主婦がネイリストになるには?おすすめの方法や求人の探し方・目指すときの注意点を紹介
ネイルが好きな主婦のなかには、ネイリストという職業にあこがれを持っている人もいるのではないでしょうか。「ネイルは未経験だから、ネイリストにはなれないのでは?」と考えている方もいるかもしれません。
しかし、主婦でネイル未経験の方でもネイリストを目指すことが可能です。この記事でその方法や、目指すときの注意点を紹介します。
ネイル未経験の主婦でもネイリストを目指せる!その方法は?
ネイル未経験の主婦であったとしても、ネイリストを目指せます。実際に、主婦の方もネイリストとして活躍している人は多いです。
ネイリストという夢を叶えるため、お子さんを旦那さんに預けたり、一時保育サービスを利用したりしながらスクールに通い、資格を取得する人もいます。
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1. ネイルスクールに通って学ぶ|プロに学べる
主婦がネイリストを目指す場合、ネイルスクールに通って体系的に学ぶという方法があります。ネイルスクールで学ぶメリットとしては、実際に現場で働いていたプロから学べる点が挙げられるでしょう。通うことで、基礎的な知識から実践的な知識まで、幅広い範囲を学べます。
この方法の注意点としては、ネイルスクールに通うためにお金がかかってしまうことでしょう。そのため、通学のための費用を事前に用意しておく必要があります。
2. 通信教育を利用して学ぶ|自宅で勉強できる
通信教育を利用して学ぶ場合、ネイルスクールよりも安価で資格取得が目指せます。また、自宅で勉強できるため、小さい子どもがいてあまり外出できないという人でも問題ありません。ネイルスクールのように講師がずっとサポートしてくれるわけではありませんが、問い合わせることでわからない部分について教えてもらうことも可能です。
注意点としては自分のペースで学習できる反面、モチベーション管理を保つのがむずかしい一面があります。そのため、しっかりと自己管理をしたうえで、計画的に学習を進めるようにしましょう。
通学+通信で学べるスクールもある|スクーリングなど
通学と通信で、学べるネイルスクールや通信講座もあります。費用や講師のサポートについてはネイルスクールや通信講座によって変わってくるため、どのような知識が習得できるかは事前の確認が必要です。
このようにネイルスクールや通信講座にはそれぞれ異なる特徴があるので、自分に合ったところを探すことが重要となります。
3. 未経験OK・研修制度ありのサロンに就職する|働きながら学べる
「未経験OK」で求人を出しているサロンは、ネイリストを育成するための研修を準備していることがほとんど。そういったサロンに就職し、働きながらネイルの知識や技術とあわせてサロンワークを学んだり、資格の取得を目指したりする方法もあります。
就職する前に、以下のようなポイントを確認して自分に合ったサロン選びをすることが大切です。
【事前に確認すべきポイント】
・研修内容
・研修期間中の給与や雇用形態
・デビューまでにかかる時間 など
はじめはアシスタント業務がメイン
研修期間中はアシスタントとして、施術以外のサポート業務がメインです。具体的には、来店準備・受付・片付け・清掃・備品の補充などを担当します。
サロンによって異なりますが、デビューまでの期間は3~6カ月が平均です。
主婦が未経験OKの求人を探す際におすすめの方法
主婦が未経験OKの求人を探す際は、未経験かつ無資格でも応募が可能かどうかをはじめに確認しましょう。また、子育て中なら時短勤務ができるところや、家庭の事情に理解のあるところがおすすめです。
では、具体的にどのような方法で求人を探すとよいかを紹介します。
求人サイトから自分で探す
求人サイトは、自分の好きなタイミングで求人を探すことができます。希望する条件にあてはまる求人だけに絞って検索ができるため、自分に合った求人を探しやすいのが特徴です。
美容業界に特化した求人サイト「リジョブ」にもネイリストの求人を多数掲載しています。「未経験歓迎」「時短勤務OK」「主婦・主夫歓迎」「研修制度あり」など、これからネイリストを目指す方にぴったりの条件が豊富です。
各社の求人ページには、サロンや働いている人の雰囲気が分かる写真や、求める人物像、オーナーからのメッセージなども掲載しており、より自分好みの求人を探しやすいのも特徴。
サイト内で応募ができ、応募先とのやりとりはチャット形式なので操作が簡単です。
エージェントを活用して求人を紹介してもらう
アドバイザーから、自分の希望や適性に合った求人を紹介してもらえるのがエージェントです。応募先に提出する書類の添削や面接対策などのサポートを受けることもできます。
エージェントによって扱う求人の業界が違うため、ネイリストの求人を紹介してもらいたい場合は美容業界に強いエージェントを探すのがおすすめ。
就職関係に詳しい人に相談できるという点では、心強いでしょう。ただし、応募や面接日の調整などはアドバイザーがおこなうため、自分のペースで就職活動を進めにくいという側面もあります。
主婦がネイルスクールに通う場合の選び方
多くのネイルスクールのなかから、自分に合ったネイルスクールを探すためには次の3つのポイントを確認しておくと安心です。
1. 認定校かどうか
2. カリキュラム
3. 資格取得実績・就職実績
それぞれ詳しく紹介します。
1. 認定校かどうか
資格を効率よく取得したいのであれば、認定校を選ぶのがおすすめです。認定校とは、日本ネイリスト協会が定めている要件を満たした学校のこと。要件はさまざまですが、学習するための環境に関する内容が含まれています。
認定校がおすすめできるポイントとしては、審査があるので環境が整っていることが多い点でしょう。さらに認定校に入学することで、資格試験の優遇制度やセミナーを割引価格で受講できるなどの特典を利用することも可能です。
2. カリキュラムをチェック|夜間や土日のクラスがあるか
ネイルスクールに通うためには、通える時間帯にカリキュラムが組まれているかどうかも重要です。ネイルスクールには朝と昼の時間帯に学校に通って学ぶ全日制の以外にも、夜間や土日に受講できるところもあります。
平日や日中は家事や育児で忙しいという主婦の場合は、このように夜間や土日に受講できるクラスがあると便利でしょう。
3. 資格取得実績や就職実績をチェック|検定対策があるか
ネイルスクールによって得意にしている分野がそれぞれ違うため、資格取得の実績や卒業後の就職実績をチェックするようにしましょう。また、検定対策をしてもらえるかも重要です。
効率よく資格に関する知識や技術を吸収できるため、余った時間で実践的な知識や技術を学ぶ余裕も出てくるでしょう。
自身がどのような資格を取得して、どのようなネイルサロンで働きたいのかというイメージを事前に考えておくことで、より自分に合ったネイルスクールを選べるようになるでしょう。
ネイリストに求められる知識や技術の目安
ネイリストになること自体には必須の資格はありませんが、ある程度必要な知識や施術技術があります。資格取得によって、お客様からの信頼感が高まるからです。
知識や技術の習得方法はさまざまですが、おすすめの目標としてはネイリスト技能検定2級に合格するのがいいでしょう。この検定は国際的に通用できるネイリストの育成を目指した資格で、正しい技術と知識の向上にも役立ちます。
ネイリスト技能検定2級は、サロンで通用するレベルであることを証明できる検定で、独学だけでは取得が難しいことも特徴です。試験の難易度が高く、指導者なしで正しい知識や技術を身につけることは容易ではありません。
そのため、ネイルスクールを活用したり、資格取得が目指せるサロンに就職して学んだりといった方法がおすすめです。
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主婦からネイリストを目指す際に知っておきたい注意点
ネイリストを目指すことになった場合、なにか気をつけておくべきことはあるのでしょうか。ここでは、主婦がネイリストを目指す前に知っておきたい注意点をご紹介します。
1. 家族の理解や協力が必要
主婦は仕事以外にもやらなければならないことがあるため、仕事に割く時間が少なくなる傾向があります。そのため、仕事をする時間はお客様への対応に集中できるような環境づくりが必要です。
とくに家事や子育てをしながらネイリストを目指す場合は、家族の理解や協力が欠かせません。このようなことからも、家族としっかりと話し合って協力体制を築くようにしましょう。
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2. 就職先が見つかりにくいこともある
技術や知識を身につけることで就職先を見つけやすくなりますが、タイミングによっては就職先がすぐに見つからない可能性もあります。また、年齢的なボリュームゾーンを外れるとむずかしくなることも。
このようにさまざまな要因によって就職先が見つかりにくくなってしまうことがあるため、見つからないときの時間の過ごし方なども考えておくことをおすすめします。
自宅サロン開業の選択肢もある
家を空けられない主婦がネイリストになる場合、自宅サロンを開業するという方法もあります。集客や経費の計算など、やらなければいけないことは増えますが、そのぶん出勤時間を短縮することが可能です。
さらには店舗費用がかからないため、コストを抑えられます。しかし、立地を選べないためにターゲット層へ来店を促しづらいなどといったデメリットがあることも理解しておきましょう。
3. 就職してもすぐに高収入は得られにくい
ネイルサロンに就職したとしても、すぐに高収入が得られるわけではありません。店舗の規模やエリアによっても変わってくるからです。
また、資格手当や役職手当がついたり、歩合制を導入したりしていることも多いため、収入には差があります。アシスタント業務から始めるとなると、はじめは収入が低い可能性があることを念頭に置いておきましょう。
しかし、働いているうちに収入をアップさせることは可能です。集客をして指名客を増やしていくことによって、高収入へのチャンスは広がります。
高収入を得たい場合は、より高度な知識や技術を身につけて顧客満足度を上げる努力をするのがおすすめです。
応募から採用試験までの流れと必要な準備|書類の作成や面接対策
ネイルサロンに応募後の流れは、 履歴書や職務経歴書を提出→書類審査→面接→内定が一般的。採用してもらうためには、準備・対策をしておくことが大切です。
ここでは、書類審査と面接に向けたポイントを紹介します。
1. 履歴書や職務経歴書を提出する
履歴書や職務経歴書は、郵送する場合は投函日を、面接時に持参する場合は提出日の日付を書いて提出します。
どちらの書類も採用担当者が目にするものなので、ていねいに記入し、ミスがないか見直しをします。誤字や脱字があった場合は、修正テープなどで消して上書きするのではなく、新しい用紙に書き直しましょう。
会社名は「(株)」ではなく「株式会社」と正式名称で記入します。
書類審査では、自己PRや志望動機が重視されるため、応募先の求める人物像やコンセプトとマッチした内容で、自分のスキルや強み、応募先に入社したい熱意をアピールしましょう。
書き方の詳細は、以下の記事を参考にしてください。
ネイリストの履歴書の書き方は?提出方法や印象を良くするポイントも紹介!
ネイリストの職務経歴書には何を書くべき?書くときのポイントや記載する内容とあわせて職務経歴書の見本を紹介
2. 面接対策をして面接に臨む
面接では質問に対する回答内容とあわせて、身だしなみや面接を受ける態度、言葉遣いもチェックされています。とくに指定がなければスーツで、私服可の場合でもカジュアル過ぎない装いで、清潔感のある身だしなみを心がけることが大切です。
ネイルサロンなので、ネイルをしていくこと自体はOKですが、応募先の雰囲気に合ったネイルに整えておきましょう。
質問内容は、人柄やそのサロンで働きたいという熱意などを確認する項目が多いです。以下の記事を参考に、どのように回答するかを考えておきましょう。
ネイリストの面接に必要なマナーとは|よく聞かれる4つの質問と回答例
主婦でもネイリストを目指すことが可能!自分に合った方法でネイリストになろう
ネイリストは主婦でも目指せる職業です。ネイルスクールを活用したり、未経験を歓迎しているサロンに就職したりして、知識や技術を習得すればお客様への施術ができるようになります。
いきなり高収入を得ることは難しいかもしれませんが、資格を取得したり指名してくれるお客様が増えたりすれば、収入アップの可能性も大いにある仕事です。家族の理解や協力を得て働く体制を整え、ネイリストを目指してみてはいかがでしょうか。
求人サイト「リジョブ」は、未経験歓迎の求人も豊富です。細かな条件も指定できるので、ぜひ一度チェックしてみてください。