ヘルスケア&介護・看護・リハビリ業界の応援メディア
特集・コラム 2020-08-27

福祉用具専門相談員の志望動機は何を伝えるの?|履歴書におすすめの例文を紹介

どのような仕事でも、転職の経験がある人はいるのではないでしょうか。転職するためには、仕事を探したり、面接を受けたりすることからはじまります。しかし、転職をしたいと頻繁に思うことはなくても、今働いている職場の環境や条件が悪い場合には、転職を考えてしまうこともあるでしょう。

また、ほかの理由としては、自分自身のステップアップのために資格を取得して新しい仕事に就きたいと思うこともあるはずです。そのなかには、福祉用具専門相談員として働きたいと思う人もいるでしょう。しかし、福祉用具専門相談員として働くために転職を希望する場合、どんな志望動機を伝えるといいのでしょうか。また、履歴書にはどのような志望動機を書けばいいのか書き方の例文をご紹介します。

福祉用具専門相談員の志望動機はなにを伝えるの?

高齢化が進む日本では、介護の仕事の需要はどんどん高まっています。ひと言で介護職といっても、社会福祉士やケアマネジャーという有名な職種だけでなく、さまざまな職種があるのです。その職種のひとつに福祉用具専門相談員という福祉用具を専門とする職業があります。

高齢者の方が不自由に感じている部分に対し、たくさんある福祉用具の中からその人にぴったり合ったものを選ぶというお仕事です。福祉用具専門相談員として働くために面接を受ける場合、どのような志望動機を書けばいいのか解説します。

1. なぜ福祉用具専門相談員を目指したのか

その仕事を目指したからには理由があるはずです。介護職のなかでも、介護福祉士やケアマネジャーではなく、なぜ福祉用具専門相談員を目指したかを自分自身で一度じっくり考えてみる必要があります。

たとえば、祖父や祖母が福祉用具専門相談員にお世話になり、素晴らしい仕事だと思ったからという理由です。また、最初は介護福祉士を目指していたものの、勉強をしていくうちに福祉用具専門相談員の仕事内容に魅力を感じたからという理由もあります。そして、それらの理由が相手にきちんと伝わるように、うまくまとめることが大切です。

2. 福祉用具専門相談員としてどう働きたいのか

福祉用具専門相談員として実際に働く場合、具体的にどのような福祉用具専門相談員になりたいのか理想像を伝えることも大切です。目指そうと思うきっかけとなった福祉用具専門相談員や介護福祉士の資格の勉強する際に出会った福祉用具専門相談員でもいいかもしれません。志望動機は福祉用具専門相談員になりたいと思ったエピソードなどを書くと面接官の印象に残りやすいです。

3. なぜその職場でなければならないのか

福祉用具専門相談員を募集している職場は、複数あります。そんないくつもある職場のなかでどうしてその職場を選んだのか理由を伝えることも重要です。そのためには、その職場についての知識が必要ですので、その職場の特徴をある程度下調べしておくといいでしょう。

そして、その調べた情報のなかから自分が魅力を感じた部分について触れ、そのためにはほかの職場ではなくここの職場でなければいけないということを伝える必要があります。

面接では忘れずに! 自己PRのポイントとは

履歴書に記入する志望動機の内容も重要ではありますが、やはり面接が一番重要になってくることでしょう。それは面接で受ける印象はとても大きいものだからです。そして、少しでもいい印象を残すためにも自己PRを忘れてはいけません。

自己PRとは、仕事をするうえでの自分自身の強みのことです。自分はどんな仕事が得意なのか、また仕事を取り組むモチベーションの高さなど、自分がこの職場で働くことができたならどんなメリットがあるかを伝えるようにしましょう。

1. 仕事への熱意や仕事へ活かせる自分の強み

自己PRの内容としては、まずはいかに仕事に対する熱意あるかを伝えることが必要です。求人に応募する場合は、誰もがその仕事をしたいと思って応募するわけですので、やる気はみんな同じようにあることでしょう。

そのなかで、自分ならいかに熱意をもって仕事に取り組むことができるかを伝えなければいけません。そのためにはただ熱意があるだけでなく、さらに自分の強み、自分の自慢できる分野を理解してもらう必要があります。それを踏まえたうえで、自己PRをすることが重要です。

2. 転職の場合|仕事へ活かせる経験や取得資格

この応募が新卒者ではなく、転職での応募の場合はどのような点に注意することができるのでしょうか。転職の場合であれば、経験は大きなポイントとなる可能性があります。経験があるなら即戦力として使うことができるので、会社側にとっても重宝されるかもしれません。

そのため、以前の仕事ではどのような仕事をしていたのか、また自分はどの程度までの仕事ができるのかを伝えることが必要です。さらには、資格は強みになりますので、持っている資格があるならその資格についても触れておくようにしましょう。

志望動機の書き方とは? 履歴書におすすめの例文を紹介

履歴書を書く場合、自分の経歴欄はスムーズに埋めることができますが、いざ志望動機を書く欄になるとどのように書けばいいのか手が止まってしまうこともあるでしょう。履歴書を書いたことがある方であれば、誰もが一度は経験したことがあるかもしれません。

とくに、福祉用具専門相談員という特殊な職業の場合は難しく感じることでしょう。そこで、どのように志望動機を書けばいいのかをご紹介します。志望動機を書くのに苦労されている方はぜひ参考にしてはいかがでしょうか。今回は、新卒、異業種からの転職、同業からの転職の3つのケースでの書き方をご紹介します。

1. 新卒で求人に応募したケース

介護職のなかにもいろいろな職種がありますが、福祉用具専門相談員という仕事にとくに興味を持ちました。その理由は、高齢である祖母の介護が必要になったときに、福祉用具専門相談員の方が親身に相談にのって助けてくださり、とても心強く感じた経験をしたからです。

これまで介護職の需要が高いということは知識として知ってはいましたが、いざ自分の家族に介護が必要になったことでその需要を痛感することとなりました。私自身も祖母のような方の力になれればと思い、福祉用具専門相談員を目指すようになりました。また、貴社の利用者の方に寄り添ったサービスの提供を目指しているという理念にも共感し、ぜひ貴社で働きたいと思い志望いたしました。

2. ほかの業種から転職するケース

人と接する仕事が好きで、これまでも長年接客業に携わってきましたが、これからは困っている人の力になりたい、またより深く関わる仕事がしたいと思い、福祉用具専門相談員の仕事に興味を持ちました。

福祉用具専門相談員として働くことで、高齢者の方が少しでも快適な日々を過ごすお手伝いができればと思っています。介護職は未経験ですが、長年培ったコミュニケーション力を活かし、積極的に、そして最後まで責任をもって頑張りたいと思っています。

3. 福祉用具専門相談員が転職するケース

福祉用具専門相談員として3年間勤務した経験があります。担当した利用者様やご家族様からの感謝の言葉と笑顔を励みとして、これまで多くの方の福祉用具を選んでまいりました。

さらに多くの方の力になれればと思い、複数の施設との連携がおこなわれている貴社で働きたいと思い志望いたしました。これまで身に付けた知識やコミュニケーション力を活かし、利用者様やご家族様から信頼される福祉用具専門相談員となりたいと思っています。

志望動機をしっかり準備して面接に臨もう!

志望する動機は人によってそれぞれ異なりますが、いずれにせよまずはその内容をしっかりと伝えることが重要です。そのためには、自分の考えを明確にしておく必要があります。そうすることによって相手に伝えたいポイントがはっきりしますので、より答えやすくなる可能性があるのです。

そうすることで、後悔せずに面接を終えることができます。そのため、きちんと伝えることができるように、しっかり準備してから面接に臨むようにしましょう。

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事