スタイリスト御用達のツールブランド!理美容ハサミブランド『ナルトシザー』

ヘアサロンに必要不可欠な、いわゆる「商売道具」のメーカーやブランドを紹介するシリーズ。今回は理美容ハサミの最高峰との呼び声高い『ナルトシザー』をご紹介します。
シザーこと理美容ハサミはスタイリストにとって最も大切な道具のひとつ。もはや命といっても過言ではなく、その良し悪しによって作業効率はもちろん、仕上がりにも大きな差が出てきます。また、一度購入したら長く使うものだけに、品質の持続性も気になるところ。果たしてナルトシザーの理美容ハサミはどうなのか、探っていくことにしましょう!

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こだわりの刃付けを職人が一丁ずつ手作業で加工

1963年の創業以来、理美容ハサミを専門に50年以上作り続けているナルトシザー。同社の製品は職人が一丁ずつ二枚の刃のバランスを手作業で絶妙に仕上げることで、機械加工には出来ない柔らかな切れ味を実現しています。ハサミの鋼材には、「錆びにくく、粘りや強度があり、磨耗しにくい」というマルテンサイト系特殊合金を使用。

ハサミの動刃と静刃を留める箇所に自在ネジと板バネを組み合わせるのは今日では一般的になっていますが、実はナルトシザーが他社に先駆けて1968年に独自開発したもの。自在ネジは調整がしやすく、板バネは刃を留めるネジの力が点ではなく面で伝わりハサミの先まで均一に力が加わるというメリットがあります。その一方でネジが緩みやすいのが難点とされていますが、ナルトシザーは当初から板バネにストッパー機能を採用。ネジが緩むのを防ぎ、締め直しの手間を極力減らしています。

ナルトシザー
ひとつひとつ職人の手によって作られるナルトシザー。ソフトなタッチのカットは、髪に負担がなく切断面がきれいなため、髪の艶が保たれダメージ毛になりにくい。

優れた使用感が持続する、その秘密は中心部の構造にあり!

ナルトシザーの使い心地の良さを支えているのが、ハサミの中心部の独特な構造です。開閉によって動刃と静刃が触れ合う「触点」は、開閉を重ねることで摩耗し鋏全体のバランスを変えてしまう重要な部分で、ナルトシザーはそこに特殊樹脂やベアリングパッキンを組み合わせた「複合円形立体触点」を採用。一般的な平面の組み合わせではなく、動刃と静刃が触点部で直接触れ合わない立体的な構造にすることで極めて長くハサミのバランスを保つことを実現しました。

ナルトシザーの魅力で忘れてはならないのが、アフターサービスの良さです。精密な作りによりバランスの悪化が少なく、メンテナンスの頻度が少なくて済むとスタイリストに評判ですが、そうは言っても修理や研ぎへの対応は理美容ハサミを選ぶうえで重要なポイントです。その点、ナルトシザーはすべての製品にシリアル番号が登録され、持ち主のデータやメンテナンスに出した回数などからハサミの状態を把握し、より良いアフターサービスができるよう徹底しています。
ちなみに、同社では快適な使用のために1~3年に一度の工場でのメンテナンスを推奨しています。

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安定した人気を誇る髪を傷めないセニングシザー

さまざまなカットに対応できるよう幅広く製品を取りそろえるナルトシザーのなかでも、安定した人気を誇るのがセニングシザーです。セニングラインが出にくいのがその理由の一つで、小さな溝が独特の段差で配置された「梳き」と呼ばれる構造によって独自の「ぼかし」を可能としています。
バリエーションも豊富で、カット率は約5%から60%と幅広く設定されるだけでなく、ハンドル、ベアリングなどの違いによって数多くのセニングシザーをラインナップ。セニングに限ったことではありませんが、それでもまだ納得できない場合には、カスタマイズのオーダーにも対応しています。

また、新商品として現在注目を集めているのが、ナルトシザー50年の歴史、技術の結晶とも言える5.15インチ(約13cm)のミニシザー「フォルテグレイバー」です。触点部の優れたベアリングにより軽快に開閉でき、人間工学に基づき手作業で一丁ずつ削りだされたハンドルは極めて扱いやすく、そして職人により細く仕上げられた刃先は繊細な彫刻のようなカットを可能としています。

ナルトシザー
写真上:カット率、約45%で両フックメガネハンドルが備わる、四梳きシェアライン ¥168,000(税抜)。
写真上:高機能なダブルベアリングを採用する、フォルテグレイバーDB ¥155,000(税抜)。

Information

株式会社ナルトシザー

TEL:0797-81-1263
URL:http://www.narutoscissors.co.jp/

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