美容師の接客にマニュアルはない?!お客様と接する際に心がけたいポイントとは

美容師として働くうえで、欠かすことのできない大切な要素が「接客スキル」です。カットやカラーなどの技術面ではもちろん、サロンに来店したお客様の気持ちをつかむには、接客面で気配りを忘れないことが重要です。しかし美容師としての経験が浅かったり、人見知りだったりするとお客様にどのような接客を行えば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、お客様と接する際に心がけたいポイントについてご紹介します。接客意識を向上させて、ワンランク上のサロンワークを目指しましょう。

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笑顔が大切!親しみやすい存在を目指そう

まず意識したいポイントは、「笑顔」でお客様に接するということです。接客の基本は笑顔であり、にこやかに対応を行うことで親しみやすさが増し、お客様に与える印象をぐんと向上させられます。なかでも新規のお客様がサロンに来店した際には、笑顔を心がけるようにしましょう。リピーターのお客様はもちろん、初めてサロンに来店するお客様は気持ちが緊張している場合も多いものです。このときに笑顔で丁寧に対応をすることで、お客様の緊張感を和らげて、親しみやすいイメージを与えられます。また、敬語や立ち振る舞いについても十分注意を払いましょう。なかには親しみやすさをはき違え、お客様にため口で話してしまう美容師も存在します。親しい間柄になれば、ため口でも問題ないケースもありますが、初対面でいきなりなれなれしくため口を使ってしまうと、お客様に不快感を与えてしまう恐れがあります。仮にお客様が年下であっても、信頼関係がしっかりと結ばれるまでは敬語で接することがベターです。それに、お客様と話すときは声のボリュームにも注意しましょう。ボソボソと小さな声で話しかけてしまうと、お客様がうまく聞き取りができず、返答に困ってしまう場合があります。また、小さな声は暗いイメージを与えてしまいます。お客様とコミュニケーションを取る際は、笑顔できちんと目を見ながら、はきはきと話すように意識しましょう。ただし、声のボリュームが大きすぎるとお客様を驚かせてしまう場合があります。その場の状況に合わせて、声のボリュームを調整することがおすすめです。さらに、服装にも気を配ると好印象を与えやすくなります。身だしなみはその人の印象を大きく左右します。全身真っ黒なコーディネートは暗い印象になってしまう場合があるため、白や青といった爽やかなカラーを取り入れると良いでしょう。また、においの強い香水やヘアケア用品は極力つけないことがおすすめです。美容師は私服勤務の場合が多く、コーディネートは個人の判断に委ねられるケースが多く見られます。しかし服装は自分本位に決めるのではなく、お客様の視点に立ち細かい配慮を忘れないように意識することが大切です。

常にトレンドをチェック!同じ話題で盛り上がれる努力を

お客様を引きつけるには、話術を磨くことが必要不可欠です。お客様と会話を盛り上げるテクニックとしておすすめなのが、「相手の話を聞く」ということです。コミュニケーションを取るときに、その場を盛り上げようと積極的に自分の話をする人は多い傾向にあります。しかし、実は会話を盛り上げるには自分が話すよりも相手の話に耳を傾け、興味や関心の強い話題を「引き出す」ことが重要です。趣味や関心の強い話題は会話が自然に盛り上がりやすく、お客様との心の距離をぐんと縮めやすくなります。このときに大切なのが、必ず相手の話を否定せずに「同調」するという点です。同調することで話がスムーズに進みやすく、お客様も気分良く会話を楽しみやすくなります。このようにお客様から提供された話題で盛り上がるには、最新のトレンドを常にチェックしておく意識が重要です。同じ話題は共有性を感じさせ、親近感を抱かせやすくなります。同じ話題で盛り上がれるように、テレビや雑誌で流行を欠かさずにチェックしておくと良いでしょう。常に流行にアンテナを張って知識を蓄えておくことで、お客様との会話を盛り上げやすくなるはずです。万が一、お客様から提供された話題について知識がない場合は、素直に「知らないので教えて欲しい」という関心を見せると好印象を与えられます。「それはどんなものですか?」というように、強い関心を相手に見せることで、相手から話を引き出すことができます。こうして話を展開させていくことで相手が心を開きやすくなり、良い信頼関係を築けるようになるでしょう。

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お客様のニーズをしっかりヒアリング!安心感を与えよう

接客は身だしなみや会話術を意識することはもちろん、何よりも大切なのは「お客様のニーズを把握する」ということです。そもそもお客様はカットやカラーなど、何かしらの要望がありサロンを訪れています。その要望を丁寧にヒアリングすることで、お客様に対してどのような接客を行うべきなのかが、自然と明確になるでしょう。例えばお客様がカットを望んでいる場合は、「なぜカットをしたいのか」という理由を聞き出してみましょう。すると、「就活のため」や「デートのため」など、人それぞれ異なる理由があるはずです。こうした1人1人の隠れた要望まで丁寧にヒアリングし、ニーズに合った提案をすることが肝心です。ただ目に見えている情報だけで判断するのではなく、お客様1人1人に合わせた提案を行うことで、相手は「自分のことをよく理解してくれている」と判断し、信頼を得やすくなるでしょう。また、必要以上の接客やサービスは行わないこともポイントです。お客様は人それぞれ性格が異なるため、全員に同じ対応をしていては接客のプロとは呼べません。会話を楽しみたい人や、反対に静かに過ごしたい人など、お客様により要望はさまざまです。様子を観察しながらお客様が求めている対応を判断し、個別のおもてなしができるように心がけましょう。それから、お客様の質問には分かりやすく返答することも重要です。仕事中は、何かとお客様から髪の毛の相談を受ける機会も多いものです。このときに専門用語や難しい例を出して説明すると、お客様の心が離れてしまう可能性があります。髪の毛に対する基礎知識がなくても分かりやすいように、できる限り難しい専門用語は避けて説明を行いましょう。

接客のプロを目指すなら!接客に力を入れているサロンを探して学ぶのもアリ

お客様の性格は十人十色。そのため、接客では「こうすれば絶対に正しい」というようなマニュアルはありません。サロンに来店してくれたお客様の要望を丁寧にヒアリングし、その人にとって最適な接客はどのようなものか、しっかり考えて対応することがポイントです。このように1人1人に合った接客を心がけていくうちに、自然に接客技術の向上を目指せるでしょう。また、自分自身の接客に自信が持てない場合や、1からしっかりとした接客技術を身につけたい場合は、接客に力を注いでいるサロンを探し、転職を検討するのもひとつの方法です。実際に現場に身を置きじっくり接客のノウハウを学ぶことで、美容師としてレベルアップを図れるでしょう。自分の希望に合ったサロンを探すには、美容業界に特化した求人サイトの「リジョブ」を活用するのがおすすめです。リジョブはインターネット上で気軽に転職先を探せることが魅力。会員登録を行うことで気になる企業へ応募できることはもちろん、自分が登録したプロフィールを見た企業から、スカウトメールが届くケースもあります。また、メルマガで最新の求人情報を配信してもらうことも可能です。プライベートの時間が確保しにくく、求人を探す時間が作りにくいという人でも、転職活動をスムーズに進めやすくなるでしょう。求職者と企業の架け渡し役であるリジョブは、美容師としてさらなるスキルアップを目指す人の心強い味方になってくれるはずです。

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