良いことばかりがどんどん起こる!? 簡単にプラス思考になる方法
仕事が忙しい・人間関係の悩みがある・お金がない……など、社会人になると「人生はつらいことばかりだな~」とタメイキをつきたくなることが多いものです。けれども、嘆いてばかりいても環境はすぐに変えることはできません。まずは、自分を変えることで少しずついろいろなことを改善しましょう。そのためには、「プラス思考」を身につけるのが一番です。簡単にプラス思考にチェンジできるコツをご紹介しましょう。
プラス思考とは?
プラス思考とは、「何ごともプラスの方向にとらえる考え方」のことです。そして、マイナス思考とは、「何ごともマイナスの方向にとらえる考え方」を指します。たとえば、せっかく久しぶりにデートだというのに、朝からドシャ降り……あなたはどう思いますか?
1.「あ~あ、ついてないなあ。デートだから遊園地に行きたかったし買い物もしたかったのに。つまらないなあ。お気に入りの靴が履けないし、髪もまとまらないし」と延々と悩む。
2.「まあ、仕方がないか。今日は雨でも楽しめるデートにしよう!映画を観に行こうかな。水族館がいいかな。家で料理を作って思いっきりDVDを観まくるのもいいかも」と次々と楽しめる予定を考える。
もちろん、2がプラス思考な人になります。
自分の力では変えることのできないマイナスな出来事にあったときに、ポジティブにいろいろな発想を浮かべ、ネガティブなことを考える時間を作らないのです。
プラス思考のメリットとは?
1.自分に好意を持った人が集まる
何かトラブルや困難なことが起きたときに、「どうしよう」と頭を抱えクヨクヨしていては先に進みません。さらに、お酒を飲んでグチばかりいうネガティブな人とは一緒にいても楽しくないものです。「よし!これをいい教訓として次はこうしてみよう」と前向きに考える人のほうが、会社でもプライベートでも一緒にいたくなります。「この人いいな」と感じてあなたに好意を持っている人が自然に集まるようになるのです。
1.信頼されるようになる
トラブルが起きときに、大あわてしてアタフタしたあげくに後悔ばかりしている人とは、誰も仕事をしたくありません。ましてや、ネチネチと「お前があそこでミスさえしなければ」といつまでもお小言をいうような上司は、誰にも尊敬されません。叱るべき部分はきちんと叱りながらも、「では、こうしよう」と解決策を出してくれる人、「こう、考えてみようよ」と導いてくれるプラス思考の人は、自然と人びとの信頼を集めます。
1.ストレスがたまらない
何かイヤなことが起きても、ポジティブに考える癖を身につけると、気持ちの切り替えが早くなります。たとえば上司にミスを怒られたときに「なんであんなミスしたのだろう」「それにしても、あんなに怒らなくてもいいのに」「私は嫌われているのかな」とネガティブな方向に考え出すと、悪いほうへと想像力が働き自分で自分を苦しめます。「次はあんなミスはしないぞ」「あれは、怒って当然。勉強になったな」と考えたほうが気分も前向きになり、ストレスもたまりません。
プラス思考になるには?
1.朝から「いいこと」を探そう
「朝食のスムージーがおいしかった!お肌にもよさそう」「オシャレな人を見かけた。彼女の着こなしをマネしてみよう」…など、自分にプラスになることを探すクセをつけましょう。
1.プラス思考の人を見つける
職場でプラス思考の人がいたら、積極的に近づいて話をしてみましょう。「こんなこともプラスに考えるんだ!」と勉強になるはずです。イヤな出来事にあったりトラブルに巻き込まれたりしたときに、「あの人だったらこうするだろうな」と想像することでプラス思考力は鍛えられます。
1.プラス思考の本を読もう
プラス思考について書かれた書籍を読むと、プラス思考になるテクニックなどが書いてあります。思考は「考え方のクセ」なので、自分に合った「クセを直す方法」が見つかるかもしれません。1冊まるごと共感することがなくても、何か心にひっかかることがあるだけでもメリットがあります。
ネガティブになってしまうときには……
プラス思考になろうと思っても、大きな悲しみや絶望から抜け出せない出来事はあるものです。そんなときには、無理してプラスに考えることはありません。人によっては自分で自分を追いつめてしまうことになります。「これはプラス思考でとらえるのは無理」……と思ったら、しばらくは悲しみや絶望に身を委ねてもいいでしょう。
可能であれば2~3日休みをもらい、悲しみや絶望にとことん向き合ってみるのです。出血するほどの傷が徐々に治るように、人間の思考も悲しみにどっぷりと浸る時間を過ごすと、自然と「いつまでもこうしてはいられない!」という気持ちになってきます。そうなったときに、この状況をどう改善しようかとプラス思考にシフトすると無理がありません。
プラス思考のおすそわけを!
毎日ハッピーな出来事があり楽しく過ごしている……と、いう人は少ないでしょう。イヤなことやつらいことは誰にでも起きるものですが、「どう思考するか」によって、夜も眠れないほどストレスを抱え込むか、プライベートの時間は忘れて楽しめるか、異なるのです。
プラス思考になるように自分でトレーニングしながら、周囲の人にも「クヨクヨしていても仕方ないから、こうしたらどう?」と、プラス思考のおすそわけをしてください。人に教えることで自分の身にもつきやすくなるのです。
文/sapuri