ジムインストラクターの志望動機の書き方 伝えておきたいことと例題を紹介

どのような業種でも、就業の際に「志望動機」を必ず問われることになります。

雇用側はこの項目を通して「人物像」や「仕事への適正」を、また文章を通して「マナー」や「一般常識の有無」も同時にチェックしています。志望動機を適切に書くことは、重要な自己PRの場にもなるはずです。

しかし、いざ書くとなると「どんなことを書くべきかわからない」「いつも同じような文章になってしまう」と悩むことも多く、難しいイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。

採用担当者がよく見るような文章では読み飛ばされてしまうこともありますし、とくにジムインストラクターはスポーツジムやフィットネスクラブで働く専門職ですから、しっかりと対策し、個性があり、わかりやすい内容にすることをおすすめします。

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ジムインストラクターの志望動機で伝えておきたいこと

ジムインストラクター
ジムインストラクターは、スポーツジムに来店するお客様の運動を指導し全面的なサポートをする仕事です。

お客様の前でお手本となって運動をする機会も多く、「運動不足を解消したい」「シェイプアップをしたい」などの目的に応じた運動プログラムの作成をすることも重要な仕事になります。

そこでまず大切なアピールポイントは「資質・適正」です。

スポーツが好き

ジムインストラクターはスポーツや運動が好きな人ほど向いているといえるでしょう。

お客様との運動を楽しく取り組むことができますし「長く続けられる資質がある」と評価されることにも繋がります。

また、自分自身もトレーニングが好きで鍛えられたボディラインを持っていれば、誰に対しても説得力があります。

専門的なスキルや知識の前に「スポーツが好き」というのは立派な特技です。自信を持ってアピールしましょう。

スポーツ経験

具体的なスポーツ経験は、積極的に伝えるべきポイントです。

経験を伝える際は「学生時代に部活動でサッカーを3年間を経験」「現在は会社のサークルでテニスを2年間継続」といったように活動の場所・年数も書いておくと、先方にもイメージしてもらいやすいでしょう。

また「経験した」のみで終わらせるのではなく、そこから「なにを学んだのか」も記入し、わかりやすくまとめましょう。

持っている資格

就業の必須条件となるような資格はありませんが、求人情報サイトなどをみてみるとスポーツや運動に関する資格があると優遇される傾向にあるようです。

・公認アスレティックトレーナー
・認定アスレチック・トレーナー(JATAC-ATC)
・柔道整復師(国家資格)
・鍼灸師

上記のように、医療や人体に関する資格が歓迎されます。

この他にも、関係がないと思われるものも、思わぬところで役に立つことがありますし、資格を持っていることを「社会従事のための努力の結果」と考える企業も多いので、評価の対象になります。

志望動機と一緒に伝えておきたいこと

ジムインストラクターは、施設に来店される何百名ものお客様の応対をする「接客業」でもあります。

年齢も目的もさまざまなお客様を案内することを前提に、接客に必要となるスキルや近しい経験は必ず伝えるようにしましょう。

営業能力があること

営業能力と言ってもセールスに長けている必要はなく、「お客様の要望を察する能力」があり、気遣いができることが重要になります。

お客様のなかには遠慮をしてトレーニングに関する質問ができない方や、反対にトレーニングに集中したいことから話しかけて欲しくない方もいます。

そういった場合には「挨拶の際にさりげなく状況を聞く」「細かい仕草からなにが不満なのかを察する」という気配りも必要です。

「お客様が求めていることにすぐに対応できる」という営業能力があれば、自然とお客様の満足に繋がっていきます。

コミュニケーション能力

人と話すことが重要になる経験があれば、志望動機のなかに盛り込んでいきましょう。

仮に自分が接客・指導をされる立場と考えてみるとわかりやすいです。意思疎通が下手で元気もないインストラクターであれば、モチベーションが上がらず「ほかの施設へ行こう」と考えることになります。

ひとつの町に複数のフィットネスクラブが並ぶほど施設の多い現在では、こうしたサービスの差からの口コミなどで決定的な差が生まれます。

また事務職・管理職・アルバイトなどほかのスタッフと連携を取ることも多く「はっきりと元気に応対ができる人」は、企業側にとっても信頼のできる人材です。

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志望動機はどう書けばいい?ジムインストラクターの例文4つ

ジムインストラクター

志望動機で明確にすべき点は「どうしてこの仕事を希望するのか」「なぜこの会社を選んだのか」「就業後になにをしたいのか」などの動機や将来のビジョンがあるのか、です。

そのうえで現状の仕事への不満などは避け、熱意があることを伝えます。

難しく思えるかもしれませんが、具体的な例文を見てみましょう。自分の経験を振り返りつつ、イメージを膨らませるとヒントにしてください。

営業職からの転職を希望する例(男女)

自分の職務経歴とスポーツ経験を双方から活かせる仕事であると考え、応募にいたりました。

私は現在食品メーカーで営業職をしております。お客様や関係会社への明るく丁寧な接客態度に評価をいただき、昨年は優秀社員として社内表彰をされました。

全国の店舗に出張し現地販売をする機会も多く、お客様を前にしての質疑応答や食事のアドバイスをすることも経験しました。人と人との仕事で重要になる「協調性」や、配慮や気配りといった「サービス精神」「コミュニケーション能力」に自信を持っております。

スポーツについては8年間競泳に取り組みました。高校の部活動では「100m自由形」の競技者として、現在でも貴社運営のスポーツジムで週に2回のレッスンを受講しております。

貴社の「ストイックなだけではなく、楽しみながらトレーニングをする」という理念の指導を体験し、水泳はより楽しいものとなり、フィットネスへの関心が高まりました。

これらの経験を通して「運動の喜び」を多くの人と共有したいと考えております。

接客業からの転職を希望する例(男女)

スポーツが大好きで、かつたくさんのお客様と接することのできる仕事に魅力を感じ応募いたしました。

私はこれまで多くのスポーツを経験して参りました。学校の部活動ではサッカーを(中学・高校で6年間を経験)、社会人になってからはバスケットを(職場のサークルにて3年間継続)、近年ではボクシングなどの格闘技にもチャレンジをしております。

これらを通じて得たものは「ポジティブな考え方とチームワークの精神」だと考えております。

実際に家電量販店で6年接客業を経験し、接客では元気ではきはきと応対しました。職場のムードを重んじることからも「あなたがいるとお店が明るくなる」とお客様からお褒めの言葉をいただくこともあります。

持ち前のガッツで、顧客満足度の向上に役立てたいと考えております。貴社のプログラムにはない「球技」を取り入れた運動メニューの提案ができればとも考え、人一倍勉強をしたいと思っております。

ブランク就職の例(結婚退職を経て再就職・女性)

私は以前デパートで女性服の販売員をしておりましたが、結婚と育児の関係で退職しました。現在は育児が落ち着いたこともあり、改めて求職活動をしております。

就業のブランクは3年程となりますが、その間は体型の維持や美容のためにフィットネスクラブに通っていました。もともとファッション業界にいたため、美容に関しては敏感で、バレーやダンスなどのサークルにも所属しております。

フィットネスクラブでは女性の利用者が非常に多く、会員同士で交流をしてみると美容・健康での悩みは大部分が共通し「女性にしか相談できない」問題であるということを実感しました。

接客や女性相手の応対は前職の経験から慣れております。また、女性ならではの目線で経験したことを伝え、多くのお客様の目標達成のお手伝いしたいと考えております。

貴社は女性専用のヨガや体操のスクールも幅広く展開されており、これらの専門性を高めるためにも現在ヨギーインスティテュート資格取得のチャレンジをしております。スキルアップを続けて尽力できればと思っております。

アルバイト経験があり、正社員へとステップアップを希望する例(男女)

現在、アルバイトとしてジムインストラクターの補佐をしております。

施設の掃除や電話対応、フィットネスマシンの管理をして2年程になりますが、経験を積むにつれて常連のお客様とトレーニングのお話をすることが多くなりました。

もともとスポーツに関しては学校の部活(陸上や野球を経験)や、地域のマラソン大会などに参加をしてきたので、多くの人とトレーニングについての話をする機会が多く、アドバイスをすることも得意です。

この自分の長所を伸ばすため、インターネットや書籍で「トレーニング前後のストレッチ方法」「栄養のとり方」といった、筋肉・人体に関する知識も勉強しています。

知識が身に付いてくると、お客様に的確なアドバイスができるようにもなりました。お客様から「有意義な会話ができてやる気がでる」と笑顔を見せていただいた際には「もっといろいろな工夫がしたい」「この仕事で自分のキャリアを確立していきたい」と考えるようになりました。

あわせて、お客様にさらにモチベーションを高めてもらうために、スポーツ大会の主催を行ってはどうか? とサービスの展開を考えることもあります。

社員としてしっかりと土俵を築いたうえで、フィットネス業界における新たなアイデアを実現することが一番の目標です。

サンプルを参考にして熱意とやる気をアピールしてください

実際に志望動機を記載する際には、サンプルはあくまで参考として、自分の言葉で明記するようにしてください。採用担当者もたくさんの書類に目を通しているので、嘘はすぐに見抜かれてしまいます。

またあくまで「先方の貴重な時間を割いて見ていただく」ということを忘れないでください。曖昧な表現は避け、イメージがわくような文章にすることも大切です。

最終的に、なによりも重要視されるのは「熱意とやる気」です。どんなにスキルがあっても、気持ちの込もっていない人には仕事を任せようとは思えません。

志望動機を通して、自分の長所をしっかりとアピールしましょう。

出典元:
indeed
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