『グレートなBGM』で、サロンの雰囲気を一変!お客さまの心もウキウキに!
サロン空間を構成する要素として、インテリアや明るさ、香り、そして音があります。時間帯やお客様の雰囲気、天気や季節によってBGMも変えてみると楽しいですね。ここでは編集部オススメのBGMをご紹介していきます。かなりの趣味が入っていますのでぜひご視聴くださいませ!
アイスランドを代表するもはや説明不要のポストロックバンド
アーティスト:Sigur Ros
アルバム:Med Sud I Eyrum Vid Spilum Endalaust(2008)
もはや説明すらいらないビョークと並んでアイスランドのレジェンドとも称えられるシガー・ロス。ヨンシーの神がかった高音ボーカルと優しいトラックに乗せられた楽曲は、心地がよいのひとこと。聞いていると大自然のなかに放り込まれたような開放感に包まれます。1994年に3人で結成されたバンドは、その結成の日にボーカルのヨンシーの妹が生まれ、Sigurrosと名付けられたためバンド名もここから取られた。「Sigur Ros」とはアイスランド語で「勝利、薔薇」を意味している。デビューは1997年に発売された『Von』。1998年には『Von』のリミックス盤を発売し、一躍その名をアイスランド全域に知らしめることに。日本には2005年のフジロックで来日。そしてフジロック20周年の初日のヘッドライナーを務めたことは記憶に新しい。
このアルバム「Med Sud I Eyrum Vid Spilum Endalaust」は2008年6月に5枚目として発表された。Sigur Rosの楽曲のなかでも最も好きなのが2曲目の「Inni mer Syngur Vitleysingur」だ。楽しい日をみんなで分かち合おうといったようなとてもハッピーな楽曲。そしてこのライブミュージックビデオがさらにヤバい! アイスランドの野外フェスで演奏している彼らはまるで神たちのステージのよう。ファッションもかなりオシャレで参考になるのでぜひ一度見ていただきたいと思う。
古き良きアメリカを彷彿させるファンクバンド
アーティスト:THE ISLEY BROTHERS
アルバム:3+3(1973)
活動開始は1969年とかなり昔だが、今なおクラブやイベントなどで耳にすることの多いアメリカのソウル・コーラス・グループ。なんと実はその昔ジミヘンがギタリストだった!力強い高音ボーカルはソウルフルで耳に残りやすく、ノリやすいトラックはダンスフロアーにピッタリ。楽曲はすごくファンキーなナンバーからとろけるようなスローまでレパートリーレンジは広い。アダルトな雰囲気のファンクは男のセクシーを感じさせるグループである。
このアルバムに入っている「Summer Breeze」や「That Lady」は特に私のフェイバリットソングで、アメリカのスケートブランド「girl」や、日本ではプロスケーターのアレキサンダー・リー・チャンのパート(ビデオ名を忘れた)で使用されていて深く自分の心に刻まれている。
そしてやはりこうした昔のいい曲はレコードで聞くのが一番いい。12インチ盤のジャケットはいずれも写真が圧倒的に素晴らしく、当時のイケイケのファッショントレンドを色濃く反映していて音楽の楽しさを物語っている。
サロンのBGMとして朝から夜まで使えるヘビロテできるアーティストではないかと思う。
崇高なボーカルと東欧らしさが融合したアーティスト
アーティスト:Beirut
アルバム:No No No(2015)
ベイルートはアメリカのバンド。ニューメキシコ州サンタフェ出身のザック・ゴンドンのソロプロジェクトとしてスタート。現在はブルックリンに拠点をおき6人組で活動中。日本に来たのは2012年。ジャパンツアーを行い渋谷クアトロ公園はソールドアウト!日本でも人気を誇っていることを証明させた。
このアルバム『No No No』は前作から約4年ぶりとなる新作。3年前の世界ツアー中に体調を崩し、異郷の地オーストラリアで病院に運ばれたザックは、プライベートでも別れを経験し絶望の日々を送っていたそう。一時はまったく曲を書けない日々が続いたそうだが、見事に復活してリリースした傑作だ。崇高なボーカルと東欧風のメロディが特徴の楽曲はしっとり聞ける一枚に仕上がっている。ゆったりとした時間をお客様に上げたい時や、話かけないで欲しい雰囲気を出しているお客様の時などにハマるBGM。