キャリア支援や学生たちの未来につながる就活事情を尋ねて! マリールイズ美容専門学校 #5
日本初の美容専門学校として、大正14年に開かれたのが「巴里院講習所」。創設者であり、経営者であり、自ら教鞭をとり学生たちに教えたのは、当時、世界文化の中心であるパリから帰国したマリールイズ女史でした。日本に最先端の美容を伝え、日本の美容業界が花開くきっかけを作った女史の想いと知識、技術を現代につなげるのが、四谷三丁目に校舎を構える【マリールイズ美容専門学校】です。
その魅力を、全6回に分けて、あますところなく徹底リポート! 特筆すべき授業内容や、後進たちのがんばる姿をお届けします!
第5回目となる今回は、マリールイズ美容専門学校のキャリア支援など、学生たちの未来につながる就活事情を、教務部 部長を務める相原周太さんにお尋ねします!
充実したキャリア支援で就職率90%以上を確約
――美容師国家試験の合格率は、なんと100%。この高合格率を産む理由は、どこにあるのでしょうか?
相原「先生たちが優秀であることはもちろんですが、少人数制ということが最も大きいと思います。手を上げれば先生がすぐに学生のもとに行き、指導を行うようにしています。このように先生と学生の距離が近いことが、マリールイズ美容専門学校の最大の長所なんですよ。距離が近い分、生徒たちはサボることが一切できませんからね。
当校では、1学年最大40名、2学年合わせても80名という少人数制を取り入れています。これは、2年間という短い時間で即戦力になる学生を育てるために、これ以上生徒を増やすことは難しいと考えてのことです。多くの人の技術を見ることができるなど、多人数制の学校にも、もちろんそれなりのメリットがあるとは思うんです。そうした部分をカバーするために、学生たちには様々なコンテストに出場してもらったり、海外・国内での研修を行い、幅広い視野を持ってもらうよう努めています」
――実践力を高めるために、学生たちが校舎を掃除すると聞きましたが?
相原「はい。通常、専門学校や大学といった学びの場では、自分たちが使ったクラスをある程度きれいにしておく程度の掃除しか求めらず、教室や廊下、トイレなどは専門の業者にお願いすることが普通だと思うんです。でも当校ではあえて、学生たちに学び舎の掃除を行わせています。2年生が指揮をとり、1年生と一緒になって教室、廊下、実習室、トイレまですべてを掃除するのですが、学年を交えて掃除を行うことで学生たちに交流が生まれ、仲良くなるきっかけ作りになっています。それに……これが最大の目的なのですが、美容師というのは、常に清潔を心掛けなければならない職業なので、掃除をすることの大切さを身をもって知ってもらいたいんです。誰だって、汚いサロンで髪を切りたいなんて思わないでしょうし、不潔きわまりない場所でブライダルメイクを受けたいと思わないでしょう? 掃除をするということは、自分たちが汚したものは、自分たちで片付けること。つまり、自分のしたことに責任を持つことにもつながります。こうした責任感や、掃除をする手間を厭わない学生たちを育てることも、僕たち教師の大切な任務だと思っています」
――そうした教育が実り、就職率は90%を越えているんですね?
相原「そうですね。教育方針ももちろんですが、OG・OBのみなさんが率先して学生を引き受けてくださることも、就職率を高める要因になっていると思います。国際ヘアスタイリストコースの学生の就職先は名だたる美容室が多く、2~3年日本で修業を積んでから、海外の美容室で活躍を始める学生も多くいます。ブライダルアーティストコースの学生は、一般サロンやエステ、ネイルサロンのほか、当校の母体である『マリールイズ』に就職することが多いですね。明治記念館美容室、明治神宮内美容室、目黒雅叙園美容室といった、日本屈指の結婚式場で修行を積むことができ、ブライダル専門のヘアメイクアップアーティストとしての未来が大きく拓けます」
――キャリア支援で力を入れていることは?
相原「先生から事務員に至るまで、スタッフ全員が一丸となって、学生たちを観察し、サポートすることを心掛けています。事務職員が学生ひとりひとりの顔と名前を知っていて、フレンドリーに挨拶したり雑談したりするのは、ウチの学校くらいじゃないですかね。でもこうして、学生がどんな状況にあるか、悩んでいないかをスタッフ全員で把握し、みんなで協力して育てていくことが、マリールイズ美容専門学校の目標でもあるんです。
日本で最初の美容学校であり、日本の美容文化を高めていく人材を育てることが、当校の重大な仕事ですから。学生を“見る”ことを怠るわけにはいきませんので」
――ありがとうございました!!
次回は、マリールイズ美容専門学校の学生生活について、お届けします!
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