ヘルスケア&介護・看護・リハビリ業界の応援メディア
デイサービス
特集・コラム 2019-08-16

【介護の教科書】デイサービスとは

デイサービスは通所介護とも言い、日帰りで数時間の介護をしてもらえる施設です。施設内では食事や入浴、レクリエーションなどが行われ、自宅内の閉じこもり防止や孤独の解消の他、普段から介護をしているご家族の負担軽減にも役立っています。
ここでは、デイサービス施設内で行われていること、入所費用、デイサービスの求人についてご説明致します。

目次
  1. 『デイサービス(通所介護)』とはどんなサービス?
  2. デイサービスの特徴は
  3. デイサービスはどんな方が働ける
  4. デイサービスの給料
  5. デイサービスの求人を探す時、デイサービスで働く時の注意点
  6. よくある質問・相談
  7. デイサービスで働く魅力は
  8. デイサービスのレクリエーションやイベント
  9. デイサービスの開業・経営は難しい?
  10. 今後のデイサービスは地域密着型になる?

『デイサービス(通所介護)』とはどんなサービス?

デイサービスは「通所介護」とも呼ばれる介護サービスの一種です。

体の自由がきかなくなる要介護者は、得てして外出がおっくうになり自宅にこもりがちになり、孤立感やストレス、運動量の減少により症状が悪化してしまうおそれもあります。このような事態を防ぐために、デイサービスセンターなどの通所介護施設に通ってもらい、食事・入浴などの日常生活上のケアや生活機能を向上させるための機能訓練を日帰りで提供するのがデイサービスです。

サービスの利用者が可能な限り、自宅で自立した生活を送れるようにサポートするのがデイサービスの大きな目的です。

デイサービスの特徴は

デイサービスとは

デイサービスは要介護者が施設に通い、生活のケアを受けたり機能訓練を行ったりするサービスのことです。

施設によりますが、朝8時30分ごろに自宅に送迎車がお迎えに来て、半日程度かけて要介護者をケア。プロの管理下で、食事、レクリエーション、機能訓練、入浴などを無理なく休憩を混ぜながら行い、帰りも送迎車で自宅まで送ってくれます。

要介護者にとっては自宅・家族以外の外部に触れるいい機会となり、自宅で介護を行う家族にとっては自分の時間を持てる貴重な機会。デイサービスは介護保険サービスの中でも高い人気を誇るサービスです。

デイサービスを利用できる人

要支援(1~2)、要介護(1~5)の認定を受けた人が対象です。

デイサービスを利用するには

デイサービスを利用するには、まずは市町村の介護保険担当課で要介護/要支援認定の申請を行うことが必須です。認定が決まった後は、介護(介護予防)サービス計画書(ケアプラン)を作成しますが、要支援と要介護では作成依頼先が異なります。

要支援:地域包括支援センター
要介護:ケアマネジャー(ケアマネージャー)のいる、県知事の指定を受けたケアプラン作成事業者

デイサービスのメリットとデメリット

自宅にこもりがちな要介護者に定期的に外出する機会を与え、家族以外の人とコミュニケーションを取れるという点が、デイサービスの大きなメリットと言えるでしょう。

自宅で介護を担当する家族にとっても、プロに要介護者を預けられる安心感と半日程度の自由な時間を得られるのはとても大きな利点ですし、要介護者の状態によっては重労働となる入浴介助をプロに任せられるのも心強いです。

デメリットとしては、施設によってサービスの内容に大きなばらつきがあること。特に食事やレクリエーションの内容には顕著な差が出ます。利用施設を決める際には、複数の施設のサービスをしっかり比較検討する必要があるでしょう。

デイサービスにかかる料金

介護保険が適用されるため、請求金額の1割負担が原則です。デイサービス施設の規模や所要時間によって値段は変動しますので、以下の表は目安としてください。

デイサービス
※日常生活費(食費・おむつ代など)は別途負担
※入浴、口腔機能向上、栄養改善などにも別途費用がかかります

デイサービスで受けられるサービス

デイサービスでは以下のようなサービスを受けることができます。
・送迎:自宅から車で送迎してくれます。
・食事:昼食に加え、おやつが出るところもあります。
・レクリエーション:施設内で行えるものが基本ですが、施設によっては遠足や買い物など、外出するようなレクリエーションを行うところもあります。
・機能訓練:利用者それぞれが設定した日常生活における目標(例えば「階段を上り下りしたい」「着替えができるようになりたい」など)に向かい、専門家の指導のもと、訓練を行います。

その他、入浴や口腔機能向上、栄養改善、若年性認知症ケアなどのサービスをオプションで加えられる施設もあります。

デイケアとデイサービスの違い

デイサービスはデイケアと混同されがちですが、同じ「通所」でもサービス内容は異なります。
デイサービスは食事補助や入浴補助など、日常生活にかかわるケアに重点を置くのに対し、通所リハビリテーションとも呼ばれるデイケアは、主治医の指示を受けた上で、マシンによる機能訓練やリハビリテーションを中心に行い、日常生活に戻ることを目的としています。そのため、デイケアには医師が常勤していますが、デイサービスには医師は必要ありません。
レクリエーションの内容もデイサービスとデイケアでは異なります。デイサービスではストレスの解消や運動を促進するレクリエーションを行いますが、デイケアでは身体機能の維持向上を目的としたレクリエーションを行います。
しかし、最近は機能訓練型デイサービスなど、リハビリに力を入れているデイサービスが増えてきたため、なかなか判断が難しくなっています。
よく、デイサービスを保育園、デイケアは小学校に例えられます。母親が仕事をするために子どもを保育園に預けますが、母親が安心して仕事ができるように、子どもがみんなで保育園の生活を楽しむことが目的です。それに対して、子どもを小学校に通わせる場合、その目的は勉強であり将来の自立です。日常生活を営むことを目的としたものがデイサービスで、将来的に自立するために通うのがデイケアなのです。
近年、それぞれのサービス内容は似てきつつありますが、本来の目的が異なることは理解しておきましょう。

<デイケアとデイサービスの併用>
例えば、月曜日と水曜日はデイケアを利用し、火曜日と金曜日はデイサービスを利用するなど、デイケアとデイサービスを併用することは可能です。しかし、それには条件がり、要介護1~5の認定を受けている場合に限ります。
要支援1・2の認定の場合は、デイサービスかデイケアのどちらか1か所しか利用することができません。
但し、これは介護保険を適用する場合の話であり、もし介護保険を利用せずに、全額自己負担で利用する場合は当然併用することができます。

<デイケアとデイサービスの料金>
デイケア・デイサービスとも介護保険内で利用するには要支援1・2、要介護1~2の認定が必要であり、その場合は原則1割の自己負担で利用可能です。
また、認定された介護度によって料金は異なり、要介護度が重くなるほど利用料金は高くなります。
利用料金はデイサービスよりもデイケアの方が、若干高めです。デイケアは専門職による個別リハビリや、医師や看護師による医学的管理が施されているためです。
※例:要介護1の場合のサービス費用(1回の自己負担額) デイサービス:656円 デイケア:726円

施設の規模やサービスを受ける時間、サービスの内容によって料金は異なるため、実際にサービスを受ける際には利用施設や自治体に確認しましょう。

介護保険制度

デイサービスは介護保険を利用できますが、デイサービス事業者が正しい書類作成、職員が正しいサービスを行わないと、介護保険における介護報酬を受け取ることができません。
ここではデイサービス事業者が作成する必要のある書類についてご説明いたします。

<通所介護計画書>
ケアマネジャーが作成したケアプランに沿って、アセスメント(事前調査)で得られた情報や、利用者本人の希望から通所介護計画書を作成します。
生活相談員は原案を作成したら、利用者やその家族に説明し、同意を得ることで通所介護計画書として成立します。
計画書には概ね以下の内容が必要です。

デイサービス

通所介護計画書には決められた様式はありません。上記内容に沿っていれば、個別に事業所で作成したものでも問題ありませんが、各都道府県のウェブサイトで参考様式が紹介されている場合があります。
東京都では東京都福祉保健局のサイトから参考様式のダウンロードが可能です。

通所介護計画書はケアプランを基として作成されるものでありその都度変更作成が必要、サービス期間終了後2年以上の保存が義務付けられています。都道府県によって保存期間が異なりますので確認しておきましょう。

<モニタリング報告書>
通所介護計画書をもとにサービスを提供し、その結果から評価や課題の抽出を行うことをモニタリングと言い、その報告書類を原則毎月作成する必要があります。モニタリングの流れは以下の通りです。

デイサービス

モニタリング報告書には
「通所介護計画の目標が達成できたか」
「通所介護計画が適切であったか」
「利用者に必要なサービスが提供されたか」
「状況の変化に応じたニーズが発生していないか」
「目標達成のためのより良い工夫はあるか」
などの観点から以下の項目に記載します。

デイサービス

<利用報告書>
利用報告書(利用状況報告書)は、利用者に対して実際に提供したサービス内容や利用者の様子を記したものです。生活相談員がケアマネジャーに対して月1回提出する、と事業所で決められていることがありますが、この書類の作成・提出の決まりは介護保険法によって定められているわけではないので、提出しなくても特に罰則などがあるわけではありません。
勤務している事業所の指示に従って記載、提出するようにしましょう。

利用者台帳 <利用者台帳>
利用者台帳はデイサービスの利用者の情報がまとめられた台帳です。「氏名・性別・生年月日・年齢・住所・電話番号・緊急連絡先」などの基本情報の他、「要介護度・被保険者番号・有効期限」などの、介護保険に関する細い情報まで記載したものです。
台帳自体に決まったフォーマットはありませんが、最近ではパソコン上で管理する事業所も多いため、利用者台帳のソフトも販売されております。

<実績報告書>
利用の様子などを記録したものです。実績報告書も介護保険法によって提出が定められているわけではありませんが、整備されていることが望ましいとされています。事業所によって作成するかどうかが決められていますので、作成が必要かどうかはお勤めの事業所にて確認するようにしましょう。
・デイサービスでの外出
多くのデイサービスでは月1回など定期的に外出イベントが催されています。しかし、介護保険法第8条第7項では、デイサービスは“施設内”で日常生活や機能訓練を行うことと定められています。但し、外出レク自体が違法ということではなく、一定の条件を満たす事で外出レクは可能なのです。

<通所介護計画書に記載>
老企25号では、デイサービスで外出レクをする場合には「あらかじめ通所介護計画書に位置付けられていること」と規定されています。そのため、通所介護計画書に「外出の目的」「外出の必要性」の他、「スケジュール」「外出レクに参加するメンバー(利用者・職員)」などを記載する必要があります。

<利用者や家族の了解を得る>
外出レクを企画しても、参加したくない利用者もいます。外出レクをした後に「行きたくないのに無理矢理連れて行かれた」というようなクレームが発生してしまうかもしれません。必ず事前に、利用者やその家族に説明し、了解を得るようにしましょう。

<緊急時の対応を明確に>
デイサービスの利用者は比較的健康状態は良好ではありますが、外出レクでは急に体調を崩すなど、突発的なことが起きないとは限りません。万が一のために家族や事業所に連絡をする人、救急車を呼ぶ人など、詳しく決めておき、外出スケジュールは同行者だけではなく、施設に残る職員も把握しておきましょう。

<外出レク後の様子を記録>
高齢者にとって、外出レクは想像以上に体力を使います。施設に戻って来た後に体調を崩す利用者や、帰ってからケガに気づく利用者もいます。職員は“どこか普段と違うことはないか”“何か違和感はないか”など注視し、気が付いたことは記録するようにします。

外出行事はデイサービスの利用者にとって、楽しみにしている活動であり、思い出に残るイベントでもあります。しかし近年、外出行事の実施に対して取り決めが厳しくなってきています。定められた手順で手続きを行わないと事故に繋がりますし、事業所の指定取り消しもあり得ます。正しい手順で、楽しい外出行事になるように心がけましょう。

デイサービスはどんな方が働ける

デイサービス施設には生活相談員、看護職員、介護スタッフ、機能訓練指導員、調理(厨房)職員など、さまざまな募集職種が存在します。それぞれに必須、もしくはあるといい資格を紹介します。

生活相談員

・社会福祉士もしくは社会福祉主事
・介護福祉士
・介護支援専門員
・社会福祉主事任用資格

看護職員

・正看護師
・准看護師

介護スタッフ

・介護福祉士
・介護職員基礎研修修了者
・介護職員初任者研修修了者

機能訓練指導員

・理学療法士
・作業療法士
・言語聴覚士
・柔道整復師
・あん摩マッサージ師

調理(厨房)職員

・管理栄養士
・栄養士
・調理師

施設によっては、専門の清掃業務スタッフを募集しているところもあります。また、送迎スタッフを任されることもあるので、普通自動車免許はあったほうがいいかもしれません。多くの募集要項にはAT限定可とあるため、AT限定免許でも支障はありません。

・デイサービスで働く看護師の役割と求められるスキル
デイサービスでは介護士が働いているイメージが強いですが、看護師も働いています。デイサービスで働く看護師には介護士とは異なる役割があり、求められるスキルも異なります。

<健康チェック>
デイサービスでの看護師のメイン業務は健康管理です。朝、利用者が施設に到着すると、最初に利用者のバイタルチェック(体温・血圧の測定)を行います。

<服薬管理>
服薬管理も看護師の仕事です。服薬を利用者に任せていると、飲み忘れや間違った薬を飲んでしまうなどの危険があるため、看護師が服薬管理を行う必要があります。
食前に飲むのか、食後に飲むのかなど、利用者によって服薬のタイミングは異なります。複数の利用者に対して、時間をずらしながら薬を渡さなければならないので、しっかり管理する必要があります。

<医師がいない状態での判断>
デイサービスで行われる主な医療行為としては、インシュリン注射、バルーンカテーテルの管理、胃ろう管理、褥瘡や創部の処置などがあります。これらは、医師の指示により行われます。しかし、デイサービスの医師は常勤ではありません。そのため、医師がいない場合には看護師に判断を委ねられることがあります。バイタルチェック後に入浴の可否決定や病院受診の要否の判断も看護師の役割なのです。

・生活相談員の業務
生活相談員もデイサービスでは重要な役割を担っています。

<生活相談員の配置義務>
デイサービスでは生活相談員の配置義務があり、施設につき1名以上の生活相談員の配置が義務付けられています。これに違反すると指定取消になってしまう恐れがあります。

<相談業務>
生活相談員のメインの業務と言って良いでしょう。利用者が施設に入所する時点で、利用者やその家族と面談します。それ以外にも、利用者の状態変化など気付いたことがあれば利用者やその家族に相談し、逆に利用者や家族からの相談を受けることもよくあります。

<連絡調整>
サービス担当者会議などで介護職員やケアマネジャーなどと意見交換をし、適切な介護サービスを提供する介護計画を作成できます。また、必要に応じて利用者の主治医など、かかりつけの医療関係者とも連絡調整します。

<資格要件>
多くのデイサービス施設では、生活相談員として働くためには以下の資格のいずれかが必要であるとしています。
・社会福祉士
・精神保健福祉士
・社会福祉主事任用

但し、資格要件は自治体や事業所によって異なります。介護福祉士やケアマネジャー(介護支援専門員)の資格も要件として認めている都道府県もあり、中には「相談業務2年以上経験者」や「介護業務2年以上経験者」など、資格を持っていない人でも募集している事業所もあります。

・管理者の仕事内容
デイサービスにおける管理者とは従業員や業務の管理をする人のことを言います。

<管理者の配置基準>
デイサービスにおいて管理者は1人の配置が義務付けられています。また、管理者は常勤である必要があり、他の施設の業務と兼務はできません。

<運営・管理>
管理者の仕事はデイサービス全体の運営・管理を行うことであり、経理や予算などのお金に関すること、経営業務全般、管理業務全般の管理を行います。
具体的には、従業員の勤務表作成や従業員への指揮命令など従業員をまとめ、更にはケアマネジャーとのやり取り、時として多種多様の雑務もこなしていくなど、業務は多岐にわたります。

デイサービスの管理者になるには特別な資格は必要ありません。しかし、小規模デイサービスでは生活相談員や介護スタッフとの兼務が必要な場合が多いので、介護福祉士やケアマネジャー(介護支援専門員)の資格を取得することにより仕事の幅は広がります。

デイサービスの給料

デイサービスに限らず、給与は勤務地や雇用形態、所持資格、実務経験などにより異なります。以下に、リジョブで募集している東京のデイサービスについて、所持資格別の給与を示しておりますので、参考にしてください。

[通常(無資格)]平均時給:991円 平均月給:190,182円
[ホームヘルパー]平均時給:1,050円 平均月給:194,728円
[介護福祉士]平均時給:1,129円 平均月給:215,968円
[ケアマネジャー]平均時給:1,281円 平均月給:231,371円
[療法士]平均時給:1,225円 平均月給:248,700円
※調査更新日:2016年1月8日

・看護師の給料
デイサービスで働く看護師の給与は、病院で働く看護師の給与よりも低い傾向にあります。その理由として、夜勤がないため夜勤手当が無く、残業も少ないため手当の加算がないからです。同じデイサービスの中でも、ケアスタッフと比較すると高い給与を貰えるようですが、やはり病院で働く看護師ほどの給与は期待できないようです。

・アルバイトやパートの給料・時給
デイサービスで働くアルバイトは他の施設に比べて低いようです。以下の表はリジョブで求人を募集している東京の施設別時給(未経験で必要最低限の資格を所持している場合の入社直後の時給)を表したものです。

デイサービス

ご覧のように、デイサービスの時給は調査した7種中最下位となっています。前述したように、上表は「未経験で無資格」の場合の時給です。資格を取得することにより手当が付き、時給は高くなるので、介護福祉士などの資格を取得することをおすすめします。

デイサービスの求人を探す時、デイサービスで働く時の注意点

デイサービスに転職するために求人を探す場合、いくつかの注意点があるので見ていきましょう。

<営業日>
デイサービスの多くは、土日祝日は休みですが、中には土日祝日勤務の職場もあります。また、土日祝勤務の施設の中には「土日祝手当」が付くこともありますので、求人広告で確認してみましょう。

<待遇>
求人広告に「社会保険完備」と書いてあるかチェックすることも大切ですが、意外と注意する必要があるのが交通費です。「交通費全額支給」と明記されている場合は問題ありませんが、「交通費支給」と記されている場合には注意が必要です。「月○○円まで支給」などと書いており、その金額に問題がない場合はそれで良いですが、中には「交通費支給(当社指定額)」と書かれている場合がありますので、その場合は面接の時に必ず確認しましょう。

意外にも施設によっては、まかないや食事補助がある施設もあります。ちょっと嬉しい待遇がある施設を探してみてはいかがですか?

<人員基準>
デイサービスには人員基準(スタッフ配置基準)が定められており、違反すると指定の取り消し事由に該当します。できれば雇用されているスタッフも把握しておくと良いですね。

●利用定員が10人を超える場合
管理者:1名(常勤)
生活相談員:1名以上
看護職員:1名以上
介護職員:1名以上
機能訓練指導員:1名以上

●利用定員が10名以下の場合
管理者:1名(常勤)
生活相談員:1名以上
看護職員、または介護職員:1名以上
機能訓練指導員:1名以上

※生活相談員、介護職員のうち、1名以上は常勤職員の配置が必要。
(小規模デイの場合は生活相談員、介護職員、看護職員のうち1名以上常勤職員が必要)
※管理者は生活相談員と兼務可能。看護職員と機能訓練指導員は兼務可能。

<その他>
デイサービスを利用する高齢者のことを、一般的には「利用者」と呼びます。中には、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)と併設しているデイサービスもあり、デイサービス終了後に部屋まで送るという場合もあります。その場合は「利用者」と呼ぶのか「入居者」と呼ぶのかは施設によって異なるので注意しましょう。

訪問介護ステーションと併設しているデイサービスもあります。デイサービスのつもりで働き始めたのに、いつの間にか「訪問介護職員も兼務している」なんてこともあります。面接の際には業務内容をしっかり確認しましょう。

デイサービスは高齢者向けだけではなく、障がい児を対象とした児童デイサービスもあります。「応募して、面接の時に気づいた!」という求職者もまれにいらっしゃるので、応募の際には注意してください。
※リジョブでは児童デイサービスの求人広告は掲載していません。

機能訓練などにより、不慮の事故が起きたり、体調に変化を起こす利用者がいらっしゃったりするので、不測の事態に備えてご家族の連絡先など、緊急の連絡先をスタッフ全員がすぐに確認できる状態にしておきましょう。

<面接対策>
デイサービスへの就職・転職活動をする際には、デイサービス特有の対策が必要です。

・志望動機
志望動機は履歴書や面接において最も大切な項目であると言えます。しかし、「介護の仕事に興味があるから」「介護福祉士の資格を持っているから」などの理由ではデイサービスで働きたい理由にはなりませんし、対象の事業所で働きたい理由にはなりません。

【1】介護業界の中でもデイサービスを選んだ理由
【2】対象事業所を選んだ理由
【3】対象事業所に入社できたら自分に何ができるか
上記の3つでどれだけ採用担当者の心を動かせるかにかかっています。

[例文・回答例]
私の祖母がデイサービスの利用を毎日楽しみにしており、気になって一度その様子を見学に行きました。そこでの祖母は家とは見違えるほど生き生きしており、他の利用者さんもスタッフさんもすごく楽しそうでした。その様子を見て「デイサービスで働きたい」と思った私は、祖母が通っている系列の御社で働きたいと考えました。
過去に保育士をしていた経験があり、レクリエーションなども臆せずに利用者様を楽しませる自信があります。

履歴書に書いた志望動機と面接で回答する内容に相異がないように気を付けましょう。

・面接でよく聞かれる質問
採用担当者が求職者に注目するポイントは以下の通りです。

【1】仕事や会社に対する熱い考えがあるか。
【2】長く続けられそうか。
【3】スタッフと良好な人間関係を築けそうか。

採用担当者は面接でこれらを判断しようとします。そのため求職者は、次のような質問を面接で聞かれます。

デイサービス

・面接時の服装
面接の際の服装は気になりますね。これは職種に関わらず、以下の通りですので覚えておきましょう。

デイサービス

デイサービスの場合、制服で働く施設が一般的だと思うので「スーツ」で行きましょう。「でも、アルバイトの面接なんですけど?」という意見も聞きますが、『雇用形態と面接の服装は関係ない』と考えてください。既に先方から「面接は私服で結構です」と言われている場合は、「カジュアルになりすぎない」「襟の付いたシャツを着る」など、清潔感のある服装を心掛けましょう。

よくある質問・相談

ここでは、リジョブに寄せられるご意見の中から、デイサービス関連のよくあるご質問・ご相談について回答していきます。

Q1.現在、特養(特別養護老人ホーム)で働いているのですが、デイサービスって利用者の介護度も低いし、特養よりは楽ですよね?

A1.デイサービスの勤務は介護職の中でも楽だと思われがちのようですね。確かに要介護度3以上しか入居できない特養と比較するとデイサービス利用者の要介護度は低い利用者が多いと言えるでしょう。しかし、ベッドでの身体介護がほとんどである特養に対し、デイサービスでは車イスでの介護が行われる上に、機能訓練や脳活性トレーニングが必要となります。特養では夜勤もあり肉体的・体力的に大変な要素が多いですが、デイサービスでは頭脳的・精神的に大変な要素が多いと言えます。どちらも大変ですが、求められる介護の質が異なりますね。

Q2.デイサービスで働く理学療法士は、どんな作業をしますか?

A2.まず、デイサービスにおいて理学療法士の配置は必須ではありません。機能訓練指導員がいれば良いのです。機能訓練指導員になれるのは、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師です。つまり、理学療法士ではなくても良いのです。しかし、リハビリを売りにしているデイサービスは理学療法士を優先的に機能訓練指導員として雇用する傾向にあります。だからと言って、病院のように毎日治療するわけではありません。やはり、リハビリ、集団体操、マシンでのトレーニングがメインとなります。その他にも、レクリエーション、配膳、食事介助、トイレ補助など、介護士と同じ業務をすることもあります。

Q3.私が働いているデイサービスでは、サービス残業が多すぎて困っています。定時後の事務作業はもちろん、送迎時間も残業として認められません。どうすれば良いでしょうか。

A3.まず、サービス残業は違法です。労働基準法違反で半年以下の懲役、又は30万円以下の罰金刑に処されます。対策としては、まず上司と話し合い、意志を伝えてください。できるだけ同じ考えを持つ同僚と一緒が良いでしょう。それでも改善されない、もしくは話し合い自体を拒否された場合は、労働組合を作ることをお勧めします。労働組合をつくると、会社と対等に話し合いができる権利を得られ、会社は正当な理由なく交渉を拒否できなくなります。「労働組合を作るのは大変!」という方には『個人加盟労働組合』というものもあります。大変ではありますが、働きやすい職場環境にするため、働きやすい介護業界にするための第一歩を踏み出してください。

Q4.デイサービスのレクで何をすれば良いか、いつも頭を悩ませています。知恵を貸してください。

A4.この悩みを持つデイサービスで働く人って多いですね。毎日のことだとマンネリ化してしまいますし、利用者によって要介護度も異なるので、要介護度が高い人にも低い人にも満足してもらえるレクは確かに難しいと思います。しかし、今はいろんなサイトでレクを紹介しているので参考にしてみると良いでしょう。そして、どちらかと言うと、「楽しいレク」よりも「楽しませる能力」の方が必要ですね。同じレクでも、進行をする人によって楽しさが変わったりしませんか? 大切なのは喜んでくれる利用者の顔を想像すること、そして自分も楽しむことです。

Q5.居宅サービス事業所と居宅介護支援事業所の違いがよくわかりません。教えてください。

A5.確かに字面は似ていますが、実はこの2つは全然違うものです。居宅サービス事業所は利用者と契約して居宅サービスを提供する、つまりデイサービスや訪問介護などです。 居宅介護支援事業所とは、簡単に言うと介護保険について相談に乗ってくれるところです。「親の介護が必要になった」「介護保険の有効な利用方法」などの相談に乗ってくれます。また、利用者の状態や家族の状況に合わせて適切なサービスを受けられるためのケアプランの作成、要介護認定申請の手続き代行、住まいの改修や福祉用具貸与の受付など、多岐に渡って援助してくれます。

Q6.新人研修がしっかりできていないデイサービスに就職してしまいました。仕事が覚えられずに困っています。

A6.せっかく就職できたのに、新人研修が疎かな施設だったというのはもったいないですね。そのようなことを防ぐには、やはり求職活動の際にしっかり求人広告を読むことが第一条件です。広告の中に「充実した研修制度」などの記載があり、研修の期間や研修の内容、どのくらいの期間で一人前になれるかなど、具体的に記載してある企業に応募することをお勧めします。

Q7.デイサービス職員としての心得や、介助の際の注意点を教えてください。

A7.現在、デイサービスで働いている方に聞いた結果、多かった意見を記載しましたので、参考にしてみてください。
■いろいろありますが、一緒に働く人との「報告・連絡・相談」ですね。利用者さんには「挨拶」と「笑顔」です。
■絶対、ケガをさせないこと。朝と同じ体調、もしくはそれ以上の状態でお帰りいただくこと。これが基本です。
■職員、ご利用者、ご家族とのコミュニケーションが大切です。初心者が忘れがちなのが「声を出して報告する」と言うことです。職員やご利用者に対して、今からすること(介助など)を告げることが大切です。

Q8.介護の仕事自体は辛くなく、楽しいのですが、人間関係がひどいので辞めたいです。

A8.どのような状態(人間関係)なのかにもよりますが、どうしても辛くて関係の修復も無理なのであれば転職することをお勧めします。介護の仕事自体は合っているようですから、他の施設で働いた場合はうまくいくかもしれません。ただ、今回のような人間関係になったきっかけが何かということです。もし、僅かでもあなたに要因があるのであれば、他の施設に行っても同じかもしれません。仲の良い同僚が一人でもいるのなら、その人に本音の意見を聞きたいですね。何か希望が見えるかもしれません。

デイサービスで働く魅力は

デイサービスでは夜勤がなく、働き手にとって規則正しい生活を送ることができ、子育てをしながらでも働くことができるなどの魅力があります。また、デイサービスでは利用者の要介護度が低く、レクリエーションなど利用者との密なコミュニケーションがあるので、利用者の笑顔が見られるのも魅力のひとつでしょう。レクリエーションを通して利用者がより活気づくことによって、介助する側も元気を貰えるのです。

正社員で働く魅力

日曜日は営業しないデイサービスも多く、完全週休二日制の事業所が多いため、日曜日は家族と過ごして他の1日は自分のために使うなど、休日を有効的に使うことができます。
また、レクリエーションの企画や司会は正社員が行うことが多く、人の前に立って話したい人や、企画力が高い人にとっては楽しい職場となるでしょう。

アルバイト・パートで働く魅力

デイサービスは未経験や無資格でも働けるため、介護業界の仕事に興味がある人の最初のアルバイト先としても適していると言われています。
また、週3~4日で働ける事業所も多く、中には週1日でもOKという施設もあるので、生活スタイルに合わせた働き方ができるのが魅力です。

デイサービスのレクリエーションやイベント

多くのデイサービスでは、ほぼ毎日レクリエーションが催されています。デイサービス以外の介護施設でもレクリエーションは行われていますが、介護業界に関わる人にとっては「レクリエーションと言えばデイサービス」と言っても過言ではないほど、デイサービスとレクリエーションは密接な関係と言えるのです。もちろん、レクリエーションとひと口に言っても様々で、施設によって人気のレクは異なりますし、利用者の要介護度によってもレクの内容は変わります。ここではそんなレクリエーションの目的やイベントの内容についてご紹介します。

レクリエーションやイベントを行う目的

レクリエーションやイベントをデイサービスで行う目的としては脳機能の活性化や身体機能の維持などが広く言われていますが、それだけではありません。

[脳機能の活性化][身体機能の維持・回復]
[利用者同士、または利用者・職員間のコミュニケーション]
[社交性や協調性など外向性の維持]
[達成感、幸福感、満足感、安心感を得るなど]

上記のように「高齢者の生きがいの手助けをする」という目的も存在するのです。

デイサービスで簡単に行えるレクリエーション

レクリエーションには大掛かりな準備を必要とするイベントもあれば、簡単に行えるものもあります。「ちょっと時間が余っちゃった」なんていう時に便利な、簡単レクには以下のようなものがあります。

[しりとり]
言わずと知れたしりとりゲームです。“地名限定”や“食べ物限定”など、条件を決めて行うと盛り上がります。

[ことわざクイズ]
諺の前半部分を言ってもらい、後半部分を別の人が答えます。Aさん(出題者)が「笑う門には」というと別のBさん(回答者)が「福来る」と答えます。
あまり難しいものより、「出て来そうで出てこない」程度の諺が喜ばれ、脳の活性化にも繋がります。さて、「無理が通れば」この続きは?

[ハンドマッサージ]
ハンドマッサージによるスキンシップで安心感を得られる効果があります。できればプロのセラピストに来てもらった上で、ハンドマッサージをしてもらうのが理想ですが、普段から関わり合いのあるスタッフによるハンドマッサージで、安心感+親近感が得られます。

簡単に行えるレクリエーションはたくさんあるので、レク用のサイトやレク用雑誌で調べるのも良いでしょう。簡単ではありませんが、レクで行われる壁画作りなどはできた時に達成感が得られる他、壁画を施設内に飾ることにより華やかになり、季節を感じることができるので、利用者に大変喜ばれます。

デイサービスで行われるイベント

ちゃんと準備期間があるのであれば、こんなイベントはいかがでしょうか。

<運動会>
よくある一般的な運動会ではなく、基本的には室内で行うものです。デイサービスの利用者は特養など、他の介護施設の利用者に比べて要介護度が低く運動能力が高いですが、あくまでも「高齢者の割には体力がある」というだけのものです。そこを忘れないでおきましょう。

[車いす競争]
普段から車いすを利用している方も、そうでない方も参加できます。自力歩行ができる高齢者の方が体力的にも有利と思われるかもしれませんが、車いすに乗り慣れていない人はなかなか操作がうまくいかず、結局みなさんいい勝負になるので盛り上がります。

[的当て]
紅白にチーム分けをし、チーム対抗でボールなどを的に当てるゲームです。的は五重丸を書いて中心に行くほど点数が高くしても良いですし、空き缶に点数を貼って、小さい缶ほど点数が高いように設定しても良いでしょう。高得点を取りにくく設定することにより、高得点を取った時にはものすごく盛り上がります。

[大玉送り]
「大玉転がし」という競技が小学校の時の運動会であったかと思いますが、高齢者がそれをすると転倒する危険があります。 こちらも紅白にチーム分けをし、イスに座った状態で行います。チーム毎にイスに座った状態で並び、玉(バランスボール・ビーチボールなど)を先頭から最後尾まで送っていき、はやく最後尾まで届けた方の勝ちです。

<脳トレ>
楽しみながら頭を使える脳トレは人気のレクです。認知症予防や介護予防にも効果的ですので、試してみましょう。

瞬間記憶 [瞬間記憶ゲーム]
1.画用紙に平仮名や片仮名5文字を適当に書く。
2.参加者に画用紙を5秒間見せて、5文字を覚えてもらう。
3.覚えてもらった文字をみんなの前で発表してもらう。

右画像のように絵をいくつか書いて、それを覚えてもらう応用編でも良いでしょう。簡単に答えてしまう人に対しては、覚えた5秒間の後、「好きな食べ物は?」など、関係ないことを聞いてから答えてもらうのも楽しいですよ。

[バラバラ文字並び替えゲーム]
アナグラム テレビでも良く見る「アナグラム」です。言葉を一文字ずつバラバラに書き、並び替えると何の言葉になるかを当てるゲームです。
まずは漢字表記を見せて、次はそれを平仮名に変換したもの、その次は言葉の頭から正解を見せて行く感じで答えてもらいます(右画像)。
有名芸能人や歴史上の人物のアナグラムも盛り上がりますが、文字が多くて難しい場合は短い地名から始めるのも良いかもしれません。

いくつか、アナグラム問題を書いておきます。まずは楽しんでみてください。

問題①:衣服 (ヒント:都道府県名)
問題②:生足だ (ヒント:名子役)
問題③:仔馬時代 (ヒント:バラエティの司会者)
問題④:せこい妻だ (ヒント:歌手)
問題⑤:屑同士か (ヒント:歌手)
問題⑥:武士の鏡さ (ヒント:元名子役)
問題⑦:消した断言 (ヒント:歴史上の人物)
問題⑧:Sが得意やわ (ヒント:歴史上の人物)
問題⑨:時間足りないの (ヒント:俳優)
問題⑩:裏路地集配 (ヒント:故・名俳優)
解答①:福井 解答②:芦田愛菜 解答③:今田耕司 解答④:松田聖子 解答⑤:工藤静香 解答⑥:坂上忍 解答⑦:武田信玄 解答⑧:徳川家康 解答⑨:陣内孝則 解答⑩:石原裕次郎

<体操>
体操は運動機能の維持・回復に効果が期待できます。運動不足になりがちな高齢者ですので、無理のないように体を動かしましょう。

[首ほぐし]
この体操は運動不足だけではなく、血流を良くすることで肩こりの解消にも役立ちます。
・右に回す
・左に回す
・左右に首を倒す
・前後に首を倒す
これらの動作をゆっくり行いましょう。急激に動かすと首をひねってしまう、目が回るなどの症状が出てしまうことがあるので注意しましょう。

[肩上げ]
この体操も肩こりの解消や気分をリラックスさせる効果があります。
・ゆっくり肩を上げる(肩甲骨を寄せるように)
・ゆっくり肩を下げる
ひとつの動作に3~5秒程度かけて、何度か繰り返しましょう。

[腹式呼吸]
体操の最後は深呼吸で締めましょう。どうしても深呼吸をする場合、特に女性は胸式呼吸になりがちですが、腹式呼吸をすることで「肺活量が上がる」「代謝が上がる」「腹筋・背筋が鍛えられる」などの効果があるので、できるだけ腹式で呼吸してもらいましょう。
・鼻から息を吸い、吸った時にお腹を膨らませる。
・膨らませたお腹をゆっくりへこませながら、息を口から吐く。

横隔膜を下げることにより、膨らんだ肺の場所を確保する呼吸法です。

デイサービスの開業・経営は難しい?

日本はこれからも高齢者が増え続けるため「高齢者施設を起業すれば儲かる」という考えは少々甘いかと思います。もちろん成功している経営者もたくさんいらっしゃいますが、特にデイサービスは既に飽和状態です。では、どうすればデイサービスのオーナーとして成功するのでしょうか。デイサービス運営について一緒に考えていきましょう。

デイサービスの開業・経営の重要ポイント

デイサービスの開業には様々な手続きを必要とします。手順は人によって異なるでしょうが、中でも重要なポイントのみを以下に記します。

デイサービス

[※1]小規模デイサービス(利用定員が10名以下)の場合は看護職員または介護職員のどちらかを1名以上の配置でも良い。

・パンフレットの作り方とテンプレート
開業前には居宅ケアマネも、まだ開業するデイサービスの存在を知りません。まずは居宅ケアマネに知ってもらうために、施設の特色をアピールできるパンフレットを作りましょう。

[サービス紹介用のパンフレットの作り方]
本格的なパンフレットを作っても良いですが、お金がかかりますし、間違いや変更箇所が出来た時には修正するのが大変です。印刷コストを抑えられる上に、修正も簡単ですので、パソコンのWordやPowerPoint等で、A4両面カラーパンフレットを作ることをおすすめします。
通常のコピー用紙よりも少し厚い紙で、3つ折りにするだけで意外と高級感のあるパンフレットを作ることができます。 パンフレットの内容としては以下の情報は最低限記載するようにしましょう。

デイサービス

[パンフレットのテンプレート]
「パンフレットをいちから全部作るのが大変」という方は、パンフレットのテンプレート(PowerPoint)を無料でダウンロードすることも可能できるサイトがありますのでご紹介します。

ASKUL speed print center「チラシ テンプレートが無料 介護系」

今後のデイサービスは地域密着型になる?

平成26年6月に公布された「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」(平成26年法律第83号)による介護保険法の改正によ り、利用定員18人以下の小規模な通所介護事業所は、平成28年4月1日から「地域密着型通所介護」として地域密着型サービスに移行されることとなりました。

<変更点>
具体的に変わる大きな点としては、これまでは都道府県が事業所を指定していたものが、市区町村の管轄になります。目的としては、より地域との連携や運営の透明性を確保するためです。
※この法改正によって、事業所は該当する市区町村からの指定を再度受ける必要はありません。

<変更理由>
小規模デイサービスが増加し続けている現在、都道府県が事業所を指定するより、市区町村が管轄した方が本当に必要なサービスかどうかの判断など、迅速な手続きが可能になります。デイサービスの需要も供給も増

監修者プロフィール

近藤 貴史(株式会社SOL 代表取締役)

 

介護現場の最前線で活躍後、通所介護事業FC本部直営事業所役員として従事、管轄下の事業所売上は全て大幅黒字。その後、社会福祉戦略研究所(株)に取締役として就任。現在は(株)SOL代表取締役として介護・医療事業の新規開設・運営改善を主とし、介護システム開発アドバイザリー・CCRC導入等、一部上場企業・市区町村からの依頼まで多方面で活躍。

この記事をシェアする

デイサービス

編集部のおすすめ

関連記事

近くの介護福祉士求人をリジョブケアで探す

株式会社リジョブでは、介護・看護・リハビリ業界に特化した「リジョブケア」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄