アロマセラピストの年収はどれくらい?収入をアップさせるポイントを紹介

「リラクゼーション」や「ヒーリング」の認識が高まるにつれ、セラピーの需要が拡大し、セラピストの求人も増えてきています。セラピストは得意とする施術方法によって名称がかわりますが、そのなかでアロマオイルを使用するセラピストを、アロマセラピストと言います。

今回はアロマセラピストに焦点をあてて、アロマセラピストの年収や収入をアップさせる方法などについて紹介します。

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アロマセラピストとは?

まずはじめに、アロマセラピストとはどんなセラピストなのかについて概要を見ていきましょう。

アロマセラピストは、精油(アロマオイル)を用いた施術をおこなうセラピストのことです。アロマオイルは花や葉、果実など、おもに植物から抽出された天然の素材で、このオイルを使用して美容と健康の維持、促進を目的としたトリートメントをおこないます。

アロマオイルは、もととなる植物によって香りや特性がかわり、人体にどのような影響を及ぼすかも違います。また、アロマオイルを組み合わせて使うことで効能が高まったり、使い方によって違う効果が表れたりすることもあります。

そのため、アロマセラピストはアロマオイルの特性や効能についての正確な知識や、人体の仕組みや生理学などについても高い知識が求められます。

アロマセラピストの年収はどれくらい?

厚生労働省の職業情報提供サイトでは、アロマセラピストについてさまざまな情報が公開されています。こちらで公開されているデータをもとに、アロマセラピストの年収を見ていきましょう。

令和4年賃金構造基本統計調査の結果から、アロマセラピストの年収は全国平均で381.9万円と発表されています。平均年収がもっとも高額になるのは40代前半で、443.46万円です。

アロマセラピストの年代別の平均年収は、以下のとおりです。

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)):アロマセラピスト – 職業詳細

固定給か歩合給かでもかわる

アロマセラピストの給与形態には、固定給と歩合給があります。サロンによってどちらの給与形態を採用しているかによって、収入に大きな差が出ることがあります。

固定給の場合は、毎月安定した収入が見込めます。しかし、業務量で給与が大きく変わることもないため、大勢のお客様に施術をしても、大幅な収入増加は期待できません。

対して歩合給は、基本給は低く抑えられているかわりに、施術数や指名数がそのまま給与に反映されるため、業務量が増えるとその分は給与に反映して収入が上がります。反面、施術をこなすことができなければ、給与が低くなってしまいます。

もっとも多い就業形態は自営、フリーランス

厚生労働省の調査によるデータでは、セラピストの就業形態でもっとも多いのは、自営やフリーランスで、全体の67.2%にものぼります。自営やフリーランスということは、独立・開業をしているということなので、給与が固定されません。

経営に失敗してしまうリスクもありますが、売上が上がればそのまま収入も上がるため、オーナーセラピストのなかには高収入を得ている人もいます。

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アロマセラピストが年収をアップさせるには?

アロマセラピストとして働くうえで、年収をアップするためには何をすればよいのでしょうか?

ここからは、アロマセラピストが年収をアップさせるためのポイントについて見ていきましょう。

1.スキルを磨く

まず大切なのは、仕事の精度を高めることです。お客様へおこなう施術の技術はもちろん、接客や営業、事務方など、アロマセラピストとしての業務に関わるスキルを磨きましょう。

とくに歩合制の場合、施術数が給与に大きく影響するため、高い施術スキルや接客スキルでお客様の満足度を向上させ指名が増えれば、その分給与が上がります。

また、資格を取ると、資格手当が付くサロンもあります。アロマセラピストの資格については、後ほど詳しく解説します。

2.店内で出世する

一般的には、管理職になると現場のスタッフよりも給与が上がる傾向があるため、出世をするのも年収をアップさせる方法です。チーフ・店長・マネージャーなど、サロンによって役職名は違うでしょうが、今所属しているサロンで経験を積み業績を上げて、出世を目指してみましょう。

3.雇用主と交渉する

自分の実力や功績と、今の給与が釣り合っていないと感じる場合は、雇用主に給与アップの交渉をしてみるのもよいでしょう。ただし、ただ闇雲に交渉しても、給与は上がりません。自分がどの程度成果を上げているのか、具体的な数字などを提示できるのなら、給与アップの可能性が期待できるでしょう。

4.待遇のいいサロンに移る

交渉するほかに、今いるサロンよりも待遇のいいサロンへ転職するという方法もあります。

所持している資格やキャリアによって異なりますが、自分の実力や経験、功績をアピールすることができれば、好条件で転職することができるかもしれません。

5.独立・開業する

前述したように、独立・開業して自営やフリーランスになれば、給与が固定されなくなります。経営に成功すれば、高収入も上限なく期待することができるでしょう。ただし、この場合は基本給のような確定された収入もありませんので、失敗してしまうと収入が下がるリスクもあります。

アロマセラピストにおすすめの資格を紹介

年収をアップさせる方法のひとつに、資格の取得があるとお伝えしました。アロマセラピストに関連する資格はいくつか存在しますので、そのなかから代表的な資格を紹介します。

アロマセラピスト|日本アロマ環境協会

日本アロマ環境協会では、「アロマセラピスト」という資格を認定しています。プロのアロマセラピストとして、アロマテラピートリートメントやコンサルテーション(専門家による相談)を実践できる能力を有することを証明する資格です。

日本アロマ環境協会の会員になるほか、受験要項を満たしたのち試験に合格する必要があります。詳しくは日本アロマ環境協会のホームページでご確認ください。

引用元
(公社) 日本アロマ環境協会:検定・資格 | アロマセラピスト

アロマハンドセラピスト|日本アロマ環境協会

アロマハンドセラピストは、アロマセラピストの資格と同じく日本アロマ環境協会が認定する資格です。

安全にアロマテラピーを行うための知識と、アロマハンドトリートメントを提供できる技術を有することを証明する資格です。

受験要項などは日本アロマ環境協会のホームページでご確認ください。

引用元
(公社) 日本アロマ環境協会:検定・資格 | アロマハンドセラピスト

IFA国際アロマセラピスト|国際アロマセラピスト連盟

IFA国際アロマセラピストはアロマセラピストの資格のなかでも最高峰といわれている資格です。日本国内では、イギリスのIFAに認定された認定校でしか資格を取得することができません。

認定校でカリキュラムを履修し、カルテや小論文などを提出したのち、記述式の理論試験と実技試験に合格すると資格を取得することができます。

詳しくは日本アロママイスタースクールアクトインターナショナルスクールなど、IFA認定校それぞれのホームページを確認してください。

引用元
日本アロママイスタースクール:IFA国際アロマセラピスト資格とは?試験概要や受験資格、学習内容を紹介
アクトインターナショナルスクール:IFA国際アロマセラピストコース

スキルアップをしてアロマセラピストとしての年収をアップさせよう

アロマセラピストは、アロマオイルの持つ香りや効能を利用してお客様の健康や美容の維持・促進をする仕事です。固定給と歩合給のどちらかの給与体系を採用しているサロンがほとんどで、年収の全国平均は381.9万円となっています。

アロマセラピストが年収アップをさせるには、スキルアップをしたり、雇用主と直接交渉したり、独立・開業をするなどの方法が考えられます。いずれにせよ、スキルが給与に反映されやすい職業といえるでしょう。

アロマセラピストとしてのスキルを証明するためには、資格の取得がおすすめです。今回紹介した資格の一例を参考に、アロマセラピストとして経験を積んで年収アップを目指してみてください。

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)):アロマセラピスト – 職業詳細
(公社) 日本アロマ環境協会:検定・資格 | アロマセラピスト
(公社) 日本アロマ環境協会:検定・資格 | アロマハンドセラピスト
日本アロママイスタースクール:IFA国際アロマセラピスト資格とは?試験概要や受験資格、学習内容を紹介
アクトインターナショナルスクール:IFA国際アロマセラピストコース

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