タイ旅行でインスピレーションを得たネイルデザイン 【DLAW KANA】
様々なフィールドで活躍している美容従事者の皆さん。休日は何をしていますか? ゆっくりと身体を休める人、インスピレーションを求めて旅をする人、知識を増やすため何かを学ぶ人、趣味を楽しむ人などなど、人によって過ごし方は様々ですよね。そんな皆さんの休日にクローズアップするのがこの企画!
今回は、「ネイル×ファッション×クリエイション」をコンセプトに、独自の素材や技法を取り入れながら、自分らしさを引き出すデザインを提案するネイルサロンDLAWのKANAさんにタイ・バンコクへの旅について伺いました。
DLAW・ネイリストKANAさん
絵を描くことが得意なので、細かいデザインアートはおまかせ。千葉県出身の23歳。趣味は読書、映画鑑賞、アクセサリー収集、おいしそうなご飯屋さん巡り。ハマっていることは、おしゃれな手料理の画像をみること、行ってみたい国を調べること。
■旅の行程
<時期・行先>
2017年11月 タイ・バンコク
<ルート>
1日目:夕方バンコク入り。ホテルの周りを散策し、レストランで夕食
2日目:1日中マーケットでショッピング
3日目:ワットアルン、ワットポー、ワットプラケオの三大寺院巡り。ナイトマーケットでタイの夜を満喫
4日目:マッサージとマーケット巡り。夕方には空港へ
5日目:帰国
<費用>
航空券とホテル代で約8万円
■旅の目的
「5日間の限られた夏休みで行ける海外旅行がテーマでした。お客様にいろいろ教えていただき、最終的にセブ島とバンコクの二択に。一緒に行く友だちと、バンコクのほうがいろんなものが見られるかもしれないねということで決定しました」
■旅で楽しかったこと、印象に残っていること
「全くのフリープランで行きました。現地に到着してから『明日何する?』という感じで翌日の予定を決める自由気ままな旅でした」
生歌ライブが忘れられない思い出のごはん屋さん
「初日、お昼過ぎにバンコクに到着したのですが、友だちも私も初めての海外旅行。英語もしゃべれないので、入国審査の場所を探して2時間近くさまようことに。やっと審査を通過して、ホテルに着いたのは夕方になってしまいました。遠出する時間ではなかったため、ホテルの周りを散歩しながら、雰囲気のよさそうなご飯屋さんに入ることにしました。
中に入ると、生歌のライブをやっていて、とても居心地のいい空間でした。実は、辛いものやパクチーが苦手なので、食べるものは限られましたが、今でもその曲を聴くとタイを思い出すくらい素敵な時間を過ごすことができました。タイでは、お店が遅くまで開いていて、夜がとても賑やかです。働いている人たちがいい意味でみんなゆるくて、日本とは違う時間の流れを感じました」
ナイトマーケットで人生初の値切り交渉(笑)
「昼間も夜も、マーケットでのお買い物がとても楽しかったです。バンコクの街には、日本の夏祭りのような屋台がひしめきあい、洋服や雑貨、コスメなどプチプラでかわいいものがたくさん見つかります。初めて値切り交渉も体験しながら、古着のデニムやワンピースを購入。寺院巡りのときには、友だちと色違いで買ったワンピースを着ていきました」
繊細さと壮大さに感動したワットアルンのモザイク装飾
「タイで人気の三大寺院であるワットアルン(暁の寺)、ワットポー(涅槃仏寺院)、ワット・プラケオ(エメラルド寺院)を見に行きました。寺院にまつわる歴史の話を聞きながら、壁や天井の細部まで模様が施された建造物を鑑賞。1700年代に作られたものとはとても思えない繊細さと壮大さに感動しました。
とくに、塔の表面に極彩色の陶器の破片が無数に埋めこまれたワットアルンのモザイク装飾が素敵でした。本当に時間が足りないぐらい、いつまでも見ていたいと思いました」
■旅で学んだこと、今後仕事に活かせそうなこと
「言葉がわからなくても何とかなるということを実感しました。
バンコクで見たことや感じたことからサンプルチップを作って、お客様にデザインを提案しています。実際に『タイのおまかせネイルで!』とオーダーをいただいたことも何度かあります」
■次に旅してみたい場所
「ヨーロッパに憧れていて、とくにドイツに行ってみたいです。本場のクリスマスマーケットも見てみたいし、ベルリンで歴史にも触れたいです。
ネイルをすることと同じくらい、旅行が大好きです。読書や映画鑑賞などインドアな趣味もたくさんありますが、外の世界に触れることも大好き。これからもたくさんのものを見て、吸収して、多くの方がワクワクするようなものを発信できるような人になりたいです!」
「タイのおまかせネイルで!」なんてリクエストされたKANAさん、どれほどうれしかったことでしょう。さらにバラエティに富んだデザインを生み出すためにも、これからもいろんな旅を楽しんでくださいね。
取材・文/永瀬紀子