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ヘルスケア 2023-01-25

予約枠は施術+1時間を確保。自宅のようにくつろげるサロン「リンパドレナージュサロン結香」

2010年、神楽坂にオープンした「リンパドレナージュサロン結香」。オーナーセラピストの矢澤ともみさんは、人が健康になる手助けをしたいとリンパドレナージュの資格を取得し、それ以来20年間セラピストとして活躍されています。

前編ではリンパドレナージュの特徴と、矢澤さんが施術で心がけてきたことを伺いました。自宅のようにくつろいでほしいとの思いから、予約を取る枠は施術+1時間にしているという矢澤さん。施術後のお茶や会話の時間をゆっくり楽しんでもらうことができ、次のお客さまを迎えるための掃除も念入りにできるといいます。さらに今の不調だけでなく、これから先に起こる不調を未然に防ぎたいと、お客さまにあった養生方法を伝えることも心がけているそうです。

今回、お話を伺ったのは…

矢澤ともみさん

「リンパドレナージュサロン結香」オーナーセラピスト/ITECリンパドレナージュ国際ライセンス取得

体調を崩したときにセラピストに助けられた経験から、セラピストとしての道を歩み始め、歴は20年。2010年1月に「リンパドレナージュサロン結香」を開業したあとも、漢方スタイリスト、薬膳アドバイザー、気養生アドバイザー、腸セラピーなどさまざまな資格を取得し、お客さまの不調に幅広く対応できるセラピストとして人気を集めている。またセルフケアや気養生の講師としても活躍中。

矢澤ともみさんのinstagram:@yazawa.tomomi

人の健康に携われる仕事がしたいと「リンパドレナージュ」の資格を取得

「リンパドレナージュサロン結香」の特徴について話すオーナーセラピストの矢澤ともみさん

――「リンパドレナージュ」とは、具体的にはどのような施術なのでしょうか?

「リンパドレナージュ」とはフランス語で「リンパ液の排出を促す」という意味です。リンパには「細菌から病気にならないように身を守る免疫機能」と「身体の老廃物を回収し排出する排泄機能」があります。このリンパが何らかの原因で滞ると、体にむくみやくすみ、冷え、凝りといった不調が現れるので、リンパの働きをよくすることでそれらの不調を改善するのがリンパドレナージュです。特徴的なのはマッサージなどとは違って、体をさすることでリンパの流れにアプローチする点ですね。

――リンパドレナージュを施術に取り入れたのは、なぜでしょうか。

だれかの健康に直接的に関わり、助けられる仕事はないかと考え、行き着いたのがリンパドレナージュだったんです。私は子どもの頃に看護師の仕事に憧れていたこともあり、人が健康になっていく姿を見るのが好きという気持ちがあって、歯科助手、調剤薬局の医療事務として働いていました。でも当然ですが、私が直接的に患者さんを健康にしてあげることはできません。

そこでまずは自分にできることから始めてみようと思い、仕事をしながら、お休みの時間を使ってリフレクソロジーの資格を取得しました。次はアロマセラピーと思っていましたが、たまたま体験に行ったアロマセラピーの講座を主催していたのがリンパドレナージュのスクールだったんです。そこの理事長に「人を健康にすることに携わりたい」と話したら、リンパドレナージュは当時から医療業界で取り入れられていたこともあり「あなたはアロマよりリンパドレナージュを学んだ方がいい」と勧められました。

「リンパドレナージュサロン結香」ではリンパドレナージュを中心としながらエステの施術や、漢方スタイリスト、薬膳アドバイザーの資格を活かして、お客さまの健康や美容などのエイジングケアをお手伝いしています

予約枠は施術+1時間。詰め込みすぎず、お客さまがくつろげるように

「リンパドレナージュサロン結香」のホームページ。初めていらっしゃる方が安心してくることができるよう「手紙」を書くような気持ちでホームページを作っているそう

――「リンパドレナージュサロン結香」を経営するうえで、心がけていることはどんなことでしょうか?

訪れてくださったお客さまが自宅のようにくつろいでいただきたいという思いがあり、コースの所要時間に1時間プラスして予約枠を取るようにしています。そうすることで施術後のお茶や会話を楽しんでいただく時間もゆったりととれますし、次のお客さまが来るまでの間にしっかり掃除をすることもできます。2時間のコースを選んでいただくと1日3組のお客さま限定になります。

――開業当初からそうされているのでしょうか?

いえ、開業当時はもっと多いこともありました。でも段々と自分の1日の気力と体力の上限がわかってきて、コースの時間+1時間を目安に、それ以上の時間は予約を入れないようになったんです。これはお客さまのためでもありますし、私が長くこの仕事を続けていくためでもあります。体力的にきつい仕事は長くは続けられないので

「カウンセリング」ではなく「日常会話」でお客さまを知る

お客さまについて知るには、カウンセリングをするより日常会話が大切だと矢澤さんはいう

――施術をするうえで心がけていることはありますか?

お客さまの不調が改善に向かうことに力を入れているのですが、それと同じくらいその不調や悩みと上手に付き合えたり予防ができるように心がけています。体の不調は生活習慣、食生活から来ていることが多いので、不調を予防するには生活の見直しが必要になります。私はこれを養生という言葉で呼んでいるのですが、そういったお客さまにあったお話を個々にお伝えしています。そうするとふとした不調のときに、お客さま自身がセルフケアできるようになりますし、結果的に不調を予防できるのではないかと。

その実現のためには、会話をしながらお客さまの生活について知ることが大切だと思っています

――カウンセリングに力を入れているということですね。

カウンセリングというより、日常会話という感じですね。まずはリラックスしてお話ができるように、私は日常会話をしながらお客さまが話したいことに耳を傾けています。そのあとに不調についてお聞きするようにしています。このサロンでは施術の際にまず足湯をしてもらうのですが、足が温まると心が緩んできていろいろなお話をしてもらえることが多かったんです。「寒いですね」とか「この時期のお仕事お忙しいんですか」というところから入って、お客さまの好きなことや趣味のことなどもお聞きします。こういった何気ない会話からお客さまが意識していないお話しが聞けたりもします

たとえば、好きなドラマを一気に見てしまったというお話が出たら「少し寝不足なんだろうな」とか、ジョギングを楽しんでいるという方なら「足がお疲れかな」など、こちらが想像し、施術もカスタマイズできますし、それにあわせた養生の仕方などもお伝えすることができます。また薬膳アドバイザーを学んだ経験を活かして、施術後にお客さまの現状にあわせたお茶をお出ししています。


後編はリンパドレナージュ以外にも次々と資格を取得し、今では8つの資格や技術を保有しているという矢澤さんに、なぜそんなにたくさんの資格を取るのかを伺いました。その行動の裏にあったのは、お客さまの一生に寄り添えるセラピストでありたいという思い。少し先のケアをし、将来起こる不調を未然に防ぎたいと考えているそうです。後編もお楽しみに!

Salon Data

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