ジェルネイルの資格にはどんな種類があるの? おすすめ資格と取得方法を紹介

顧客からのジェルネイルの需要が増え、今やネイリストがジェルネイルの施術を行うのは一般的になってきました。そのため、ジェルネイルの資格を手に入れたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そこで、ジェルネイルの資格にはどんなものがあり、どうやって取得すればいいのか、資格についての理解を深めましょう。資格取得に向けた勉強方法も紹介するので、自分に合ったやり方で合格を目指してみてください。

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ジェルネイルの資格にはどんな種類があるの?

日本では、ネイリストという職業には国家資格はありません。ネイルの資格はすべて民間資格です。そのうち、ジェルネイルに関する代表的な民間資格には以下のようなものがあります。

・JNAジェルネイル技能検定
・I-NAIL-Aジェルネイル技能検定

内容や取得方法は次章で詳しく解説します。

ジェルネイルのおすすめ資格と取得方法を紹介

では、ここからジェルネイルの代表的な資格と取得方法を見ていきましょう。

JNA

JNA(NPO法人日本ネイリスト協会)は、ネイリストの技術向上や健全なネイルの普及を目指して資格の認定や技能講習などを実施している団体です。ジェルネイルに関しては、ジェルネイル技能検定において、初級・中級・上級の資格認定を行っています。

引用元
NPO法人 日本ネイリスト協会
JNAジェルネイル技能検定試験 | NPO法人 日本ネイリスト協会
第30回JNAジェルネイル技能検定試験 | NPO法人 日本ネイリスト協会

2024年6月に実施される第30回試験の要項をもとに、以下で各級の資格の詳細と取得方法を見てみましょう。

ジェルネイル技能検定初級

ジェルネイル技能検定初級は、ネイルケアとジェルネイルの基礎について知識と技術を有していることを認める資格。実技試験と筆記試験があり、いずれも100点満点中80点以上獲得すれば合格です。

実技試験では、指定の課題があり、指示通りにネイルケアやジェルアートなどを施します。モデルの爪やトレーニングハンドの状態を、試験前日までに規定通りに整えて臨まなければなりません。

筆記試験は、ネイル全般やジェルネイルに関する基本的な知識を問われるマークシート方式です。

ジェルネイル技能検定中級

ジェルネイル技能検定中級は、プロとしてサロンワークで行うネイルケアとジェルネイルについて、専門の知識と技術を有することを認める資格。初級合格者が受けられる級で、実技試験は100点満点中70点以上、筆記試験は80点以上獲得すれば合格です。

実技試験では、初級より高い技術が求められ、課題通りにネイルケアやカラーリング、ジェルグラデーションなどを施します。筆記試験の内容も初級より範囲が広くなるので、事前対策をしっかり行ってから挑みましょう。

ジェルネイル技能検定上級

ジェルネイル技能検定上級は、ジェルネイルのスペシャリストとして総合的な知識や技術を有することを認める資格。中級合格者が受けられる級で、試験は実技のみ実施され、100点満点中70点以上獲得すれば合格です。

トレーニングハンドを使用し、ジェルクリアスカルプチュアやジェルチップオーバーレイなどを課題通りに施します。より高い技術を求められるため、スムーズに合格するためには、繰り返し練習してから試験に臨むことが重要です。

I-NAIL-A

I-NAIL-A(インターナショナルネイルアソシエーション)とは、ネイリストの地位向上やネイル業界の発展を目指し、高い技術を持つネイリストの育成に向けて講習や資格認定を行っている団体です。

引用元
インターナショナルネイルアソシエーション

I-NAIL-Aが実施しているジェルネイル技能検定の資格について、以下で詳細と取得方法を解説します。

ジェルネイル技能検定試験3級

ジェルネイル技能検定3級は、ジェルネイルの基礎への理解を問われる級。実技試験では、ネイルケア・プレパレーション・クリアコーティング・カラーコーティングを施します。

各工程の詳細やチェックポイントは試験要項に示されているので、対策時や試験本番に役立つでしょう。

学科試験は、消毒衛生・爪や皮膚など人体について・テクニックという内容で、マークシート方式で出題されます。実技・学科ともに80点以上で合格です。

なお、3級合格後には、2級、1級と順番にステップアップを目指せます。

引用元
ジェルネイル 技能検定試験 | NPO法人インターナショナルネイルアソシエーション
ジェルネイル 技能検定試験 試験要項 | NPO法人インターナショナルネイルアソシエーション

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資格取得を目指すには? おすすめの勉強方法を紹介

ジェルネイルの資格を取るために、勤務先のサロンで研修や勉強会などを実施してくれることもあります。そのような制度が整っていれば助かりますが、どこの職場でも行っているわけではありません。

そこで、ほかにジェルネイル資格の取得を目指すためにはどうすればいいのか、4つの勉強方法とそれぞれのメリットや注意点を解説します。

スクールに通って集中的に学ぶ

定番の方法のひとつに、通学があります。国内にはさまざまなネイルスクールがあるので、ジェルネイルについて学べる講座やコースを選び、通いながら学習して資格を取りましょう。

期間は数カ月~1年半ほどとスクールや内容によって異なりますが、プロ講師のもと、比較的短期間で集中してネイルについて学べることがメリットです。

美容系専門学校に通って本格的に勉強する

ジェルネイルだけでなく、本格的にネイリストになるための勉強をしたいなら、美容系の専門学校に通って勉強する方法もおすすめです。トータルビューティ科やネイリストコースなどで、美容やネイルの幅広い知識と技術を学べます。

学校によっては夜間課程があるので、日中に仕事や家のことなどをして、夜に通学することも可能です。学費が高め、期間が長めであることには注意しましょう。

通信教育で学ぶ

ジェルネイルの通信教育講座を受講して学ぶ方法です。通信教育は、費用が安めであることと自分のペースで学べるのが大きな魅力。テキストや動画などの教材を使って、自分の好きなタイミングで勉強できます。

ただし、質問や相談などが難しく、特に実技においては正しい技術が習得できているかがわかりにくいことが懸念点です。

独学でも合格できる?

ジェルネイル資格は独学で取れるものかというと、まったく知識のない状態で独学で合格するのは難しいといわれています。勝手がわからないなかで、自分で道具や教材などを一からそろえ、試験対策を行わなければなりません。

誤った情報や技術を習得してしまうのを避けるためにも、顧客の爪を扱うプロのネイリストを目指したいのであれば、独学は避けたほうがよいでしょう。

ジェルネイルの資格を取得してスキルアップとキャリアアップを目指そう

認知度の高いジェルネイルの資格として、JNAとI-NAIL-Aの資格を取り上げました。まったくの初心者が簡単に取得できるものではないので、適切な方法でしっかり勉強して合格を手に入れ、スキルアップとキャリアアップを目指しましょう。

なお、ジェルネイルを取り扱うネイリストの求人を探すには、リジョブがおすすめです。豊富な求人情報を掲載しており、細かい条件を絞って検索できますので、一度自分に合った求人がないか見てみましょう。

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