ヨガインストラクターの履歴書の書き方・|志望動機・自己PRまで一挙解説

ヨガインストラクターとしてスタジオなどで働くには、ほかの職種と同じように履歴書を書いて提出します。そのときに気になるのが、「どんなことを書けばいいのか」ではないでしょうか。

今回はヨガインストラクターの履歴書の書き方を紹介します。志望動機や自己PRなど迷いがちな項目についても詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。

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ヨガインストラクターの面接に履歴書は必要?

ヨガインストラクターの面接は、ほかの職種と同じように履歴書を提出して行われるのが一般的です。その理由は、人となりややる気をはかる前に知る最初の情報が履歴書であり、書類審査を行ってから面接に進むケースが多いため。

履歴書の内容がヨガインストラクターに不向きだと判断されると、面接に進む前に不採用となるので、各項目はヨガインストラクターに適切である内容を書くことが大切と言えるでしょう。

ヨガインストラクターの面接で行われること

ヨガインストラクターは履歴書による一次審査合格後に、面接や実技オーディションを含む二次審査に進むなど段階を踏むことがあります。

一般的なヨガインストラクターの応募後の流れは以下の通りです。
・一次審査:履歴書・職務経歴書など書類審査
・二次審査:面接・実技オーディション

面接は、一般的な面接同様、人柄や志望動機を見ます。その後は実技オーディションと呼ばれるものがあり、実際にヨガインストラクターとして5~20分程度の模擬レッスンを行い、採否を判断することが多いようです。

なお、ヨガインストラクターのオーディションについては下記ページで詳しくまとめています。実際に応募する前に、具体的な流れについて見ておくとよいでしょう。
ヨガインストラクターの志望動機はどう話す? 伝えるべき4つの内容と3つの自己PRポイント

ヨガインストラクターの履歴書の書き方

ここからは、ヨガインストラクターの履歴書の書き方を見ていきましょう。ほかの職種と同じように充実した内容に仕上げ、強い意思が伝わるようにまとめることが大切です。履歴書の項目に合わせて上から順に紹介しているので、参考にしてください。

1.日付

まずは日付です。日付は提出方法によって書き方が異なります。

・提出する場合:提出当日の日付
・持参する場合:手渡すときの日付
・郵送する場合:ポストに投函する日付

なお、日付で書いた西暦・年号は、履歴書を含む各書類で統一して書きます。これは読み手の混同を防ぐためです。西暦・年号のどちらかを決めてから書き進めましょう。

2.氏名・ふりがな

次は氏名を書きましょう。名字と名前の間を一文字ほど間隔を空けて書きます。氏名の上に「ふりがな」と書かれている場合は平仮名で、「フリガナ」と書かれている場合はカタカナでふりがなを振りましょう。

3.生年月日・年齢

生年月日は「1」「2」「3」などの算用数字を使って書きます。生まれ年については、元号で書く方がわかりやすいと言われています。とはいえ、どちらを書いても問題はないので、日付と統一して書くことを意識しましょう。

4.住所

住所は都道府県から書きます。もし郵便番号を書くスペースがあるなら、履歴書のフォーマットに沿ってマスを埋めましょう。

住所の後半の「番」や「号」「マンション名」を略す人がいますが、省略はせず正しい住所を書いてください。ふりがなまたはフリガナの記入枠がある履歴書の場合は、住所の漢字まで、英語など外国語のマンション名のときはマンション名までふりがなを振りましょう。

5.連絡先

連絡先の項目は、履歴書のフォーマットに従って書きます。電話番号は、日中連絡がつきやすい番号をハイフンでつないで書きましょう。

電話番号の欄がひとつの場合は、最もつながりやすい電話番号を記入してください。もし固定電話の項目がある履歴書で固定電話がないときは、左寄せで「なし」と記入します。

電話番号の欄の最初に「()」がある履歴書で携帯電話の番号を書くときは最初の3桁を記入し、真ん中と最後の番号をハイフンでつないで書きましょう。真ん中に「()」があるときは、ハイフンでつながず真ん中の番号を「()」で囲んで書きます。

6.写真

履歴書に貼る写真は、履歴書のマスに合ったサイズで撮影から3カ月以内のものを貼ります。個性を重視したものではなく、ビジネスシーンとしてふさわしい清潔感のある撮影を意識しましょう。

なお、清潔感にプラスして志望するスタジオの雰囲気に合わせると、マッチ度の高さが評価されやすくなります。

写真の裏面には、万が一剥がれても誰のものかがわかるよう「氏名」「撮影日」を書いておきましょう。

7.学歴

学歴は、欄の1行目に「学歴」と記入してから書き進めます。小学校・中学校は卒業のみを、高校から入学・卒業を記入するのが一般的です。

なお、履歴書の種類によっては学歴・職歴のスペースが狭いものがあります。職歴にボリュームを持たせたいときは、高校卒業から書きはじめても問題ありません。

詳しくは後述しますが、学歴・職歴どちらも充実させたいときは、JIS規格の履歴書を選ぶことをおすすめします。

8.職歴

職歴を書くときは、学歴の最後の行から一行空け、「職歴」と書いてから書き進めます。「入社日」「会社名」「所属部署」を正式名称で書いてください。

どんな業務に就いていたかが一目でわかるよう、担当していた業務を明確に書くとアピールにつながりやすいです。職歴を書き終わった後は、在職中であれば「現在に至る」、退職しているのであれば「一身上の都合により退職」と書いて結びましょう。

9.免許・資格

免許・資格についても社名などと同じように正式名称で書きます。取得した順から下に書きますが、ヨガインストラクターに関係ない免許・資格もすべて記入しましょう。

これは、取得までの努力や、忍耐強さが評価につながる可能性があるためです。入社後の勤務態度もイメージしやすくなるので、取得したものは積極的に記入しましょう。

10.志望動機・自己PR・趣味特技

志望動機では、入社意欲と入社後の働き方がイメージできる内容にまとめるのがポイントです。「家から近いため」「給与がよかったから」といった動機では、ヨガインストラクターを目指す熱意が伝わらないほか、より待遇のよい業種・スタジオがあればすぐに転職するかもしれないといった不安を与えかねません。

そういった意味でも、なぜヨガインストラクターを目指しているのか、なぜこのスタジオを選んだのか、魅力や理由を書くよう意識しましょう。

自己PRでは、インストラクターとしてのスキルや資格、指導者だった経験のほか、自分がインストラクターになることでスタジオのメリットになることを書くのがポイントです。応募者はあなただけではありません。ほかの応募者と差別化を図るためにも、自分が採用されたときにはスタジオにとってどんなメリットが生まれるのかを探してから書きましょう。

趣味・特技では、「ヨガができる」「毎日空いた時間にヨガに取り組んでいる」など、趣味や特技のみで終わらせてはいけません。採用担当者が履歴書を読むことをイメージし、インストラクターに適していると感じさせる内容を書きましょう。

この場合、志望動機と絡めることで、熱意や入社後の働きぶりがイメージしやすくなります。たとえば、「応募するスタジオの利用経験があり、インストラクターの指導によってヨガの知識が深まった。その経験からインストラクターを目指そうと思った」という場合です。

このようなときは、スタジオの利用経験にあわせて、入社によって目指す働き方などをまとめるとよいでしょう。

そうすることで、入社後もヨガに向き合うための勉強を自発的に行うこと、さらには目指すインストラクター像がすでにあることがわかり、どんな姿勢で働くのかがイメージしやすくなります。

11.本人希望記入欄

本人希望記入欄は、通勤やシフトにおいてあらかじめ申し出ておきたいことを記入します。もし記入することがない場合は、「貴社の規定に従います」と書きましょう。

特に記入事項がないからといって「特になし」と書くと、スタジオに対してはもちろん、ヨガインストラクターに対する興味・関心の薄さが感じられるので避けてください。

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ヨガインストラクターに向いている人の特徴

ここからは、ヨガインストラクターに向いている人の特徴を紹介します。別職種からの転職、関連職種からの転職の2つにわけて説明しているので、自分に合ったものに目を通しておきましょう。

別職種から未経験での転職

未経験での転職では、ヨガと関連する特徴が自分にあるかをチェックすることが大切です。

ヨガインストラクターは、ヨガのよさや魅力を発信し続ける存在でなければなりません。そのことから、ヨガの知識があること、さらには毎日学び続ける姿勢を持つことが大切です。

さらに、努力家・高いコミュニケーション能力・人のために行動するのが好きといった特徴も評価につながりやすいです。

ただし、ヨガインストラクターは求人数が少なく狭き門といわれています。インストラクターの募集が見つからないときは受付やインストラクターのサポートからはじめ、将来的にインストラクターとして働けるよう努力するのも方法のひとつです。

モアリジョブでは、現役看護師とヨガインストラクターと2つの顔を持つ、「Private salon Rin」の村田弥穂さんのインタビュー記事を公開しています。

看護師として患者さんに接するとき、健康の大切さを常々感じていました。またヨガを提供しているなかでも、マッサージや整骨院に通っているというお客様がとても多くて。それなら、気軽にヨガもマッサージもできるような、健康についてのアレコレを一カ所で提供できる場所があったらいいんじゃないかと思ったんです。

引用元
現役看護師の知識を活かし、地域の健康を支えるヨガインストラクターに【Private salon Rin 村田弥穂さん】

関連職種からの転職

関連職種からの転職では、体や健康への知識が豊富・高い伝達力とコミュニケーション能力があるといった特徴があることが望ましいです。

これまでマシンインストラクターやフィットネスクラブ・スイミングスクールなどでの実務経験がある方は、これらの特徴に加え、免許・資格・実務経験で得たスキルについて洗い出し、即戦力になることをアピールしましょう。

ヨガインストラクターの履歴書作成における4つの注意点

ここからは、ヨガインストラクターの履歴書作成において、押さえておきたい4つの注意点を紹介します。どんなことに注意すべきかを知り、採用につながる履歴書に仕上げましょう。

1.履歴書の選び方・作成方法をチェック

新卒で応募するときは手書きが基本といわれています。手書きの場合は失敗してもいいように、下書きしてから清書しましょう。清書時に書き損じた場合、修正ペンの使用はNGです。書き損じた履歴書は廃棄し、新しい履歴書に最初から書きなおしましょう。社会人経験のある方も手書きで書くのがおすすめです。

履歴書の選び方は、新卒であれば学校が指定する「新卒用」を、転職する人で職歴・キャリアの長い人は職歴のスペースが広いものなど、自分に合ったものを選びましょう。

なお、履歴書は現在4種類販売されています。

・厚生労働省規格の履歴書
・一般用
・転職用
・パート・アルバイト用

厚生労働省規格は、2021年4月から厚生労働省が推奨しているフォーマットです。JIS規格の様式例が2020年7月に削除されたことを受け、本人の適性・能力を基準とした公正な採用選考を推進することを目的に新しく作成されました。従来のJIS規格と比べると以下の点に違いがあります。

・性別欄が任意記載に変更
・「通勤時間」「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の削除

自己PR欄が少ないかわりに学歴や職歴にボリュームがある履歴書です。社会人経験が長い方をはじめ、役職に就いた経験のある方、転職経験の多い方にも選ばれています。

一般用は、厚生労働省規格と比べて自己PR欄のボリュームが多い履歴書です。アピールしたい項目が多い方、資格・特技の項目では書き切れないといった方に選ばれています。

転職用は、職務経歴書と一緒になったものまたは退職理由を具体的に書ける履歴書です。転職回数の多い方をはじめ、厚生労働省規格の履歴書では職歴を書ききれないといった方に選ばれています。

パート・アルバイト用は、勤務にまつわる項目を具体的に書ける履歴書です。出勤希望曜日のほか、出勤可能時間なども細かく記載できるので、子育て中の方や学生に選ばれています。

郵送で送るときは「送付状」を作成しよう

郵送で履歴書を提出するときは、「送付状」という用紙を用意し、一番上に同封します。送付状を用意する理由は、封筒の中に何が入っているかを一目で確認できるようにするためです。送付状に記載する概要は以下のとおりです。

・日付
・宛名
・署名
・件名
・頭語と結語
・本文
・同封書類

日付はポストに投函する日を書きます。履歴書や職務経歴書に西暦で日付を書いたときは、送付状でも西暦を書くなど統一させましょう。

結語から一列空けた中央には、「記」と記入し2列ほど空けたら、左から箇条書きで同封書類について記載してください。

なお、同封する書類は順番が決まっています。

・送付状
・履歴書
・職務経歴書
・その他の書類

スタジオからほかの書類の提出を求められているときは、職務経歴書の後ろにしまい、送付状へしまった順に記載しましょう。

2.志望動機・スキルなどが簡潔にまとめられているか

職歴や志望動機、自己PRなどは、つい自分のことを知ってもらおうとボリュームの出やすい項目。しかし、どれだけ自分をアピールしたくても、ヨガインストラクターとの関連性がなければ、適切な履歴書とは言えません。

ヨガインストラクターを目指す動機や理由、さらには自己PRについては何度も確認し、適切な内容になっているか、ダラダラと長い文章になっていないかをチェックしましょう。

文章は、適切な主語を使い、具体的かつ端的に書かれている方が印象に残りやすいです。逆に、ダラダラと長い文章だと、なにを伝えたいのかがぼんやりとしてわかりにくくなってしまいます。

志望動機や自己PRなどを書くときは、結論・理由・入社後に目指す目標といった流れを心がけながらまとめましょう。

3.「なぜこのスタジオを選んだのか」をきちんと答えられるよう準備する

履歴書を作成するときは、「なぜこのスタジオを選んだのか」がわかる内容にまとめてから書き進めましょう。

スタジオの利用経験から応募するのなら、トレーナーの人柄や教え方、ヨガの大切さを改めて学べたなど、具体的な理由を洗い出すことが大切です。

そうすることで、志望動機や自己PRを書くときに一貫性のある内容にまとまり、面接で聞かれたときもスムーズに答えやすくなります。

4.自分の長所だけで選んでいないかをチェックする

履歴書を書くうえでは、自分の長所だけでヨガスタジオを選んでいないかもチェックしましょう。上述したように、趣味・特技の項目や自己PRは、つい自分のことをアピールしたい気持ちが強く出やすい項目です。

人と話すことが好き・体を動かすことが好きなど、自分の長所や特徴をアピールするだけでは、「どのスタジオでもよいのでは?」と判断され、落とされる可能性があります。

自分の長所や特徴で相性のいいスタジオを選ぶことも大切ですが、それらを活かしたうえで、どんなヨガインストラクターとして活躍できるかを具体的にまとめられているかも確認しましょう。

履歴書の書き方やポイントを押さえて印象を残す履歴書に仕上げよう

ヨガインストラクターの履歴書の書き方は、一般的な履歴書の書き方と相違ありません。とはいえヨガインストラクターを目指すのですから、ヨガの知識があることはもちろん、将来的にどんなインストラクターになるのか具体的にイメージできる内容にまとめることが大切です。

履歴書を書くときは、本記事で紹介した志望動機や自己PRの書き方を参考にしながらまとめてみてください。

なお、ヨガインストラクターの求人を探すならリジョブがおすすめです。リジョブは美容業界や業者に特化した求人サイトで、充実した検索機能を使いながら自分に合った職場を簡単に探すことができます。ぜひリジョブを活用して、あなたにぴったりのヨガスタジオを見つけてください。

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