パラジェルとは?爪を傷めないジェルって本当?|パラジェルの特徴と導入方法

地爪を痛めずにネイルを楽しみたい、そんなお客様の要望に応えるのが「パラジェル」です。サンディング不用、発色の良さ、長期間美しさをキープできるパラジェルは、今以上に需要が高まることが期待されます。ここではパラジェルとは何か、ジェルネイルとの違いといった基本情報と、パラジェル技巧を学ぶ方法についてご紹介します。


パラジェルの3つの特徴

パラジェルとはサンディング不要のソフトジェルネイルで、近年急速に需要が伸びています。ジェルネイルでおしゃれをしたいけれど、地爪を削ることに抵抗がある、というお客様におすすめです。

ここではパラジェルをおすすめしたい理由と、ほかのジェルネイルとの違いについて解説します。

お客様からネイリストに、パラジェルについてご質問をいただくことがあると思われます。しっかりお答えできるようパラジェルについて正しい知識を身につけましょう。

1.サンディング不要で爪を傷めない

パラジェルには大きく3つの特徴があります。その一つめが「サンディングが不要」なことです。通常、ジェルネイルをおこなう過程で、長持ちさせるためにサンディングという下処理をおこないます。爪の表面を軽く削って凹凸をつくり、ベースジェルを密着させるものです。

ジェルネイルの施術では必要不可欠な工程ですが、お客様の爪を傷付けることでもあります。お客様の中には、サンディングに対して抵抗感をお持ちの方も少なくありません。サンディング不要のパラジェルは、そんな方におすすめです。

地爪を傷めずにネイルを楽しめるパラジェルは、ネイルサロンを中心に、近年急速に需要が伸びています。

オフするときはジェルだけを削る

サンディング不要のパラジェルですが、オフするときは普通のジェルネイルと同じように、トップジェルとカラージェルを削ります。また、オフをしたあとに爪の表面がザラザラしていたり、毛羽立ったりしてしまっていたときは、バッファーでなめらかに整えることもあります。

お客様のなかには、施術中にファイリングされて「パラジェルはサンディング不要なのになぜ削るの?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、自分の爪を削っているわけではなく、ジェルのオフや爪を整えるための工程だと覚えておきましょう。

2.発色がよく退色が少ない

二つめの特徴は「発色がよく退色が少ない」ことです。パラジェルは微細な顔料を使用しているので、ジェルが硬化したあと、発色がとてもよくなります。発色がいいということは、お客様へのメリットはもちろん、ネイリストにとってもデザインの幅が広がるというメリットがあります。

パラジェルに使われる高品質な顔料は、長期間変色しないのも特徴です。つまり時間が経っても退色が少ないので、ネイルの美しさを長持ちさせることができます。さらにパラジェルはLED照射で硬化して短時間で完成することから、お客様への負担も大いに軽減されます。

3.施術の時間が短い

パラジェルには、施術の時間が短いというメリットもあります。パラジェルは、ジェルを塗る前のプレパレーション(下準備)の際にサンディングの工程が不要なので、そのぶんの時間がかかりません。

また、一般的なジェルネイルと比較すると、硬化にかかる時間も短い傾向にあります。とくに、LEDライトを使用した場合、硬化にかかる時間は30秒前後と非常に短いです。

そのため、お客様ひとりあたりの施術時間を大幅に短縮させることができます。

パラジェルにデメリットはあるの?

パラジェルには多くのメリットがありますが、一方でデメリットもいくつか考えられます。ここからは、パラジェルのデメリットについて見ていきましょう。

1.高い技術力が求められる

パラジェルは、サンディングの工程が不要です。しかしその反面、爪にしっかりとジェルを密着させるには、ていねいなプレパレーションが必要です。ささくれや甘皮などが残っていると、ジェルが浮きやすくなってしまい、せっかくのパラジェルも持ちが悪くなってしまいます。

また、パラジェルは粘度が低くサラサラしているため、一般的なジェルと比べると扱いづらく、きれいに塗ることが難しいです。

パラジェルで美しく仕上げるためには、正しい知識と確かな技術が求められることを覚えておきましょう。

2.独特の香りがある

パラジェルには独特の香りがあり、硬化前のジェルの香りは、お世辞にもいい匂いとはいえません。お客様によっては異臭と感じてしまい、気分が悪くなってしまって施術が続けられなくなることも考えられます。とくに、消費期限が近いジェルは香りがキツくなってしまいます。

硬化すれば香りは消えますが、小規模で狭いサロンの場合、匂いがこもってしまうこともあるので注意が必要です。

3.消費期限が短め

従来のジェルと比較すると、開封後の使用期限が短いのもデメリットのひとつです。一般的なジェルネイルは、開封後1年ほどが使用期限の目安となっています。対してパラジェルは、開封後6カ月ほどが目安で、メーカーによっては3カ月以内に消費しきることを推奨していることも。

前項で紹介したように、消費期限が近づくと香りがキツくなってしまうこともあるので、使い切れる量を購入するようにしましょう。

4.価格が高め

パラジェルは、品質の高い顔料を使用しているため、発色がよく退色も少ないです。しかし、原材料が高品質なぶん、商材価格も高くなってしまいます。それにともなって施術の料金も、従来のジェルより高めになってしまうのはデメリットといえるでしょう。

また、使用期限が短いことから、使いきれずに廃棄しなければならないことも考えられます。コストパフォーマンスの面では、決してよいとはいえないことに注意しましょう。


パラジェルを長持ちさせるコツは?

パラジェルは発色がよく退色が少ないのが特徴で、一般的には3週間~1カ月ほど持つとされています。しかし、爪の状態や生活の仕方によって、短期間で劣化してしまうこともあります。

せっかくパラジェルでネイルをするのなら、少しでも長持ちさせたいですよね。ここからは、パラジェルを長持ちさせるコツについて見ていきましょう。

1.爪や指の保湿をこまめにする

パラジェルに限らず、ネイルを長持ちさせるには、爪が健康であることが重要です。普段からネイルオイルでこまめに保湿をして、乾燥から爪を守り健康な状態に保ちましょう。

ネイルオイルは、爪や爪のまわりの手入れに特化したオイルで、爪にしっかりと浸透して適切な水分と油分を与えてくれます。ハンドクリームでも代用はできますが、ハンドクリームは爪よりも皮膚の保湿を目的としているので、浸透性が違います。

できれば、ネイルオイルで栄養を与える→ハンドクリームで栄養を閉じ込める順番でのお手入れをおすすめします。

2.爪に負担をかけない

爪に負担をかけてしまうと、ネイルが欠けたり剥がれやすくなったり、自分の爪を傷めてしまったりしやすくなります。日常生活のなかでも、爪に負担をかけないように心がけましょう。とくに、爪を使用してシールを剥がす、箱を開けるといったことをしてしまう人は要注意です。

また、爪切りで爪を切ると、爪に強い負担がかかってしまいます。断面が広くなることから、水分も逃げて乾燥しやすくなり、爪が割れたり二枚爪になってしまったりするなど、爪を傷める原因になることも。そのため、爪の手入れをするときも、爪切りを使用しないでやすりを使用するようにしてください。

3.水に濡れる機会を減らす

爪が水分に長く触れていると、ふやけて柔らかくなり、ちょっとした衝撃でも欠けたり折れたりしやすくなってしまいます。そのため、食器を洗うなどの水仕事をする際には、ビニール手袋をする、お風呂では指先を湯船から出しておくなど、水に濡れる機会をできるだけ減らしましょう。

また、手を洗ったりお風呂に入ったりしたあとには、ネイルオイルなどでしっかりと爪のケアをするようにしてください。

ネイリストがパラジェルの使用方法を学ぶには|パラジェルアカデミー

高い技術・ていねいな施術が求められるパラジェルは、その使用方法を学ぶためにセミナーなどに参加するのがおすすめです。お客様の大切な爪を扱う仕事なので、正しい知識と技法を学ぶ必要があります。

パラジェルの使用方法を学びたい、よりすぐれた技法を身につけたい、という方におすすめしたいのが「パラジェルアカデミー」です。ここではパラジェルアカデミーでどのようなことが学べるのかを紹介します。

セミナーではどんなことが学べるの?

パラジェルアカデミーでは、これからパラジェルを学びたいという方向けの「ディプロマコースⅠ」から、すでにプロのネイリストとして活躍し、よりその技術を高めたいという方向けの「ディプロマコースⅢ」、さらにパラジェルのエデュケーター・インストラクターを目指す方向けの「エデュケーター対策コース」、パラジェルのゴールドライセンス、シルバーライセンス獲得を目指す方向けのコースがあります。

例として「ディプロマコースⅠ」と「エデュケーター対策コース」をご紹介します。

ディプロマコースⅠ

「ディプロマコースⅠ」では、セルフとプロのネイルの違い、パラジェルの基礎知識と基礎技術など、パラジェルの基本が学べます。カウンセリング・ワンカラーの施術方法・オフをする方法・リペア・用具の持ち方など、受講することでパラジェルの施術の基礎を身につけることができるでしょう。

パラジェルアカデミー東京校・大阪校での受講のほか、オンライン講習もあります。製本されたテキストか、Webまたはアプリでの閲覧も可能です。費用はテキスト代を含めて2万3,100円(税込)です。

引用元
paragel academy:ディプロマコースⅠ

エデュケーター対策コース・エデュケーター認定テスト

パラジェルアカデミー、または認定校のエデュケーター(講師)を目指す人のための講座です。エデュケーターになるためには、エデュケーター認定テストに合格する必要があります。

エデュケーター対策コースでは、エデュケーター認定テストの模擬試験や、プレゼンテーションデモンストレーションの対策およびトレーニングをすることができます。認定テスト及び対策コースの受講対象者は、パラジェルアカデミーの パラジェルゴールドライセンス取得者となっています。

パラジェルアカデミー東京校・大阪校のほか、仙台と名古屋でも開催されます。また、WEBアカデミーの案内から申し込むと、para gel Webアカデミーで受講済みの講座を何度でも閲覧することができます。

エデュケーター対策コースの費用は2万2,000円(税込) 、エデュケーター認定テストの費用は1万6,500円(税込) で、再受験の場合は1万1,000円(税込)です。

引用元
paragel academy:エデュケーター対策コース
paragel academy:エデュケーター認定テスト

パラジェルをサロンに導入するなら?

ご自身のサロンでパラジェルを導入したいとお考えの方には、まずはパラジェルアカデミーで学ぶことがおすすめです。高度な知識と技術を身につければ、お客様に喜ばれるパラジェルをほどこすことができるようになります。

爪にやさしく、美しさを長持ちさせることができるかどうかは、ネイリストの技量に左右されるため、正しい知識と技術を身につけることが先決です。

パラジェルを導入したい、またはパラジェル導入後のサロン経営にお悩みの方は、パラジェルアカデミーの「無料導入セミナー」に参加してみてはいかがでしょう。

セミナーでは、導入後のサポート内容や今後の流れについてなどの話を聞くことができます。パラジェルの集客力やパラジェルを用いたサロンブランディング、成功サロンの法則など、さまざまな話が聞けるほか、疑問や悩みを質問することができるので、気軽に参加してみてください。

引用元
para gel:無料導入セミナー

パラジェルをマスターしてサロンに導入してみよう

ネイリストとして、サロン経営者として一番大切なのは、お客様に喜んでいただけるように最高の技術を提供することです。爪に優しくネイルを楽しみたい、おしゃれをしたいというお客様のニーズに応えるためにも、パラジェルの導入を検討する価値はあるのではないでしょうか。

お客様に喜ばれるネイリスト、サロン経営者になるためにもぜひ正しい知識、高度な技法を身につけてパラジェルをマスターしましょう。

あなたの美容スキルを仕事にしてみませんか?

美容のお仕事は意外と幅広いので、あなたの「好き」を活かせる仕事が見つかるかもしれません。
まずは気軽に求人を覗いてみて下さい。

引用元
paragel academy:ディプロマコースⅠ
paragel academy:エデュケーター対策コース
paragel academy:エデュケーター認定テスト
para gel:無料導入セミナー


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