アイリストの給料はどれくらい?高い理由や収入UPの方法を紹介

美容師免許があればなることができるアイリスト。目元の施術に対する安全性の観点から、実際のところは美容師の知識や技術だけで施術をするのは難しいのですが、人気の職業のひとつです。

そんなアイリストは、美容業界のなかでは給料が高いといわれています。

そこでこの記事ではアイリストの給料の相場とあわせて、アイリストの給料が高いといわれる理由や、収入UPの方法について詳しく紹介します。

アイリストの給料の相場・目安

アイリストとして働くうえで、給料の相場額や、自分が毎月どれくらいもらえるのか気になるもの。ここでは、アイリストの給料の相場・目安を紹介します。

なお、サロンによって歩合の還元率には違いがあり、幅があるほか、勤務地や経験・資格の有無によっても大きく差があるため、かならずしも相場通りにもらえるとは限らないことを念頭に置いておきましょう。

また、未経験で入社した場合や研修期間が設けられている場合は、相場よりも給料が低かったり、正社員で入社してもその期間は時給制になったりする可能性があることにも注意が必要です。

正社員の月給や年収

アイリストとして正社員で働く場合、目安として初任給で月給18万円程度~といわれています。都市部での求人や経験者の場合は、初任給でも20万円を超えることもあるようです。年収にすると、250~300万円前後を目安として考えましょう。

求人サイト「リジョブ」の求人データをもとにした、アイリストの給料は以下のとおりです。

正社員 月給下限 月給上限 平均給料
スタッフ 213,096円 406,101円 309,599円
店長(候補) 246,756円 455,298円 351,027円

※2024年1月現在

なお、下限と上限とで大きく開きがあるため、平均給料が高くなっている可能性があります。

ボーナスは出るの?

正社員として雇用されている場合には、年に1~2回ボーナスが支給されるケースが多くあります。働く場所によってはボーナスが出ないこともあるので、注意が必要です。

支給される金額は、数万円程度~数十万円まで幅があります。また、ボーナスの存在自体はあっても、売上や指名数などの条件を達成しないと支給対象にならないサロンもあるので、月給とあわせて求人情報をしっかりチェックしましょう。

手当はある?

すべてのサロンに手当があるというわけではありませんが、アイリストの給料では、さまざまな手当が充実している点が特徴的です。通勤手当・役職手当・資格手当・住宅手当・技術手当のほか、土日出勤手当や他店ヘルプ手当があるサロンもあります。

基本給はあまり多くないように思えても、手当がプラスされることで、総合的に見ると充分な額の月収に達することも少なくありません。

また、まつ毛用美容液など、サロンで販売している商品をお客様に販売した場合、物販手当がつく店もあります。指名料がインセンティブとして加算されるサロンもあり、基本給にプラスの収入があるとモチベーションUPにもつながるでしょう。

アルバイト・パートの時給

アルバイトやパートとして時給制で働く場合、経験の有無に加えて、都心部と地方での最低賃金の違いによる差が大きいです。地方では、時給が最低賃金というケースもあります。都心部ではおおむね時給1,000円程度~、経験者なら1,200円以上というサロンもあるようです。

求人サイト「リジョブ」に掲載されるアイリストのアルバイトの時給は以下のとおりです。

アルバイト 時給下限 時給上限 平均時給
スタッフ 1,073円 1,440円 1,257円
店長(候補) 1,101円 1,513円 1,307円

※2024年1月現在

業務委託の収入の相場

アイリストには、業務委託という働き方もあります。リジョブには、そういった働き方をする方向けの求人も豊富です。

リジョブの求人をもとにした業務委託の収入は以下のとおりです。

業務委託 月収下限 月収上限
スタッフ 211,794円 583,333円
店長(候補) 239,826円 598,985円

※2024年1月現在

業務委託の働き方や、収入のシステムについてはのちほど紹介しますが、基本的には固定給がないため、施術人数によって収入が大きく異なります。

アイリストの給料が業界で高い理由とは?

アイリストの給料は、美容業界のなかでも高めといわれています。その理由についてくわしく見ていきましょう。

より専門的な知識や技術を必要とする

アイリストが施術を行う目元はとても繊細で、トラブルが起きてしまうと腫れや赤み、さらには重篤な健康被害をもたらす恐れがあるため、より専門的な知識や技術が必要です。

美容師免許があればアイリストになることはできますが、高度なスキルを必要とする職業であるからこそ、給与水準が高めになっています。

民間資格を取得している人が多い

アイリストは美容師免許に加えて、目元の施術に関する民間資格を取得している人が多くいることも、給料の高さに影響しています。

資格手当がつくこともあるほか、難易度が高い資格を持っている人ほど指名がもらいやすい傾向が高いです。

民間資格を取得しているとお客様から信頼を得やすく、個人売上をベースに給料が決まる場合も多いことから、高い稼ぎにつながっています。

独り立ちまでが早い

アイリストは、未経験から始めても研修期間が短めで、デビューしてしまえばスキルに応じて給与が上がる仕組みであることが多いです。そのため、必然的に給与が低い期間が短くなっています。

原価が低く利益が上がりやすい

まつエクやまつ毛パーマは、材料費などの原価が低く、利益を出しやすいです。また、施術の技術レベルによって施術代を高くすることもできるため、高い利益を上げることも比較的簡単。お店の利益が多いほど、そこで働くスタッフの給料が高くなります。

アイリストの給料を上げるには?収入UPの方法

アイリストは、頑張り次第でさらに収入UPを目指すことも可能。どんな方法があるのかチェックしましょう。

1. スキルを磨く|資格取得

アイリストは美容師免許を持っていることが前提ですが、ほかにも目元ケアに関連する民間資格を取るなどして知識や腕を磨く方法があります。

さきほどお伝えしたように、資格を持っていることで、指名が増えたり手当をもらえたりする可能性も。そこで、アイリストにおすすめの資格の例を挙げます。

NEA 日本まつげエクステ協会|プロアイリスト検定

日本まつげエクステ協会のプロアイリスト検定には、仕上がりの美しさや繊細さといった技術力を重視した4段階の級位があります。3級、2級は基礎を身につけ、サロンでお客様に施術をおこなえるところまでを目指すものです。

スキルアップとしておすすめなのは、サロンのトップアイリストを目指す1級と、店長クラスやスクール講師を目指す認定講師の2つでしょう。

NEA 日本まつげエクステ協会|プロアイリスト検定

JLA 日本ラッシュアーティスト協会|資格認定 5STAR 技術評価試験

まつエクの正しい知識や技術が身についているかを評価される試験で、誰でも受けられるLEVEL1から、5年以上の実務経験が必要なLEVEL5(Master)までの5段階。LEVEL5の実技試験では、リムービングや装着などの高い技術が求められます。

JLA 日本ラッシュアーティスト協会|Technical examination 資格認定 5STAR 技術評価試験
JLA 日本ラッシュアーティスト協会|Level5試験概要

JEA 日本アイリスト協会|まつ毛エクステンション技能検定試験

1級~3級までのライセンスがあります。毛髪学やまつ毛の構造など、プロとして施術するのに必要な技術や知識が問われるのは2級以上。1級では、まつエクのトップレベルの技術や知識、デザインアレンジ力も問われます。

JEA 日本アイリスト協会|JEAまつ毛エクステンション技能検定試験概要

2. 店長などの役職に就く

チーフや店長などの役職を得て働くことによって、基本給の増加や手当の加算に期待できます。勤め先にもよりますが、月収が30~40万円、年収にして450万円を超えてくるケースもあるでしょう。

3. フリーランスになる

サロンと雇用関係を結ぶ働き方ではなく、フリーランスとしてアイリストになる方法もあります。そこで、フリーランスとして働く場合のおもな2パターンを紹介しましょう。

業務委託

業務委託とは、サロンと業務委託契約を結び、サロンから業務を請け負う形でお客様に施術をおこなう方法。サロンのお客様に対応するので、自分で集客する必要はありません。一般的に、施術料の40~50%程度の歩合給を得られます。

面貸し

面貸しは、サロンの空きスペースを月極などで借り、自分で集客して施術する方法。売上の中から決められた金額(歩合制や利用時間制など)を、利用料としてサロンに支払います。経験や実力があり、お客様を呼べる自信がある人にはおすすめです。

4. サロンオーナーとして開業する

収入UPを狙える方法の4つ目は、独立して自分でサロンを開業し、オーナーになる方法。

1人では対応できるお客様の数や売上に限界がありますが、スタッフを雇うことによって収入が600万円以上になったり、場合によっては1,000万円を超えたりする可能性も。

ただし、雇われやフリーランスよりも収入が下がる・経営がうまくいかずに借金を負うなどの可能性もあることは理解しておかなければなりません。

5. より条件のいい職場に転職する

アイリストの求人は数多く、就職・転職の選択肢が豊富です。スキルがあるアイリストなら、より条件のいい職場に転職することで収入UPを目指すこともできます。

アイリストの求人を探すならリジョブがおすすめ

これからアイリストを目指す人や、より条件のいい転職先を探したいというアイリストには、美容業界に特化した求人サイト「リジョブ」がおすすめです。リジョブのアイリストの求人は、東京都だけでも800件以上(2024年11月現在)あります。

リジョブは、雇用形態や給与・福利厚生などの基本的な条件を指定できるほか、アイラッシュサロンだけに限定して探すことも可能です。

さらには、サロンの立地や規模など詳細な条件が用意されているため、自分に合った求人を探しやすく、さきほど紹介したような業務委託や面貸し・ミラーレンタルOKの求人も扱っています。

【11月最新】東京都 アイリストの求人・転職・募集

アイリストは自分次第で収入UPが目指せる仕事!

アイリストの給料は初任給で月給18万円くらいからで、250~300万円程度の年収が相場です。専門的なスキルを必要とし、民間資格を取得している人も多いことから、美容業界のなかでは給料が高め。

また、スキルに応じて給料が上がっていく仕組みが一般的で、個人売上をもとに歩合として還元されることが多いため、相場以上の給料が得られる可能性も十分にある職種です。

給料を上げるには、スキルを磨いて指名数を増やしたり、フリーランスに転身したりする方法があります。また、より条件のいい職場に転職することで、給料UPも目指せるでしょう。

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