グローバルに活躍できる人材の育成を! 山野美容芸術短期大学
東京都八王子市にあり日本で初の美容を専門とする短大である、山野美容芸術短期大学。美容業界を長年けん引してきた山野ブランドの精神を受け継ぎつつ、新たな時代に合わせ革新を行っています。多くの卒業生を輩出し信頼を勝ち得てきた学校の秘密に迫ります。
まず、お話を伺ったのは国際美容コミュニケーション専攻2年生の永谷梨乃さん。他校にはあまりない珍しい専攻ですが、主にメイクと英語を学ぶことで海外でも通用する人材を育てるコースになります。
美容×英語で海外でも通用する人材になりたい
――このコースを選んだきっかけはなんでしょう?
「高校生のときに修学旅行で、オーストラリアにホームステイした経験があって、外国の方と触れ合うことが楽しかったのでコミュニケーションをもっと取れるようになりたいという思いがありました。メイクも同じくらい大好きだったのでそのふたつを一緒に学べるということに魅力を感じたんです。最初は専門学校を中心にまわっていたんですけど、メイクと英語を一緒に学べる学校はあまりなくて、探すのに苦労しましたね」
――授業では主にどんなことを学んでいますか?
「1年生のときは、メイク、ネイルなど実技の授業が多く、美容が好きなので本当に楽しかったですね。美容師の国家資格は取れないんですけど、ヘアアレンジの授業があったり。2年生になると選択の授業にはなってしまうんですけど、エステの授業もあります。幅広く美容について学ぶことができます。先生方は実際に芸能界でメイクとして働いている方など、第一線で活躍している方ばかりなので現場の様子を聞くことができて楽しいですね。あとは先生の道具を見せてもらうことがあるんですけど、それも勉強になります。2年生になると英語の授業がすごく増えるんです。ネイティブの先生がたくさんいるので、積極的に会話をすることで語学力を伸ばしていける環境が整っています」
美容業界に限定されない卒業後の進路も魅力
――就職活動はいかがですか?
「学校の早期選考という仕組みがあって、1年生の3月に内定をいただくことができました。私がいま内定をもらっているところが、入学前くらいから興味がある化粧品ブランドだったので、とてもうれしかったですね。学校としての信頼がありますし、先輩方が築き上げてきたものによって、卒業後のパイプがちゃんとあることも魅力のひとつだと思います。就職したときに実践で困らないようマナーとホスピタリティの授業があったり、卒業後、最初は企業に勤めて、あとからメイクアップアーティストとして独立する人もいるので、経営のための座学というのもあります。海外でメイクアップアーティストとして活躍したいという人に対しても、サポートがあるんです。私もまずは企業で美容部員として経験を積んで、ゆくゆくは海外でメイクアップアーティストになれればと思っているので、そういう授業はとても役に立ちますね。逆に英語の部分をもっと伸ばしたいということで、卒業後に語学留学する人がいたり、メイクとは関係ないけどアパレルに進む人がいたり。卒業後の進路はかなり幅広いと思います」
――この学校で一番印象的だったのはどんな出来事ですか?
「在学中に5回、自主参加のヘアショーがあるんですけど、そこによくモデルとして誘ってもらって参加したのが印象的ですね。他の学校だとカットを見せるっていう感じになると思うんですけど、カラーをしたり、ファッションショーをしたりするんです。裏方の演出、音響、照明も全部生徒だけでやるのですごくいい思い出になりました。専攻に関係なくごちゃまぜでやるので、普段は接する機会がない人たちとも接することができて、それぞれが持っている技術を教え合ったりするのがすごく楽しかったです。文化祭も学年関係なく合同でやるので、盛り上がりましたね」
メイクに限らず幅広い美容に関わることができ、やっているうちにみなさん自分の道を見つけていくのだとか。グローバル時代に英語を習得できるのも魅力的ですね。
中編では他の専攻の学生さんたちにお話を伺います。