お客さんの「やりたい」を後押しする、ヨガインストラクター・井関麻美さん

個人で事業を始めるにあたり、大切になる自分らしさや独創性。今回、ご紹介する井関麻美さんは、幅広い事業を展開しつつも、明確な軸をもった働き方をしているヨガインストラクターです。前編となる今回は、井関さんの事業内容や、現在の事業を始めるまでの経緯、仕事において大切にしている価値観について深ぼりしていきます!

今回、お話を伺ったのは…

井関麻美 さん

ヨガインストラクター、ヨガ数秘、ヒプノセラピスト、アロマセラピスト、ライターなど様々な、肩書をもつ。趣味は旅行。

instagram:@haleaina_asami.iseki

肩書は、ヨガインストラクター、ヒプノセラピスト、アロマセラピスト…

多くの肩書をもつ井関さん

――本日は、どうぞよろしくお願い致します。まずは、井関さんの現在のお仕事についてお話を聞かせてください。

現在は、契約ヨガインストラクターと個人事業の両輪で仕事をしています。契約のヨガインストラクターは、都内のヨガスタジオやオンラインでヨガのクラスを受け持っており、個人としての事業は、複数あるのですが、ヨガインストラクターや、ヨガ数秘カウンセラー、ヒプノセラピスト、レイキの講師などをしております。

――たくさんの肩書があるのですね!それぞれどんなものか教えていただけますか?

ヨガ数秘とは、生年月日から出た9つの数字を使ってチャートを作り、その人が本来持っている性格や方向性などを導き出します。スピリチュアル的なものと言うよりは、出てきた内容をベースに、それについてどう感じるかカウンセリングをしていく感じですね。

ヒプノセラピーは、催眠療法を用いて潜在意識に対して働きかけ、その人が知らないうちに抱え込んでいる傷を癒すものです。人の意識には、普段自覚ができている顕在意識と、自分では意識していない潜在意識の2つがあります。コーチングでは、顕在意識にアプローチして問題を解決しようとするのに対し、ヒプノセラピーでは、潜在意識側からアプローチをかけるのです。

レイキは、日本に昔からあるエネルギーワークで、手で触れることで身体のエネルギーバランスを高めたり、整えたりして、自己治癒力を向上させるというものですね。

ヨガの爽快感や奥深さに惹かれて、インストラクターに

屋外でヨガを教えることもあるという井関さん。写真は福岡県の糸島

――ありがとうございます。井関さんはどういった経緯を経て、現在のような様々な肩書を持つようになったのでしょうか?

ヨガ自体は20年、インストラクターは7年目になります。ヨガを始めたのは、第一次ヨガブームと呼ばれるタイミング。マドンナやスーパーモデルたちがヨガを取り入れ、そこから多くの人に広まっていった時期です。元々運動が苦手だった私は、ものは試しとヨガをやってみたのですが、クラスが終わったあとの爽快感や先生の話の面白さに惹かれ、気がつけば、ずっとヨガを続けていました。

ヨガを始めて12年くらいになる頃、周りから「教えて」と言われるようになりまして。これまでは習う側だったのですが、教える立場に立つことで、また違った角度からヨガについて理解を深められるのではと思い、資格を取ることにしたんです。

――そんな経緯があったのですね。ヒプノセラピーやレイキについてもうかがえますか?

実は私、子どもの頃からいろんな人に相談をされやすい体質でして。親戚や友人、知り合いだけではなく、割と遠めの関係性の方からも、人生相談を受けたりしていたんです(笑)。いろいろな人から相談を受ける中で、いかにその人が、自分らしい人生を送れて、ポジティブに毎日を過ごせるようになるのか考えるなかで、ヨガ数秘と出会ったんです。

――もともと教えられていたヨガとの関連性もありますもんね。

はい。ヨガ数秘のいいところは、完全にそれが当たるとかそういうものではなく、カウンセリングする際のたたき台にできるところですね。お話するときに、私の主観ではなく、「数字ではこう出ていますが、実際のところはどうでしょう?」といったふうにお話できると、双方にとって話がしやすくなりますし、気が付かなかった可能性や方向性も見えてくるんです。

相談してくれた人が、自分らしい人生を送れるように

一人一人としっかり向き合う姿勢が支持を集める

――確かに、客観的な比較対象があると、自分を見つめやすい気がします。ヒプノセラピーとレイキについては、いかがでしょうか?

先程お話したように、ヒプノセラピーは自覚していない潜在意識に働きかけるもの。例えば、自分が「やりたい」と思っていることに対して、心の奥底で無意識にブレーキをかけてしまい一歩を踏み出せない人がいるとします。そのブレーキには、過去に負った心の傷などが関係しているケースも多いのですが、本人も自覚していないため、コーチングなどでは解決することが難しいんです。そんなときに、ヒプノセラピーの催眠療法を使うことで、ブレーキをかけてしまっている原因にアプローチができるのです。

――レイキについては、いかがでしょうか?

レイキについては、ヨガの先生から教えていただいたものなのですが、こちらは、実際に生徒さんの身体に触れることで、相手の自己治癒力を高めるものです。どちらかといえば、フィジカルを高めるものですね。

一見ばらばらの肩書のようですが、どれも周りの方の「自分らしく生きたい」という思いをサポートできればという気持ちではじめたものなんです。


井関さんが個人事業主として取り組んでいる3つの領域

1.身体と心を緩めるためのヨガインストラクター

2.潜在意識に働きかけ、心の傷を癒すヒプノセラピスト

3.身体エネルギーバランスを整えるレイキ

お話をうかがっていると、一見バラバラに見えた肩書も、周りの人を幸せにするため、というところでつながっていた井関さん。後編では、具体的なお話や、売上、今後の目標について深掘りしていきます。お楽しみに!

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