こだわりが光る!サロン専売ヘアケア名鑑 『cocorogami/apish』
サロンのこだわりが垣間見える自社開発のヘアケア剤。配合成分が珍しいもの、パッケージにこだわりがあるもの、開発者の想いが込められているものなど、そのラインアップは実に様々です。
ここでは、各サロンで開発されたヘアケア剤について、開発者にインタビューを実施。毎回様々なヘアサロンの専売商品をご紹介します。「自社開発したい!」「他社のこだわりを知りたい!」という方はぜひ参考にしてみてください。
今回は「キレイでかわいい」をコンセプトにしたスタイルを提案してくれるヘアサロン、apishが開発したボタニカルヘアケアブランド「cocorogami」をご紹介します。
「cocorogami」を開発したのは…
apish COLOR TERRACE マネージャー 影山清子さん
2003年apishに入社。2008年にはapish jenoのオープニングスタッフとして立ち上げから参加。産休・育休を経て、apish COLORTERRACEに復帰。2018年よりapishオリジナル製品のリニューアル開発に携わる。
「髪と肌へのやさしさと、使い心地のよさの両立に苦労しました」
—-ブランド名がとても可愛らしいのですが、その由来を教えてください。
ブランドのコンセプトが、「心躍る 心導く 心紡ぐ 心からキレイ」なんです。このプロダクトで、一歩先の美しさを暮らしに取り入れていただければ…と思っています。
毎日使うものだからこそ、素材のやさしさや香り、使い勝手のよさにもこだわりました。
—-『cocorogami』のラインナップを紹介してください。
シャンプーとトリートメントをベースに、洗い流さないトリートメントで紫外線から髪を守る「UVオイル」、ボディにも手にも使える「スタイリングオイル」、手肌の保湿剤としても便利なヘアワックス「バーム」、洗い流さないトリートメントの「ヘアミルク」と「ベースミスト」、頭皮のエイジングケアのための「スキャルプトナー」があります。
環境のことも考えて、シャンプーとトリートメントはリフィルを作りました。
シャンプーとトリートメントはトライアルセットをご用意しているので、「ちょっと試してみたい」という方には、こちらをお勧めしています。
—-産休と育休を経て商品開発に携わるようになって、商品に対する考え方が変わりましたか?
髪と肌へのやさしさはもちろんですが、環境へのやさしさも考えるようになりました。髪がキレイになって、スタイルがサマになるだけでは、もう満足できなくなりました。
ただ、原料にこだわりすぎると、使い勝手があまりよくなかったり、価格もグンと上がってしまいます。価格を抑えつつ、使用感もよくて、髪と肌と環境にもやさしいものを…とすべてを叶えるのが難しかったですね。
—-ラインアップが充実していますが、特に影山さんのお気に入りを教えてください。
私のお気に入りは「ボタニカル スタイリングオイル」と「ボタニカル バーム」です。この2つの組み合わせは最強ですね。オイルを毛先中心になじませてから髪全体になじませると、するりと指通りのいい髪になるんです。その後、仕上げに手のひらにのばしたバームでスタイリングすると、思った通りの髪型がつくれます。
このオイルもバームも、余ったら手のひらや腕にのばして保湿剤として使えるのがポイントです。スキンケアの延長だったり身支度の途中で、髪のスタイリングをしますよね。いちいち手を洗う必要がないので時短になります。私も子どもと一緒に使っているので、子育て中のママにも、自信を持ってお勧めしたいですね。
—-このオイルとバームはどんな髪質の方にオススメですか?
髪のパサつきや広がりを抑えたい方、ツヤ感の欲しい方にぴったりだと思います。
固めすぎないほどよいフィックス感なので、髪をゴワッと固めるようなスタイリングが苦手…という方にもお勧めです。
髪と肌にやさしい処方なので、育児中のママ世代はもちろん、スタイリングになかなか時間が取れない忙しい女性にこそ使っていただきたいですね。
—-植物由来なだけに、香りもすごく上品で癒されますね。
「スキャルプトナー」以外は、季節を問わずお使いいただける「ハーバルシトラス」の香りで統一しています。柑橘系フルーツとラベンダーを織り交ぜた香りは、男性にも好評です。シャンプーとトリートメントは、ご家族みなさんでお使いいただけると思います。
「ダメージヘアを内側から補修して保湿します。シルクのような洗い上がりです」
「水分を失いがちなダメージヘアを潤しながら補修。使い続けるうちに髪本来の水分量に近づけます」
「フケやかゆみなどの頭皮トラブルを抑えて、健やかなコンディションに整える頭皮用化粧水です」
サロン発のオリジナル商品を成功させる3つのポイント
オリジナル商品の開発を成功させる秘訣をまとめると…
1.手肌にも使える成分を採用し、スタイリング後の「手を洗う」ステップを省く
2.子どもとのスキンシップも図れるような「やさしさ」の訴求
3.素材にもこだわりつつ、値ごろ感もきちんと抑えること
産休・育休を経て復活した影山さんだからこそ、「ママ目線」の商品開発が実現。子育て中でなかなか自分の時間が取れなくても、キレイでありたい気持ちがなくなるワケではありません。子どもが髪に触れても、髪に頬ずりしても不安に思わなくていいのは、小さな子どもをもつママ世代には、とても嬉しいこと。「やさしさ」だけでなく、商品としての機能もきちんと備わっているのも、幅広い世代に支持される理由です。
Salon Data
apish AOYAMA
住所 東京都港区南青山5-12-6 青山第2和田ビル2F
TEL 03-5766-3605
定休 月曜
URL https://www.apish.co.jp/aoyama/