言語の壁も、環境の違いも乗り越えて。ハワイで働く難しさと楽しさを実感「FINCA Beauty Salon」MISAさん
多くの人が憧れる海外で活躍する人や、地方で独自の道を切り拓く人に注目し、その多彩なキャリアを紹介する本企画。今回ご登場いただくのは、ハワイの日系美容室「FINCA Beauty Salon」で働くMISAさんです。
前編では海外へ渡るきっかけから、転職期間中に悩んだことまでをお聞きしました。
後編では、MISAさんが活動拠点をハワイに移してみて感じたことや、海外での活躍に必要なスキルを伺います。現地で美容師として働くために、ハワイの美容師免許を取得したというMISAさん。筆記試験だけではあったものの、問題文がすべて英語である点にとても苦戦したそうです。
今回、お話を伺ったのは…
「FINCA Beauty Salon」スタイリスト
MISAさん
.jpg?w=640&h=468)
鹿児島県出身。ハリウッドワールド美容専門学校卒業後、都内の美容室に入社。その後、1社を挟み、ハワイへ渡航。現在は「FINCA Beauty Salon」でスタイリストを務める。
社員は全員日本人。慣れ親しんだ環境に近い海外サロン
%E2%91%A1.jpg?w=400&h=609)
――MISAさんが在籍する「FINCA Beauty Salon」はどんなサロンですか?
ハワイ・ホノルルに2店舗展開する日系美容室です。社員は全員日本人で、日本メーカーの薬剤も使用しています。初めての海外生活でしたが、慣れ親しんだ日本の環境に近く、入社前からとても安心できました。
――ギャップを感じづらいのは安心ですね。
はい。それに、「FINCA Beauty Salon」はテレビでよく取り上げられる繁華街から少し離れた場所にあって、周りには緑も多くあります。東京と比べると自然が豊かで空気もおいしく、新鮮な気持ちで働けるのも魅力のひとつです。
――入社してみて、どんなことを感じましたか。
当時は、今ほど英語が話せなかったのでカウンセリングに苦労しました。頭の中では伝えたいことが浮かぶのに、言葉にできない。そのもどかしさ、無力さから少し自信をなくしたり、アシスタント時代に戻ったような気分になったりすることもありました。
――日本との働き方に違いは?
就業開始・終了時間が少し早かったですね。美容室に限らず、ハワイのお店は朝型の営業時間が多く、うちのサロンは9〜19時、カフェだと5〜14時というところもあります。仕事後に自分の時間を作れるので、日本でいうフリーランスのような感じで自由に働くことができるんです。
ハワイで再び国家試験。英語での出題に苦戦
%E2%91%A1.jpg?w=400&h=616)
――ハワイで働き始めてから、どんな壁にぶつかりましたか?
既に日本で美容師免許を取得していても、現地で働くにはハワイの美容師免許を取る必要があり、筆記試験のみ受験することになります。ハワイに来てから1年間は免許がなくても働ける猶予期間があるのですが、その期間内に合格しないと働けなくなってしまうんです。
つまり、もう一度国家試験を受けるようなイメージで。慣れない環境のなか、働きながら合格を目指すというのは想像以上に大変でした。
――それは大変でしたね。
はい。それに、出題はすべて英語なんです。同じ意味でも日本とは専門用語が違いますし、問題文そのものが読めず、回答できないこともあって。私は4回目の受験で、ようやく合格することができました。
――出題される問題は、過去の受験とほぼ同じなんですか。
同じ部分が大半ではありますが、違う内容も出題されました。日本の国家試験は髪に関する問題が中心でしたが、ハワイではネイルや皮膚の病気に関する知識まで幅広く問われます。これまで触れてこなかった分野も多く、新しい知識のインプットには時間がかかりましたね。
ハワイで美容師としてのキャリアをもっと積みたい
%E2%91%A1.jpg?w=600&h=528)
――MISAさんにとって、海外進出はどのような学びになりましたか?
失敗してしまったときに、自分を過剰に責める必要はないということを学びました。
ハワイには前向きで、思い立ったらすぐ挑戦する方が多い印象があります。失敗をマイナスにとらえず、次へのステップだと考えるマインドが根付いているんです。もちろん反省することも大切ですが、必要以上に責任を背負い込むことはなくなりました。
――今後の目標は?
あと半年ほどでビザが切れてしまうのですが、まだハワイで働きたい気持ちが強くあります。新たにマネージャービザを取得して、この地で美容師としてのキャリアをさらに積んでいきたいです。
また、英語力もだんだん身についてきたので、ハワイで行われている技術講習にも積極的に参加して、スキルの幅を広げていきたいですね。
――海外で働くなら、習得しておくべきスキルはありますか。
ドライヤーとブラシを使って髪を整える技術、「ブロードライ」は身につけておくことをおすすめします。日本ではあまり求められないスタイリング技術ですが、ハワイではかなり需要があるんです。ブロードライを目的に来店されるお客様もいるほどなので、習得しておけば現地での活躍にもきっとつながると思います。
――最後に、海外進出を迷っている方にアドバイスをお願いします。
ビザの取得をスムーズに進めるための準備は、早いうちから始めておくといいかもしれません。先ほどもお話ししたように、海外で美容師として働くにはアーティストビザまたはマネージャービザが必要で、どちらもある程度のメディア実績が求められます。撮影やweb記事、コンテストなど、実績につながる活動には積極的に参加しておくと、海外へのハードルはぐっと下がるはずです。応援しています!
MISAさんが海外で活躍するために行ってきたこと3選
1.英語を深く学びたい気持ちでモチベーションを保つ
2.新人時代から雑誌など実績につながる活動に挑戦
3.渡航後、ハワイの美容師免許獲得に尽力した
終始、明るく前向きにお話ししてくださったMISAさん。取材を通して伝わってきた行動力やバイタリティあふれる姿勢は、MISAさん自身の個性に加え、ハワイで出会ったお客様からの影響が大きいのだと感じました。一緒に話しているだけでこちらも笑顔になれて、その魅力が多くの方に愛される理由なのだとわかった気がします。海外で挑戦しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
Check it
FINCA Beauty Salon マノア店
住所:2801 East Manoa Road. Honolulu Hawaii 96822
TEL:+1 808-988-3717
%20(5).jpg?q=1)
.jpg?q=1)
%20(2).jpg?q=1)
.jpg?q=1)