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片づけのコツとは?物を持ちすぎない!物を外に出さない!【「シンプル家事」で心地よく暮らす #1】

仕事に追われる忙しい毎日だけれど、自分の「日々の暮らし」も大切にしたいですよね。家の中がゴチャゴチャに散らかっていると、疲れて帰ってもホッとできないし、食生活がいいかげんだと、健康はもちろん、美容にも悪影響が……。

何より、雑な暮らしぶりをしていると、お客様にも伝わってしまうものです。

そこで、忙しくても自分なりの「シンプル家事」を実践して、小さな工夫をしながらていねいに暮らしている、人気ブロガーの中山あいこさんを取材しました。

よけいな物を持たず、日々の汚れをためず、シンプルに暮らす秘訣とは……? 自分の家だけでなく、サロンでも取り入れられるアイデアが見つかりそうです。

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1日のスタートは、テーブル上のリセットから

二人の子育てをしながら、フルタイムで働く中山さん。時間に追われる毎日だと思いますが、家の中はこんなに物が少なく、スッキリしています。置き家具がひとつもない和室は、白いカーテンと真鍮のペンダントライトが印象的な、清々しい空間。ベランダのグリーンも、目を和ませてくれます。

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よく、「物が少ないね」と言われるそうですが「とくに意識はしていないんです」と中山さん。「ただ、たくさん持ちすぎると管理や整頓が大変なので、工夫をしてひとつのものを色々使い回したり、自分が本当に大切にできるものだけを持つように意識しています」

中山さんが日々心がけているのは、「物を外に出さない」こと。キッチンの調理台やガス台の周り、テーブルの上、洗面台などは、見えるところに物が出ていないので、広く使えるし、掃除もしやすいといいます。

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ダイニングテーブルは、毎日出勤時間までに、何もない状態にリセットするのが習慣だそう。

「帰ったときに気持ちがいいと思える、ほっとできる部屋が理想です。だから、出勤前にテーブルの上をスッキリ片付けることが私の毎朝の小さな目標です。部屋じゅうを何もない状態にするよりもハードルが低いので、毎日続けやすく、散らかりがちなテーブルの上を1日に1度リセットすることで、キレイをキープできます」

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サロンのテーブルも、仕事が終わったときに片づけてリセットすれば、翌日は気持ちよく一日が始められそうですね。

探しもの」がなくなる収納のコツをご紹介します!

家の中で迷子になりがちな小物たち。使いたいときに見つからなくて、探し回ったり、結局もう一度買い直したりすることって、ありませんか?

中山さんは家の中の細々したものを、同じサイズのたくさんの箱に分類して、クローゼットの中に収納しています。

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この箱は以前IKEAで見つけたもので、ネームタグつきなので分類に便利。

中山さんが、小物を収納するときにルールにしているのは、「ひとつの箱に一種類」を徹底すること。スペースに余裕があっても、ほかの物と一緒にはしません。「そうすれば、必要なときにすぐ取り出しやすいし、物が行方不明になることもありません」

なるほど! サロンでの細かい物の収納にも、応用できそうなアイデアです。

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薬、文房具のストック、荷造りひも、コード類、バリカン、家電の保証書、などなど……。年賀状は、年ごとにハガキサイズのビニーパックに入れてから箱に収納しています。

「扉を開けたときに中が整っていると、気持ちがいい」という中山さん。表に出ているところだけでなく、見えないところもきれいに保つよう心がけています。押し入れの中もこんなにスッキリ。

「スペースに余裕があるので、子どもが成長して物が増えても対応できるし、お客様が来たときに、いらないものをかごに入れてさっとしまうこともできます」

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持っている洋服をスマホで管理

家の中で自然に増えてしまって困る物、なかなか捨てられない物の代表といえば、洋服。買う枚数に比べると、処分する枚数はずっと少ないという人も多いのではないでしょうか。

中山さんは、持っている洋服を把握しておくために、一枚ずつ撮影してスマホで管理しています。

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スマホのアルバムの中で、アウター、カットソー、パンツなど分類して保存しています。

「色や柄の好みや偏りもわかるし、洋服を買うときにも『似たようなものを持っているからいらないな』などとすぐわかるので、とても便利です」

中山さんのように、アイテムごとに持っている服を見直して整理してみると、クローゼットがすっきりするかもしれません。朝の支度の時間も短くなりそうです。

中山さんが洋服を買うときの基準は、次の5つの条件をすべて満たしていること。

・着心地がいい
・体型に合っている
・お手入れしやすい
・ベーシックなデザイン
・今の自分が本当に好きなもの

厳選して手に入れたお気に入りの洋服は、ボロボロになるまで着倒したら、自分のバッグや子どものおもちゃにリメイクしたり、子どものおしりふきや掃除用のウエスにするなど、最後まで使い切っています。

そして中山さんがおしゃれのポイントにしているのは、ストール。

「私の洋服は、シンプルで地味なものが多いのですが、ストールを巻くだけで少し華やかな雰囲気になります。小物を活用することで、自分なりのおしゃれを楽しんでいます」

ストール

ストールは、ダブルガーゼの布地を購入して、自分で手作りしているそう。

「端の処理は、横糸を抜いてフリンジにするだけです。簡単に安く作れるし、サイズや色や柄も、自由自在。自分の好みに合わせられるので、おすすめです」

ストール

写真/中山あいこ
取材・文/臼井美伸(ペンギン企画室)

Profile

中山あいこさん

中山あいこさん

10歳の息子、0歳の娘を育てるワーキングマザー。シンプルで心地のよい暮らしをテーマに日常を綴ったブログ「生活のメモ」を2013年にスタート。ていねいな暮らしぶりが反響を呼び、総アクセス数300万PV以上となっている。家事も子育ても、「楽しむこと」がモットー。身体にやさしくて簡単なレシピを、日々のごはんづくりの中で考案したり、掃除しやすい部屋づくりを実践中。

生活のメモ
http://seikatsunomemo.blogspot.jp/

Information

持たない ためない 使いまわす 家事がラクになるシンプルな暮らし

中山あいこさんの著書『持たない ためない 使いまわす 家事がラクになるシンプルな暮らし』(\1400/エクスナレッジ)

「子育て、家事、仕事に忙しい毎日。家事が苦手だし、ズボラな性格だし、毎日がてんてこまい……。でも、ていねいな暮らしに憧れる。どうしたらいいの?」

そんな疑問にこたえる、生活のヒント集。家事、掃除、料理、家計のやりくり、手作り……など、家しごとを楽しむためのアイデアがたくさん詰まっています。

掃除をラクにするコツは、汚れが軽いうちにサッと!【「シンプル家事」で心地よく暮らす #2】 

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