全国から依頼が届く、花嫁の魅力を100%引き出すブライダルヘアメイク【フリーランスのライフスタイル ヘアメイクアップアーティスト sayuriさん】

シェアサロンの普及などに伴い、最近増えてきたフリーランスという働き方。今回は、2016年の6月からフリーランスのヘアメイクとして働いているsayuriさんに登場していただきます。

華やかな花嫁さんの写真が並ぶsayuriさんのインスタグラム。仙台でフリーランスのキャリアをスタートした後、インスタグラムを通じて全国から依頼がくるようになり、現在は東京に拠点を置いています。

前編では、フリーランスに至るまでの経緯とともに、お客さまの魅力や理想を最大限引き出すために心掛けていることなどを伺いました。

お話を伺ったのは…

sayuriさん

1991年生まれ、宮城県出身。
仙台ビューティーアート専門学校
ブライダルプロデュース科ヘアメイクコース卒業。
卒業後は関東にあるヘアメイク事務所に正社員として入社し、
結婚式場でブライダルヘアメイクを担当。
2014年からは働く場所を地元仙台に移すと同時に、
仙台ビューティーアート専門学校で講師として
ブライダルヘアメイク、ブライダルメイクを教える。
2015年に独立し現在はフリーランスのヘアメイクとして
東京を中心に全国で活躍している
Instagram:@sayuri_hairmake

心を込めた接客と確かな技術でクライアントから直接契約の提案が

インスタグラムの保存数1,300を超えた人気のスタイル。
問い合わせも多いとのこと

【キャプション】
インスタグラムの保存数1,300を超えた人気のスタイル。問い合わせも多いとのこと

――――まずは、フリーランスに転身するまでの経緯について教えてください。

ブライダルヘアメイクの専門学校卒業後、大手ブライダルヘアメイクの事務所に就職しました。担当のウエディング会場専属で、花嫁さんのヘアメイクを担当していたのですが、その後、体調を崩したこともあり退職。実家の仙台に帰ったんです。

ブライダルの仕事は体力勝負でもあるので少しペースを落として働こうと快復後はアルバイトとしてヘアメイクの仕事を再開しました。アルバイトと言っても、打ち合わせから当日のヘアメイクまですべてひとりでこなしていたので、今の働き方とあまり変わりません。

また、卒業した専門学校の先生から講師の仕事も紹介してもらい、ヘアイクの授業を担当。その後、フリーランスに転身しました。

専門学校で講師をしていた時の元生徒のヘアメイクを担当。
久しぶりの再会で意気揚々とヘアメイクを行うsayuriさん

――――なぜフリーランスに転身したのでしょうか?

幼い頃から何事もひとりで進めたい性格だったので、新卒で入社してからいつかは独立したいと考えていました。

実際、ヘアメイクの形や接客がすべてマニュアル化されていて融通が利かないことや、お客さまの気持ちに寄り添えないことにモヤモヤすることも多くて。複数のお客さまを淡々とこなす日々が続いた時に、もう少し一人ひとりとゆっくりお話しながら一緒に希望を叶えていきたいなと思うようになりました。

一番のきっかけは、アルバイトで働いていた会社を辞めることになった時に、担当していたウエディング会場の方に『技術力もあるし、フリーランスになったら個別に契約させてほしい』と言っていただけたことです。

最初は声を掛けてくださった1社のみの契約からスタート。その後、インスタグラムをきっかけに仙台のウエディングプロデュース会社2社からお声を掛けていただき、仕事が徐々に増えていきました。

より心を込めてヘアメイクの仕事ができるように

広告撮影時のヘアメイクの様子。
カメラマンなど周りとのチームワークを大切に
楽しく仕事に取り組んでいる

――――実際にフリーランスになってお客さまとの接し方は変わりましたか?

大きく変わりました。フリーランスになってからは1日に1件しか担当をしないと決めているんです。会社員時代は1日に2、3件対応していたのですが、とても慌ただしくてお客さまのちょっとした変化や気持ちに気付くことができませんでした。

それが、ひとりに集中することで、きちんと向き合いながら丁寧に心を込めて仕事ができるようになったと感じています。責任感も大きくなりましたし、モチベーションもかなり上がりました。今ではフリーランスになってよかったことしかないと思えるほど理想の働き方ができています。

――――「お客さまと向き合う」とはどういうことですか?

結婚式は1日限りのものですがその方が人生で積み上げてきたものを表現する機会だと思います。本当の理想や魅力を最大限に引き出すためにはどんな方なのか深く理解することが必要。ヘアメイク以外の話もたくさんすることが大切だと考えています。

結婚式の1〜2ヵ月前に行う打ち合わせで必ずお伺いするのは、式に関係のない普段の服装や好きな映画や食の好みなど、いろんなお話をしてその方の本当の好みや似合うものを探していきます。

一瞬の表情を見逃さずお客さまの好みに対する理解を深めていく

ちょっと遊ばせた前髪がポイント。
袖や、背中のデザイン、イヤリングのインパクトがあるため
前髪以外はシンプルに作っている

――――お客さまの好みを引き出すために心がけていることはありますか?

ちょっとした仕草を見逃さないようにすることです。人間って可愛いものを見ると瞳孔が開くらしいんです。瞳孔に注目することまではしませんが、本当にテンションが上がった瞬間ってちゃんと見ていたらわかるんですよ。

リハーサルではスタイルを作り上げながら後れ毛ひとつ、リップの塗り方ひとつ変えた時の反応をすべて見るようにしています。口では『いいですね』と言っても表情が曇っていることや、逆に何も言わなくても顔色が明るくなる瞬間って必ずあって。そのいい表情をどんどん増やしていくことで、最終的に本当に好きなものだけを組み合わせたスタイルを作り上げています。

同時にたくさんのお客さまを対応していたらこんなに丁寧に気をつけることができません。フリーランスになったからこそ、きちんと目の前のお客さまのことだけを考えられるようになりました。

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後編では、sayuriさんのプライベートと仕事の両立についてや今後の展望などについてお話ししてもらいました。今後はブライダル専門のサロンを作るための計画を考えているとのこと。フリーランスで働き出したからこそ考えることができた新たな挑戦についても詳しく伺います。

▽後編はこちら▽
一生に一度の結婚式。そのサポートができる幸福感が仕事の活力【フリーランスのライフスタイル ヘアメイクアップアーティスト sayuriさん】>>

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