トータルに美を追究するバリアフリーサロン『lino nail studio & academy』
道路に面した店舗はバリアフリー。白と茶を基調とした店内は、ふんだんに明るい光が差し込む。お客様が柔らかな気持ちでいられそうな癒やしの空間。さらにバリアフリーであることも特徴的なlino nail studio & academy(リノネイルスタジオアンドアカデミー)。オーナーネイリストの大野真凡(おおのまほ)さんにお話を伺いました。
指導でバリアフリーに変更 あえてセールスポイントに
――独立したきっかけは何だったんですか?
「ひとそれぞれかと思いますが、年齢的には最後の勝負かなと思いました。今年の4月にこの店をオープンしまました」
――Linoというお店の名前の由来を教えてください
「Linoとはハワイ語で、『光り輝く』という意味があります。私自身、ハワイが大好きなので、この名前をいただきました。さらに『人と人をつなぐ、結ぶ』という意味もあって、お客様とのご縁を大事にしたいという思いと、お客様が輝き続けるお手伝いがしたいという気持ちを込めたつもりです」
――地元のお客様も多いですか?
「そうですね。地元のお客様が増えました。豊田ではチラシを配布して、ハンティングもしました。あとはSNSで見てくださったお客様がいらしてくださっています」
――お客様の年齢層はどれくらいですか?
「30代から50代くらいのお客様が多いです。金額にもよって違いますけれど、大人のネイルのお客様が多いです」
――オープンから4ヵ月ですが、開店準備期間から今までを振り返って苦労されたことはありますか?
「店舗設計が終わった時点で、行政から「ここの通りの新しい店舗は、バリアフリーにしてください」という指導が入ったんです。当初の計画を白紙に戻して、設計からやり直しました。トイレも広く、フットネイルのチェアは本来なら軽く2台置けるところを1台にしました。空間を贅沢に取っていますので、車いすでいらしていただいてもゆったりしていただけます。行政指導が入ったことで、設計はやり直しになりましたが、あえてバリアフリーを売りにしていこうと考えました。ある意味、サロンのひとつの方向性を作ってくれたので、指導がかえってよかったと思います。今は、車いすでも安心していらしていただけるネイルサロンとしてもっと認知度を上げたいと頑張っています」
輝き続けて欲しいからお客様のトータルな美を
――歯のホワイトニングも施術に加えられていますね。
「はい。オープン当初からやっています。医療行為にあたるので私たちは施術できないんです。だからセルフホワイトニングというスタイルです。スタッフが手順や注意点をお話しして、ご自身の手でホワイトニングしていただいてます。フットネイルやまつげパーマを行うソファがあって、パーテーションを立てると個室のようになりますので。ありがたいことに、先日いらした方は1回で白くなったって喜んで帰られましたね」
――アイラッシュも準備中とのことですが
「9月からまつげパーマを始めます。まつげパーマがきちんと定着してから、エクステも導入しようと思っています。さっきの話ではないですが、お客様が輝き続けるお手伝いの一環として、ネイルだけではなく、トータルに美しさをサポートできればと思っています」
――最後に、施術をされていて一番やりがいを感じることは何ですか?
「ネイルケアですね。お客様から爪がきれいになったとか、すっきりしたと言っていただけるのが喜びです。『ネイルで、ここまでキレイになるんですね』と驚かれるお客様もいらっしゃいます。やはりお客様の生の声を聞けるのが楽しみの一つですね」
Salon Data
lino nail studio & academy(リノネイルスタジオアンドアカデミー)
住所:東京都日野市豊田4-33-9
TEL:042-808-9515
URL:https://lino-nail-lino.amebaownd.com/
今年20歳になるお子さんがいらっしゃるとは思えないほど輝いている大野さん。ハンデを持つ方や年齢がアッパーな方にも優しいッサロン! お客様を輝かせるための、新たな挑戦はまだ始まったばかり。東京都日野市が新しいビューティの発信地になるのかもしれません。