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特集・コラム 2022-10-07

介護職には変な人が多いの? 人間関係の悩みが起きやすい理由と長く続けるためのコツ

介護職には変な人が多いという噂を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。その理由、実は人間関係が大きく関係しているようです。

ここでは、多忙な業務をこなす介護職において、人間関係の悩みが起きやすい理由、辞めずに介護職として長く仕事を続けるためのコツをご紹介します。

介護職は人間関係で悩みやすい? 大変さを抱えてしまう理由とは

介護職においても、スタッフ同士の人間関係で悩む人もいるでしょう。介護職において人間関係での悩みが起きやすい理由には、介護の現場ならではの特徴も関係しているようです。ここでは、介護職において人間関係で悩みが起きやすい理由をご紹介します。

1. スタッフの年齢や経歴による価値観の違い

介護職において人間関係の悩みが起きやすい理由として、スタッフ同士の価値観の違いがあるようです。

介護職では、独身者や子育て世代、ミドルやシニア世代など幅広い世代の人が働いています。価値観や考え方の違いから衝突してしまい、些細なトラブルや人間関係の悩みが起こりやすいようです。

2. 関わる相手が多いため|スタッフ・利用者さん

スタッフだけでなく利用者やその家族など、関わる人数の多さも原因のひとつとなります。関わる相手が少人数であれば、少人数の間だけのトラブルで収まりますが、関わる相手が多いほど、悩みやトラブルは生まれやすいものです。

介護職はスタッフだけでもさまざまな職種があるのに加え、利用者や家族との関わりが大事な職業であるがゆえに、人間関係の悩みが起きやすくなります。

3. 忙しすぎて余裕がない

人手不足で余裕がないことも関係しています。介護の現場はつねに人手不足で、最低限の人数でシフトを回しているところも多いです。そのため、スタッフはじゅうぶんな休憩、休息をとれず、心身に疲労が蓄積していることも少なくありません。

気持ちに余裕がないため精神が張り詰め、些細なことにもイライラしてしまい、一緒に働くスタッフに八つ当たりをする、心ない言葉を投げるといった行動に出てしまいかねないようです。

4. スタッフの教育環境が整っていない

人手不足に拍車がかかり、新人の教育にまで手が回らないというケースもあります。仕事の基礎となる知識や技術が整っていないまま働くため、業務にも支障が出やすくなってしまうからです。

新人の教育体制の構築、フィードバック、サポート体制の強化は介護現場においても大きな課題のひとつといえるでしょう。

5. 人間関係に変化が少ない

スタッフの入れ替わりが少なく、同じ人間関係が続くことも原因として挙げられます。同じ法人内でデイサービスやリハビリ施設、特別養護老人ホームなど複数の施設を展開している大手では、人事異動もありますし、部署間での異動もあるでしょう。

一方で小規模な事業所では人事異動はほとんどなく、同じ施設に何年も勤務している人も多い傾向です。異動が少ないと、苦手な人や合わない人とも同じチームで仕事をせざるを得ません。その場合、仕事自体がストレスになってしまうリスクがあります。

人間関係に悩みを抱えたらどうする? おすすめの対処法を紹介

介護職で働いていて、人間関係で悩んでしまうことがある場合はどうすればよいのでしょうか。ここでは、人間関係に悩みを抱えた場合の対処法をご紹介します。

1. 上司や同僚に相談する

悩みを抱えてしまったら、まずは信頼できる上司や同僚に相談してみましょう。介護の現場は身体的にも精神的にも負担が大きく、余裕のないスタッフから、心ない言葉や態度をとられることもあります。

相手とシフトがかぶらないよう調整してもらえたり、人事課が動いて同じ法人のほかの事業所に異動が叶ったりする場合もあるため、まずは勇気を出して話してみることが大切です。

2. 自分の行動も振り返る

相手の態度や言動の理由が自分自身にあることも考えられます。仕事を覚えるのが苦手で周りの当たりが強いのであれば、こまかなメモや振り返りを強化し、仕事を早く覚え正確にこなせるよう努力することも大切です。ミスが多いのであれば、ミスをなくすにはどうしたらよいかを考えましょう。

また、相手に不快な思いをさせた心当たりがあれば、自分の言動や態度も見直すことで、人間関係改善の道がみえてくるはずです。

3. 対応を工夫する|笑顔で接す・陰口はスルーなど

自分の言動や態度に心当たりがあったときには、言動や態度を改めましょう。出勤や退勤の際の挨拶、してもらったことへの感謝の言葉を伝えてみてください。

また、職場でスタッフの悪口や陰口が言われている際には、会話の輪に加わらないことも大切です。悪口や陰口を広めてしまうと職場の雰囲気が悪くなってしまい、自分もトラブルに巻き込まれる可能性があります。悪口や陰口を広める雰囲気から一歩距離を置き、離れてみるのも自分を守るための手段です。

4. ほかの事業所や施設に転職する

できる限りのことをしても、状況が改善しないときには転職も視野に入れてみましょう。グループホームやデイサービス、老人保健施設、特別養護老人ホームなど、介護の経験を活かして働ける施設や事業所は多いです。

同じ職場に長くいて、つらい人間関係のなかで働き続けるよりも、心機一転新しい場所に就職したほうがよい場合もあります。

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介護職を長く続けるための6つのコツとは?

人間関係の悩みを抱えやすい介護の現場で長く勤めることは、かんたんなことではありません。ここでは、介護職を長く続けるためのコツをご紹介します。

1. 介護職を続けるメリットを思い出す

介護職を続けるメリットを想像してみましょう。メリットを想像できれば、多少の困難も乗り越えられます。長く働くぶんだけ自身のキャリア構築ができ、転職や昇進の際にも有利です。

モチベーションや意欲を高めるために、新たな資格取得に取り組むのもよいでしょう。変化を与えながら、目標を持って取り組むことも、介護職を長く続けるために大切なことです。

2. 一人で抱え込まない|コミュニケーションを心がける

誰にも打ち明けられず悩みを抱え続けてしまうと、精神的なつらさから、辞めたい気持ちが高まってしまいます。

まずは周りに相談できる相手をみつけることです。職場の上司や一緒に働く同期などに相談してみましょう。普段から話しやすい関係を築いておくと、いざというときに相談しやすいはずです。

また、介護職以外の仕事に就いている友人や知人に悩みを話すだけでも、精神的なつらさが緩和できる可能性があります。

3. 仕事に前向きに取り組む|メモを取る・質問

意欲のある姿勢をアピールすることも大切です。日々学びの姿勢を大切に、必要なことはメモに残す、疑問点は質問をして解消する、参考書や専門書を使って知識やスキルの学び直しを図るなど、自己のスキルを高められるよう行動してみましょう。

周りに仕事への前向きさや熱心さをアピールできれば、よい影響を与えられます。

4. リフレッシュ方法を見つける

オンオフの切り替えをおこない、仕事とプライベートにメリハリをつけることも大切です。休日や帰宅後にできる自分なりのリフレッシュ方法をみつけてみましょう。

たとえば、好きなテレビを観て過ごす、お風呂にゆっくりと浸かる、読書をする、友達とランチに行くなど、いろいろなリフレッシュ方法があります。

勤務の休憩時間にも、おいしい食べ物や好きな飲み物を飲んでリラックスする、仮眠をとるなど少しでも気分が落ち着くような工夫を取り入れてみるのもおすすめです。

5. より自分に合った職種や職場を探す

身体介護といった直接介護をおこなう以外の仕事を選ぶのも、ひとつの方法です。介護業界には、介護士やホームヘルパーなど直接介護をおこなう職種だけではなく、介護事務や送迎ドライバー、リネン交換スタッフ、食堂スタッフ、清掃スタッフなどさまざまな職種が存在します。

直接介護に疲れてしまったときには、違う形で介護施設のスタッフとして携われる仕事を探してみるのもよいでしょう。

介護職にはどんな種類があるの? あこがれの仕事を目指す方法を紹介

6. 介護職を選んだ理由・目標について考える

辞めたいという気持ちが強くなったときや疲れてしまったときには、初心に立ち返ってみましょう。「高齢者をサポートできる仕事がしたかった」、「感謝される喜びがあり、やりがいを持てるから」など介護職に就いた動機は人それぞれです。

将来、「介護施設の管理職に就きたい」、「介護施設を経営したい」など目標を持っている人もいるでしょう。就職当時の熱い気持ちを思い出すと、働く原動力がよみがえるかもしれません。

人間関係の悩みは一人で抱え込まないで!

介護の現場は、幅広い世代のスタッフが働くこと、利用者やその家族とも接し、関わる人数が多いこと、人手不足で余裕がないことなどさまざまな背景から、人間関係の悩みが起きてしまいます。

人間関係での悩みはひとりで抱え込まずに、上司や同僚、心許せる知人や友人など信頼できる人に相談し、溜め込まないようにしましょう。

また初心に立ち返り、目標を持ち、状況が変わらなければ転職も視野に入れるなどして、長く介護の仕事を続けられるよう工夫してみることも大切です。

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