将来、地元の福島で開業したい!その時に今日の話を思い出したいですね 日本医学柔整鍼灸専門学校
今回は関東エリアにあるほねつぎ鍼灸接骨院にお邪魔しました。
ここが聞きたい!『柔道整復師としての人生』
――なぜ、サラリーマンから転職しようと思ったのですか?
小学校から社会人になっても、ずっとサッカーをやってたんです。
単純に、その場で怪我をした人の処置をしてあげたいなと思ったのもあるんですけど、たまたまその社会人チームに柔道整復師の仕事をしてる人間が既におったんです。
すごく興味がわいて、思い切って転職しました。
――全然違う業界から来て、感じたことは?
「自分に合っている仕事やなぁ」っていうのが、最初からの印象です。
もちろん楽な仕事やないんで、大変な事は多かったんですけど、それ以上にヤリガイとか楽しみが大きかったですね。
年下の先輩というモノにちょっと抵抗がある時期もありましたけど、慣れたら何ともないです。
――鍼の資格はお持ちですか?
持ってないです。
女性の鍼灸師と一緒に働いてるんです。
だから、患者さんに何か聞かれた時に、それなりに鍼灸の話もできるようにはなりましたよ。
だから、広く浅くの鍼灸知識は僕にもあります。
まあ、鍼灸師ほどはないですけどね(笑)。
ここが聞きたい!『ほねつぎ鍼灸接骨院のこと』
――患者様層のターゲットってありますか?
2つあって、1つは20代~50代の女性。
もう1つは鍼灸整骨院を利用したことがない人です。
全国で、鍼灸整骨院を利用したことがない人って、全体の80%なんです。
たった20%の人間しか、こんなええところを知らんって、非常にもったいないなぁって思いますね。
――なぜ、そのターゲットなんですか?
男性は元々、継続的に通う人間やないんですよ。
ひどくならないと来ないっていうか、気質ですかね。
女性は結構マメで、自分の体に興味が高いですし、ちょっとでもなんかあったら「なんとかせな」って思うみたいです。
実際にウチの比率でも男性30%、女性70%ですし。
――接骨院って緑色とか使うイメージですが、赤って攻撃的ですね(笑)。
(笑)。
まあ、赤は確かに攻撃的ですねぇ。
当院のメインカラーは、白と赤なんですけど、これには意味があって、骨の色と血の色をイメージしてるんです。
当院は骨格をメインにやってますんで、その意味の白。
あとは、血液の流れを良くするという意味での赤なんです。
ここが聞きたい!『地域に根差した整骨院』
――そこの地域の人に愛してもらう。最初は難しいですよね。
僕なんか大阪から来た人間なんで、それだけで抵抗を示す人もいるんですけど、そこは思い切って踏み込んで行けば、全然問題ないですよ。
――どうやって、この地域に馴染んだのですか?
きっかけは、この辺で飲食やってる人と知り合えたことですね。
そこには飲食の組合っていうのがあって、ウチは飲食やないのに、そこの組合に入らせてもらって(笑)。
そこから色々紹介をいただきました。
――大阪はすごいクレームがくるけど、東京ではこない。でも陰で文句を言われて、もう店に来ない。そんな感じありませんか?(本人経験談)
僕も最初、そういう感覚やったんです。
それを意識しすぎて、全然自分らしさが出なくて、一回取り払ったんです。
ほんなら、地域性の違いはわからんようになった。
僕は今、大阪にいる感覚でやってます。
変な気遣いが返って悪い結果を生んでたんやなと思って。
せやから、そんなに抵抗を示さん方がええと思いますよ。
僕、今は「大阪の人も東京の人も、あったかいなあ」って思いますもん。
レポートを終えてみて…
松田祐士さん
地域の方々と仲良くなるための方法も勉強させていただきました。僕は将来、地元の福島で開業したいと思っているので、その時に今日の話を思い出したいですね。
School Data
日本医学柔整鍼灸専門学校
柔道整復師、鍼灸師育成の専門学校です。企業と連携した実践的な専門課程が、日本で初めて文部科学大臣に「職業実践専門課程」と認定されました。
お話をお伺いしたのは…
ねつぎ鍼灸接骨院 院長:中井康人さん
出身地:大阪府
出身校:森ノ宮医療学園
血液型:B型
大学卒業後、サラリーマンを数年経験してから柔道整復師の学校に入る。業界に入って現在13年。趣味はゴルフとアルコール。
Salon Data
ほねつぎ鍼灸接骨院
古くは戦国時代の武家に伝わる武術から発祥した伝統の療法に、最新のデジタル機器を取り入れたものが「ほねつぎ」の施術。患者様の情報は電子施術録によって管理しているため、スタッフ全員が全ての患者様の状況を把握できるので、より適切な施術を行うことができます。