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介護・看護・リハビリ 2020-05-22

デイサービスのスタッフ募集について

デイサービス内にはさまざまな仕事が存在するため、自分がどのように働きたいのかをイメージすると自ずと志望理由も浮かんできます。文章が苦手という人や、面接だと緊張であがってしまうという人は、事前に親しい友人や家族にチェックしてもらうことがおすすめです。誤字脱字や、文字のきれいさなど基本的なことにも気を配って、自分をしっかりアピールしましょう。

利用者様の心身の状態やニーズに合わせて多様化するデイサービス

利用者様が要介護状態になることを予防し、できるかぎり自立した生活を送ることができるように支援するのがデイサービス(通所介護)です。ご自宅に閉じこもりがちなご高齢の方にとっては、ご家族以外の人と交流する良い機会となります。また、介護を行うご家族の負担も軽減することから介護保険サービスのなかでも人気の高いサービスです。

最近は、ご高齢でも若々しくアクティブな方々が増えてきているため、デイサービスの雰囲気も千差万別です。老人ホームや治療院に併設されている施設と、単独型の施設があり、独自の自費メニューを用意している施設もあります。

従来のレクリエーションだけではなく、まるでカルチャーセンターのように豊富な内容のプログラムを取り入れるところも多くなっています。また、さまざまな運動器具でトレーニングを行うスポーツジムのような施設も増加傾向です。施設によって人数や雰囲気が大きく違うため、職場選びでは自分に最適なところを見極めることがポイントになります。

デイサービスで働く場合に必要な資格やスキルとは?

デイサービスでは、「介護職員」「生活相談員」「看護職員」「機能訓練指導員」などさまざまな職種のスタッフが働いています。

「介護職員」は、施設によって「介護ヘルパー」「介護スタッフ」「ケアワーカー」など職種名が異なるので注意しましょう。介護保険制度上ではデイサービスの介護職員に資格要件はないため、資格がなくても働くことができます。しかし、実際には「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」「実務者研修(旧ホームヘルパー1級)」「介護福祉士」の資格を求めるところが多いのが現状です。

利用者様やご家族の相談にのる「生活相談員」は、原則として「社会福祉主事任用資格」が必要です。最近では「社会福祉士」の資格を求める施設も増えています。デイサービスの場合は、相談業務だけではなく介護や営業などの業務を行うことも多いです。

「看護職員」は「正看護師」または「准看護師」の資格、「機能訓練指導員」は「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」などの資格が必要です。また、施設によって「鍼灸師」「柔道整復師」「あん摩マッサージ指圧師」などの資格保持者も歓迎されます。

無資格・未経験でもチャレンジできるデイサービス

資格や経験がある方のほうがもちろん有利ではあるものの、デイサービスでは無資格や実務未経験でも可という施設もあります。また、インストラクターやセラピストなどの資格が役立つこともあるでしょう。さらに、カイロプラクティックやリフレクソロジー、整体などの経験者を歓迎する施設もあります。

身体介護よりも介助や会話などが中心となるデイサービスでは、観察力はもちろん、コミュニケーション能力やレクリエーションの企画力なども必要です。そのため、「サービス精神旺盛で人を楽しませることが好き」という方は向いていると言えるでしょう。送迎を行うデイサービスでは、普通自動車免許があるとさらに有利です。

資格や経験がなくても、明るい性格や人柄を重視する施設もあります。「ご高齢の方との触れ合いが好き」「利用者様を楽しませたい」という気持ちを、自信を持って伝えてみましょう。また、常勤や正社員を目指すなら「業務経験を積みながら資格を取得したい」という姿勢をアピールすることも大切です。

最近では、多様化する利用者様のニーズに応えてさまざまなデイサービスが増えています。それぞれの施設のコンセプトによって積極的に募集しているスタッフもさまざまです。自分の性格や資質に合わせて、得意分野を活かせる職場を探してみましょう。研修制度が充実している施設や介護度の軽い高齢者の方を対象とした施設では、未経験者やブランクがある方を歓迎しているところもあります。

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