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ヘルスケア 2020-03-24

【もっと知りたい!「ヘルスケア」のお仕事 vol.4】常に学び続け、それをアウトプットすることが成功のカギ!

「ヘルスケア業界」の多様な働き方を紹介する「もっと知りたい!ヘルスのお仕事」の企画。今回は「アロマセラピスト」の職業に焦点を当ててお届け。

アロマセラピストの資格を持ち、ホリスティックセラピー「パチュリ」を主宰する原田尚子さん。前回はその道を志したきっかけや開業に至った経緯を伺いました。今回は原田さんが感じるお仕事の魅力や、未来のセラピストに向けたアドバイスをご紹介します。

「お客さまから喜びを直にいただける」のがセラピストの醍醐味

セラピストの魅力を教えていただけますか?

アロマセラピーを提供すると、お客さまの表情が変わっていくのがわかるんですね。直で喜びが伝わってきますので、すぐに反応が見られるのはこの仕事ならでは。喜んでいただけると私も嬉しい。そしてお金もいただける。それが一番です! あとはエッセンシャルオイルに囲まれていること。施術でなくても、枕元に一滴、エッセンシャルオイルを落としてもらうだけで、アロマセラピーになるのでぜひ試していただきたいです。

余談ですが、エッセンシャルオイルは道具と思っていなくて、これがないと仕事できないから相棒と同じ。今日もよろしくねって気持ちで使っています。今はたくさんのメーカーがありますから、その中から自分でエッセンシャルを選んで取り入れてみたり、自分で考えて実践できるのも楽しみの一つです。それに身体のことを学びますので、自分の身体の変化にも向き合うことができるのはいいですね。

実際に現場で大変だったことや辛いことがあったときはどうやって乗り越えていますか?

最初はあまり周りに弱音を吐けず、一人で悶々とする日が続いた時もありましたが、私主催でセラピスト向けに整体の先生に講義をやってもらったことがあったんですね。何度か開いているうちに、コアに参加してくれるメンバーとラインで繋がるようになって、それを機に同業者の仲間ができました。皆、独立しているメンバーで同じような悩みを抱えていたりするんですね。お客様への対応をどうしたらいい?とか、今月ご予約少な目だなあとか。

こんなことって人に言っていいんだと思えるようになって肩の荷がおりました。他にも技術をやってみた結果のシェアとかこんなセミナーあるよ、粧材でこんないいのがあるよとか情報交換ができるように。たまにみんなで飲みに行ったり、海に行ったりするのもすごく気分転換になりました。いろいろ乗り越えられたのは、横の繋がりができ、気持ちの拠り所ができたことがとても大きかったですね。

自分の技術に満足せずに、ずっと学び続ける姿勢を忘れない

これからアロマセラピストを目指す人に向けて、アドバイスをお願いします。

この仕事は学びが終わったらおしまいだと思っています。自分の持っている技術で満足せず、今自分に必要なもの、サロンの顧客に必要なものを取り入れ続け、学び続けて実践する。学ぶだけでストップするのではなく実践するというアウトプットも大事です。お客様の訴えをどうやって緩和させるかを学び続ける姿勢は、こういったヘルスケアのお仕事には欠かせないことだと思います。また、体力的にきつい仕事です。自分の元気を保つことも大切。

健康でいるために、私は食に気を配っていて、強いて言うならば添加物が入っていないものや農薬の影響が少ないものを食べています。お客様はきっと健康な方に触れてもらいたいと思うんですね。肌荒れしたり、不摂生な生活をしているのが目に見えたりすると、私がお客だったらイヤだなと思うんです。お顔って内臓の表れだったりするから、ここに通ったらこんな風になれるんだと思われた方がいい。そのためにもとにかく肌は気を使っています。血流よくしておくために冷やさない、寝不足にしない、気の流れをよくしたり。中医学だったら香りのいいものを食べましょうと言われています。あとは運動することですよね。

とっても貴重なアドバイスをありがとうございました。
 最後に原田さんの今後の展望を教えてください。

ご縁あってかかわりを持った皆さまの、この先の生活がなるべく楽で、明るくて、風通しの良いものになるお手伝いを続けていきたいです。心も体も痛みやこわばりのある状態は好ましいものではないはずなので、そこを解除する手助けをするのが私の役目だと思っています。また、私自身が心も体もお客さまの目標になれるような状態であることも大事にしています。そのために自分を律し、肌や体型に気をつけています。それと今は、あすわマヤ鑑定®のセッションも本格的に行っています。今後は「銀河のマヤツォルキン」を伝える活動にもますます力を入れていきたいです。

原田さん流! 長くサロンを続けるための極意

1.不安、心配、怒りの気持ちが起きたら、まず受け入れる。次に、客観視、自分を俯瞰する。すると取り組むことが見えて来る。

2.必ずやるんだ! という熱意、なんとかなるという楽観、フットワークの軽さ、いざとなったら責任をとる覚悟、疲れたら休む(息抜きする)

※1.(銀河のマヤ秋山広宣先生の言葉)、2.(分子生物学者 村上和雄博士の言葉)

オープンから14年、嬉しいことも辛いこともたくさん経験したという原田さん。お客さまと同業の仲間、家族の支えがあってここまでやってこれたと話してくださりました。次回は、原田さんの手技・技法をご紹介します。

取材・文:長井麻記
撮影:中村 早

▽#3はこちら▽
【もっと知りたい!「ヘルスケア」のお仕事 vol.4】アロマセラピーと整体を融合した、オリジナルの施術が強み!>>

教えてくれたのは…

パチュリ 代表 原田尚子さん

ホリスティックセラピー「パチュリ」主宰。英国IFA認定アロマテラピスト。あすわマヤンカレンダーリーダー。サロン勤務を経て独立。アロマトリートメントとリンパティックケア、身体均整法という整体の技術を組み合わせたオリジナルの施術を行い、気持ちいいだけに留まらない、結果が出る施術に力を入れている。また、「あすわマヤンカレンダーリーダー」としても活動。サロンでは「あすわマヤ鑑定®」のセッションも行っている。

Salon Data

ホリスティックセラピー「パチュリ」

住所:東京都町田市玉川学園5丁目
※詳しい住所と道順については予約時にお知らせしています。
電話:042-720-7921
URL:https://www.aroma-patchouli.com

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