努力し続けることの大切さを学んだ新人時代。転職後は入社から1年ほどで指名売上が約200万円に「REEED」佐川貴紀さん
外苑前(東京)のビルに2店舗を構え、メンズ縮毛矯正をはじめとした優れた技術で注目を集める「REEED」。開業から5年目ながら、豊洲にも出店を予定しており、勢いを増しているサロンです。
今回は入社3年目になる副店長の佐川貴紀さんにお話しを伺います。前編では佐川さんが美容師になったきっかけや、1社目のサロンで経験した新人時代について振り返っていただきました。
後編では、佐川さんが「REEED」に転職したあとの経験について伺います。1社目のサロンでは長く働き続けられないかもしれないと不安を感じ、転職を決意した佐川さん。福利厚生が整っている点や、当時は珍しかったメンズ縮毛矯正を得意とするサロンという点に将来性を感じたといいます。
実際に、入社から1年ほどで佐川さんの月の指名売上は約200万円に。入社から3年ほど経った今ではしっかり休みもとれるうえにお給料が3倍近くにまで増え、働きがいもある環境にとても満足しているそうです。
今回、お話を伺ったのは…
「REEED」/副店長・トップスタイリスト
佐川貴紀さん

美容専門学校を卒業後、某有名メンズサロンに入社し、3年ほど経験を積む。2022年に「REEED」に転職。現在は青山店の副店長を務め、癖毛でもきれいに流れるセンターパートを得意とする。
メンズ縮毛矯正が評判のサロンに将来性を見出して
――「REEED」に転職された理由は?
仕事もプライベートも充実させられると思ったからです。以前に働いていたサロンは休みが少なく、拘束時間も長かったりと、ここで働いていていいのかなと不安を覚えていました。
そこで転職を考えるようになり、まずはインスタで「メンズ美容室」「メンズ美容師」などのハッシュタグを使って美容室を探しました。気になるサロンがあったら、そのサロン名で求人が出ているかを検索するという手順で見つけたのが、「REEED」でした。
「REEED」に惹かれた理由としては、完全週休2日で休みがしっかりあること、給料もきちんと体系化されていること、そしてメンズの縮毛矯正を得意としているサロンだったことです。僕が転職活動をしていた当時、メンズの縮毛矯正を強みとするサロンは業界的にもあまりなく、新しいと思いましたし、集客もしやすいのではないかと思ったんです。
面接を受けた際にもこれから勢いが出そうな、将来性のあるサロンだと感じ、転職を決めました。
――入社後はどんなことを感じられましたか?
「REEED」はピンと伸びた縮毛矯正ではなく、地毛に近い、自然な縮毛矯正を強みにしているので、最初のころはとくに自然に仕上げるのが難しいと感じました。縮毛矯正は以前勤めていたサロンでも経験したことはあったのですが、そこまで深く技術を学んだことはなかったので、細かく教えていただきました。
ただ技術の難しさを感じることはありながらも、代表の伊坂をはじめ、先輩たちが丁寧に教えてくれる環境はあったので、それほど不安はなかったです。技術を身につけていくのには時間がかかりますが、環境次第でその道のりが不安にも、安心にもなるんだと感じたことを覚えています。
また社内の雰囲気も落ち着いていたので、その点も自分の性格と合っていると思いました。入社当初からここでなら長く、安心して働けそうだと思いました。
縮毛矯正の劇的なビフォーアフター写真で、集客に成功

――入社後、苦労をした点はありましたか?
スタイリストデビュー後、ほとんどお客様のいない状態で転職をしてきたので、一番苦労をしたのは集客の点でした。
――どのようにして乗り超えたのでしょうか。
「REEED」でインスタグラムでの集客方法を教えてもらいました。それまでインスタは一切やってこなかったので、基礎的な部分から細かく教えてもらいましたね。毎日投稿が基本ということだったので、ひたすらそれを実行するようにしました。基本的にアップする写真はお客様の施術後のお写真で、写真の撮り方は先輩たちの撮影を見よう見まねで覚えていきました。
最初のうちはインスタにアップする習慣がなかったので、「今日は何をアップしよう」と考える時間が長かったのですが、続けていくうちに習慣化されて、ストレスを感じることもなくなっていきました。
――続けていくうちに、集客にもつながっていきましたか?
そうですね。「REEED」は縮毛矯正を強みとするサロンなので縮毛矯正のビフォーアフター写真をアップしていたのですが、ビフォーとアフターの差が大きいので目を引き、反響も大きいんです。段々とインスタ経由のお客様が増えていきました。
――副店長になられたのはいつ?
入社してから1年ほど経った、一昨年のことです。代表の伊坂から「副店長をやってもらうから。よろしく」と言われて、「分かりました」と受けることになりました。当時月間の指名売上が200万円に少し届かないくらいまできていたので、その点を評価していただいたのかもしれません。
――入社から1年ほどで、指名売上200万円を達成したのは素晴らしいですね。
入社時は本当にゼロからのスタートだったので、周囲のスタッフやお客様のおかげでここまで来ることができたと思います。ちなみにお給料も最初に働いていたサロンと比べると、3倍弱くらいの水準にまでなりました。
努力を継続できるような環境選びが重要

――佐川さんが考える美容師の仕事のやりがいは?
自分が作り上げたスタイルに満足してくれてお客様が笑顔になったときと、お客様が次に来店してくださったときにやりがいを感じます。あとは信頼をしていただいて「佐川さんにお任せします」と言っていただいたときはうれしいですね。
キャリアを重ねるごとに任せていただけるお客様が増えてきて、新人時代はとくに大変なことも多かったですが、諦めずに美容師を続けてきてよかったと今は思います。
――佐川さんにとって、新人時代の体験はどういった学びになりましたか?
努力し続けることの大切さを学びました。僕は器用な人間ではないので、人より多く練習をしなければうまくなることはできなかったですし、継続し続けたことである程度のところまでくることができたのではないかと思います。技術的にはまだまだですが、今まで続けてきた努力は自信につながっているので、これからも自分を磨いていきたいと考えています。
――最後にこれから美容師を目指す方にアドバイスをお願いします。
先ほどの話しと少しかぶってしまうのですが、美容師として成功するためにはコツコツと努力を続けることがとても大切だと思います。僕自身はあまり先を見ずに1日1日に集中する方法が性に合っていたのですが、自分にあった努力を続けられる方法を見つけるといいと思います。
また転職してから痛感しているのが、いい環境を選ぶことも努力し続けるためにはとても重要だということです。がんばっても評価されない環境ですと、仕事に前向きに取り組めなかったと思います。
僕は「REEED」に転職してからプライベートも充実させられていますし、集客もしやすく、美容師として働きやすい環境が整っているので、「もっとがんばろう」という気持ちになっています。これから美容師を目指す方は自分に合う、いい環境を見つけることも大切にされるといいのではないかと思います。
佐川さんが順調に副店長までステップアップできた3つの理由
1.技術面の不安は素直に認め、練習する機会を作った
2.働きやすいサロンを選び、継続して努力ができる環境を整えた
3.あまり先を見すぎず、目の前のことに集中し続けた
控えめな印象だった佐川さんですが、美容師として成功したいという強い思いで努力を続け、それが「REEED」で花開いたのだと感じました。自分に合った環境選びの重要性を感じた取材となりました。
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