ひとりひとりに寄り添う接客とオタ活でお客さまとの距離を縮める【フリーランスのライフスタイル 美容師・ハナエさん】

シェアサロンの普及などに伴い、最近増えてきたフリーランスという働き方。今回は、2019年の12月からフリーランスの美容師として働いているハナエさんに登場していただきます。

新卒で入社したサロンを1年半で退職し、アシスタントとしてフリーランスのキャリアをスタートしたというハナエさん。フリーランスでアシスタントをしながら、練習、モデルの募集など忙しい日々を送っていたのだそう。

プライベートでは、昔から韓国アイドルが大好き! 趣味の影響で新規のお客さまやリピーターが増えたと言います。いったいどのような経緯だったのでしょうか?

前編では、フリーランスに至るまでの道のりや、アシスタント時代に学んだこと、韓国アイドルのオタ活が思いがけずお客さまとのご縁につながったお話などを伺います。

お話を伺ったのは…

ハナエさん

1997年生まれ、東京都出身。
国際文化国分寺校美容課卒業。
2017年に新卒で表参道の美容室「DaB」に入社し、約1年半勤務。
2019年12月以降は「GO TODAY SHAiRE SALON 原宿本店」にて
アシスタントとしてフリーランス美容師に転身する。
2020年12月にスタイリストデビューを果たし現在に至る。
インスタグラム:@hanaee107

アシスタントとしてフリーランスのキャリアをスタート

アシスタント時代に学んだブリーチの技術を生かし、
ロングでもツヤのある髪色を得意としている

――――まずは、フリーランスに転身するまでの経緯について教えてください。

専門学校卒業後、表参道の『DaB』というサロンに新卒で入社しました。1年半ほど働いていたのですが体調を崩してしまい2019年9月末で退社。少し休養をとった後、アシスタントとしてフリーランスになりました。

以前同じサロンで働いていた方がフリーランスとして独立していたので、その方のアシスタントとして契約をしたんです。2019年12月から現在所属しているシェアサロン『GO TODAY SHAiRE SALON 原宿本店』に勤務。2020年12月にアシスタントを卒業して、現在はスタイリストとして1人でお客さまの対応をしています。

――――アシスタントとしてフリーランスになる方は珍しいと思います。スタイリストになるまではどのようなことをされていたのですか?

1年後にスタイリストとして独立することを目標に仕事をしていました。

私が付いていた方はブリーチカラーを得意としていたためロングメニューを予約されるお客さまが多かったんです。その場合、滞在時間が長く、美容師1人では1日に限られた人数しか対応ができません。なので、私がアシスタントに入り2席を使って施術をしていたんです。接客中はその方のカラーの技術を必死で見て学びました。

アシスタントをしながら、自分でもモデルのお客さまを呼んで毎日カラーの練習を実施。それ以外の時間は自由に使えたので自分なりの接客方法を考えたり、ウイッグを使ってカットの練習をしたり、スタイリストになるために努力しました。

1年が経って雇っていただいていたスタイリストの方に認めていただき、無事スタイリストデビューしました。

 お客さまとの距離を近くするためフリーランスに転身

小学校の頃から韓国アイドルの大ファンになり、
「オタ活美容師」と名乗るように。
お客さまもオタクの方が多いのだそう

――――なぜフリーランスという働き方を選択したのでしょうか?

お客さまともっと近い距離で接したいと思ったからです。以前勤めていたサロンには技術や接客についてのマニュアルがあり、その通りにしなければならないという制約がありました。

私は周りの目を気にせずアットホームな雰囲気の中で仕事がしたいのですが、それが働いていたサロンの方針とはなかなか合わず。ここでスタイリストになっても、サロンにとっても自分にとってもプラスにならないと思い、退職を決断しました。

同じタイミングで体調を崩したのも大きかったですね。自分にとって理想とする生活や働き方を考えた時にフリーランスという選択にたどりつきました。

――――ハナエさんが考える理想の働き方とは?

お客さまひとりひとりにしっかり時間をかける働き方です。サロンにいるとアシスタントと一緒に同時に複数人のお客さまを担当することが多く、最初から最後まで自分1人で担当することができません。

実はわたし、韓国のアイドルが大好きで「オタ活美容師」と名乗っているのですが、お客様もオタクの方が多いんです。サロンだと周りの目があったり、私が他のお客さまと掛け持ちすることで落ち着いて話せなかったりしていたのですが、フリーランスの今は推しの写真を持ってきて鏡の前に置いているお客様もいて、楽しく働いています。

個室空間なので気兼ねすることなく、話しがとても盛り上がるんですよ(笑)。

オタクの方の気持ちに寄り添った接客で自分自身のファンを増やす

春に向けた明るいブリーチカラーのオーダー。
定期的に通ってきれいな髪を維持してもらえるよう
ロープライスで提供している

Twitterは趣味の韓国アイドルの投稿がメインだが、
サロンの案内をトップに固定することで
新規のお客さまの来店につながるそう

――――フリーランスになってからどのような形でお客さまが増えていきましたか?

アシスタントの頃は、インスタグラムで『#サロンモデル募集』をつけて発信しました。スタイリストになる前だったので安い値段で募集。半年くらいで毎日お客さまが来てくれるようになりました。お客さまのスタイルをハッシュタグと一緒に毎日投稿した効果だと思います。継続することは大切ですね。

それから、意外にもTwitterからたくさんの新規の方が予約をしてくださいました。Twitterでは韓国アイドルの話題をメインに発信しており、プロフィールに職業を書いています。それを見て私自身に興味を持って予約をしてくださる方が多いんです。何かに熱中する方の気持ちやオタクがどんな生活をしているかはよくわかっているので、その方の気持ちに寄り添った美容師でいようと心掛けています。

ーーーフリーランスになって新しく気づいたことはありますか?

技術はもちろん、美容師の人柄を見て選んでいるお客さまが多いことに気づきました。他の美容師さんのお客さまを見ていてもこの人に会いたい、お話したいと思って来ている方が多いと思います。サロンにいた頃は一対一の接客ではないし、あまり距離感を詰めるような接客は避けられていたので、フリーランスになってわかったことですね。

それに気付いてからは、私自身のファンになってもらえるように細かな気遣いを心掛けるようにしています。

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後編では、オタ活によって仕事にもたらされた恩恵について、さらに詳しくお伺いします。また、若くしてフリーランスになったハナエさんは今後新たな働き方にも興味を持っているとのこと。ハナエさんならではの理想の働き方についても伺います。

▽後編はこちら▽
オタクな趣味を仕事に! 唯一無二のスタイルでお客さまの心をつかむ【フリーランスのライフスタイル 美容師・ハナエさん】>>

Salon Data

GO TODAY SHAiRE SALON 原宿本店

住所:東京都渋谷区神宮前1-14-34 FPG links HARAJUKU 6,7階

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