地域にしっかりと密着されているところが、羨ましく思いました! 日本医学柔整鍼灸専門学校
今回は北大塚にあるおおつか堂はり灸整骨院にお邪魔しました。
ここが聞きたい!『これまでの歩みを教えてほしい。』
――現在の仕事に就くまで。
高校を卒業してすぐ鍼灸の学校に入り、3年間通いました。
その後、柔整の学校に3年間通いました。合計6年間で、24歳まで学生でした。
25歳からしばらく、ここのグループの本院で働いて、ここを開院しました。
開院してからは10年になりますね。
――柔整師・鍼灸師になろうと思ったきっかけ。
私の親戚が、柔整の資格を持っていまして、それを見たり、話を聞いたりしているうちに人を治すことに興味を持ちましたね。
この世界に入ったのは、身近に関係者がいたからですよ。
――柔整師と鍼灸師、2つの資格を取る必要性とメリット。
実際、鍼灸だけだと治療できることに限りがあって、患者様があまり来ないんです。
柔整の資格もあった方が、治療の幅が増えますね。
だから時間に余裕があれば、両方取るチャレンジをした方がいいんじゃないかな。
鍼灸一筋っていうのも格好いいけど、「これだけあれば十分!」ってことはないですからね。
今、私は介護の資格も持っています。
ここが聞きたい!『学校生活とプライベート』
――学生のうちにしておいた方が良いことは?
学生のうちは、国家試験のための座学が中心だと思うんですけど、実際の治療となると、学校の勉強だけでは足りないので、学校以外の勉強もしておくことをお勧めしますね。
いろんな治療の症例を見たり、学校で習わない治療をどんどん覚えていくことも大事だと思います。
――ギターやロッククライミングなど、手が傷ついたり汚れたりする趣味はやめた方がいいですか?
指を使う仕事なので、趣味や遊びに限らず指を怪我すると困りますね。
昔、野球で突き指をしてしまって、しばらく治療ができなくなってしまった時は、プロとして恥ずかしかったです。
ダメとは言いませんが、体が資本なので、ある程度そういうことを考える必要はありますね。
――治療面以外では、どんなことに気を付けていますか?
当院は商店街の中にありまして、その商店街の行事に積極的に参加しています。
商店街の清掃などの地域貢献や、地域の方々との交流を大切にしています。
ここが聞きたい!『鍼灸師としての考えについて』
――鍼灸師が考える、流行っている院と流行っていない院の違い。
他の院のことは実際、あまり知らないので……。
でも、大事なのは「患者様を治すことに、一生懸命に真剣に取り組む」ってことですね。
最初は「一生懸命治したい!」って、夢や希望を持っているんですが、だんだん初心を忘れてしまうんですよね。
最初からの気持ちを持ち続けるっていうのは、結構大変なんですよ。
――開業して、患者様に教わったことはありますか?
日々ありますよ。
未だに失敗しますし。
例えば、鍼返しの反応が出てしまったり、血尿が出たりとか……。
一生懸命やっていても失敗はあるので、勉強させて貰ってばかりですね。
みなさん、人生の先輩ばかりなので、治療以外でも学ぶことはいっぱいありますよ。
――開業して10年間、モチベーションを維持し続ける方法は?
10年間、いろいろありましたけど……やっぱり、妻と子どもですね。
患者様やスタッフも大切ですが、妻と子どもが一番ですから。
そのことを考えたらモチベーション下げている場合じゃありませんからね。
レポートを終えてみて…
横山裕二さん
商店街の行事にも積極的に参加されていて、地域にしっかりと密着されているところが、羨ましく思いました。私も片受院長のように、今の気持ちを忘れないようにしたいです。
山本直明さん
院長先生が優しくて、お人柄の良さが話し振りから伝わってきました。おかげで緊張せずに色々聞くことができました。
School Data
日本医学柔整鍼灸専門学校
知識や資格を取得することは、あくまで通過点です。実践的なカリキュラムと臨床経験豊富な講師陣が、あなたを医療の第一線で活躍するプロに育てます。
お話をお伺いしたのは…
おおつか堂はり灸整骨院 院長:片受大輔さん
出身地:東京都
血液型:AB型
趣味:マラソン。先日の柴又100kmマラソンに参加。9時間ちょっとで完走。
鍼灸師・柔道整復師、どちらの資格も持っている、開院して10年の院長。
Salon Data
おおつか堂はり灸整骨院
当院では独自の手技療法で、地域の患者様一人ひとりに心身ともに良くなっていただけるよう、明るい雰囲気で一生懸命施術に励んでいます。どんな小さな痛みでも、お気軽にご相談ください。あなたの健康を応援します。