アイリストが自己PRで伝えるべきことは? 考え方やNG例・例文を紹介

アイリストの就職・転職活動において、履歴書や面接で必須の自己PR。その名の通り、自分をアピールするためのものですが、具体的にはどのように伝えるべきなのでしょうか。希望のサロンで採用を勝ち取るためにも、コツやポイントをおさえておきたいものです。

そこでこの記事では、アイリストが自己PRで伝えるべきことや考え方を紹介します。NG例や状況別の例文も紹介しますので、参考にしてください。

なお、「アイリスト」はローヤル化研が商標登録しており、無断で「アイリスト」を名乗ることはできないため注意が必要です。

引用元
ローヤル化研|企業の方へ

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なぜ面接で自己PRを聞かれるの?

自己PRの考え方の前に、まずなぜ面接で自己PRを聞かれるのかについて、見ていきましょう。

アイリストに限らず、就職や転職活動中の面接では、履歴書に書いてあったとしても自己PRを尋ねられます。これは、サロンをはじめとした採用側が、応募者は「どんな人」であるかを知りたいからです。

持っている資格やスキル、学歴や職歴などは、履歴書や職務経歴書に記載されている通りのものです。しかし、応募者の考え方や性格などの人柄は、履歴書からは記載されている以上のことを読み取るのは難しいですよね。

そのため、応募者がどんな人であるか、サロンに適した人材であるかどうかを判断するために、自己PRを聞かれます。

自己PRの考え方

自己PRの重要性についてはおわかりいただけたのではないでしょうか。それではここから、自己PRの考え方について、具体的に見ていきましょう。

過去を振り返って自己分析する

自己PRを考える際、自分自身のことを理解していなければ、何を伝えるべきなのかもわかりません。そこでまずは、過去を振り返って自己分析することからはじめましょう。

学校や過去の職場などを振り返って経験や実績を洗い出し、持っているスキルや性格を改めて分析してみてください。

過去を振り返って自己分析をすることで、「どんな性格であるか」「長所や短所はどこか」「持っている資格は何か」「なぜその資格を取得しようと思ったのか」など、自己PRに使えそうな事柄が具体的になるでしょう。

長所の根拠となる具体的な数字やエピソードをまとめる

次に、振り返った経験や実績のなかから、自分の長所を伝えられそうなエピソードや実績として表せる数字をまとめましょう。たとえば、プライベートな趣味の習い事であったとしても、何年も続けていると伝えれば忍耐力や継続力のアピールになります。

このように、自分の長所や積んできた経験を伝える際、具体的な根拠を挙げることで、説得力が出るでしょう。

サロンが求める人材に合わせた能力をアピールする

サロンによって、どんな人材を求めているのかは異なります。そのため、応募したサロンがどんな人材を求めているのかによって、アピールする強みが異なります。

たとえば、未経験であっても「長く働いて将来的にリーダーとなれる人材」を求めているのであれば、忍耐力や継続力、向上心などをアピールすると効果的と考えられます。そのため、事前にサロンをリサーチし、経営コンセプトや雰囲気などを分析しておきましょう。

なるべく短く簡潔に、わかりやすくまとめる

採用されたいがためにできるだけ多くの長所や意欲を伝えたい、と考えるかもしれませんが、すべてを詰め込もうとしてはいけません。伝えたいことを多く詰め込んでしまうと、自己PRが長くしつこくなってしまい、かえって伝わりにくくなってしまうからです。

自己分析で明確になった経歴や長所から、伝えたいことをいくつか絞り、なるべく短く簡潔に、わかりやすくまとめましょう。

長所だけでなく短所も考えておく

自己分析のなかでは、長所だけではなく短所も出てくると思います。自己PRでは自分のよい面だけを伝えたいと考えるかもしれませんが、長所だけでなく短所も考えておきましょう。短所を伝えることで、自分をどれだけ分析できているかのアピールになります。

ただし、そのまま伝えるのではなく、ポジティブに言い換えるようにしましょう。たとえば、飽きっぽい性格なら「好奇心があり、同じことを続けるよりも新しいことに挑戦することが好き」、頑固なら「芯があって意思が強い」、せっかちなら「決断が早い」などがおすすめです。

将来像をイメージしておく

もしもこのサロンに就職できたら将来どのような技術者になりたいのか、というイメージも明確にしておきましょう。

「就職が決まる前から就職後のイメージを話すのは図々しいと思われるかもしれない」と不安に思うかもしれません。しかし、将来像を伝えることによって、サロンにどのように貢献できるのかをアピールすることができます。

PREP法でまとめてみる

PREP法とは、以下の4つの英単語の頭文字を取った文章構成方法です。

Point:結論
Reason:理由
Example:説明
Point:結論

自己PRの場面では、結論となる自身の強みをはじめに伝え、その結論につながる理由と具体的な説明をして、最後にもう一度強みを強調します。

結論を先に述べることで要点をわかりやすくし、理由や具体例を挙げることで説得力を持たせられるのがPREP法のメリットです。

PREP法を利用して、これまで紹介した項目をまとめてみるとより伝わりやすくなるでしょう。

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こんな自己PRはNG!

よい自己PRを作るためには、悪い自己PRも知っておかなければいけません。ここからは、自己PRのNG例を見ていきましょう。

明確な根拠がなく抽象的

長所を挙げているものの、明確な根拠がなく抽象的なものはよい自己PRとは言えません。付随する具体的なエピソードがないと、説得力がなく長所として伝わらないため、明確な根拠を挙げましょう。

肩書や実績を羅列しているだけ

肩書や実説を羅列しているだけでは、自己PRとしては成り立ちません。

たとえば、「部活で主将をつとめた」「バイトでリーダーになった」「大会で入賞した」といったことは確かに実績ではありますが、羅列しているだけで、アピールにはなっていないと言えるでしょう。

その結果を出すためにどんな努力をしたのか、どんな経験をしたのかなども交えると、人柄や性格が伝わりやすい自己PRになります。

自分を持ち上げて周りを下げるような表現

自分の長所やエピソードを伝えようとするがあまり、自分の周りの人に対しマイナス表現をしてしまうと、かえって悪い印象を与えてしまいます。

たとえば、学生時代のクラブ活動やバイト、前職でのエピソードとして主将やリーダーを務めたことに対し、「他に務められる人材がいなかった」などと表現してしまうと、「周囲の人を見下す人」といったような印象を持たれてしまいます。

あくまで自分自身の努力の成果であることを伝え、周りを下げるような表現は避けましょう。

【状況別】自己PRの例文を紹介!

ここからは、新卒者・業界未経験者・業界経験者の3つのパターン別に、アイリストの自己PRの例文を紹介します。自身の立場・経験に合わせて、文章の構成やPRポイントなどを参考にしてください。

新卒者向け

新卒者の自己PRは、アイリストの経験も社会人としての経験もないため、学生時代の部活やボランティア・アルバイトなどの経験をもとにするのがおすすめです。アイリストにも役立つスキルや長所をアピールしましょう。

【自己PR例1】

私の長所は、目標に向けて粘り強く努力できる向上心と継続力です。

学生の頃に陸上部に所属していましたが、ある大会で選手に選ばれず強いショックを受けました。そこで、次の試合で大会に出場できるよう、毎日の練習に加え朝晩の自主練をはじめました。天候や体調の悪い日でも、ほんの少しでも必ずトレーニングするようにした結果、晴れて大会に出場することができました。

この経験を活かし、どんなお客様にも満足していただけるよう、持ち前の向上心を持って技術を磨いていけるアイリストになりたいと思っています。

【自己PR例2】

私は視野を広くもち気配りができる性格だと自負しています。

学生時代に被災地のボランティアに行きましたが、被災者の方の要望は一人ひとり異なります。そこで私は、被災者の方がいま何を求めているのか、どこに何が不足しているのかを注意深く観察しました。

常に周囲を見て指示を受ける前から率先して動いた結果、被災者の方から『とても助かった』などお礼の言葉をいただくことができました。

この強みを活かし、お客様が何を希望されているのかを汲み取って要望に応えられ、ときには他スタッフのサポートもできるようなアイリストとして働きたいです。

業界未経験者向け

業界未経験者(異業種転職)は、とくに美容師からアイリストを目指す人が多いです。しかし、「美容師免許を活かしたい」という理由では、自己PRとしては弱いため、アイリストを目指した理由やこれまでの経験をどのように活かすのかなどを明確にしましょう。

【自己PR例1】

私はお客様に真摯に向き合う 姿勢を大切に、美容師として働いていました。

お客様の要望を的確に把握することはもちろん、会話のなかから趣味や嗜好を汲み取り、次回の提案に活かすことを意識していたところ、担当するお客様の約8割がリピーターになりました。

そうした接客を続けているうちに、多くのお客様が目元に悩みを抱えていることがわかり、今度はそういったお客様の一助になりたいという想いで資格を取得しています。

お客様の役に立ちたいという気持ちと、ひとりひとり大切に向き合う姿勢を忘れず、多くのお客様から信頼されるアイリストを目指したいです。

【自己PR例2】

私の強みは、細かな業務にていねいさと正確さを追求できるところです。

前職では医療事務として、診療報酬請求業務や受付・勤怠管理などを担当していました。はじめは苦戦した請求業務ですが、目標時間を設定したうえで、ていねいに取り組むことを意識しながら正確な数値を出すようにしたところ、ミスは一切なくなりました。

ていねいさや正確さが求められるアイリストの仕事でも、この意識は役立つと考えています。また、幅広い業務のスキルも活かして、施術以外でもほかのスタッフに貢献できるよう努める所存です。

業界経験者向け

アイリスト経験者が自己PRをする際は、前職で習得したスキルや強みを、エピソードと合わせて述べることが大切です。実績やリピート率など、数値を示せるとより伝わりやすいでしょう。

【自己PR例1】

私の強みは、職場全体の士気を上げるノウハウを持っていることです。

〇年前に今の職場でアイリストとしてデビューし、〇年目でリピート率がトップになったことから、若手スタッフの育成を任されました。

現在は施術研修とサービス研修を企画し、月に1回若手・ベテランの2人1組でスキルアップに取り組んでいます。以前よりもスタッフ同士のコミュニケーションが密になり、職場全体が接客と集客に意欲的になりました。

今では毎日予約が埋まるほどの人気店となり、リピート率も7割を超えています。

貴サロンでもお客様のリピート率アップを目指して、スタッフ全員が信頼されるお店作りに尽力したいです。

【自己PR例2】

私は、常に進化しつづける努力ができると自負しています。

スキルを磨き続けてこそ、より多くのお客様の希望や悩みに応えることにつながると信じ、数多くの資格を取得しました。

友達にモデルになってもらい自主練習をしたり、新しいデザインを学ぶために最新のサロンで施術を受けたりと、資格取得後も常にスキル向上を意識して行動しています。

おかげさまで担当しているお客様の数は〇人にのぼり、リピート率は〇%になりました。

貴サロンでも、お客様の多種多様な悩みに寄り添えるアイリストとして、努力を欠かさず精進してまいります。

条件に合った求人を探すならリジョブがおすすめ!

これまで自己PRについてお伝えしましたが、スキルを活かすためには自分自身に合ったサロンを見つける必要があります。

自分好みの求人を探す際は、指定できる条件が豊富にある求人サイト「リジョブ」がおすすめです。リジョブは、施設形態(美容室やアイラッシュサロン・トータルビューティーサロンなど)を選べるほか、客層やサロンの特徴なども細かく指定できます。

各サロンのページには、求める人物像やサロンのこだわりなど、詳細な情報が掲載されているため、自分の希望とマッチするかを見極めることができるでしょう。

しっかりと自己分析して志望先に伝わりやすい自己PRを考えよう

効果的な自己PRを作成するためには、まず自分自身のことを理解しなければなりません。過去を振り返って経験や実績を洗い出すことで、自分の長所や短所が明確になります。

過去の経験にもとづいたエピソードを具体的に、かつ簡潔にまとめることが、わかりやすい自己PRを作成するポイントです。

サロンがどんな人材を求めているのかに合わせて、自分の強みをアピールしてみてください。

なお、自分に合ったサロンを探す際は、ぜひリジョブを活用してください。リジョブには未経験歓迎の求人も豊富にあります。研修制度があるサロンも多いので、新卒や業界未経験者でも安心してアイリストデビューが目指せるでしょう。

また、転職満足度※98%と、リジョブで転職先を見つけたユーザーからの評価も非常に高いため、アイリストとして新たなキャリアを築きたい人にもおすすめです。ぜひリジョブをチェックして、好みの求人を見つけましょう。

※リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月8日)

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