“好き”を発信力に変える。トレンド×自分らしさが成功のカギ 【「AFLOAT D'L」トップスタイリスト eriさん】#2
SNSでの発信が当たり前になった美容業界。採用に向けてSNSアカウントを聞くサロンも増え、就職活動におけるSNSの影響力は年々大きくなっています。そこで本企画では、就活に効果的なSNSの活用法について、熟練者へのインタビューを通して学んでいきます。
前回に続き、「AFLOAT D'L」トップスタイリストeriさんにインタビュー。「韓国ヘア」の先駆けとしてブランディングを確立し、“好き”を起点にSNSでファンを増やしてきたeriさん。実際にどのような投稿が注目を集め、どのように発信を継続していったのか、SNS活用のヒントを伺います。
お話を伺ったのは…
「AFLOAT D'L」トップスタイリスト eriさん
ECCアーティスト美容専門学校卒業後、AFLOAT D'L入社。SNSではトレンドを取り入れた韓国ヘアや艶カラーを中心に発信するほか、「推し活」などプライベートの一面もオープンにし、親しみやすい人柄に高い共感を得ている。
フォロワー数よりも、“世界観”を伝えることを大切に
――どんな投稿が魅力的なのでしょうか。
学生のときはフォロワー数を気にするよりも“自分の世界観”が伝わる投稿を心がけるといいと思います。定期的に投稿して、『この人はこういうスタイルが好きなんだな』と伝わる人は魅力的ですね。
――注目される投稿をするための秘訣やテクニックはありますか?
注目を集めるためにトレンドは常に意識しています。今はレイヤーカットや韓国っぽいスタイルだったり、デザイン性のあるスタイルが人気。そうした流行をしっかりチェックし、常に探し続ける姿勢がとても大事だと思います。
また、動画編集やリール投稿を中心にすると、より多くの人に届きやすくなります。TikTokやリールは必須。静止画だけでは伸びづらいので、動画を工夫して投稿するのがおすすめです。

見てもらうには“飽きさせない工夫”を
――動画編集で工夫されていることは?
動画は1〜2秒でスキップされてしまう時代。動画内の“滞在時間”も重要になってくるため、最初にインパクトを残せるような、見たくなる動画にしています。たとえば、バズった「前髪のマジックカール」の動画では、「この後どうなるんだろう」と気になった人が多かったと思うんです。マジックカールを外してすぐ終わらせるのではなく、マジックカールを付けたまま横髪の巻き方など別の過程を挟み、最後にカールを外すことで最後まで見てもらえるように。
今は「◯◯がやばい! 髪の毛がこの後……」のように惹きつけるワードを最初に入れるのも流行っていますよね。トレンドをキャッチして、なぜバズっている動画なのかを観察すると、必ず答えが見えてきます。
「#髪管理」の投稿で来店数が増加

――SNSで集客できている実感はありますか?
最近でいうとK-POPの影響もあって、数年前から韓国ではナチュラル系のストレートが流行っていたのですが、やっと日本にも韓国のトリートメントが入ってきたんです。そのトリートメントを使ったbefore&afterの動画を投稿したところ、それをきっかけに来店される方が多くなりました。リピート率も高いです。
――動画はどんな工夫をされたのですか?
「韓国の人気トリートメント」や「#髪管理」といったワードを入れました。韓国ではヘアケアのことを肌管理のように“髪管理”と表現するのですが、日本ではまだ新しい言葉だったのと、つるつるさらさらの様子も相まって、目に留まったのかもしれません。
――SNSの投稿頻度はどのくらいですか?
今は3日に1回あげたらいい方で一週間に1回のときもありますが、本当は良くないですね(笑)。理想は1日1投稿。ストーリーズは気軽に上げられるので、途切れないように意識しています。
SNSは継続が一番大事。私がまだバズっていない頃、先輩から「続けていたら、ある日突然、世界が変わるよ」と言われて。その言葉を信じて投稿を続けたら、本当にある日バズったんです。その後は「いいね」が3,000件付いたり、保存数も1万件ほどに。私は継続が苦手なタイプなんですが、そんな私でもなんとか頑張れました。だからこそ、やり続けることを強くおすすめします。
“役立つ投稿”が信頼とフォローを生む

――今後はどんな発信をしていきたいですか?
お客さまの役に立つ情報を発信していきたいです。たとえば、お客さまが家でもセットを再現できるように、“顔まわりの巻き方”を紹介した動画を投稿したところ、保存数が伸びました。保存数が伸びるとバズりやすくもなります。今後はそうした実用的な投稿を増やしていきたいですね。
――これからSNSを始める学生にアドバイスをお願いします
SNSは“自分の色”を出すのにとても効果的なツールです。メイクでもヘアアレンジでも、自分の得意分野をとことん伸ばして投稿してみてください。私は、ヘアアレンジが得意だったので、美容学生やアシスタント時代からたくさん投稿していました。
何が得意かを研究し、投稿を習慣づけておくと、デビュー後の集客の土台になります。続けることで、必ず良い未来につながると思います。
美容学生がSNSを始めるときのポイントまとめ
1.“得意”を見つけて、好きなことから発信する
2.忙しいときはストーリーズだけでもOK。“発信を止めない”ことを意識する
3.動画は見る人の“気になる”をつくる構成で投稿する
取材・文/Maki Nagai
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AFLOAT D'L (アフロート ディル)
住所:東京都港区南青山5−6−26青山246ビル4F
TEL:03-5778-0386





