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コラム・特集 2018-11-11

理容師の平均年収はどれぐらい?年収の決まり方と上昇させる方法についてお伝えします

髪をカットすることで整髪し、カミソリを用いた顔剃りで身だしなみを整えるのが、理容師のお仕事です。

美容がブームになっている昨今においては、それこそシェービングに特化したサロンなどもあったりするので驚かされます。

顔剃りは国家資格として理容師に認められている技術のひとつですから、そのようなニーズにも対応できるため、昔よりも働き方が多様になりつつあるといえるでしょう。

ただ、基本的には、ヘアカットまで含めて総合的に受け持ってくれる理容室で働くことが、一般的ではないでしょうか。

流行を敏感に察知し、お客様の求めるスタイルを実現してくれる理容師ですが、年収はいったいどのくらいなのでしょうか。

また、どのようなことに留意すれば、収入を上げていくことができるのでしょうか。理容師の“フトコロ事情”について考えてみましょう。

理容師の年収の相場はいくらぐらい?

美容師と理容師を併せての平均年収になりますが、ズバリ答えを述べますと、287万円となります。これは、特別給与額61,700円を足した数値となります。

つまり、それらを差し引いた上で12か月で割れば、月給の平均は約23万円くらいとということ。ボーナスの有無は職場によってまちまちといった状況です。

また、女性に比べて男性の方が、若干ではありますが月収の平均値は高くなっているようです。

一般的に、日本の平均年収が400万円を超えていることからも、決して収入面の待遇は良いとは言えないかもしれません。

理容師の給料の決まり方

立場によって得られる給料は様々です。それこそ経営者ともなれば、自身の給与額を決められるようになるといった事実が、端的にそのことを証明しています。

まずここでは、店舗で働いている人の場合を考えてみましょう。

最近の傾向としては、格安で散髪してくれる、カットサロンなどの増加が見受けられます。そのような現場は、お客様一人の単価が安いため、人件費を圧縮しているパターンが考えられます。収入を求めるならば、あまりお勧めできません。

立場によって収入が異なると、先ほど述べました。ここでは、理容師の給料の決まり方について、アシスタントと有資格者の違いに注目して考えてみましょう。

下積み時代の月収は?

資格の取得を目指しながら、アシスタントとして働く場合、収入はグンと減って、月収15万円程度となってしまいます。

一日中、立ちっぱなしの仕事ですし、さらには閉店後にカットの練習をしたりと、経験を積み上げるにはなかなか大変な職場ではあります。

しかし、資格を取得しスキルさえ身に付ければ、安定した収入が得られることも、また事実です。

一人前になるまで、少し長いスパンでも大丈夫な環境にある人は、充実した毎日を送れるでしょう。逆をいえば、この下積みの期間で挫折する人が多いのが現状です。

有資格者の給与体系

有資格者になると、固定給の職場だけでなく、固定給と歩合給を混合した給与体系を持つ職場、完全歩合制の給与体系の職場などが選択肢に入ってきます。

お客様を何人カットしようと、給料が変わらない固定給に対し、一人のカットにつきマージンが得られる歩合給。

実力がものをいう歩合給ですが、売上すべてを手に入れられると勘違いしてはなりません。お店との折半になるため、その比率はお店によってさまざまであるのが現状です。

固定給と歩合給を混合した給与の場合、売り上げの15~20パーセントが配分されます。完全歩合制では、その数値がおよそ30パーセント程度まで上昇します。

月収は緩やかな成長カーブを描いていく

資格を取得した後の月収は、緩やかに上昇していく傾向にあります。これが、この仕事の魅力的な一面であるといえるでしょう。

つまり、一定のスキルを身に付けてしまえば、安定した給与を受けることができるのです。

そのため、安心して働ける環境で、さらに自身の技術に磨きをかけて、成長していくことができます。

理容師としての給料を上昇させる方法

理容師の年収がどのくらいなのか見てきましたが、具体的にどのようにすれば、給料を上げていくことができるのでしょう。

勤め人として働いている間にも、できることはたくさんあります。職場で求められるニーズに対し、自身ができることを考え、追及してみると良いでしょう。

また、腕前をより高く評価してもらえる転職もひとつの選択肢に入ってきます。さらには独立に至るまで、様々な方法が考えられます。

理容師としてのカット技術をあげる

これは、理容師として働くためには欠かせない、基本の技術であるといえます。自身のスキルが最も生きる場面でもありますから、軽く見てはなりません。

カットと一言でいってみても、お客様の髪質や頭皮の状態を把握し、それに合わせて最適な処置を施さなければなりません。

つまり、一通り習得した整髪のスキルだけでは、多様なニーズに応えることができないのです。

お客様一人ひとりの接客を通じて、その人固有の“髪の悩み”に対して、カットの技術で喜んでもらえる存在になるよう、腕に磨きをかけましょう。

多くのお客様に指名してもらう

お客様からの指名は、ある種“人気のバロメーター”といえます。勤め人として働く以上は、その職場を代表するくらいの気持ちを持つことが大切です。

歩合制を取り入れている職場が多いことは既に述べました。多くのお客様から指名を受けることは、それだけ自身のインセンティブに直結しているのです。

そのため、カット以外でも洗髪や顔剃りなど、『これは自信がある』というスキルを一つでも多く身に付けましょう。

お客様が何に喜びを感じるのかは、実際にはわかりません。そのため、多岐に渡る理容師の技術を万遍なくカバーすることが、指名を増やすことになるはずです。

転職をして大きいお店で働く

チェーン展開しているような大きいお店は、企業としての業績が上がっている状態と考えられます。

そういったお店に転職してみるのはいかがでしょうか。単純に収入が上がるだけでなく、福利厚生が充実しているところが多いです。

また、研修制度を設けるなどし、さらにレベルアップを図れる環境を整えていたりと、手厚くフォローしてくれる企業もあったりします。

なにより、多くの仲間と切磋琢磨することになるため、自身の成長を実感できるのではないでしょうか。

独立して自分のお店を持つ

独立するということは、あらゆる裁量が自身に任されるということになります。お店の立地条件ひとつをとってみても、売り上げを大きく左右する問題です。

また、理容器具などをリースして運営する場合、それら固定費が毎月かかってきます。そのため、経営者としての目線を持つことが欠かせません。

お客様が支払うお金がそのまま収益になりますから、そこからどれだけの給与を自身が得るのかはある意味で、自由です。

ただし、理容師としての技術を極めたこととは別に、店舗経営にはそれなりの難しさがあることを覚えておきましょう。

理容師としての技術をあげるには

理容師の技術の基本としてカットがあることは、既に述べました。また、洗髪や顔剃りなどのスキルも欠かせないでしょう。

そのような技術の多くは、職場で体得していかなくてはならないものです。毎日の接客が、技術の向上に直結しているといえるでしょう。

また、“接客”という観点から考えてみると、お客様とのコミュニケーション能力は欠かせません。

技術を売る商売とはいえ、サービス業的な側面を持つことを忘れずにいましょう。

多くのお客様を担当する

多くのお客様を受け持つことは、人それぞれの髪に関する悩みや、髪質・頭皮の状態を知る機会をたくさん持てるということを意味します。

つまり、接客をこなせばこなすほど、自身の経験を積み上げることになります。ぜひ、たくさんのお客様と触れ合い、技術に磨きをかけましょう。

また、たいていの人は、リラックスした状態で整髪してもらいたいと思っているはずです。そのため、相手を和ませる“話術”というのも案外バカにはできません。

何気ない世間話をすることが、相手に好印象を与えることも考えられます。積極的にコミュニケーションを図るようにしましょう。

セミナーに参加をして技術を磨く

理容師やヘアサロンの職業に従事する人を対象としたセミナーに参加してみることも、ひとつの手段です。

業界の最先端の情報や、現状を俯瞰して把握できるため、普段ぼんやりと疑問に感じていた問題意識がはっきりと認識できることでしょう。

また、自身がこの職業を続けていく上で、何に『つまづき』を感じているかといったことが明確になるかもしれません。

同業者が集う場所には、スキルアップを成し遂げるためのヒントがたくさん転がっているはずです。ぜひ足を運んでみてください。

得意なカット方法を見つける

当然のことながら、ヘアスタイルというものは、流行に左右されやすいものです。そのなかで得意なカット方法を持つことは悪いことではありません。

お客様のなかには、美意識が高い方も、低い方も存在しますし、髪型へのこだわりの強さもさまざまでしょう。

そんなお客様を前にして、得意なカット法を持っていると、自信を持って提案ができる力強い“武器”として役立ってくれます。

整髪のスペシャリストとして自身をアピールするためにも、常に得意なカット法に磨きをかけましょう。

技術をあげることで収入を大きく上げることも不可能ではありません

最近では、理容室以外にも格安のカットサロンや介護施設へ訪問してのお仕事に至るまで、理容師が活躍できる場は広がりを見せています。

アシスタントであれ、有資格者であれ、大切なことは地に足をつけて、毎日の仕事をこなしていくことではないでしょうか。

そういった日々を送ることが、そのままスキルの積み上げとなり、自身の腕前に磨きをかけるための近道といえるのです。

技術が認められれば、多くのお客様がついてくれます。お店で一番の人気者ともなれば、それに見合った収入が得られるに違いありません。

そして、最終的に独立を考えている人は、経営のノウハウを吸収しておくことも大切です。自身のなかで目標をしっかりと立て、地道に頑張っていきましょう。

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