ネイリストのやりがいや大変なこととは? 仕事内容や目指せる方法も紹介
美容に関する職業に就きたいと考えている人のなかには、華やかなイメージのあるネイリストに憧れる人も少なくないでしょう。
本記事ではネイリストのやりがいや大変なところ、仕事内容などを、現役ネイリストのインタビューも交えて紹介します。
ネイリストのやりがいはどんなところにある?

ネイリストにとって、どんなことがやりがいになるのか、どんなことがモチベーションにつながるのかを見ていきましょう。
1. お客様に喜ばれ感謝される
何より大きなやりがいのひとつが、お客様に喜んでいただけることでしょう。お客様のイメージ通りのデザインネイルができたときや初めてネイルを体験したお客様から、感謝の言葉をかけられたときや笑顔を見ることができたとき、大きなやりがいを感じます。
お客様の笑顔に立ち会い、指先を美しく演出する技術が人の役に立つことは、仕事をするうえでのモチベーションにもなるでしょう。
モアリジョブでは、アイラッシュ&ネイルサロン「MayFairy」でサロン唯一のネイリストとして活躍している原田知嘉子さんに、ネイリストの仕事の魅力などを語っていただいたインタビュー記事を掲載しています。
ネイリストの仕事の魅力は、自分が施した技術で、人が喜ぶ姿を間近で見られるということですね。私は「人を喜ばせられるか」ということを、仕事を選ぶ軸にしているのですが、まさにそれが叶う職業だと感じています。
自分が作った作品でお客さまが喜んでくれて、一度ならず、何度も繰り返してサロンに来てくださる方がいるという事実や、私のセンスを信じて「おまかせでお願いします」と言ってくださる方がいることが、私が働く糧になっています。
引用元
ネイリストは「終わりのない仕事」。技術の研鑽を楽しめる人に「MayFairy」原田知嘉子さん
2. 多種多様な人との出会い
ネイルサロンには、さまざまなお客様がいらっしゃいます。カウンセリングのときに、ネイルをしようと思った背景を知ったり、ウキウキとした気持ちが伝わったりすることも。お客様のさまざまな人生の一端を垣間見ることもあるかもしれません。
そういった出会いにおもしろ味を感じたり、学びを得たりできることもネイリストのやりがいのひとつです。
3. お客様の人生のイベントに関わることができる
定期的に通われるお客様ばかりではなく、イベントのときだけネイルをする方もいらっしゃいます。結婚式や成人式・大切な人と会うとき・プレッシャーの大きな仕事で自分を鼓舞するために指先まできれいにしたいという方も。
そんな人生の大切な節目のネイルを、たくさんいるネイリストのなかでも自分に依頼してくれたという事実は、さらなるモチベーションアップにもつながるでしょう。
モアリジョブでは、「Nail&Eyelash LeeB」でネイリストとして活躍している山道奏さんに、ブライダル特化に成功した理由などを語っていただいたインタビュー記事を掲載しています。
「ネイルデザインのコンセプトを 『エレガント』にし、上質を知る大人女性の方たちに支持をいただいてきました。
豪華で特別なデザインという印象付けができて、私自身にもお店全体にもブライダルのお客さまのご予約が多くなり、これもお店の人気につながっていると思います。」
引用元
エレガントな手描きネイルでブライダル特化に成功「Nail&Eyelash LeeB」山道奏さん
4. 頑張り次第で報酬アップが期待できる
ネイルサロンでは、ネイリストの給料にインセンティブを取り入れているところも多くあります。資格取得で手当がついたり、指名をいただくことで歩合給が上乗せされたりと、自分の頑張り次第で報酬アップが期待できるのは、やりがいのひとつです。
また、ネイリストは独立開業がしやすい職業なので、開業して自分のサロンをもち、経営を軌道にのせることができれば、さらに報酬を上げることも可能となります。
ネイリストが年収1000万を目指すには? 年収UPを目指せる方法と独立開業について紹介
5. クリエイティブな活躍ができる
ネイルデザインには、定番のものや流行などで共通のものもありますが、アイデア次第でいくらでも新しいデザインを作ることができます。パーツの組み合わせやネイルアートのアイデアをSNSで発信すれば、新たな流行を生み出すことも可能です。
自分が発案したデザインが共有され、拡散されたりテレビや雑誌などで取り上げられたりすれば、大きな自信となりやりがいを感じるでしょう。
モアリジョブでは、ネイルブックとインスタグラムへデザインの写真を毎日投稿し、集客につなげられた、プライベートネイルサロン「Suu-」を営むTsumikiさんのインタビュー記事を掲載しています。
「インスタグラムのフォロワーが増えることで、新規のご予約がインスタグラム経由でたくさん入るようになりました。集客としてもありがたかったのですが、ご来店時にはデザインの雰囲気が伝わっているので、カウンセリングもスムーズにいくようになったと思います。
インスタグラムの写真と同じデザインにしてほしいというオーダーをいただくことが増えました。なかには『インスタのデザインが全部かわいいので、お任せします!』と言ってくださる方もいます。」
引用元
集客はネイルブックとインスタグラムだけ!毎日投稿することで3万人のフォロワーを獲得した ネイリスト・Tsumikiさん
6. 技術の向上に限界がない
ネイルの技法やデザインは、次々と新しいものが誕生しています。そのため、ネイリストの技術向上には到達点がなく、流行も移り変わりが激しいため、常に情報を仕入れ技術力アップの努力をし続けなければなりません。
トレンドに触れ続け新しい発見をすること、技術向上ができることにやりがいを見出すことができれば、いくらでも高みを目指すことができるでしょう。
7. 働き方の選択肢が多い
ネイリストは独立開業もしやすく、出張ネイリストや業務委託など、フリーランスとしても働くことができるなど、働き方の選択肢が多い職業です。
また一度技術を身につけてしまえば、ライフスタイルの変化に合わせて副業として取り組んだり、派遣ネイリストとしてイベント時だけ働くということも可能。サロンワークだけでなく自由な働き方ができるのは、人生のさまざまな局面で役立つでしょう。
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8. 海外でも活躍できる
ネイリストは海外でも需要があります。ネイルの技術に国境はないため、身につけた技術を活かして海外で活躍することも可能です。
実際に海外で活躍しているネイリストは多く、海外に出ていくことを夢見ている方にとって、ひとつのきっかけにもなるでしょう。
モアリジョブでは、フリーランスのネイリストとして世界4カ国で活躍されているaiさんの、海外で働くことになったきっかけや成功のために工夫したことなどをインタビューのなかで紹介しています。
「もともと貿易会社に勤めていて英語を勉強していたんです。その後転職して、ネイリストとして2年働いたとき、何か新しいことにチャレンジしたくなり、ワーキングホリデーに応募しました。
海外のネイルサロンが、ワーキングホリデービザを取得したネイリスト向けの求人を出しているパターンもありますが、当時はそれを知らずに現地に着いてから必死で働ける場所を探しました。
海外で働き始めてから、自分から動かないと何も始まらないということを体感したおかげで、自分の言葉で伝えること、積極的に動くことができるようになったと思います。条件を厳しくしなければ、意外と受け入れてくれるサロンってあるんだなと感じました。」
引用元
世界4カ国でネイリストとして活躍。海外で働くという夢を叶えたaiさんの行動力【ネイリスト・aiさん】
ネイリストの大変なところは?

ネイリストは数多くのやりがいがある一方で、大変な面もあります。続けるうちに慣れたり、工夫したりすることで解消できることもありますが、どんなことを大変だと感じるのかを知っておくことも大切です。
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1. 拘束時間が長い
ネイリストに限らずサロンワークは、拘束時間が長い傾向にあります。開店準備から店舗営業、閉店作業などを含めると、どうしても長くなってしまうのは否めません。
また閉店作業を終えたあと、自主練習をすることもある新人ネイリストの場合、サロン拘束時間はもっと長くなってしまうことが考えられます。
予約が埋まっていて充分な休憩時間の確保ができない日でも、お客様には笑顔で接する必要があり、施術も手を抜けません。拘束時間の長さもあり、慣れるまでは辛いと感じるネイリストもいるようです。
2. 身体的な負担がある
ネイリストは大きく体力を使う仕事ではありませんが、意外と体に負担がかかる仕事です。同じ姿勢で細かい作業を続けることも多いため、腰痛や肩こりを慢性的に感じているネイリストも多くいます。
また小さなパーツの取り扱いや細かいデザインを施すことによって、目が疲れやすかったり、腱鞘炎になったりすることも。
仕事の合間に軽いストレッチをしたり、休日にマッサージに行ったりするなど、日頃から体調に気を遣うことも必要です。
3. 満足いただけないこともある
接客業ではどの業界でもクレームのリスクはあります。ネイリストも例外ではなく、精一杯心を込めて施術をしても、満足いただけないこともあるでしょう。
あまり希望を口に出さずイメージの共有がしにくかったり、思ったのと違うとクレームになってしまったりすることもあるかもしれません。
施術経験を重ねいろいろな方の接客をしていくなかで、自信がもてるようになれば、お客様のイメージを引き出す話術もうまくなり、万が一クレームなった際にも、すかさず違う提案をして治めてもらうといったテクニックも使えるようになるでしょう。
ネイリストの仕事内容をチェック|施術・サロンワーク

ネイリストは仕事の日の1日をどんなことをして過ごしているのか、気になっている方もいるかもしれません。サロンワークをこなすネイリストの仕事内容を見ていきましょう。
なお、ネイリストの詳しい仕事内容や一日の流れ、就職先などは以下の記事でも詳しく解説しています。
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ネイリストの仕事内容|1日の流れ・やりがい・必要なスキル・就職先などを紹介
施術
ネイルの施術がメインの仕事です。ネイルの施術といっても、ネイルオフ・ジェルネイルまたはポリッシュネイル・アートネイルやスカルプなど、多岐にわたります。
また、ネイルオフやネイルオンだけでなく、甘皮の処理や爪の長さ・形を整える、バッフィングなど、ネイルのメンテナンスを目的に来店されるお客様も。
フットネイルの際にフットバスで足をきれいにするサロンの場合、オプションメニューとして角質ケアを同時に行ったり、サービスとしてハンドマッサージをしたりすることもあります。
雑務・サロンワーク
お客様をお出迎えするための準備や受付業務など、サロンワークも大切な仕事です。開店前の清掃や気持ちよく施術を受けていただくための空間づくりもする必要があります。来店されたお客様の受付や予約管理、資材の在庫管理もしなければなりません。
また、スタッフのシフト作成業務を任されることや、後輩の指導をしなければならないことも。チラシやDMの作成、SNSの撮影や更新も重要な業務のひとつです。
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サロンワークとは? ネイリストの業務と一日の流れを紹介
ネイリストになるには?

ネイリストになるために必須の資格は特になく、技術さえあれば就職は可能です。また、自信があれば開業することもできるのは、ネイリストの強みでしょう。
モアリジョブでは、未経験で「nail&beautysalon Ari33(ネイルアンドビューティーサロンアリ)」を開業されたarichanさんに、開業にいたった経緯や、ネイル技術をどうやって習得したのかなどを語っていただいたインタビュー記事を掲載しています。
arichanさんは、ネイルサロンを開業したきっかけや技術習得のためにやってきたことを、次のように語っています。
「美容に詳しい友人にダイエットの方法について相談したことがきっかけで、私のように間違った美容法を実践している人が多くいるのではないかと思ったんです。そこで私と同じような人のために美容に関わる仕事をしてみようと思い、フリーランスで正しい美容の知識を広める活動を始めました。
ネイルサロン開業は、知り合いが経営しているネイルサロンに1年間通い、ネイルをしてもらっている様子を毎回見ていて興味が湧いたのがきっかけ。細かい作業をするのが得意だったので挑戦しようと思ったんです。
ネイルの技術は、自分が施術してもらっているときにその技術を盗み見ておぼえたり、目標にしたいネイリストをInstagramで見つけて、ひたすらその人のデザイン作成のライブ配信からデザインを学んだりしました。」
引用元
通常の枠にハマらないルートを潜り抜けて、未経験でもネイルサロン開業を実現!【ネイリスト arichanさん】#1
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ネイリストは未経験でもなれる?未経験OKの求人を出しているネイルサロンの探し方
スクール・専門学校に通う
無資格・未経験でもネイリストになることはできますが、その場合デビューまでの期間が長くなってしまうことも考えられます。短期間で技術を身につけたければ、スクールや専門学校に通うことで、基礎知識と技術力を効率よく身につけることができるのでおすすめです。
基本的な理論から細かいやり方まで、プロの講師に指導してもらえるというメリットもあります。
ネイリストのスクール選びに迷ったら、以下の記事を参考にしてください。
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ネイリストのスクール選びのポイントは?|おすすめのスクールや専門学校を紹介
独学で資格取得をする
独学で資格取得を目指す方法もあります。資格取得をするためには、出題されるネイルの知識や合格点を取れる技術が必要になるため、資格取得を目指す道のりで、おのずと知識や技術が身につくのがメリットです。
独学でも資格取得をされている方は多くいます。独学のメリットや勉強方法については以下の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
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ネイリストになるには独学では難しい? 独学のメリットとは|独学で目指す方法を紹介
未経験OKなサロンはどう探す? 自分に合った職場を探す方法とは

未経験からネイルサロンへの就職を目指す人のなかには、未経験者を受け入れているサロンを探すことは難しく感じている人もいることでしょう。
ここでは、「未経験OK」など、自分の希望条件に合った求人を探す方法を2つ紹介します。
就職・転職エージェントを利用する
就職・転職エージェントは、希望する職種や働き方などの希望条件を登録することで、その条件に合った求人の紹介が受けられます。ほかにも、履歴書の書き方や面接対策についてのアドバイスを受けることも可能です。
エージェントごとに得意としている分野が異なるため、利用の際は、美容業界に強いエージェントを選ぶことをおすすめします。
求人サイトで探す
求人サイトはWeb上で求人の検索・応募ができるため、自分のペースで仕事探しを進めたい人にとくにおすすめの方法です。そのなかでも、ネイリストの求人を探すなら、リジョブなどの美容関連に強い求人サイトで検索すると良いでしょう。
リジョブは美容関連の職種に特化した求人サイトです。ネイリストの求人も豊富に掲載しており、検索条件も充実しています。ネイリスト検定などの、ネイリストにとっては定番の資格も検索条件にあるため、資格を活かせるサロンも探しやすいです。
ほかにも、「未経験歓迎」や「研修制度あり」など希望条件を細かく設定できるため、未経験からでも安心して応募できる求人が探しやすくなっています。
履歴書で押さえておくべきポイントとは?

履歴書は、古い履歴書を使い回さず、応募先ごとに新しいものを用意しましょう。その際、志望動機もそのサロンに向けたものを書くことが重要です。
ネイリストの履歴書や志望動機の書き方については、下記の記事でより詳しく紹介しているため、参考にしてください。
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ネイリストの履歴書はどう書く? 押さえておきたいポイントや志望動機例文を紹介
【例文あり】ネイリストの志望動機|必要性やまとめ方、アピールしたい点を解説
面接で好印象を与えるポイントとは?

面接の際は、清潔感のある身だしなみを意識することが大切です。サロンの雰囲気に合わせた髪型や化粧、ネイルにしましょう。
また、「応募先サロンを選んだ理由」や「ネイリストを目指した理由」など、ネイリストの面接でよく聞かれる質問については、答える内容を準備しておくことが必要です。
ネイリストの面接については、下記の記事でより詳しく解説しているので参考にしてください。
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ネイリストの面接に必要なマナーとは|よく聞かれる4つの質問と回答例
ネイルサロンの面接時に適した服装とは? 持ち物や面接マナーも紹介
活躍の場も幅広く人を喜ばせることができるネイリストのやりがいは無限大!

ネイリストはサロンにいらっしゃるさまざまなお客様と触れ合い、喜んでいただけたり流行を作ったりとやりがいの多い仕事です。
未経験者の採用を積極的に行っているサロンもあるため、経験がなくてもネイリストへの第一歩を踏み出すチャンスがあります。
ネイリストの求人を探すなら、未経験者歓迎の求人も多く、転職満足度が高い※求人サイト「リジョブ」の利用がおすすめです。
ぜひリジョブで、ネイリストになるという夢を叶えてください。
※リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月8日)
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