お客様と共に作る店舗とサービス『SARAJU 梅田茶屋町店』

多くの美容室店が店を構える大阪梅北エリアに位置する『SARAJU 梅田茶屋町店』。若者が多い茶屋町にあって、バリのリゾートを意識した店内は落ち着いた大人の雰囲気です。今回は同店の店長兼クリエイティブディレクターの佐分利 卓也(さぶり たくや)さんにお話を伺いました。

SARAJU 梅田茶屋町店

バリテイストの上質なリゾート空間

――まずは佐分利さんのスタイリストとしての経歴をお教えください。
「美容業界に入って今年で14年目、スタイリストになって11年目になります。SARAJUには関西の専門学校を出てすぐに就職し、梅田茶屋町店へはオープン時に店長として移動してきました。当初は店長2人体制で仕事を分担しながら店舗運営を行っていました」

――高級感がありながら、とてもリラックスできる雰囲気の店内ですね。どういった経緯から現在のようなお店になったのでしょうか?
「会社全体で見ると、はじめの2・3年は今のような雰囲気ではなかったそうです。その後、当時の流行りも汲み取って、バリリゾート風に店舗改装を行いました。結果としてお客様・スタッフの両方からの評判もよく、そのまま全店舗の雰囲気を統一していくことになったんです。振り返ってみると、そこが会社の分岐点だったのではとも思えますね」

SARAJU 茶屋町梅田店

――どちらかというと少し大人の方向けの内装ですが、茶屋町ではどちらかというと少数派ですよね。
「オープン当初は若いお客様も多かったのですが、この土地では競合もすさまじくて。そういった中で生き残りを考えたとき、周りと同じ客層にアピールしてもしょうがないですよね。もともとSARAJUは住宅街に店舗を構えるところからスタートしたため、少し上品な奥様やそのご家族がお客様の中心でした。当店でも、品よくナチュラルな雰囲気を好んできてくださる30~40代のお客様が多いですね。もちろん若いスタッフの中には、今流行りの木とアイアンのブルックリンスタイルが好きな子だって多くいますよ。ただずっと通っていただいているお客様は、このお店の雰囲気や空間が気に入っているわけで。若いスタッフがご年配のお客様と関わる際に、お店の雰囲気がコミュニケーションを助けてくれている面もあるのではと思います」

――確かにスタッフとお客様の間の年齢差には、少し難しい点がありそうですね。
「基本的に新人のあいだは、自分と年代の近いお客様の担当をするんです。でもそれだけではなくて、シャンプーなどから始めて、徐々に年配のお客さまとも信頼関係を築いていく。古くからあるサロンには多い、常連のお客様が若手のスタッフを育てて下さる感じといいますか。実は、いずれ若手の子たちにお店の一番大切なお客様を引き継いでいってもらえるのを楽しみにしています」

髪のお医者さんとして、お客様と一緒にきれいな髪を。

佐分利さん

――サービス面でのこだわりについて教えていただけますでしょうか?
「カットやスタイルはもちろんのこと、当店ではカウンセリングを重視しています。レセプション専門スタッフというものがいないので、その分スタッフ全員が高い意識をもって行動しています。その根底にあるのは、お客様自身が言葉にできないことまで汲み取り、聞き出すという考え。スタッフ皆がカウンセリング時の情報を正しく共有し、施術の合間にも、より深い「実は・・・」を聞き出す姿勢が根付いているんです。お客様が不快にならない範囲でですが、施術中は常にカウンセリングといった感じですね」

――カウンセリングではマイクロスコープを必ず使用されているそうですが。
「よくあるマイクロスコープは頭皮の状態を見るものが多いのですが、当店で使用している機器では赤外線を使用して、髪の内部のたんぱく質の状態を見ることが出来るものです。例えば髪の毛の芯の太さや、その周りのたんぱく質の密度などが一目でわかる。これまで“なんとなく勘で”行っていた施術の科学的な裏付けが取れたり、またその勘が間違っていた際にもすぐに気づいたりすることが出来ます」

――なるほど。お客様からしても自分の髪の状態を見ることが出来るのは、なかなか新鮮ですよね。
「お客様自身に見てもらうことが重要なんです。自分の髪の状態と問題、その後の施術の意味を理解してもらいやすくなるので。例えば、髪にダメージがたまり、髪の芯が途切れて無くなってしまった場合。芯の再生は難しいので、本当はその部分自体を切ってしまった方がいいのですが、切るのが嫌ならホームケアでひたすら油を入れてもらう必要があります。また、芯が無事でも周囲の身の部分にダメージがたまっている場合は、コラーゲンやケラチンで身の補充をしてあげる。お客様の髪の問題はケースバイケースで、必ずしも高額な商品を使えばいいというものではありません。“髪のお医者さん”であろうという意識を持っているので、インフォームド・コンセントではないですが、お客様の納得の上で、一緒に施術を進めることを大切にしています」

――一方的なサービスではなく、二人三脚で問題を解決していくわけですね。
「美容室で出来ることには限りがあり、現状の改善というとその場しのぎの方法が多くなりがちです。それよりも根本的な問題の解決と、良い状態を継続・維持する方法を。ホームケアまで含めたご提案をすることで、例えば半年先や一年先にきれいな髪になれることをお約束しています」

SARAJU 茶屋町梅田店
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Salon Data

SARAJU 梅田茶屋町店

SARAJU 梅田茶屋町店

住所:大阪府大阪市北区茶屋町8番27号1〜2F
TEL:06-6372-3866
http://www.saraju.com/

Instagram:saraju_hair

スタッフの個性を活かすために『SARAJU 梅田茶屋町店』>>

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