マンネリになりがちな会話も盛り上がる! 使える天気の小ネタ5選

サロンを訪れるお客様と、天気の話題をきっかけに会話を始めるという人も多いのでは? 天気についての話題は当たり障りなく盛り上がれる「都合の良い話題」である一方、「良い天気ですね」「寒いですね」といった現状報告を交わすだけものになりがちです。そこで今回は、ちょっと話題に詰まった時にも使える、天気の小ネタを5つご紹介します。

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東京は2年に一度、大雪に見舞われる

天気の小ネタ

日本の天気予報の技術は世界トップクラスで、日本で天気の予測が始まってから50余年間に蓄積されたデータがはじき出す天気予報の的中率は8割以上と言われています。そしてそんなデータをひも解いていくと、さまざまな天気の傾向が見て取れます。
中でも、ともすれば災害にも結び付いてしまう「大雪」について覚えておきたいネタが「東京は2年に1度大雪に見舞われる」という説に関するもの。最近では、2014年の1、2月に関東近郊が大雪に見舞われ、東京都心も積雪25センチ以上を2度も記録。大規模な交通マヒ状態を引き起こしました。また2016年1月にも東京都心で場所によっては10センチ近い積雪を観測し、大雪警報が発令される大荒れの天気となりました。
都心の交通網は雪に弱く、数センチの積雪でも大混乱を招きますが、気象庁のある東京大手町で3センチ以上の積雪を観測したのは、1960年に観測が開始されてから54シーズンのうち27シーズン。必ずしも2年に一度大雪になるわけではないものの、平均して2年に一度のペースで大雪になっているのです。

「三寒四温」の根拠は「シベリア高気圧」

天気の小ネタ

冬の終わりから春にかけて、たびたび「三寒四温」という言葉を耳にします。これは「3日ほど寒い日が続いた後、4日くらい暖かくなる」という気温変化を表したことわざですが、実は気象学的にれっきとした根拠があります。
その要因を作っているのが、日本列島に寒気をもたらす「シベリア高気圧」。勢力が強まると3日間持続し、その後4日間弱まるというサイクルを持っており、上空の冷気が少し緩む2、3月には、その一部が移動性高気圧となって暖かい南風を流れ込ませます。そして3日ほど経つと再び冬型の気圧配置となるため、寒さが復活するのです。
その昔、日々の温度・湿度の観測と感覚だけで天気を記録し、現在にも通じる「三寒四温」という状態を言葉にした先達の努力には感服するばかりです。

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「ネコが顔を洗うと雨が降る」は本当

天気の小ネタ

これはネコの狩猟本能によるものという説が有力です。ネコは獲物に臭いを気付かれないよう、日頃から体の手入れに余念がありませんが、特に雨の前になると頻繁に顔を洗うようになるそうです。また雨の前は、気圧や気温の変化が体に影響して落ち着きがなくなり、気を紛らわす行為として顔を洗うようになるネコもいるのだとか。

ゴキブリは気温30度以上で飛び回る!?

昆虫界一の嫌われ者とも言うべきゴキブリですが、彼らはもともと熱帯性の昆虫のため、気温18度以上で活動を開始し、25度以上で繁殖活動が活発になり、30度を超えると飛び回るようになるそうです。最近は、真冬でも20度を下回らない程度に室温を調節している家庭が多い一方で、真夏には外気温が30度を上回る熱帯夜を記録することも少なくありません。つまり日本は今や、ゴキブリが生きていくのに最適な環境に近づきつつあるのです。しかしご安心を。ゴキブリは35度以上になると高温障害が出始め、40度で致死状態になるため、近年の日本の猛暑は幸か不幸かゴキブリにとっても死活問題なのです。

「異常気象」の基準は「30年に1回」

天気の小ネタ

ここ数年、聞かない年はないほど「異常気象」という言葉が連発されている気がしませんか? 実はその定義は、日本・世界ともに「同じ場所で30年に1回起こるかどうかの非常にまれな気象現象」を基準にしているのだとか。この30年という区切りは、0歳児が働き盛りの30歳に成長し、また30歳の会社員なら定年間近の60歳になるという歳月です。
ちなみに2010年以降だけで見ても、世界中で熱波・寒波・集中豪雨や洪水など数多くの異常気象が観測されていますが、これはもはや「異常気象が頻発していることそのものが異常」なのだとか。

私たちを取り巻く身近な現象でありながら奥の深い「天気」は、常に変化し、完全に同じ状態は1秒たりともありません。そんな天気に関する小ネタは、いくつ覚えておいてもお客様との会話の潤滑剤として役に立つのではないでしょうか。

文/sapuri

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