看護師に向いてる人は?職場別に特徴などを紹介!
命を守る現場で働く看護師。医師や他のスタッフと協力して患者の健康を守る仕事ですが、看護師に向いている人とは、どのような人なのでしょう?
今回は、看護師に向いてる人の特徴などを紹介していきます。看護師を目指している人や、看護師には向いていないかも、と悩んでいる人は是非最後までお読みください。
看護師に向いてる人の特徴
看護師に向いてる人の特徴として、責任感がある人や体力や精神力のある人などがあげられます。ここでは特徴について、より詳しく紹介していきます。
責任感がある人
看護師は、医療現場で医師とともに最前線で患者の健康を守っています。なかには、命の危険もある患者もいるため、責任重大です。
自分の行動が患者の命を危険にさらす可能性があることをしっかりと考えて行動できる人は、責任感も強く看護師に向いているといえるでしょう。
体力・精神力のある人
夜勤などの勤務時間がある看護師の仕事は、体力も必要です。勤務中は立ち仕事が多かったり、病気や怪我で介助が必要な患者への対応もあったりするからです。
また、看護師の仕事では、患者を看取ることもあります。別れはとてもつらいですが、いつまでも引きずるわけにはいきません。簡単に気持ちを切り替えられることではないですが、他の患者の前ではできるだけ普段通りに仕事をできるような、精神的なタフさも必要です。
コミュニケーション能力が高い人
コミュニケーション能力も大切となります。看護師の仕事は一人でできるものではありません。なぜなら、一人の患者に対して複数のスタッフが関わるからです。どのスタッフが関わっても、患者の状況がわかるように「報告・連絡・相談」は必ずするように注意しましょう。
同じ職場で働く上司や先輩後輩、同僚との人間関係を円滑にできる人は看護師として向いています。
向上心がある人
医療業界は、病気に対する研究や治療法、新しい薬品など日々進化しています。そのため、新しいことを学ぼうとする向上心が必要です。
看護師になったからといって自分に満足せず、スキルアップのために知識や技術を高めようとしなくてはなりません。
向いていない人の特徴
これまでは、看護師に向いている人の特徴を紹介しました。しかし、看護師を目指したり仕事を続けたりしているうちに、「向いていないかも」と悩む人もいます。ここでは、向いていない人の特徴について解説していきます。
無責任な人|丁寧な仕事が苦手
病院に来院する患者は、怪我や病気など身体に不調を感じている人たちです。医師が診察し、判断した指示に従って丁寧に対応しなければなりません。その処置や案内についても、責任がついてまわってきます。
実際に行った処置や伝えることが間違っていれば、大問題となるため、自分の行動にも責任を持たなくてはなりません。ですから、無責任な人には向いていないと言えるでしょう。
人間関係を築くことが苦手な人
人間関係を築くのが苦手な人は、自分は看護師に向いていないと感じてしまうようです。患者に信頼してもらえる人間関係を築くのはもちろんですが、同じ職場で働く人たちとも良い人間関係を築かなければなりません。
コミュニケーションが上手く取れないことによって、医療ミスが発生する場合もあるため、円滑な伝達が重要となります。
また、患者の家族との人間関係も大切になってきます。家族が安心して患者の命を預かれるよう、しっかりとした人間関係を築く必要があります。
体力・精神力に自信のない人
体力に自信のない人も、向いていないと感じることが多いようです。勤務時間が長いことや、仕事内容が激務である理由から疲れがとれないことも。
また、激務であるため無理をし過ぎて、精神的に負担になってしまうケースもあります。入院している患者の中には、ネガティブな感情を持つ人もいますし、精神的にも強くなければ大変だと感じることもあるかもしれません。
自分に合う職場|性格や目的別にあった職場
看護師の職場は病院だけではなく、高齢者福祉の現場や助産院・保育園など、多岐にわたります。自分の目的や性格にあったものを選択しましょう。ここからは、職場別に詳しく紹介します。
急性期病院|患者の回復を支えたい
急性期病院とは、病気を発症したときや怪我をしたときなどに、24時間体制で治療や検査をおこなう病院のことを指します。
主に、命の危険な患者の対応になるので、患者の命を救いたい、元気になってもらいたいと思う人に向いているでしょう。また、医療に積極的に関わることができるのでスキルアップにもなります。
引用元
「急性期病院」ってことばご存知ですか?:きつこう会ヘルスケアシステム
h3>高齢者福祉現場|高齢者との関係を一人ひとり丁寧に築きたい
高齢者との関わりが得意な人や、高齢者が好きな人は高齢者福祉現場が向いているでしょう。仕事内容は、利用者の健康管理や投薬管理になります。
高齢者福祉現場では利用者にゆっくりと関わる時間もあるため、一人ひとりに丁寧に関わりたい人もおすすめです。
ただし、介護業務も必要となる現場もありますので、業務内容については各事業所に問い合わせておきましょう。
クリニック|融通のきく職場がいい
勤務時間が決まっている職場や、夜勤などがない職場が良い人は、クリニックが向いています。
ただし、クリニックはスタッフの人数に限りがあることから、看護師の業務内容は多くなるので注意が必要です。通常の看護業務とは別に器具の消毒や準備、来院の受付などもおこなうところもあります。
また、診療科目により看護業務も異なるので、自分の働きたいクリニックがどのような治療や検査などをしているのかも、確認しておくとよいでしょう。
助産院・産婦人科|出産や育児の経験を活かしたい
産婦人科の仕事に興味がある人や、自らの出産や育児の経験を活かしたい人などは、助産院や産院での勤務もおすすめです。
仕事内容は、出産前後の医師の指示のもと、妊婦の採血や診察介助、分娩時に医師や助産師と一緒に妊婦と胎児の心拍のチェックなどをおこないます。
また、産後は新生児の健康管理などもおこないます。
保育園|子どもが好き
子どもが好きな人や子どもの相手をするのが得意な人は、保育園やこども園などもおすすめです。仕事内容は、子どもたちの健康管理や怪我や病気の応急処置、保育業務などになります。ただし、医師の指導がないので医療行為はおこなえない点には注意しましょう。
地域包括支援センター|事務的な仕事もしたい
事務的な仕事もしたい人は、地域包括支援センターなどが向いてます。地域包括センターは地域の高齢者の生活支援や、高齢者に関わる人たちの介護支援をすることが目的で、保健師や介護支援相談員など様々な業種の職員が在籍しています。
医療現場で働く看護師のように医療行為はなく、対象者の相談や、介護に関するケアプランなどの作成をおこないます。
多岐にわたる看護師の現場の中から自分に向いている職場を選ぼう!
看護師の働く職場は、医療業界だけにとどまらず、高齢者福祉の現場や子どもに関わる現場など多岐にわたります。職場により、医療行為が必要であったり、医療行為はせずに相談などの業務だけだったりと、業務内容が異なります。
また、勤務時間の長さなどの違いから、身体的な負担も変わります。
看護師に向いていないかもしれないと悩んでいる人は、自分の性格や目的に合わせて職場を選んでみてはいかがでしょうか。