美容部員のインターンシップは就職活動に役立つのか？志望動機を書くときのポイントも紹介
社会人になる際に、誰しもが通る道として就職活動があります。就職活動を企業や就活生にとってよりよいものにするために、多くの企業がインターンシップを実施しています。
では、美容部員を目指す就活生にとってインターンシップは、就職活動に役に立つのでしょうか？就職活動に必要となる、志望動機を書くときのポイントと一緒に紹介しますので、美容部員を目指す就活生はぜひ参考にしてください。
美容部員のインターンシップは就職活動に役立つのか
インターンシップに参加することで、仕事のよい側面も大変な側面も知ることができます。経験を通して面接官にアピールできるという点でも就職活動の役に立つと言えます。仕事を知るという観点から、できるかぎり現場に参加できるような長期のインターンシップがおすすめです。
インターンシップの種類と期間
インターンシップの種類は大きく分けて4つのタイプがあり、期間は3つあります。
インターンシップの種類
①セミナータイプ・・・企業の担当者から業界や企業の説明を受け、知識を得るもの
②職業体験タイプ・・・職場の見学や、簡単な業務を体験し職場の雰囲気を体感できるもの
③課題解決タイプ・・・企業課題をテーマに、グループで解決策を導き出しプレゼンテーションを行うことで自分の適性などを把握できるもの
④実務経験タイプ・・・実際の業務を遂行し、本格的な仕事を体験することでよりリアルに職場を体感できるもの
インターンシップの期間
①3日以内・・・業界の知識や理解を深める
②1週間程度・・・職場の雰囲気や簡易的な仕事を知ることができる
③1ヶ月以上・・・本格的に仕事を体験し働く自分のイメージを持てる
インターンシップで得られること
インターンシップといっても種類や期間はさまざまですが、インターンシップに参加することで、仕事内容を知ることができたり、自分がその仕事に向いているのかといった適性を直に感じることができます。
また、仕事をするうえで必要なスキルを知ることもできますし、同じインターンシップに参加した人同士で人脈を広げることができたり、就職活動に役立つ経験を積めるということも大きな意義になりますね！
美容部員のインターンシップを実施している企業
実際に美容部員のインターンシップを実施している企業を紹介していきます！企業によってインターンシップの種類や内容も違うので、インターンシップを通してどんなことに挑戦したいのか自分の目的や興味のある内容に取り組める企業を探してみましょう。
株式会社資生堂
株式会社資生堂では、ブランドマネジメントについて体験できるインターンシップが実施されています。
ブランドの課題をもとに、データの分析や提案をグループディスカッション形式で行うプログラムです。グループディスカッションの内容に対し、社員から直接フィードバックをもらうことができます。
期間は2、3日程度です。
株式会社シャンソン化粧品
株式会社シャンソン化粧品では、「対面型」と「オンライン型」の2種類のインターンシップが実施されています。
期間は「対面型」では2日間、「オンライン型」では2時間半です。
「対面型」では1日目に企業紹介、2日目に実務体験ができます。
実務体験では、営業職・美容職・開発／生産職・事務職・デザイン職の5つに分かれており、それぞれ日程も別で設けられています。
「オンライン型」では営業職・営業職（OEM）・美容職・開発職・事務職・企画職・デザイン職の7つに分かれており、グループディスカッションやプレゼンテーションなどを通して短い時間でも行えるプログラムです。
株式会社ヴェルジェ
株式会社ヴェルジェでは、企業紹介やコンセプトの説明を受けたあと、実際の売り場担当者の話を聞いたり、肌カウンセリングのトレーニングを行い、最後に質疑応答の時間を設けたインターンシップが実施されています。
期間は1日です。
株式会社イプサ
株式会社イプサでは、2回に分けてのインターンシップが実施されています。
1回目は業界説明をメインに、イプサの紹介も行われます。2回目は実際の売り場担当である「レシピスト」から、話を聞いたりカウンセリングを実際に行いフィードバックをもらうことができます。
先輩社員との交流ができる時間も設けられており、キャリアアップの話もうかがえます。
ロクシタングループ
ロクシタングループでは、オンラインでのインターンシップが行われています。ロクシタンの製品紹介を聞いたあと、接客体験を行い、内定者と対談をするプログラムです。
接客体験では、まず接客体験をしている動画を見て、よかったところ・悪かったところをディスカッションし、魅力を伝えるためのトークを考え接客体験を行うという内容です。
期間は1日です。
美容部員に向いている人ってどんな人？
美容部員とは、お客様に合う化粧品を提案し販売するのが仕事です。売り上げを伸ばすためには、リピーターも必要ですし、そのためにもお客様と丁寧に向き合わなくてはなりません。自分の性格や特徴を活かすことができるよう”美容部員に向いている人”をおさえておきましょう。
美への向上心と探求心がある人
美容部員はそのブランドを象徴する存在そのものです。スキンケアやメイクが好きだからこそ、研究することも仕事の一環です。
常に「美しくいたい」という美意識を持ち、美しさを追求するための”向上心”は欠かせません。また、化粧品はどんどん新しいものが開発されていきますから、そういったことにもアンテナを張り、関心を持っている人は美容部員に向いていると言えるでしょう。
明るい性格で前向きな人
来店するお客様は、スキンケアやメイクに悩みを持っていることも少なくありません。お客様のキレイになりたいという気持ちに寄り添い、前向きになってもらうためには美容部員自身が明るく前向きな性格であるほうがよいでしょう。
お客様の悩みはさまざまですが、ひとりひとりに合った前向きな提案ができる人は美容部員に向いていると言えるでしょう。
興味を持って話を聞くのが上手
お客様との会話やカウンセリングをもとに化粧品を提案する仕事ですから、まずは相手に関心を持てるような「人と接することが好き」であることは大切です。
お客様が何に困っているのか、何を求めているのかなど、会話から引き出さなくてはなりません。お客様が話しやすいような雰囲気を作るよう心がけ、話をよく聞いて共感してくれるような美容部員は信頼が持てますよね。
興味を持って相手の話をよく聞けるような人は美容部員に向いていると言えるでしょう。
美容部員の志望動機を書くときにおさえておきたいポイントは4つ！
どんな職業の就職活動でも必ず聞かれる志望動機。美容部員の志望動機を書くときには何に気をつけたらよいのでしょうか？おさえておきたいポイントを4つ紹介します。
美容部員を目指したきっかけを伝える
まずは、美容部員になりたいという思いが本当なのかどうか面接官は見ていますから、美容部員を目指すようになったきっかけを伝えることはとても大切です。
できるだけ具体的に、自身の肌の悩みであったりそのブランドの商品を使ったエピソードなどを交えるとより志望の動機に深みができ、面接官へ自分の思いを伝えられるでしょう。
ブランドが好きだからというだけの理由は避け、徹底してブランド研究を行う
美容部員になりたい理由として、そのブランドが好きだからというだけではNGです。企業は、日々さまざまな研究や新しい商品の制作に力を入れ、独自の魅力を創り出しています。
どの商品にもこだわりがあったり、お客様への思いを込めているのですから、これから働きたいという就活生にもしっかりと知っていてほしいものです。
ですから、ブランドを一括りにせずブランドや商品の研究をしっかりしておくことはとても大切です。
美容部員として自分がどうなりたいのかを伝える
自分の美容部員としてのビジョンを伝えることも志望動機として伝えましょう。
このブランドで、自分はどういった存在として働きたいのかを明確にしておくことで、面接官もあなたの本気度が伝わり、一緒に働くイメージを持ちやすくなります。
美容部員を目指したきっかけや、ブランド研究などを通してイメージを膨らませてみるとよいでしょう。
なぜそのブランドで働きたいのかを伝える
他のブランドではなくそのブランドでなくてはならない理由や、インターンシップでの経験（仕事の大変さや苦労など）を踏まえて仕事に対する本気度をアピールすることも大切です。
ここまで述べてきた美容部員を目指したきっかけを考えることやブランドの研究は、ここでも大いに活かされます。どの企業にもこだわりや思いがあるように、あなた自身のこだわりや思いをしっかりと伝えることが大切です。
インターンシップを経験して、美容部員への意識を高めよう
就職活動に取り組む際、志望動機が必ず聞かれることをお伝えしました。志望動機を伝えるには企業研究や自分のビジョンを持つことがとても大切です。
企業が実施しているインターンシップを通して、仕事のことも自分のことも理解を深めることができるので、インターンシップを経験すること自体が就職活動に大いに役立つといえます。どんな美容部員になりたいのか、なぜ美容部員として働きたいのかなどの意識を高めるためにもインターンシップへ参加してみてはいかがでしょうか。
