歩合も指名も一切なし。求められるのはチームワーク C&P 営業部 マネジャー 横浜輝史さん #1
カット&カラーのメンテナンスサロンとして、関東に56店舗、関西に10店舗を展開している『Choki Peta』。ここでスーパーバイザーとして38店舗を統括している横浜輝史さんに、Choki Petaではどのような人材を求めているのかをお聞きします。
前編では、Choki petaが月に7万人ものお客様が利用するサロンに成長した理由や、他のサロンが求めている人材との違いなどを伺いました。
お話を伺ったのは…
(株)C&P 営業部
マネジャー 横浜輝史さん
2007年に美容専門学校を卒業後、美容師としてキャリアをスタートさせる。2015年に(株)C&Pの前身(株)スタイルデザイナーに入社し、店長としてサロンワークに従事。2018年には店舗スーパーバイザーとして11店舗の運営を任される。2020年より担当エリアも店舗数も広がり、38店舗を統括する責任者に。
「早い・安い・親切・丁寧」をモットーに関東・関西エリア66店舗と拡充中!
――『Choki Peta』が創業したのはいつ頃ですか?
2011年7月に第一号店「堀切菖蒲園店」、同じ年の8月に「荻窪店」をオープンしました。今ではカットとカラーの専門店は増えてきましたが、当時は珍しい美容室だったので当初は苦戦したようです。特に荻窪店は売上が軌道に乗らず、本部スタッフ総動員でチラシ配りやポスティングをした時期もありました。
スタートから10年経って店舗数は関東に56店舗、関西に10店舗を展開するまでになり、毎年店舗数をのばしています。月におよそ7万人のお客様にご来店いただけるようになりました。
――『Choki Peta』と一般的なサロンとの違いは何でしょうか?
『Choki Peta』は定期的に身だしなみを整えるニーズに対して、お手頃な価格でサービスを提供する、カットとカラーの「メンテナンス」を専門にしたサロンです。
根元の伸びた部分だけの白髪を染めたり、少し伸びてきてまとまりにくくなった毛先をカットしたり、こまめに通っていただくことを想定しています。
だからこそ、お客様には「早い・安い・親切・丁寧」をモットーに接客をしています。『Choki Peta』のスタッフには歩合も指名もないので、お客様を取り合うことがないんです。例えば、一般的なサロンならカットからシャンプー、カラーは1人のスタイリストが担当します。サロンによってはシャンプーや受付をアシスタントが対応していることもありますよね。でも『Choki Peta』にはアシスタントはいません。あらゆる作業を手の空いたスタッフが対応しているんです。スタッフ同士みんな平等で、協力し合う雰囲気がどの店舗にも受け継がれています。
――一般的なサロンと違うとなると、求めている美容師像も違いますか?
『Choki Peta』では、個人の技術力よりチームワークが優先されます。
1人のお客様だけでなく、常に全体を見ながら仕事をすることが求められるんです。例えばカットのお客様がいらしたら、受付から退店までの時間は20分が目安。「自分のペースでカットしたいから」と、カットだけに数十分もかけるようでは他のお客様やスタッフの迷惑になります。
僕たちのモットーは「早い・安い・親切・丁寧」です。そのためにも常にQSC(クオリティ・サービス・クレンリネス)を意識して働ける方が望ましいですね。お客様に満足していただける技術力、「また来店したい」と思っていただけるようなサービス、そして清潔感のある環境を保つこと。この3つに加えて接客力があれば最高です。
勤務時間が短く、育児やライフイベントを優先したい人にうれしい!
――フルタイム以外に、パートタイムや時短勤務など、いろいろな働き方があるとか?
勤務形態も勤務時間も、その方の事情に合わせて組み立てられるのが、『Choki Peta』の強みです。ほとんどの店舗でフルタイム勤務は10時から18時ですが、パートタイムでしたら1日3時間以上、お子さんや介護などの事情があれば時短勤務も可能です。
一般的なサロンは拘束時間が長いので、家族と一緒に過ごす時間がなかなか取れない、育児と仕事の両立ができなくて辞めざるをえないといった問題に直面する方が多いですよね。でも、ここなら仕事も家庭も、無理なく両立できます。
「上下関係が厳しい」「勤務時間が長い」「思うように休みが取れない」など、みなさんが思っている美容師像を覆したい。『Choki Peta』はどこよりも働きやすい美容室を目指しています。
――「スタッフは平等」ということでしたが、時短でもパートタイマーでも平等ですか?
もちろんです。例えば、時短勤務のスタッフがお客様のカットをしていて、カラーをすると退店の時間になってしまう…とします。そのときには他のスタッフが引き継いで、カラーを担当します。
「1人のお客様に1人のスタイリスト」ではなく、1人のお客様はスタッフみんなのお客様なんです。だから働き方が違ってもみんな平等ですし、協力し合えるんです。
――このように働き方を選べるようにしたのはなぜですか?
現在、美容室は人手不足が深刻です。美容師免許は持っているけれど、働く時間を確保するのが難しい…という方が多いことに着目しました。子育て中で長時間働けない、ブランクのある休眠美容師の採用にいち早く取り組みました。おかげさまで毎月40人ほどのご応募をいただいています。
――福利厚生も充実しているとか?
(株)C&Pは、上場企業であるアルテサロンホールディングスのグループ会社ということもあり、コンプライアンスを徹底しています。社会保険や有給など、当たり前の待遇が当たり前に受けられるのは、この業界では珍しいのではないでしょうか。もちろん産休や育休、そして介護休業などの実績もあります。就業中にケガをした場合は、お見舞い金制度も設けているんですよ。
――優秀な人材を確保するために、取り組んでいらっしゃることがあれば教えてください。
『Choki Peta』に興味を持っていただけるように、採用のホームページをリニューアルしました。これをご覧になれば、出店のコンセプトやターゲットなど、『Choki Peta』のビジネスモデルを理解していただけると思います。
また実際に働いているスタッフのインタビューも、雇用形態別、役職別に掲載しました。これで実際の雰囲気が伝わるような内容にしています。
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美容師に憧れて資格を取ったものの、一人前のスタイリストになる前に挫折する人が多いのが現実です。また、出産や育児、介護などの事情で思うように仕事ができなくなり、辞めてしまう人が多いのもこの職業ならでは。そんな休眠している美容師に、再びチャンスを与えてくれるのが『Choki Peta』。
歩合も指名もなく、売上を競い合うのではなく、スタッフが協力し合ってお客様の施術にあたるので、一般的なサロンのイメージとは大きく異なります。パートタイムや時短勤務が可能で、しかも勤務形態に関係なくみんなが平等。「美容師という仕事を楽しみたい」という人には理想的な環境といえるでしょう。
後編では、横浜さんが採用した人材をご紹介しながら、どのような人材が求められるのか、また休眠している期間が長い人にはどんなサポートがあるのかなどを、伺います。
▽後編はこちら▽
ブランクが長くても大丈夫。しっかりサポートしてくれるから安心して働ける! C&P 営業部 マネージャー 横浜輝史さん #2>>