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ヘルスケア 2019-09-25

患者さまの7割が女性。丁寧な施術で高いリピート率を誇る『EDO鍼灸治療院』

日本橋駅から徒歩1分ほどに位置する『EDO鍼灸治療院』。2008年に開業以来、近隣のビジネスマンなどから高い支持を得ており、鍼灸未経験の方が紹介を受けて訪れることも多いそう。患者さまから信頼を得ている理由のひとつが、症状の根本的な原因にアプローチする確かな技術力です。
今回はそんな『EDO鍼灸治療院』の院長、西村章さんにインタビュー。 前編では開業に至った道のりや施術前のカウンセリング方法などについて伺いました。

『EDO鍼灸治療院』開業までの道のり

カイロプラクティックから鍼灸の道へ

―まずは『EDO鍼灸治療院』開業の経緯について教えてください。

開業までの経緯としては、まず高校卒業後に整体の学校でカイロプラクティックを学び、その後上京して鍼灸マッサージの学校に進学。当初はマッサージに興味がありましたが、鍼灸の技術を習得するうちに、手技ではアプローチが難しい症状にも対応ができる奥深さに興味を持つようになりました。2006年に専門学校を卒業後は『KIZUカイロプラクティック』に入社。カイロプラクティックの知識を身に付けながら鍼灸の腕も磨き、2年後の2008年に『EDO鍼灸治療院』を開業しました。

―どのような年齢層の患者さまがいらっしゃいますか?

日本橋という土地柄もあり、30~50代くらいの会社員の方が多いです。ちなみに新規の患者さまの半分は鍼灸を初めて経験する患者さまで、そのうち7割ほどの方がリピータとして訪れます。デスクワークをしている女性の方が多いことも特徴的で、男女比はだいたい3対7です。生理痛、生理不順などの女性特有の症状や、むくみ、足の冷えなどを訴える患者さまがいらっしゃいます。4名の鍼灸師のうち2名が女性スタッフであることも安心感につながり、来院のハードルを下げているのかもしれません。また、外国人の患者さまにも多く足を運んでいただいております。

―なぜ外国人の患者さまが多いのでしょうか?

外資系の企業が集まっていることが理由のひとつです。また7年間現地に留学し、フランス語が堪能なスタッフがいるのでフランス人の方も多くいらっしゃいます。やはり言葉が通じたほうが、細かなコミュニケーションができるのでよろこんでいただけますね。鍼灸自体も海外での認知度が非常に高い治療法なので国際化が進むことが予想されるなかで、外国人の方が利用しやすい環境を整えることは、これからの鍼灸院にとって大切なことだと思います。

症状の原因を突き止めるために大切なこと

切診、問診、聞診、望診の4つの診かたとは?

―施術前に意識していることはありますか?

まずは、症状の原因を突き止めることが大切です。そのため切診、問診、聞診、望診の東洋医学的な4つの身体の診かたを意識しながら、患者さまの状態を細かく把握しています。それぞれで診るポイントが違い、まず切診は触って確かめることです。温度、乾燥具合、皮膚の硬さなどを通してツボの状態、身体の状態をチェックしていきます。

良質な施術の第一歩は会話を通して安心していただくこと

聞診により、患者さまの身体の声を聞く

―続いて問診について教えてください。

問診は、患者さまの悩みを引き出すことです。症状の原因は姿勢の乱れなどの肉体的な要因だけでなく、仕事や家庭のプライベートなどのストレスが関わっていることもあります。それは、触れたり見たりしただけではわかりませんから、質問を通してこちらが気づくことが大切です。もちろん無理やり聞くことはせずに、患者さまの様子を見ながら自然に引き出すことを意識しています。また、リラックス効果が期待できることも問診の特徴です。初めて鍼灸を経験される方はやはり緊張している方が多く、筋肉がこわばっていては効果的な治療はできませんから、会話を通して安心していただくことが良質な施術の第一歩だと思います。

―聞診、望診はどのような診かたなのでしょうか?

聞診は患者さまの身体の声を聞くことで、聴覚を使うことはもちろん、嗅覚を通して情報を収集することも含まれています。口臭から胃の状態を予測できますし、声の状態から患者さまの心理的変化を読み取ることもできるんです。緊張している方は声が上ずったり、気分が落ち込んでいる方は逆に沈んだりするので、そういった変化を見逃さないことが大切です。最後に望診は、身体の状態を見ることです。肌、目、舌などの色から患者さまの状態を確かめていき、たとえば舌の裏の血管が太かったり、黒っぽかったりすると身体の状態が良好ではない可能性があります。ちなみに東洋医学では、瘀血(おけつ)と呼ばれる状態です。女性では生理痛に悩んでいる方によく見られますね。

高校生の時に腰痛で治療を受けたことが医療の道に進むきっかけだったと語ってくださった西村先生。後編では施術中に意識していることや鍼灸師の魅力について伺います。

Information

EDO鍼灸治療院

住所:東京都中央区日本橋1-2-8 ニホンバシビル7階
TEL:03-6225-2757
URL:https://edo-harikyu.com/

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