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ヘルスケア 2022-06-19

ヨガやカウンセリングを通して、自分自身を好きになってほしい!【もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事Vol.57 ヨガ講師/カウンセラー・倉本ななこさん】#2

「ヘルスケア業界」のさまざまな職業にフォーカスし、その道で働くプロに、お仕事の魅力や経験談を語っていただく連載企画「もっと知りたい! ヘルスケアのお仕事」。

今回お話を伺ったのは、

ヨガ講師/カウンセラーとして活躍する倉本ななこさん。

10歳と8歳の男の子のママでありながら、子育てと仕事をうまく両立させて、充実した毎日を送っています。

前編では、ヨガ講師/カウンセラーになったきっかけや、それぞれ大切にしている思いを伺いました。後編では、子育てと仕事をうまく両立させるコツや、今後の目標について伺います。

子どもから学ぶこともたくさん!
子どもがいるから、仕事にもメリハリがつく

――一日のタイムスケジュールを教えてください。

朝は6時半から7時ぐらいに起きます。8時に子どもが学校に行くので、それまでは朝ごはんを準備したり、身支度を手伝ったり、バタバタですね(笑)。子どもたちが学校に行ったら、やっと自分の時間。家事をやりつつ、ジャーナリングで頭の中を整理したり、軽くヨガをして体を整えたりして、9時半ごろから仕事を始めます。

――お仕事のメインは、ヨガのレッスンですか?

メインはヨガですが、生徒さんにレッスンするだけでなく、普段ヨガの講師をやっている先生たちに向けた講座もやっています。最近はオンラインのレッスンが増えたので、自宅で仕事することも多いです。

15時ぐらいになると子どもたちが帰ってくるので、仕事を切り上げて習い事の送り迎えをしたり、遊びに来たお友達にお菓子を出したり、お母さんの顔に(笑)。そうこうしていると、あっという間に夕飯の時間になっちゃいます。

――子育てと仕事の両立、大変じゃないですか?

大変じゃないと言えば嘘になりますが、もう10歳と8歳なのである程度自分のことは自分でやってくれるし、歳が近いからか2人だけで遊んでくれるので、あまり手がかからず助かっています。

それに私、子育てしながら仕事している方が生活にメリハリがついて、どちらも充実している気がするんです。もちろん仕事の内容とか働き方にもよると思うのですが、今は働く場所だったり、時間だったり、自分のリズムやペースで働き方を選べる時代なので、もし「子育て中で、仕事と両立できるか不安」って諦めている人は、ぜひチャレンジしてもらいたいですね。

オンラインサロンのメンバーも8割ぐらいの方にお子さんがいて、中には赤ちゃんを抱っこしたりおんぶしたりしながら参加している人もいます。同じお母さん同士だから分かり合えることも多いんですよ。

それに子どもって、大人にはない情熱というか、価値観を持っていて、見ていてすごく楽しい! この間、長男が学校から帰ってきては毎日公園に通っていて、詳しく話を聞くと「この木にクワガタがいるんだ!捕まえたいんだ!」って必死になっていたんです(笑)。その一生懸命さって大人になると忘れてしまうじゃないですか。子どもから教わるものってたくさんあるな、って気づかされました。

――確かに、子どもから学ぶことって多いかも。ちなみに夜のルーティンは?

子どもたちがだいたい9時ぐらいに寝るので、その後必ず、夫婦で会話する時間を作っています。そして私も10時には寝たいところなんですが……、なんだかんだ資料を作ったり、レッスンの内容を考えたりして、結局寝るのは12時過ぎになりますね(笑)。

――ワーママの「あるある」ですね。先ほどオンラインサロンの話が出ましたが、運営のコツとかポイントはありますか?

資料を作ったり、映像を録画したり、音楽を流したり、基本的にはパソコン上での作業になってくるので、ある程度パソコンに強いに越したことはないと思います。ただ、慣れもあるので一度覚えてしまえば大丈夫ですよ。

あと、私は一人で運営しているので、自分のタイミングで進められるからいいのですが、たくさんの人が関わって運営している場合は、コミュニケーションを取って進めていかなくてはいけないので、大変かもしれないです。その分作業を分担できるのですが……、一長一短ですね(笑)。

感受性が高くて繊細な人ほど、意外とこの仕事に向いている︎

――この業界は、どんな人に向いていると思いますか?

意外かもしれないですが、「繊細な人」でしょうか。いわゆるHSPさんと呼ばれている、感受性が強くてちょっと敏感な人こそ、向いていると思います。実は私自身もそうなんですが、人の気持ちを考えすぎたり、顔色を読みすぎたりしてしまう人って、逆を言えば、普段から相手の気持ちを考えたり気遣ったりできているってことなんですよね。

あとは先ほどの「自分の機嫌が良くなるリスト」を上手に活用して、周りに影響されてもしなやかに起き上がれる精神力さえ身につければ、本当に優しく相手のことを思ってあげられるので、すごく向いていると思います。この仕事は、人の幸せにつながるので、やりがいもありますし、ぜひチャレンジしてほしいです。

――倉本さんは、普段どうやって学んだり勉強したりしていますか?

私はもともと知識欲が高くて本を読むのも好きなので、いろんなジャンルの本をとにかくたくさん読むようにしています。あと、参考になるような講座やセミナーを受けることもありますね。誰かに伝えたり、教えたりする立場だからこそ、私自身も学び続けなきゃいけないと思っています。

あと、「自己認知」っていうのもすごく大切。この業界は、相手と向き合ってその人のことをよく考えることが仕事。そのためには自分のこともよく知っておく必要があると思うんです。自分を知ることで、相手のことにも気付けるし、自分が今学ぶべきこともハッキリします。なので、普段から日記を書いたり、ジャーナリングしたりして、自分の頭の中を整理するようにしていますね。

少しでも多くの人に、
自分を大切にすることの必要性を伝えたい

――今後の夢や目標を教えてください。

今、気になっているのは、「リトリート」。旅に近いんですが、普通の旅行とは少し違って、普段生活している土地から少し離れて、心や体を癒す過ごし方のこと。最近、そこにヨガを組み合わせるのが流行っているんです。リトリートなら、ヨガの時間だけを共有するんじゃなく、自己肯定感についてカウンセリングしたり、ジャーナリングの方法を伝えたり、心と体を癒す時間をまるっと共有して体験してもらえるので、すごくいいなって。コロナも落ちついてきたので、そろそろ実現したいですね。

あと、今やっているカウンセリングのほとんどが、ママさん向けの「子育てと自己肯定感」のセミナーなんですが、中には「直接カウンセリングを受けるのはちょっと恥ずかしい」っていう人や、「パパも受けていいのかな?」って迷ったりしている人もいるようなので、もう少し気軽に参加できる動画プログラムを考えています。

――例えば、どんな?

直接オンラインで繋がずに、定期的に何本か動画を届けて、好きな時間に視聴してもらうとか。それなら直接顔を合わさなくていいのでハードルが下がりますし、自分の好きな時間に見て、自分の好きな時間に学べますよね。

少し話が逸れますが、今の日本って、「自分のことが大切」とか「自分のことが好き」とかをはっきり言えない環境というか、言える人が少ないと思うんです。極端にいうと、そんなことを言う人はナルシストだったり、まるで自分のことしか考えてない人かのように捉えられてしまう。でもそれって、ちょっとおかしいですよね。本来、自分のことは自分が一番よくわかっているし、自分のことを一番大切にしなくちゃいけないはず。そういうことを考えるのにも、「自己肯定感」ってすごく大切だと思うんです。なので私は、ヨガやカウンセリングを通じて、「もっと自分を大切にしようよ」「自分を好きになろうよ」ということを伝えたい! そのために、いろんな方法を模索して、少しでも多くの人に届けられるようにしたいです。


倉本ななこさん直伝! ヘルスケア業界で働く人の心得三箇条

1.当たり前を疑って、まっさらな心で物事を見る

2.自分を大切にする

3.相手の幸せを本気で願う

日々の働き方や、子育てと仕事の両立について語ってくれた倉本さん。子育ても仕事も、楽しみながらやっている様子が伝わってきました。ヘルスケア業界は、相手を思う仕事だからこそ、自分のことをよく知り、自分自身が充実した日々を過ごすことが大切。ジャーナリングや日記は、今日からでも始められそうですね!貴重なお話をありがとうございました!

取材・文/児玉知子
撮影/喜多二三雄

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