ネイリストのやりがいは何?大変なことや仕事の内容、なる方法も紹介

ネイルに関するプロフェッショナルで、お客様の爪の健康やケア、美しいデザインのネイルなどをメインとするネイリストの仕事。

美容に関わる華やかな仕事である一方、地道にサロンワークをこなしたり、お客様のイメージを引き出すためにカウンセリングをしたりと、施術だけではない仕事内容も多くあります。

そんなネイリストにとって、やりがいを感じるのはどんなことなのでしょうか。本記事では、ネイリストのやりがいや大変なところにフォーカスして紹介します。また、ネイリストになる方法や施術だけではない仕事内容についても解説しますので、参考にしてください。

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ネイリストのやりがいはどんなところにある?

ネイリストにとって、どんなことがやりがいになるのか、どんなことがモチベーションにつながるのかを見ていきましょう。

1. お客様に喜ばれ感謝される

何より大きなやりがいのひとつが、お客様に喜んでいただけることでしょう。お客様のイメージ通りのデザインネイルができたときや初めてネイルを体験したお客様から、感謝の言葉をかけられたときや笑顔を見ることができたとき、大きなやりがいを感じます。

お客様の笑顔に立ち会い、指先を美しく演出する技術が人の役に立つことは、仕事をするうえでのモチベーションにもなるでしょう。

2. 多種多様な人との出会い

ネイルサロンには、さまざまなお客様がいらっしゃいます。カウンセリングのときに、ネイルをしようと思った背景を知ったり、ウキウキとした気持ちが伝わったりすることも。お客様のさまざまな人生の一端を垣間見ることもあるかもしれません。

そういった出会いにおもしろ味を感じたり、学びを得たりできることもネイリストのやりがいのひとつです。

3. お客様の人生のイベントに関わることができる

定期的に通われるお客様ばかりではなく、イベントのときだけネイルをする方もいらっしゃいます。結婚式や成人式、大切な人と会うとき、プレッシャーの大きな仕事で自分を鼓舞するために、指先まできれいにしたいという方も。

そんな人生の大切な節目のネイルを、たくさんいるネイリストのなかでも自分に依頼してくれたという事実は、さらなるモチベーションアップにもつながるでしょう。

4. 頑張り次第で報酬アップが期待できる

ネイルサロンでは、ネイリストの給料にインセンティブを取り入れているところも多くあります。資格取得で手当がついたり、指名をいただくことで歩合給が上乗せされたりと、自分の頑張り次第で報酬アップが期待できるのは、やりがいのひとつです。

また、ネイリストは独立開業がしやすい職業なので、開業して自分のサロンをもち、経営を軌道にのせることができれば、さらに報酬を上げることも可能となります。

5. クリエイティブな活躍ができる

ネイルデザインには、定番のものや流行などで共通のものもありますが、アイデア次第でいくらでも新しいデザインを作ることができます。パーツの組み合わせやネイルアートのアイデアをSNSで発信すれば、新たな流行を生み出すことも可能です。

自分が発案したデザインが共有され、拡散されたりテレビや雑誌などで取り上げられたりすれば、大きな自信となりやりがいを感じるでしょう。

6. 技術の向上に限界がない

ネイルの技法やデザインは、次々と新しいものが誕生しています。そのため、ネイリストの技術向上には到達点がなく、流行も移り変わりが激しいため、常に情報を仕入れ技術力アップの努力をし続けなければなりません。

トレンドに触れ続け新しい発見をすること、技術向上ができることにやりがいを見出すことができれば、いくらでも高みを目指すことができるでしょう。

7. 働き方の選択肢が多い

ネイリストは独立開業もしやすく、出張ネイリストや業務委託など、フリーランスとしても働くことができるなど、働き方の選択肢が多い職業です。

また一度技術を身につけてしまえば、ライフスタイルの変化に合わせて副業として取り組んだり、派遣ネイリストとしてイベント時だけ働くということも可能。サロンワークだけでなく自由な働き方ができるのは、人生のさまざまな局面で役立つでしょう。

8. 海外でも活躍できる

ネイリストは海外でも需要があります。ネイルの技術に国境はないため、身につけた技術を活かして海外で活躍することも可能です。

実際に海外で活躍しているネイリストは多く、海外に出ていくことを夢見ている方にとって、ひとつのきっかけにもなるでしょう。

モアリジョブでは、フリーランスのネイリストとして世界4カ国で活躍されているaiさんの、海外で働くことになったきっかけや成功のために工夫したことなどをインタビューのなかで紹介しています。

「もともと貿易会社に勤めていて英語を勉強していたんです。その後転職して、ネイリストとして2年働いたとき、何か新しいことにチャレンジしたくなり、ワーキングホリデーに応募しました。

海外のネイルサロンが、ワーキングホリデービザを取得したネイリスト向けの求人を出しているパターンもありますが、当時はそれを知らずに現地に着いてから必死で働ける場所を探しました。

海外で働き始めてから、自分から動かないと何も始まらないということを体感したおかげで、自分の言葉で伝えること、積極的に動くことができるようになったと思います。条件を厳しくしなければ、意外と受け入れてくれるサロンってあるんだなと感じました。」

引用元
世界4カ国でネイリストとして活躍。海外で働くという夢を叶えたaiさんの行動力【ネイリスト・aiさん】

ネイリストの大変なところは?

ネイリストは数多くのやりがいがある一方で、大変な面もあります。続けるうちに慣れたり、工夫したりすることで解消できることもありますが、どんなことを大変だと感じるのかを知っておくことも大切です。

1. 拘束時間が長い

ネイリストに限らずサロンワークは、拘束時間が長い傾向にあります。開店準備から店舗営業、閉店作業などを含めると、どうしても長くなってしまうのは否めません。

また閉店作業を終えたあと、自主練習をすることもある新人ネイリストの場合、サロン拘束時間はもっと長くなってしまうことが考えられます。

予約が埋まっていて充分な休憩時間の確保ができない日でも、お客様には笑顔で接する必要があり、施術も手を抜けません。拘束時間の長さもあり、慣れるまでは辛いと感じるネイリストもいるようです。

2. 身体的な負担がある

ネイリストは大きく体力を使う仕事ではありませんが、以外と体に負担がかかる仕事です。同じ姿勢で細かい作業を続けることも多いため、腰痛や肩こりを慢性的に感じているネイリストも多くいます。

また小さなパーツを取り扱ったり細かいデザインを施すこともあるため、目が疲れやすかったり、腱鞘炎になったりすることも。

仕事の合間に軽いストレッチをしたり、休日にマッサージに行くなど、日頃から体調に気を遣うことも必要です。

3. 満足いただけないこともある

接客業ではどの業界でもクレームのリスクはあります。ネイリストも例外ではなく、精一杯心を込めて施術をしても、満足いただけないこともあるでしょう。

あまり希望を口に出さずイメージの共有がしにくかったり、思ったのと違うとクレームになってしまったりすることもあるかもしれません。

施術経験を重ねいろいろな方の接客をしていくなかで、自信がもてるようになれば、お客様のイメージを引き出す話術もうまくなり、万が一クレームなった際にも、すかさず違う提案をして治めてもらったりといったテクニックも使えるようになるでしょう。

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ネイリストの仕事内容をチェック|施術・サロンワーク

ネイリストは仕事の日の1日をどんなことをして過ごしているのか、気になっている方もいるかもしれません。サロンワークをこなすネイリストの仕事内容を見ていきましょう。

なお、ネイリストの詳しい仕事内容や一日の流れ、就職先などは以下の記事でも詳しく解説しています。
ネイリストの仕事内容って?|1日の流れ・やりがい・就職先について詳しく解説!

施術

ネイルの施術がメインの仕事です。ネイルの施術といっても、ネイルオフ・ジェルネイルまたはポリッシュネイル・アートネイルやスカルプなど、多岐にわたります。

また、ネイルオフやネイルオンだけでなく、甘皮の処理や爪の長さ・形を整える、バッフィングなど、ネイルのメンテナンスを目的に来店されるお客様も。

フットネイルの際にフットバスで足をきれいにするサロンの場合、オプションメニューとして角質ケアを同時におこなったり、サービスとしてハンドマッサージをすることもあります。

雑務・サロンワーク

お客様をお出迎えするための準備や受付業務など、サロンワークも大切な仕事です。開店前の清掃や気持ちよく施術を受けていただくための空間づくりもする必要があります。来店されたお客様の受付や予約管理、資材の在庫管理もしなければなりません。

また、スタッフのシフト作成業務を任されることや、後輩の指導をしなければならないことも。チラシやDMの作成、SNSの撮影や更新も重要な業務のひとつです。

ネイリストになるには?

ネイリストになるために必須の資格は特になく、技術さえあれば就職は可能です。また、自信があれば開業することもできるのは、ネイリストの強みでしょう。

モアリジョブでは、未経験で「nail&beautysalon Ari33(ネイルアンドビューティーサロンアリ)」を開業されたarichanさんに、開業にいたった経緯や、ネイル技術をどうやって習得したのかなどを語っていただいたインタビュー記事を掲載しています。

arichanさんは、ネイルサロンを開業したきっかけや技術習得のためにやってきたことを、次のように語っています。

「美容に詳しい友人にダイエットの方法について相談したことがきっかけで、私のように間違った美容法を実践している人が多くいるのではないかと思ったんです。そこで私と同じような人のために美容に関わる仕事をしてみようと思い、フリーランスで正しい美容の知識を広める活動を始めました。

ネイルサロン開業は、知り合いが経営しているネイルサロンに1年間通い、ネイルをしてもらっている様子を毎回見ていて興味が湧いたのがきっかけ。細かい作業をするのが得意だったので挑戦しようと思ったんです。

ネイルの技術は、自分が施術してもらっているときにその技術を盗み見ておぼえたり、目標にしたいネイリストをInstagramで見つけて、ひたすらその人のデザイン作成のライブ配信からデザインを学んだりしました。」

引用元
通常の枠にハマらないルートを潜り抜けて、未経験でもネイルサロン開業を実現!【ネイリスト arichanさん】#1

関連記事
ネイリストは未経験でもなれる?未経験OKの求人を出しているネイルサロンの探し方

スクール・専門学校に通う

無資格・未経験でもネイリストになることはできますが、その場合デビューまでの期間が長くなってしまうことも考えられます。短期間で技術を身につけたければ、スクールや専門学校に通うことで、基礎知識と技術力を効率よく身につけることができるのでおすすめです。

基本的な理論から細かいやり方まで、プロの講師に指導してもらえるというメリットもあります。

ネイリストのスクール選びに迷ったら、以下の記事を参考にしてください。
ネイリストのスクール選びのポイントは?|おすすめのスクールや専門学校を紹介

独学で資格取得をする

独学で資格取得を目指す方法もあります。資格取得をするためには、出題されるネイルの知識や合格点をたたき出せる技術が必要になるため、資格取得を目指す道のりで、おのずと知識や技術が身につくのがメリットです。

独学でも資格取得をされている方は多くいます。独学のメリットや勉強方法については以下の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
ネイリストになるには独学では難しい? 独学のメリットとは|独学で目指す方法を紹介

活躍の場も幅広く人を喜ばせることができるネイリストのやりがいは無限大!

ネイリストはサロンにいらっしゃるさまざまなお客様と触れ合い、喜んでいただけたり流行を作ったりとやりがいの多い仕事です。

向上心があればどこまででも高みを目指し、やりがいを感じることができるネイリストは、独学や未経験でなれるのも魅力のひとつ。

フリーランスや開業、海外進出など、自分次第で働き方を自由に選べるのもネイリストならではといえるでしょう。

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