
将来像を明確にする
どんなジムインストラクターになりたいかや、ジムインストラクターとして達成したい目標、長期的なキャリアプランなど自身の将来像を明確にすることも大切です。自分が目標とする未来が、志望先とマッチしていることをアピールするのに役立ちます。
将来像をもとに、志望先でどのように貢献したいかも具体的に伝えられるようにしておきましょう。自分のスキルや経験がどのように活かせるかなどを述べると分かりやすいです。
ジムインストラクターの志望動機でアピールすべきスキル
スポーツジムやフィットネスクラブによって、インストラクターに求めるスキルは違いがありますが、どの施設であってもお客様とのやりとりが欠かせないものです。そこで、志望動機でアピールすべきスキルについて紹介します。
コミュニケーション能力
お客様の悩みや目標に沿って適切なメニューを考えることは、インストラクターにとって大切な仕事のひとつです。そのため、コミュニケーション能力が備わっていることはアピールポイントになります。
お客様のモチベーションを保つためにも、明るく元気な対応ができることが大切です。意思疎通がうまくできなかったり、元気がなかったりするインストラクターだと、お客様は離れていってしまい、施設の運営にも影響が出ます。
また、ほかのスタッフとの連携も欠かせない仕事であるため、円滑なコミュニケーションが取れることは大切です。
他者に寄り添えること|柔軟性や成長を喜べるなど
他者に寄り添った対応ができることも、ジムインストラクターを志望するうえで大きなアピールポイントになります。
寄り添った対応とは、お客様のニーズに合わせてトレーニング方法を調整したり、目標達成のためにアドバイスや励ましたりすることです。このような柔軟性を持ち合わせているとお客様のモチベーションも上がり、信頼関係にもつながります。
また、お客様の変化や成長をサポートし、一緒に喜べるような人柄も評価されるでしょう。
身体のケアや応急処置の知識・技術
お客様がケガをしたり体調を崩したりしたとき、その場で適切なケアや応急処置ができると有利です。そういった人がインストラクターとして働いていれば、お客様は安心してトレーニングができます。
また、なにかあったときに適切な判断と対応ができることは企業の評価にも影響するため、企業側としても採用するメリットを感じられるでしょう。
ケアや応急処置に関する資格があると、さらに有利になる可能性もあります。
ジムインストラクターの志望動機で採用担当者にチェックされていること
ここからは、志望動機で採用担当者にチェックされることについて紹介します。どういったことが見られているのかを意識して、内容を考えましょう。
スポーツが好き
スポーツが好きかどうかは、採用担当者がチェックしているポイントのひとつです。スポーツが好きな人は、お客様とのトレーニングも一緒に楽しみながら取り組めることから、長く働いてくれるという期待を持ってくれるでしょう。
スポーツやトレーニングによって鍛えられた肉体なら、説得力を持たせることができます。
トレーニングにはさまざまな種類があるため、特定のスポーツを好むよりも、運動全般が好きだとなお評価が高いでしょう。
スポーツの経験や資格
スポーツの実力を直接見ることは難しいため、スポーツの経験がどれくらいあるのかや、知識や技術を証明できる資格を持っているかがチェックされます。
取り組んだスポーツや経験年数・活動場所をはじめ、なにを学びどのように成長できたのかを具体的に伝えると、採用担当者はイメージしやすいでしょう。
また、スポーツ関連の資格は選考で優遇されることも多く、これまでの努力も証明できるので、積極的にアピールしましょう。
仕事に対する理解度|志望度の高さ
採用担当者は仕事に対する理解度から、志望度の高さも見ています。施設によって提供するサービスや特徴は異なるため、ジムインストラクターそのものの仕事に対する理解はもちろん、志望先の仕事内容をよく理解していることが大切です。
志望先ならではの特徴や魅力をしっかりと把握し、そのジムでなければならない理由やどのように活躍したいかを伝えると、高評価につながるでしょう。
仕事への熱意|根気よく続けられるか
ジムインストラクターは、お客様に向き合っていく仕事です。お客様に合ったトレーニングのメニューを考えたりサポートをしたりと、積極的な姿勢が欠かせません。
そのため、仕事への熱意や根気強さがなければ、企業側には「長くは続かないだろう」と判断されてしまいます。
志望動機では、長年スポーツに積極的に取り組んだエピソードや仕事に対する熱意をアピールすることが大切です。
ジムインストラクターの志望動機の書き方
これまで紹介した内容をふまえて、志望動機を書く手順と書き方を見ていきましょう。
1. 応募に至った理由を伝える
志望動機の冒頭に応募に至った理由を伝えることで、読み手の興味を惹くことができます。志望動機としての結論部分でもあるので、担当者の理解を得やすいこともポイントです。その先の内容の軸にもなり、一貫性のある志望動機に仕上げることが可能です。
人によって応募に至った理由はさまざまですが、自己分析や志望先について調べた内容をもとに、志望理由を伝えましょう。
2. 応募理由の根拠となる具体的なエピソードを述べる
応募理由のあとには、その根拠となるエピソードを述べましょう。そうすることで、応募した理由に対する説得力が増します。反対に、根拠がなければ応募理由に疑問を持ったままで納得できず、中途半端な印象を与えかねません。
根拠となるエピソードは、志望先に魅力を感じた点や応募理由に関係する実体験など、具体的なものにすることが大切です。
3. 自身の強みを活かして入社後にどのように貢献したいか熱意を伝えてまとめる
つぎに、自己分析で洗い出したこれまでの経験や強みなどをアピールします。このとき、志望先が求める人物像と絡めて、採用するメリットが感じられる内容を伝えましょう。
経験や強みを活かして、入社後はどのように貢献したいかを述べると、採用担当者も一緒に働くイメージがしやすくなります。入社したいという熱意もしっかりと伝わり、採用に前向きになるでしょう。
ジムインストラクターの志望動機の例文
ここからは、志望動機の例文を紹介します。これまでお伝えしたポイントや例文も参考にしながら、自分なりの志望動機を作りましょう。
営業職からの転職を希望する例
自分の職務経歴とスポーツ経験を双方から活かせる仕事であると考え、応募にいたりました。
私は現在食品メーカーで営業職をしております。お客様や関係会社への明るく丁寧な接客態度に評価をいただき、昨年は優秀社員として社内表彰をされました。
全国の店舗に出張し現地販売をする機会も多く、お客様を前にしての質疑応答や食事のアドバイスをすることも経験しました。人と人との仕事で重要になる「協調性」や、配慮や気配りといった「サービス精神」「コミュニケーション能力」に自信を持っております。
スポーツについては8年間競泳に取り組みました。高校の部活動では「100m自由形」の競技者として、現在でも貴社運営のスポーツジムで週に2回のレッスンを受講しております。
貴社の「ストイックなだけではなく、楽しみながらトレーニングをする」という理念の指導を体験し、水泳はより楽しいものとなり、フィットネスへの関心が高まりました。
これらの経験を通して「運動の喜び」を多くの人と共有したいと考えております。
接客業からの転職を希望する例
スポーツが大好きで、かつたくさんのお客様と接することのできる仕事に魅力を感じ応募いたしました。
私はこれまで多くのスポーツを経験して参りました。学校の部活動ではサッカーを(中学・高校で6年間を経験)、社会人になってからはバスケットを(職場のサークルにて3年間継続)、近年ではボクシングなどの格闘技にもチャレンジをしております。
これらを通じて得たものは「ポジティブな考え方とチームワークの精神」だと考えております。
実際に家電量販店で6年接客業を経験し、接客では元気ではきはきと応対しました。職場のムードを重んじることからも「あなたがいるとお店が明るくなる」とお客様からお褒めの言葉をいただくこともあります。
持ち前のガッツで、顧客満足度の向上に役立てたいと考えております。貴社のプログラムにはない「球技」を取り入れた運動メニューの提案ができればとも考え、人一倍勉強をしたいと思っております。
ブランク就職の例
私は以前デパートで女性服の販売員をしておりましたが、結婚と育児の関係で退職しました。現在は育児が落ち着いたこともあり、改めて求職活動をしております。
就業のブランクは3年程となりますが、その間は体型の維持や美容のためにフィットネスクラブに通っていました。もともとファッション業界にいたため、美容に関しては敏感で、バレーやダンスなどのサークルにも所属しております。
フィットネスクラブでは女性の利用者が非常に多く、会員同士で交流をしてみると美容・健康での悩みは大部分が共通し「女性にしか相談できない」問題であるということを実感しました。
接客や女性相手の応対は前職の経験から慣れております。また、女性ならではの目線で経験したことを伝え、多くのお客様の目標達成のお手伝いしたいと考えております。
貴社は女性専用のヨガや体操のスクールも幅広く展開されており、これらの専門性を高めるためにも現在ヨギーインスティテュート資格取得のチャレンジをしております。スキルアップを続けて尽力できればと思っております。
アルバイト経験があり、正社員へとステップアップを希望する例
現在、アルバイトとしてジムインストラクターの補佐をしております。
施設の掃除や電話対応、フィットネスマシンの管理をして2年程になりますが、経験を積むにつれて常連のお客様とトレーニングのお話をすることが多くなりました。
もともとスポーツに関しては学校の部活(陸上や野球を経験)や、地域のマラソン大会などに参加をしてきたので、多くの人とトレーニングについての話をする機会が多く、アドバイスをすることも得意です。
この自分の長所を伸ばすため、インターネットや書籍で「トレーニング前後のストレッチ方法」「栄養のとり方」といった、筋肉・人体に関する知識も勉強しています。
知識が身に付いてくると、お客様に的確なアドバイスができるようにもなりました。お客様から「有意義な会話ができてやる気がでる」と笑顔を見せていただいた際には「もっといろいろな工夫がしたい」「この仕事で自分のキャリアを確立していきたい」と考えるようになりました。
あわせて、お客様にさらにモチベーションを高めてもらうために、スポーツ大会の主催を行ってはどうか? とサービスの展開を考えることもあります。
社員としてしっかりと土俵を築いたうえで、フィットネス業界における新たなアイデアを実現することが一番の目標です。
ジムインストラクターの求人の探し方
ここまでは志望動機を書くときのポイントや書き方についてお伝えしましたが、ここからは、自分に合ったジムインストラクターの求人の探し方を3つ紹介します。
1. 求人サイトを使って自分で探す
求人サイトは、手持ちのスマホやパソコンからアクセスし、求人情報を探すことができるサービスです。希望する勤務条件や給与、福利厚生などを指定すると、該当する求人に絞り込んで表示することができます。
美容・ヘルスケアに特化した求人サイト「リジョブ」は、指定できる条件が豊富にあるのが特徴です。所有している資格が必要な求人や施設形態なども指定できるので、より自分好みの求人を見つけやすいでしょう。
多くの求人のなかから自分に合った求人を探すのは容易ではないため、選択できる条件数が豊富にあるのは魅力的です。
サイト内から求人に応募できるため、自分の都合に合わせて手軽に利用できます。
2. エージェントを活用して求人を紹介してもらう
エージェントは、就職や転職にくわしい専門家にさまざまなサポートをしてもらえるサービスです。
希望条件や適性から自分に合った求人を紹介してもらえるほか、提出する書類の添削や面接対策、応募先との面接の日程調整なども担当者がおこないます。
基本的に担当者に相談してから物事を進めていくため、自分のペースで就職・転職先を決めるのは難しいのが特徴です。
ジムインストラクターの求人を探す際は、ヘルスケアやスポーツ関連を扱うエージェントを利用しましょう。
3. ジムのホームページやSNSをチェックする
ジムによっては、採用活動をしていても求人広告には載せていないこともあります。その場合は、ジムのホームページやSNSをチェックしてみましょう。
応募後に必要な準備
求人応募後は、書類選考や面接がおこなわれるのが一般的です。応募先によって異なりますが、筆記試験や適性試験があるところも。新卒・中途・業務委託契約など、キャリアや働き方によっても変わることがあります。
ここでは、書類選考や面接に向けて必要な準備を紹介します。
履歴書の作成
履歴書は書類選考に限らず、面接時にも見られる書類です。採用担当者が目にするものなので、丁寧に書きましょう。
誤字や脱字には注意してください。手書きで間違ってしまったら、修正テープなどは使わず新しいものに取り替え、はじめから書き直します。書類全体を通してすべて正式名称で記入し、和暦・西暦はどちらかに統一しましょう。
以下の記事はヨガインストラクター向けのものですが、履歴書の書き方について参考にしてください。
ヨガインストラクターの履歴書の書き方・|志望動機・自己PRまで一挙解説
面接対策
ジムインストラクターの面接でよく聞かれるのは、志望動機・自己PR・勤務可能な曜日・スポーツの経験などです。想定される質問に対して、ある程度回答を考えておきましょう。
自己PRでは、自己分析の際に応募先の求める人物像に合うような強みやスキルをピックアップし、企業にとって採用するメリットが感じられるようにまとめてください。
当日の服装は、襟付きのシャツにスラックスなど、社会人として清潔感のある格好で臨みましょう。ジムインストラクターの面接とはいえ、ジャージはNGです。また、明るい笑顔ではきはきと答えることも意識しておきましょう。
仕事への理解と熱意が伝わる志望動機を考えてジムインストラクターを目指そう
ジムインストラクターの志望動機では、業界のトレンドや志望先の仕事内容・特徴・魅力などについて調べたうえで、これまでの経験やスキルをどう活かせるのか・どのように貢献したいかを伝えることが大切です。
志望先でなければならない理由やその根拠を交えて、仕事に対する理解度や熱意、入社意欲が伝わるような志望動機を考えましょう。
ジムインストラクターの求人を探す際は、リジョブがおすすめです。美容・ヘルスケアに特化している求人サイトで、転職満足度が98%※と非常に高いサービスです。
ぜひリジョブをチェックして、ジムインストラクターになる夢を叶えてください。
美容・ヘルスケアの求人|リジョブ
※リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月8日)