美容業界に求められる志望動機とは?伝えるときのポイントや好感度の高い例文を紹介

美容業界への就職にあこがれる人は少なくありません。就職活動を通して働きたい職場が見つかったら応募しますが、応募の際には企業から志望動機を尋ねられることが一般的です。

そのため、応募する前に、志望動機の目的やどんな志望動機が適切なのかという内容、反対に志望動機としてふさわしくない理由を知っておきましょう。美容業界の職種ごとの例文も挙げるので、ぜひ就職活動時に活用してください。

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志望動機とは?聞かれる理由・目的

志望動機とは、なぜその企業に応募したのかという理由のこと。応募の際に必ずといっていいほど聞かれることなので、就職活動を成功させるには、企業から志望動機を尋ねられるのは何のためなのかを知っておくことが大切です。

そこで、企業が応募者に対して志望動機を求める2つの目的を解説します。

1. その企業への就職に対する熱意の高さを見るため

ひとつは、その企業に対してどのくらいの就職意欲があるのかを測るという目的。応募者の仕事に対するやる気や、どのくらい貢献してくれそうかといった点がチェックされます。

熱意を強くアピールできればできるほど相手企業からの印象がよく、採用される確率も高まるでしょう。

2. その企業とのマッチ度合いを確認するため

企業にとって、応募者が自社とマッチする人材であるかも重要な点。単に能力が高いだけでなく、企業と相性がよいか、募集している仕事内容において応募者の能力がきちんと発揮できるかということも確認しなければなりません。

そのため、志望動機により、自社が求める働きを果たしてくれて戦力になる人物であるかどうかもチェックされています。

美容業界への就職での志望動機のポイント

志望動機の目的と重要性がわかったところで、その内容もふまえて、美容業界の求人応募で志望動機を伝えるときのポイントを見ていきましょう。

1. その企業への就職を希望する理由

なぜその企業に就職したいのかという理由は、志望動機の中核になる部分。ほかの企業ではなく、その企業を選んだのはなぜなのかを伝えます。

応募先企業の特徴や取り扱っているサービス・商品などを、事前にじっくり研究しておくことも大事です。その企業が運営する店舗での自身の体験談など、具体的なエピソードを交えると好印象かつ説得力がアップするでしょう。

2. 就職後はどのようにして企業に貢献するつもりかというビジョン

就職後の明確なビジョンを持ち、どのような働き方をして、会社にどう貢献するのかを伝えることも重要です。将来的にどうなっていきたいかという目標も考えておきましょう。

あいまいな内容では、採用担当者(面接官)に「この人を採用して大丈夫かな?」と不安に思われてしまうことも。数年先までの具体的な成長目標があると、信頼してもらいやすいです。

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要注意!美容業界の志望動機としてNGな項目とは

前章の内容とは反対に、美容業界への応募で志望動機にするのに避けたいものもあります。つい使ってしまいがちな内容ですが、控えるべき理由があるので、以下できちんと押さえましょう。

1. 待遇がいいから

いくら本音がそうであっても、給料がよい・福利厚生が充実している・休みが多いといった待遇面を理由にするのはよくありません。なぜなら、仕事への意欲があるというよりも、待遇に重きを置いていると感じられてしまうからです。

「ほかにもっといい条件の求人があったらそちらに行くのではないか」と勘繰られる可能性もあり、マイナスといえます。

2. 美容の勉強をしたい・知識や技術を身につけたいから

美容業界で働けば、美容について学べるのは当然のこと。単に「勉強して美容のスキルを手に入れたい」という理由では、応募者自身のためにしかなりません。企業が求めているのは、勉強したその先でどう成長し、貢献してくれるかという点であることを意識しましょう。

3. その企業のブランドや商品が好きだから

応募先企業のことが好きであることは前提なので、ただ好きというだけでは説得力に欠けます。なぜ、どんなところが好きなのかという部分が大切です。

また、「人気がある企業やブランドだから」「大手だから」というような理由も避けたほうがよい内容。「安定性を求めている」=「受動的」という印象を与えてしまうため、マイナスになりかねません。

美容業界の志望動機のよい例文

最後に、美容業界における志望動機の具体的な例文を職業別に紹介します。共通して使える内容もあればその職種専用の内容もあるので、そのまま使わず、自分にとって必要な内容を取捨選択してアレンジしてもかまいません。

美容師の志望動機の例文

「私は、小学校に上がる前からおしゃれが好きでした。とくに、ヘアアレンジによって日ごとに違う髪型を楽しめることに強い興味を感じていました。

貴社には当時からお世話になっており、今日はどんな髪型にしてもらえるのかと、幼いながらに毎回楽しみにしていたことを思い出します。そこで、私の希望を叶え続けてくれた貴社に恩返しをしたいと思い、貴社を志望しました。

入社後は、カットやアレンジなどの技術を磨きつつ、お客様とのコミュニケーションを通じて私自身のファンを作り、リピーターを増やして貴社の運営に貢献したいです。また、各方面にアンテナを張って、業界のトレンド情報を学びながら成長し続けていきたいと考えています」

エステティシャンの志望動機の例文

「私は御社で接客やエステの施術を受けて感動し、自分もここで働きたいと強く感じるようになりました。エステの技術が高いのはもちろん、私の願望に真摯に向き合っていただき、アドバイスをしてくださり、よい結果が出たときには一緒になって喜んでくれました。

御社の経営理念である『~~~』にも示されている内容であり、非常に共感したため、自分もスタッフとして従事し、御社の思いに貢献できれば幸いです」

美容部員の志望動機の例文

「私が貴社の美容部員を志望したのは、どの化粧品メーカーよりも丁寧かつ適切な対応をされていると感じたからです。

自分自身、これまでに数多くのメーカーを利用してきましたが、貴社のスタッフから的確なご提案やアドバイスをしていただいたおかげで、本当に自分に合った化粧品に出会うことができました。

その結果、苦手だったメイクが楽しくなり、自分もこんなに変身できるんだとポジティブな気持ちになれました。

また、使用経過がよいことを伝えると非常に喜んでいただけたり、別の悩みに対して新たな提案をしていただけたりと、長期的なお付き合いができています。私もそのようにお客様と長くお付き合いができる美容部員になり、少しでも貴社へのお返しができたらと考えています」

美容業界に適切な志望動機を考えて就職活動を成功させよう

今回は、求人への応募の際に志望動機を尋ねられる理由を解説し、志望動機を伝える際のポイントも紹介しました。志望動機において重要な点を押さえ、例文も活用しながら、企業に存分にアピールして就活を成功させていただければ幸いです。

美容業界の希望の就職先でスキルとキャリアを積み、輝ける存在になりましょう。

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