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介護・看護・リハビリ 2020-04-26

介護福祉士の勤務時間や残業の実態について

介護士の仕事は他の仕事に比べて激務であると言われることがあり、さらには残業や休日出勤が頻繁にあるとも言われています。そのため、介護業界ではスタッフ離れが深刻で、さまざまな介護施設で人材不足が嘆かれています。今回は、介護福祉士の仕事における勤務時間や残業の実態、休日の出勤状況などについてまとめてみました。

介護福祉士の仕事は激務?

介護福祉士の仕事は、人々が少しでも自立した生活が送れるように援助することであり、尊敬されるべき仕事でしょう。しかし、その反面激務の仕事と言われることがあります。これは、介護福祉士の仕事内容に体力仕事が多いことや、精神的にも負担が多い場合があるためです。

介護福祉士の仕事としては、高齢者などの生活介護や、身体介護などが挙げられます。一般的な介護施設には、身体介護を必要としている重度な利用者が集まるため、仕事内容は自然と体力的に負担のかかるものとなります。介護施設での身体介護ともなると、お風呂の介助や車椅子での移動のお手伝いなど、体を使った仕事内容が多くなります。

さらに、夜勤が無いようなデイサービスでの勤務は、日勤が主な仕事となるため体力的には比較的負担が軽くなります。その一方で、夜勤のある施設に勤めると、夜勤や日勤が交代制となり不規則な生活が強いられるため、体力的に負担が重くなる傾向にあります。また、体力的に大変な仕事の割には、給料が他の業界に比べると安いことも挙げられます。

介護福祉士の勤務形態

基本的に、介護福祉士 の仕事は24時間の仕事となることが多いです。これは、介護福祉士を必要としている高齢者にとって、介護は24時間常に必要なものであり、その要望に合わせると介護福祉士も24時間体制で仕事をしなければならないためです。

日勤のような朝から夕方までのシフトの場合には、夜勤からの引き継ぎ事項を確認することから仕事が始まります。その後、施設内での生活介護やレクリエーションなどを行います。さらに、施設と利用者の家との往復、送迎への付き添いなど、介護福祉士として行う仕事の幅はとても広いです。

夜勤の場合には、日勤の人からの引き継ぎ事項確認から仕事が始まります。夜の時間での仕事内容も、利用者をベッドまで運ぶ介護など、体力的に負担が大きいものも少なくありません。また、日勤夜勤を問わず、その施設のシフトに合わせて早出や残業などに対応しながら働く必要があるため、時間外での労働の時間が自然と増えるでしょう。

介護福祉士にサービス残業はある?

介護福祉士として働くうえで、給与に反映されない労働いわゆるサービス残業は、施設や事業規模によりますが、ある現場が多いといえます。

中にはサービス残業を当たり前のように求めてくる職場もあり、働く側も責任感から、ついついサービス残業をしてしまいがちになります。しかし、少しでも残業をして数万円でも収入を増やしたいという思いもある中、サービス残業で自分の自由の時間も奪われて、その働きに対する対価が支払われないというのは悲しいことです。

どの職場でも、30分から1時間程度のサービス残業は当たり前となっているようです。しかし、それを越えるようなサービス残業が常にある場合や、サービス残業を強制してくる職場である場合は、労基署への通報や、施設長もしくは責任者に直談判も必要になるでしょう。しかし、スタッフにサービス残業を強いなければ、仕事や経営をこなすことができない施設は最初から経営基盤が弱いともいえますので、注意も必要です。

介護福祉士の仕事は激務と言われており、実際の仕事内容も高齢者の身体介護などの体力的に負担が大きい仕事です。また、施設での勤務の場合には、夜勤などもあるため、勤務時間もさまざまです。そのような環境の中ではサービス残業をすることも多いでしょう。しかし、あまりにもサービス残業が横行しているような職場の場合には、それを是正するために責任者や労基署への直談判も必要です。

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